ツイン・ピークス The Return/第8章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~『悪い』クーパーの向かう先は!?~ | VODの殿堂

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ツイン・ピークス The Return/第8章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~『悪い』クーパーの向かう先は!?~

   
 

タイトル:「ツイン・ピークス The Return」第8章
放送局:SHOWTIME
放送期間:2017年5月21日~9月3日
キャスト:カイル・マクラクラン、ジョージ・グリフィス、マイケル・ホース、ハリー・ゴアス、ロバート・フォスター、リチャード・ベイマー、デヴィッド・パトリック・ケリー、デヴィッド・リンチ、ミゲル・フェラー、ローラ・ダーン、ナオミ・ワッツほか
閲覧したVOD:WOWOWオンデマンド(2017年12月24日まで配信)

前回のエピソードはハラハラドキドキの展開が多々。

ダイアンが刑務所にいる『悪い』クーパーと面会し、何かが違うと訴えたことに始まって、危機感を覚えたクーパーがとった行動は、なんと刑務所長を脅して脱獄するという、最強のプラン!
この刑務所長も、何か後ろめたいことがあるということで、謎は深まったのですが、そんなことより『悪い』クーパーが再度世に放たれたということは由々しき事態です!
この世にクーパーが2人存在してはいけないことは、当然承知しているんでしょうから、もう1人の『善い』クーパーを消しにいくのは時間の問題か…?

さらに、小人の殺し屋に狙われていた『善い』クーパー。
なぜか命を狙われた瞬間だけ、本能的にFBI捜査官としての本領を発揮して殺し屋を撃退するという華麗な技を見せてくれたため、ほっと一安心。

とはいえ…これからの展開は、やっぱり『善い』クーパーには不利な状況になりそうです…。
2人のクーパー、今回は一体どうなる…?

『ツイン・ピークスThe Return』配信先一覧
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※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。
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あらすじ

刑務所から脱獄した『悪い』クーパーの行き先は…?

至極簡単に脱獄を成功させ、レイの運転するレンタカーで移動する『悪い』クーパー。
レイは刑務所に入る羽目になってしまったことをクーパーに謝り、ダーリャはどうしたのかとクーパーに尋ねる。
「安全な場所にたどり着いたら、ダーリャに連絡する」とクーパーは答え、『農場(ファーム)』というところに向かうようレイに指示をする。
さらに、以前からレイからの情報を欲しがっていたクーパーは「俺の欲しいものは?」と尋ねると、レイは「覚えている。数字は全部頭の中に入っている」と答え、この情報が大金になると思うと言うのだった。

ハイウェイを下りて、舗装されていない真っ暗な道を進む2人。
途中でレイは用を足すため、車を停めて外へ出る。
その間に、クーパーはダッシュボードから銃を出し、レイの方に背中から近づいて「情報を言え。50万はあきらめろ」と言う。
「そうはいかないぞ」と返すレイに、銃の引き金を何度も引くクーパーだが、その銃からはレイが弾を抜いており、反対にクーパーはレイに撃たれてしまう。
その直後、森から亡霊のようにニット帽とネルシャツを着た汚い身なりの男たち3人組が現れ、撃たれたクーパーの体をまさぐっている光景をレイが目の当たりにする…。


そして、クーパーの体の中から、何か奇妙な物体が取り出されたのだった!
レイはなすすべもなく、慌てて車でその場を後にする。

車からフィリップに電話をかけるレイ。
「ヤツは死んだと思う。でも助けが来たから確かじゃない。それから、ヤツの中にあるものを見た…。それがすべてのカギかもしれない…。もし追ってきたら例の場所で殺す」と伝える。

それと同じころ、バンバン・バー(ロードハウス)では、あのナイン・インチ・ネイルズがライブを披露!


ナイン・インチ・ネイルズの演奏が終わると同時に、レイに撃たれた『悪い』クーパーは、血みどろのまま目を覚ますのだった…。

1945年の核実験映像から、ボブやローラへとつながるストーリー

1945年7月16日、ニューメキシコ州のホワイトサンズ、午前5:29。
核実験で大きいキノコ雲が出現する。


爆破と炎が入り乱れた映像。
やがて、古ぼけた小さなガソリンスタンドとコンビニから白い煙が噴き出したり、多くの人々が行き交ったりしている映像が映し出される。
宇宙空間のようなところで、人の形をした何かが粘液上のものを口から吐き出す。
その中には、あのボブの顔が浮かび上がった黒い物体や、何かの卵と思われるものなどが放出されていた…。

宇宙空間(?)から、紫色の大海原へ。
この海は、以前に『善い』クーパーがブラック・ロッジからたどり着いた、断崖絶壁の建物がある場所だと思われる…。
そこには以前クーパーがいたのとは別の不思議な形の建物が崖の上にそびえたっている。

その建物の中の蓄音機が備えられたレトロな雰囲気の部屋で、ソファに座っているのは1人の女性。
音楽を聴きながらゆっくり体を揺らせている女性の傍らで、部屋の中の烏帽子型の装置から突然ブザーのような音が鳴り響き、その陰から巨人がゆっくりと姿を現す。


この烏帽子型の装置は、以前にクーパーがラスベガスに現れる前、謎の部屋の屋上にあった装置と同じもののように見える。
巨人は装置に触れてブザーを鳴りやませると、部屋の外に出て階段を上へと上っていく。
たどり着いた舞台にあるスクリーンに映し出されるのは、核爆弾の実験からコンビニの映像、そして宇宙空間を漂う粘液のようなものとボブの顔を映し出した物体…と先に見た映像だ。


ボブの顔のクローズアップで映像は静止し、スクリーンの前で巨人の体は宙へ浮かぶ。


その頭から黄金の粒子が放出され、だんだんと粒子が模様を描き始めると、その中から黄金の球体がふわふわと漂ってきた。
先の部屋にいた女性がその球体を受け止めて中をのぞきこむと、そこにはローラの顔が浮かび上がっている…。


女性が球体に口づけをし、手を離すと球体は天井にある装置へと吸い込まれていき、スクリーンの映像の中へと入っていくのだった…。

1956年の惨劇が意味するものは…?

1956年8月5日 ニューメキシコ砂漠。
砂の上にある卵は、先に宇宙空間に粘液とともに吐き出されていたものの1つだ。
その卵が割れ、中からコオロギとバッタとカエルの特徴を持ち合わせた、奇妙な虫のようなものがゆっくりと這いだす…。
次の場面では、先に映し出されていた、小さいガソリンスタンドとコンビニが。
1組のカップルが散歩の途中、この建物の前で表側になった1セントコインを見つけ「幸運のしるしだ」と拾い上げる。

その付近の道路を走っていた車の前に、ニット帽にネルシャツで顔が真っ黒の汚い身なりの3人の男が現れ、そのうちの1人が手にタバコをもって運転席の男に「火はあるか?」と何度も尋ねる。
異様な雰囲気の男たちに恐れをなし、車を走らせる運転手。
この3人の男が、『悪い』クーパーがレイに撃たれたときに現れた3人だ。

先のカップルは女の子を家に送り届け、男の子は1人来た道を引き返す。

KPJKラジオ局に、先の汚い身なりの男の1人がタバコを加えて「火はあるか?」と言いながら入ってくると、受付をしている女性の頭に指を突き立てて殺してしまう…。
ラジオの放送室にも入っていく男は、ディスクジョッキーの頭を掴んで音楽を止めると、男はマイクに向かってしゃべりだす。
「これは水だ。そして、これは井戸だ。たっぷり飲んで、中に降りろ。馬は白目だ。その中に闇がある。これは水だ。そしてこれは井戸だ…」と同じ文言を何度も繰り返す男。


その放送を聞いていた人間たちは、先の散歩から帰ってきた少女も含め、次々と倒れていく…。
そして卵から孵ったコオロギとバッタのような形の虫は、少女の部屋の窓から中へと入ると、その少女の口から体内へと入っていくのだった…。

まとめ・感想

冒頭からあまりの展開の速さに、つんのめりそうになったと思ったら、途中で豪華にナイン・インチ・ネイルズのライブを見せてくれ、その後はキューブリックの『2001年宇宙の旅』の終盤を見ているような気分になる前衛的映像の数々!
やっぱりリンチ、今回はかつての『イレイザー・ヘッド』以上に奇妙奇天烈と言ってもいいほどの展開を見せてくれました!

今回のツイン・ピークスは、現在と旧シーズンの25年前だけでなく、1945年や1956年という過去の世界まで舞台にしてしまうというとんでもなく壮大なストーリー。
でも、壮大というよりは、もはや何がなんだかわからない…といった感じでしょうか…。
筋金入りのツイン・ピーカーでも、正直申しましてついていけない展開となった今回のエピソードでした(笑)。
でも、これを映画ではなく、テレビシリーズで堂々とやってしまうリンチ様、やっぱり別格だわ…(称賛)。

『悪い』クーパーがあっさりとレイに返り討ちに合って腹を撃たれ、こりゃ死亡!と思ったら、シーズン序盤にルース・ダヴェンポート殺しの容疑で逮捕された高校の校長ビルの留置所に、幻のように出てきた顔がすすだらけの汚い身なりのおじちゃんと他2名が現れ、クーパーをこねくり回すことで、見事に復活させます。
ニット帽にチェックのネルシャツという恰好の男たちは、なんだか、おとぎ話に出てくる小人を彷彿とさせますが、『悪い』クーパーを助けるわけですから、邪悪な存在に違いありません…。
しかも、1956年のニューメキシコ州で、このニット帽男がとんでもない猟奇的な殺人を犯したことも明らかにされ、彼らの正体はますます気になるところ。
たぶん、ブラック・ロッジに関連する人物だろうと思われますが、そのブラック・ロッジ関連の世界観が、今シーズンではより一層大きいものになっていることが分かりました。

…というわけで、次回はちゃんと現代のエピソードが展開されるのかしら…?
ある意味、今回と同じようなストーリー…というよりも、映像作品が展開されたらと思うと、少し不安に思えてきた、折り返し地点直前なのでありました…。

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