ツイン・ピークス The Return/第16章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~『善い』クーパーが100%復活してカムバック!~ | VODの殿堂

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ツイン・ピークス The Return/第16章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~『善い』クーパーが100%復活してカムバック!~

   
 

タイトル:「ツイン・ピークス The Return」第16章
放送局:SHOWTIME
放送期間:2017年5月21日~9月3日
キャスト:カイル・マクラクラン、シェリリン・フェン、エイモン・ファレン、デヴィッド・リンチ、ミゲル・フェラー、ローラ・ダーン、クリスタ・ベル、ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジェームズ・ベルーシ、ロバート・ネッパーほか
閲覧したVOD:WOWOWオンデマンド(2017年12月24日まで配信)

ついに『悪い』クーパーは、フィリップ・ジェフリーズと話し(交信?し)、求めていたらしい座標を手に入れます。
しかも、フィリップから情報を手に入れただけでなく、クーパーのもとに現れたのは、なんとリチャード・ホーン!
そこで、彼は母親がオードリー・ホーンだとクーパーに伝えます。
母親がオードリーだということは薄々感づいていましたが、まさかここに来て『悪い』クーパーとともに行動することになるとは…!
まさかの展開に驚愕です。

そして『善い』クーパーの方にも動きが…。
テレビから聞こえてきた「ゴードン・コール」の名前に激しく反応し、コンセントにフォークを突っ込んで感電…!?
その後どうなったのかはまだ描かれておらず、ますますこの先が気になります…。

残すところあと3話、話がどう動いていくのか乞うご期待!

『ツイン・ピークスThe Return』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT
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dTV
Amazonプライム・ビデオ
※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。
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あらすじ

『悪い』クーパーがたどり着いた座標には…?

暗い夜道を走る車。
運転するのは『悪い』クーパーで、助手席にはリチャード・ホーンが乗っている。
車は舗装されていない道に入り、しばらく進んだところで車を停めるクーパー。
手に入れた座標が指し示した場所に到着したらしいのだが…「どうするんだ?」と尋ねるリチャードに「注意して見ればじきに分かる。俺はある場所を探している。どんな場所か分かるか? 3人からその場所の座標を聞いた。2つは同じ座標だ。どうする? リチャード」と反対に尋ねるクーパー。
同じ座標の場所を調べると答えるリチャードに、クーパーは「お前は頭がいいな」と言う。
その座標はすぐ近くで、そこの上だという近くにある大きい岩を目指す2人。

ジェリーが夜に草原を走っている。
たどり着いたのは、『悪い』クーパーたちがたどり着いた場所の丘の上だ。
人がいることに気づき、双眼鏡を引っ張り出すと、反対側からのぞいてしげしげと双眼鏡を眺め「なんてことだ…」とつぶやくジェリー。

「その岩の上のはずだ。俺のほうが25歳年上だから、お前が登れ」とクーパーはリチャードに指示。
なにやらデバイスを渡して、「その場所に近づくとそれが鳴り始める。何があるか見てこい」とリチャードを先へ行かせる。
その様子をジェリーが、反対向きにした双眼鏡から見ている。
リチャードが岩に上ると、手に持ったデバイスからアラームのような音が鳴り始め、岩の中央に立つとビープ音は途切れることなく鳴り始めた。
「ここだ!」とリチャードが言った途端、リチャードの体は雷に打たれたようになり、感電しているかのように身を震わせると、その体からは火花が飛び散る。


そして、リチャードの体はボンという爆発音とともに弾けるように消滅してしまった…。
その光景を見て悲鳴を上げるジェリー。
そしてクーパーは表情を変えることなくつぶやく。
「さらばだ、息子よ…」
ジェリーは悪い双眼鏡だ!と言いながら、双眼鏡を地面に叩きつける。
クーパーはその場をあとにする前に、笑顔の顔文字と「:-)すべて」というメッセージを送ろうとするが、電波の状態が悪いのか、送信は失敗する。

ダギーの自宅前で繰り広げられる攻防戦!

ハッチとシャンタル。
誰かを暗殺するために車の中で張り込む様子だ。


やってきたのは、ダギーの家だ…!
そこに黒塗りの車が2台やってきて、捜査官らしき人間がやってきてドアをノックするが、自宅には誰もいないようだ。
FBIは仕方なくダギーの勤務先に移動することに。

一方、『善い』クーパーは、病院で人工呼吸器につながれている…。


コンセントで感電して昏睡状態に陥っているようだが、身体の反応は正常だという。
そこに社長と、ミッチャム兄弟も見舞いにやってきて、付き添いの妻や息子にフィンガーサンドイッチをふるまう。
自宅に食料を運んでおくというミッチャム兄弟に、妻は鍵を渡す。

クーパーに付き添っているサニー・ジムがおしっこに行きたいと言い、ジェイニーと2人でトイレへと行く。
部屋に残った社長のところに会社のフィルから電話で、FBIがダギーに会いたいとやってきたと伝える。
ダギーは病院だと言うと、10分ほど前に出て行ったと報告するフィル。

ダギーの家の前で、張り込みを続けるハッチとシャンタルの車の近くに、もう1台車が停まる。
その車に乗っているのは、ラスベガス支部のFBI捜査官の2人だ。
「長い1日になるぞ…」とつぶやくハッチ。
そして、ダギーの家にはリムジンとワゴン車が到着。
リムジンから降りてきたのはミッチャム兄弟で、キャンディたちと大量の食料を運んでいるようだ。
ミッチャム兄弟が手配したバンが走り去ると、今度はハッチたちが乗る車の前に乗用車が停まり、下りてきた男が「俺の家の前だ」と言う。
シャンタルが悪態をついて「全然違うでしょ!くたばりな!」と言うと、住人の男は自分の車に乗り込むと、ハッチたちが乗る車の正面から追突し、さらにアクセルを踏み込む。
シャンタルは運転席へと移動し、男に向かって銃を撃つ。
負けてはいない男は車から降りて、トランクからマシンガンを出すと、シャンタルとハッチに向かって乱射し始めた!
撃たれたシャンタルが、なんとか車を発進させ応戦するも、男の乱射でシャンタルもハッチも撃たれて力尽きる…。
ダギーの家から慌てて出てきたミッチャム兄弟は「ここらへんは物騒なところだな…」「みんなストレスを抱えてるんだよ」とつぶやく。
FBIが、銃を乱射した男を取り押さえようと、男の方に銃を向け近づく。
ミッチャム兄弟はここから退散することにする。

ついに! 待ちに待った『善い』クーパーの復活!

ダギーの病室で、グレート・ノーザン・ホテルの一室で聞こえたのと同じ共鳴音が聞こえてきて、それに誘われるように社長は部屋を出て行く。
社長が出て行くと、ベッドの傍らにはブラック・ロッジと片腕の男が見える。
その瞬間、クーパーは目を開け、人工呼吸器を自分で引き抜く!
「君は目覚めた」と言う片腕の男に「完全にね!」と答えるクーパー!


「ついに…。もう1人いるが、彼は戻ってきていない。まだ外にいる。受け取れ」と、片腕の男はあの緑の石にフクロウの模様が刻まれた金の指輪をクーパーに渡す。
「種はあるか? シードは?」と聞かれ、ダギーの頭が消えたときに出てきた金色の玉をポケットから出して見せる片腕の男。
クーパーは髪の毛を少し抜いて渡して、「もう1つ作ってくれ」と言う。
「分かった」と答え、片腕の男とブラック・ロッジの幻は消える。

ベッドに座っているクーパーを見て、喜ぶジェイニーEとサニー・ジム。
クーパーはついに普通の人間のように会話をし、息子と妻をハグするのだった…。


妻や息子、社長にもテキパキと指示をするクーパーは、本当にかつてのクーパー捜査官そのものだ。
ジェイニーEに車を回してもらうように頼み、すぐに退院することにするクーパー。
社長の32口径の銃を借り、ミッチャム兄弟に連絡するように頼む。
「家族とカジノに行くので20分後に会おう。そしてスポーケンへ飛びたい」と言うクーパーに、ミッチャム兄弟はなんの疑問もなく、自家用ジェットを用意させスポーケンへ飛ぶ準備を始める。
ゴードン・コールから電話がかかってきたら、このメッセージを、とメモを社長に渡し、「あなたは立派な人だ。受けた恩は忘れない」と握手をして去ろうとする。
FBIが…と社長が言いかけると「私がFBIだ」と笑顔で言うクーパー!
車を走らせ、ミッチャム兄弟のカジノへ急ぐ『善い』クーパーと入れ違いで、FBIたちが病院に到着するのだった。

ダイアンが思いもよらぬ行動に出る…

サウスダコタのホテルのバー。
ダイアンのところに、「:-)すべて」と書かれたメッセージが届き、思わずスマホを落としそうになるほど動揺するダイアン。
「思い出した。クープ。思い出したわ」と、座標らしき数字を返信し、「うまくいくかしら…」と震えるダイアンは、自分のクラッチバッグの中に銃があることを確認して、歩き出す。


向かった先は、ゴードンがいる部屋だ…。
気配を感じたゴードンは「ダイアン、入れ」と言う。
ダイアンは「クーパーが来た夜のことを、今話すわ」と話し始める。
アルバートは彼女に酒を渡す。
「あれは、クーパーから連絡が途絶えて3~4年後のことだった。私はまだFBIにいた。ある夜、ノックもせずドアベルも鳴らさず彼が入ってきた。私は居間に立っていた。彼に会えてうれしかった。彼を抱きしめたわ。私たちはソファに座り、話を始めた。私は全て知りたかった。彼がどこにいて、何をしてたかを」と神妙な面持ちで語るダイアン。
「彼は私に聞いたわ。局で何があったかを。尋問されているようだった。でも、自分に言い聞かせた、局のことが気になるんだって。彼は体を寄せ、そして、私にキスした。前にも一度されたわ。でもそのときは唇が触れた瞬間に、何かがおかしいと思った。私は怖くなった。彼はそれを見抜いた。そして微笑んだ。微笑んだのよ。その時彼の顔が…そして彼は、私をレイプしたの…。そのあとである場所に連れていかれた。その場所は、古いガソリン・スタンド…」と、そこまで話して、ダイアンはさっきのメッセージを見る。
「私は保安官事務所に…保安官事務所にいる。彼に座標を送った。私は保安官事務所に…。なぜなら、私は私じゃない。私は私じゃない」と言い、素早く銃を取り出してゴードンを撃とうとするが、すぐにタミーとアルバートがダイアンを撃つ。
撃たれたダイアンは突然、どこかに吸い込まれるかのように一瞬にして姿が消えた!
「本物の化身(トゥルパ)よ」とタミーが言う…。

ブラック・ロッジに座るダイアン。


「誰かが君をこしらえたんだ」とダイアンに片腕の男が言う。
「知ってるわ、くたばれ」とダイアンが言うと、あごをぎこちなく動かし、肩をすくめると、顔が卵の殻のように割れ、その中の黒い空洞から金色の玉が出てくる。
そして首から上が消滅すると、ダギーのときと同じように体は消え去り、イスの上には金色の真珠台の玉が残されていた…。

『善い』クーパー、いよいよツイン・ピークスへ向かう!

カジノのミッチャム兄弟のところにやってきたクーパーたち。
飛行機は準備できていると告げ、「ダギーは急に堂々としたな」と感心したように言うミッチャム兄弟。
ジェイニーEとサニー・ジムに「しばらく遠くへ行く。君たちと過ごした時間はとても楽しかったし、心が満たされた」と2人に伝えるクーパー。
「私たちは家族だ。ダギー…いや、私は必ず帰る。君たち2人を愛してる」と2人にハグをし、ジェイニーEとサニー・ジムは泣きながら、別れを惜しむ。


「じきに会える。赤いドアの家に帰り、一緒にずっと暮らす」と言い残して、クーパーは去ろうとするが、ジェイニーEが行かないでと止める。
「行かないと…」と言うクーパーにジェイニーEがキスをして「あなたが誰でもいい。ありがとう」と言う。
そしてクーパーはミッチャム兄弟とカジノを後にする…。

空港へと向かうリムジンの中で「君は保険勧誘員ではなくFBIエージェントで、25年間失踪していた。これから行くのはツイン・ピークスという町の保安官事務所なんだな。」と確認するミッチャム兄弟。
「ダギー、お前が大好きだ。俺たちはそういう場所では歓迎されない。保安官のような犯罪を取り締まる連中には」と言う兄弟に、「気持ちは分かるよ。今後はそうじゃなくなる。君たちが黄金の心の持ち主だということを私は知っている」とクーパーが返すと、ミッチャム兄弟は、クーパーと肩を組み、みんなで酒を飲むのだった。

オードリーがあのダンスを披露します!

ロードハウス。
そこへやってきたのはオードリーとチャーリーだ。
オードリーはキョロキョロと辺りを見回し、チャーリーはマティーニを頼む。
「私たちに乾杯しよう」というチャーリーにオードリーが返した言葉は「ビリーに。」
突然ステージから「オードリーのダンスです」と紹介され、舞台の前から人がさっと引き上げる。
そして、オードリーは25年前に踊っていたように、あのころと同じ曲に合わせて、ゆっくりと身をくねらせて踊る…。


すると突然、「モニーク!モニークは俺の女房だぞ!」と男が叫びながら、誰かに襲い掛かり、ダンスは中断。
そこで、オードリーはチャーリーのもとに駆け寄り「ここから逃がして!」と言うと、次の瞬間、まったく別の場所で、まったく違う様子のオードリーが鏡に向かっている…。

まとめ・感想

ドッヒャー!
ここまできて、これまでの話の進み具合から考えると、5話分ぐらい一気に進んだぐらいのストーリー展開!
ついに、『善い』クーパーが完全復活です!
今か今かと待っていましたが、残り3話というところまで、リンチ監督、引っ張ったねぇ…。
しかも、1から100へ一気に回復したぐらいのクーパーの振れ具合ですから、思わず笑ってしまいました。

『善い』クーパーの完全復活だけでも、てんこ盛りの話題になるはずのこのエピソード。
ですが、ほかにも、リチャードが『悪い』クーパーとオードリーの間に生まれた息子だということが発覚したり、ハッチとシャンタルが射殺されたり、ダイアンもゴードンを撃とうとして反対に撃たれて消滅したり…と、もう、あれよあれよといろいろ発覚しすぎ&起こりすぎ!
あっという間に小一時間が終わるほどの、手に汗握る展開でした~。

そして…やっぱりオードリーの話は夢の中だったようで…、目覚めたオードリーがどういう状況なのかが気になるところ。
そして、いよいよ2人のクーパーが直接対決するような気がしてきましたね…。

もうあと2話しかないっ!
このままエンディングまで観てしまうのも、なんだか寂しい気がして置いておきたい気がしないでもないんですが…、観ないわけにはいかないんですよねぇ…。

 

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