「NCIS」シーズン15 第12話のあらすじ・ネタバレ・感想～高校時代の秘密～

「NCIS」シーズン15 第12話のあらすじ・ネタバレ・感想～高校時代の秘密～

2018.04.20
海外ドラマ

タイトル：「NCIS～ネイビー犯罪捜査班」シーズン15 第12話
放送局：CBS
キャスト：マーク・ハーモン、ポーリー・ペレット、ショーン・マーレイ、エミリー・ウィッカーシャム、ウィルマー・バルデラマ他
視聴したVOD：hulu（2018年7月11日時点では配信終了）

海軍法務部に勤務する女性の自殺を調べることになったNCISチーム。幸せいっぱいで自殺の前兆などは出てきませんが、調べを進めていくうちに彼女の二重生活が明らかに。その理由はいったい何？そんな今回のストーリー、さっそくレビューしていきます！

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1 あらすじ
2 感想

あらすじ

オープニング

娘のためにびっくりパーティーを開こうとしている夫妻。

合鍵で娘の自宅ドアを開けると、なぜかアラームがオフになっています。
そして彼らは、自室で首をつっている娘を見つけます！

双子の赤ちゃんの写真を見ているマクギーたち

どうやらマクギーは、毎日新しい写真をメンバーに見せているようです。
そこへギブスが「新しい写真を見せろ」とやってきます。
愛らしいベビーたちを見て微笑むギブス。

首をつっていたのは法務部のメリッサです。
死亡時刻は午前7時ごろと判明しました。
母親は「娘が自ら命を絶つわけがない。あの子とほぼ毎日話していたけれど、落ち込んだ様子はなく元気だった」といいます。
父親が「我々が着いたとき、アラームが切れていた。ひとりの時は必ずセットしていたのに」といいます。

メリッサの検視を行うジミー

メリッサの体には、新旧のあざがあちこちにあります。
もしかして婚約者デビッドからのDVを受けているのかも…と推測します。
血液検査の結果から、死亡時にはジアゼパムを服用しており鎮静状態だったと判明。
彼女自身が薬で心を沈めてから自殺を図ったのか、もしくは誰かが薬で自殺に見せかけ殺されたのか、今のところまだわかりません。

メリッサのパソコンには、動画日記のアプリが入っていました。
最後の日記は3日前のもの。
結婚式の内容やドレスの話をしており、とてもポジティブに見えます。
とても自殺する人とは思えません。

メリッサの婚約者デビッドについて調べるチーム

彼はPR会社に勤務しており、今朝早く仕事でニューヨークに飛んでいます。
メリッサが最近電話したのは両親・婚約者・親友ケリーだと判明しました。
ケリーは今も地元に住んでいて、メリッサの最後の通話相手です。
そしてもう一件、誰かのプリペイド携帯にもかけていました
彼女が留守電に残したメッセージは「リタよ。今電話に出られないの。かけ直すからメッセージをどうぞ」
勤務先にはリタという女性はおらず、両親も親友もそんな人は知らないといいます。

メリッサの上司の話を聞くギブス

上司はギブスの知り合いでした。

彼が言うには「メリッサが自殺すると思えない」とのこと。
彼女の評判はよく、婚約者といる彼女は幸せそうだったといいます。

婚約者デビッドに話を聞くチーム

メリッサは最近上の空で、とくにこの三日間は様子がおかしかったといいます。
「話を聞こうとしたが彼女が口を閉ざしてしまった、マリッジブルーだと思っていた」とのこと。
アザのことを聞くと、気づかなかったというデビット。
「変に思うだろうけど、メリッサは結婚まで純潔を守ると決めていた。同棲もしておらず、体の関係は持っていなかった」といいます。

しかし検視の結果、メリッサは性交渉を72時間以内にもっていたことが判明。
DNAが採取できたため、相手を調べます。

メリッサの日記を解析するスローン

そこへビショップがやってきます。
スローンは、メリッサには浮気していた様子はなく、レイプされた可能性もないといいます。
日記をつけていない空白の三日間があるとわかったため、詳しく調べることに。
つけっぱなしのパソコンから流れるメリッサの声に、ふと耳を止めたビショップ、聞き覚えがあるといいます。
「リタの声？」

ケリーを訪ねるトーレス

親友のケリーは、メリッサの遺品を片付けている両親を手伝っていました。

トーレス「昨日メリッサと話したとき、何か不審な点は？」
ケリー「ないわ。誕生日おめでとうと伝えて、思い出話をして笑った」
トーレス「婚約者はどんな人？」
ケリー「最愛の人。彼女にとって理想の男性よ。お似合いだった」
トーレス「それ以外の恋愛は？」
ケリー「他には今までひとりもいなかった。デビッドが初めての恋人よ。確信はないんだけど、メリッサは男性に興味がなさそうだった」

音声サンプルを分析するアビーとビショップ

留守電の声と日記の声は、同一人物だと判明しました。
そしてメリッサの体内に残されたDNAは、婚約者デビッドのものではありませんでした。
データベースではヒットしませんが、ヨーロッパ系の白人男性で脱毛症の傾向がある人だということがわかりました。

リタの携帯がある場所を捜索するチーム

携帯はチェスターフィールドホテルという小さな宿にあることが分かりました。
フロントの男性に写真を見せると「リタが海軍に？」と驚いています。
部屋には派手な服と靴があり、クローゼットの中には拘束具がたくさん。
携帯には日記アプリがあり、3日前の動画が入っていました。
「バリーが帰った…この痛みがたまらないわ。快感を与えてくれる」

再度ケリーに話を聞くチーム

ケリー「何かの間違いよ。メリッサはそんなことしない」
スローン「辛いわね…証拠があるわ」
ケリー「メリッサにとってデビットが初めての彼氏なの。それなのに毎晩違う男性と会って自ら痛い思いをしてたと？私に隠してたのね。彼女とお別れするのも辛かった…それなのに彼女には別の顔があった」
スローン「二重生活を送るのは、大抵トラウマがきっかけよ。彼女に何があったかわかる？」
ケリー「いいえ。私に隠し事はないと思ってた」

バーでバリーを探すマクギーたち

バリーは飲んだくれていました。
「彼女に頼まれたんだ。激しいのが好きな女だった」
昨日の朝7時には、空港の荷物係をやっていた、監視映像に映っているといいます。

メリッサを分析するスローン

メリッサは二重人格ではなく、二重生活だといいます。
ふたりは同一人物で、自身の行動を把握しているからです。
恐怖心と罪悪感は表裏一体であり、痛みを求めるのは自分を出している証拠だと。
「自分の声が届いていない」と感じ、強迫的に日記をつけている、それは若い頃に植え付けられた思考だといいます。
子どものころから日記をつけているはずで、それが分析に役立つかもしれないというスローン。

娘の家を片付けている両親に、昔の日記について聞きにいきます。
お父さんは、かつてメリッサの日記を読んだことがあるそうです。
娘が15歳のころグレていて、困り果てたお父さんは10ページほど日記を読んだとか。
当時のメリッサは盗みを働き酒を飲んで学校をサボっていたけれど、高校最後の年に改心し生まれ変わったといいます。

メリッサの検索履歴を調べるマクギー

メリッサは地元の新聞を検索していたことが判明。
それは、高校教師の遺体が14年ぶりに発見されたという記事でした。
教師は生徒への性的暴行を疑われていましたが、起訴前に逃げたと思われていたのです。
14年前ならメリッサは10代、彼女も被害者だったのかも？という仮説を立てます。

昔の日記を分析するチーム

デビッドがメリッサの貴重品の保管場所を覚えていました。
中には昔の日記が。

「ポール先生は親には評判がいいけど、気持ち悪い目で見つめてきてやりたい放題」
「ケリーと私が懲らしめる」
そんな記述がありました。

死体が発見された日、メリッサは地元新聞のサイトを訪れていました。
三日間サイトを閲覧して、その後に死亡しています。
死体が埋められていたならメリッサとケリーの仕業であり、教師殺害がきっかけでメリッサは危険な性交渉を追い求めるようになったと推測するチーム。

ギブス「メリッサは強迫的に全てを記録していた。ポールへの仕返しのこともな。どうやって仕返しを？」

ケリー「脅そうと思ったの。学校の近くの森に先生を誘い出した。先生は乗り気で、私たちのロープを見て興奮してた。私たちは生徒へのいたずらを認めないと拷問すると脅した。最初は演技かと思ったけど心臓発作を起こしていて、そのうちに死んでしまった。死体を埋めて忘れようとした」

ギブス「死体が見つかるまで？」

ケリー「ニュースで見てすぐメリッサに電話した。私たちに結びつくわけないと説得したけど、彼女は信じなかった。誕生日に電話したら人生終わりだと言って電話が切れた。車に飛び乗り家に着いて、合鍵を使って中に入りアラームを切った、でも手遅れだった。手書きの遺書が残っていて、先生を殺したと書かれていた。みんなへのお別れも…それを持って私は逃げた」

捜査を終え帰宅するメンバーたち

「アダムスハウスで飲まないか？俺がおごる」とみんなを誘うトーレス。
ギブスは「俺はメリッサの両親に真実を伝えてくる」といいます。
スローンもギブスと同行することに。

ギブス「こういう類の仕事はいつまでも慣れない」
スローン「秘密を抱えるのは苦しいものよ」
ギブス「俺の勘じゃ君も経験がありそうだ」
エレベーターのなかで、そんな会話が交わされますが、無言でごまかすスローンなのでした。

感想

双子ちゃんが生まれて幸せいっぱいのマクギー。
毎日新しい写真を撮っては、ビショップやトーレスに見せています。
もちろんギブスも写真を見るのを楽しみにしていて「今日の写真は？」と催促してくるほど。
いつもクールなギブスが、ベビーちゃんたちを見たときだけにっこりするのが素敵です♪
すぐに顔を引き締めて仕事に戻るのが、いかにもギブスらしいですけどね。

今回は娘さんであるメリッサを亡くした夫妻と、メリッサの親友ケリーを中心に話が展開します。
自殺の原因が思い当たらないメリッサでしたが、調べるうちに二重生活をしていたことが明らかに。
そのきっかけは、高校時代に犯した殺人に対する罪の意識からでした。
殺人をしてしまったのは事実ですが、その理由をきちんと釈明すれば情状酌量されたかもしれないケースだけに、自殺は残念です。
教え子に性的暴行をはたらいていた教師を懲らしめるためにやったことであり、裁判で無罪になるんじゃないの？と、思わず彼女たちに肩入れしてしまいましたね。

こういう事件では、親御さんに説明する役目をになうことが多いギブス。
「いつまでたっても慣れない」とつぶやくギブスの言葉を、スローンはとなりで黙って聞いてあげます。
さり気なく一緒に行こうとするスローン、ギブスを気遣っているんだなということが伝わってきます。
まだまだ知らないことだらけのスローンについても、少しずつ過去が明らかになってくるのではないかと思わせるラストシーンでした。

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