ツイン・ピークス The Return/第6章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~クーパーに関する「失われたもの」をついにホークが発見!?~ | VODの殿堂

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ツイン・ピークス The Return/第6章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~クーパーに関する「失われたもの」をついにホークが発見!?~

   
 

タイトル:「ツイン・ピークス The Return」第6章
放送局:SHOWTIME
放送期間:2017年5月21日~9月3日
キャスト:カイル・マクラクラン、マイケル・ホース、デヴィッド・リンチ、ミゲル・フェラー、メッチェン・アミック、ハリー・ディーン・スタントン、アル・ストロベル、ロバート・フォスター、エイモン・ファレン、ナオミ・ワッツ、ドン・マレーほか
閲覧したVOD:WOWOWオンデマンド(2017年12月24日まで配信)

ツイン・ピークスの街では、懐かしい面々の現在が描かれると同時に、ダメダメっぷりを見事なまでに見せつけてくれるシェリーの娘夫婦や、バンバン・バーで憎たらしい輩が出現するなど、気になる新メンバーも次々と登場。

2人のクーパー、生き残り戦はというと…。
ダギーとして職場に出勤した『良い』クーパーは、コーヒーには異様な執着を見せるものの、やっぱりまだまだ『小鹿』状態のまま。
その一方で、中にキラー・ボブを宿す『悪い』クーパーは電話を使って刑務所のシステムをハッキングする異様な能力を見せつける。
やっぱり『悪い』クーパーが一歩リードといったところか…。
『良い』クーパーに何か良い兆しが見られる日はくるのか…?

『ツイン・ピークスThe Return』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ
※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。
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あらすじ

ダギーの不倫と借金が、妻にバレることに…!

ラスベガス。
銅像の前でケース・ファイルを抱えたまま立ち尽くしているクーパーは、また警備員に声をかけられることに…。
名前を聞かれて、ダギー・ジョーンズと答えて、なんとか自宅の住所と赤いドアというキーワードを伝えたクーパーを、警備員たちが家まで送り届ける。


自宅の玄関先には、何も書かれていない封筒が置かれていた。

サンドイッチを食べるクーパーとダギーの妻。
妻はいよいよ、明日にはクーパーを医者に連れていくことにすると宣言。
サニー・ジムにおやすみを言いに行けと促され、よろよろと2階へ行くクーパーは、迷いながらも息子の部屋にたどり着き、ベッドに座って自分が持ってきたポテトチップスをサニー・ジムに無言ですすめる。
息子は手を叩いてベッドサイドのライトを点けるが、それを気に入ったらしいクーパーは、手を叩くと点いたり消えたりするのが気に入ったクーパーは、何度も何度も手を叩いてライトを点いたり消したりすることを楽しむ。

すると、下から怒りの、妻からのダギーコールが…。

玄関先に置かれていた封筒のなかには、ダギーとジェイドが手をつないでいる2ショット写真が入っており、それを見つけた妻は激怒。
その写真は、借金返済を迫る男たちが置いていったもので、ほどなくして返済期限を過ぎた5万ドルを返せという電話がかかってくる。
妻は怖気づくことなく電話の主と対等に渡り合い、翌日の昼に会う約束を取り付けると、おかげで医者に連れていけなくなったとクーパーに愚痴り、持ち帰った仕事を済ませるようにと指示するのだった…。


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あの「ダイアン」はなんと実在する女性だった…!!

ブラック・ロッジ。
片腕の男が何かを探すように、上を仰いで歩いている…。
やがて、そのブラック・ロッジの風景が、クーパー目の前にぼんやりと現れる。
「君は目を覚まさねば…。目を覚ませ。死ぬな。死ぬな。死ぬな」と片腕の男がクーパーに語り掛けるのだった。

ダイニングテーブルで、持ち帰ったケース・ファイルを開いてみるクーパー。
書類のところどころに、黄緑色の光が現れ、クーパーはその光に導かれるように鉛筆で書類の上に、落書きのようにしか見えない塗りつぶした丸や線、ハシゴと階段の絵などを書き加えていく…。

雨の中車を走らせながら、アルバートはゴードンと電話で話をしている。
ゴードンから「今夜の君の仕事は非常に重要だ」と念押しされたアルバートは、降りしきる雨に悪態をつきながらも『マックス・フォン・バー』に到着。
カウンターにいるブロンドの女性の背中越しに「ダイアン」と語りかけると、彼女はアルバートの方にゆっくり振り向いて困惑した表情を見せて挨拶をする…。
旧シーズンでクーパーがメモを取る代わりに、携帯テープレコーダーにメッセージを残していた際「ダイアン」と必ず呼び掛けていたが、レコーダーに付けた名前だったわけではなく、ダイアンは本当にいたのだ…!


ゴードンが「クーパーに会わせなければ」と言っていた女性は、このダイアンだったようだ。

リチャード・ホーン、とんでもないことをしでかす…

バンバン・バーで、女性を脅していた男(エンドクレジットから、彼はホーン家の息子リチャード・ホーンと分かったので、今後はリチャードと表記)は、武装した男を引き連れたドラッグディーラーとおぼしき男のところでクスリを試してハイになっている。
ドラッグディーラーの男も、突然暴れるようなそぶりを見せたり、支離滅裂なコメントを残したり…と非常に怪しい人物…。
カナダからやってきて、すでに2週間ほど滞在しているらしく、ツイン・ピークスがいたく気に入っているようで、この2人はどうやらツイン・ピークスでのクスリの取引の相談をしているらしい。
ツイン・ピークスの保安官はジジイだし、この町なんてちょろい、というリチャード。
ドラッグディーラーは、リチャードとは出会ったばかりで旧知の仲ではないことから、「とにかくヘマをするな、ヘマをしたら頭をノコギリで切り開いて脳みそを食うぞ」とまで言って脅す。


そして、彼が宙に投げた10セント硬貨は、リチャードの口に入ったかと思ったら、またドラッグディーラーの手に戻るという、魔法のようなマジックを見せ、リチャードは怯えることになる…。

ディーラーに脅されたことから、落ち着かない様子でトラックを乱暴に運転するリチャード。
交差点で停まっている数台の車を見て、悪態をつきながら猛スピードで車を追い越すことにする…。

トレーラーパークに住むカールは公園のベンチでゆっくりタバコをくゆらせ、追いかけっこをして遊ぶ母と息子を見ていた。
その親子が横断歩道に差し掛かり、停まっている車に渡るように促されて息子だけが先に走り出したところに、リチャードのトラックが猛スピードで反対車線を逆走するかたちで交差点に突っ込んできたため、男の子は容赦なくひかれてしまう…。


リチャードは車を止めるどころか、そのまま猛スピードで走り去る。
カールは、母親に抱かれた男の子から、炎のような魂らしきものが現れて空へ昇っていくのを見る…。

ダギーの暗殺計画がついに始動

ラスベガスのオフィスで、男性のノートパソコンに、赤い正方形が現れた。
それを見た男性は金庫を開け、黒い点だけが描かれた白い封筒を取り出して、緊張した面持ちで封筒を見る…。

爆発したダギーの車を回収にきた警官たち。
警官は向かいの家の屋根の上に吹っ飛んだ車の一部に、ナンバープレートを発見。
その家のラリったジャンキーっぽい女性が「119!119!」と叫んでいる…。

黒い点が描かれた白い封筒が、ある小人の男のホテルの1室に投げ込まれた。
封筒の中に入っていたのは、2枚の写真。
1枚は女性(前のエピソードでダギー殺すように指示していた人?)で、そしてもう1枚はダギーの写真…!
それを見た男は、2人の顔をじっくり見たあと、両方の顔写真に太いアイスピックを突き立てる。

クーパー、まさかの大活躍!?

クーパーはダギーとして今日も出勤。
エレベーターから降りずに、目の前で扉が開いたり閉まったりするのを満面の笑みで楽しむクーパー。
会社の中に入ると、すぐにボスに部屋へと呼ばれる。
その様子を別室から不安げに見ているのは、トップセールスを誇るあのトニーだ…。
書類に書かれた子どもの落書きにしか見えないダギーの書き込みを見て、ボスは呆れ、ダギーには医者が必要だと言う。
だが、根気よくボスはすべての書類をチェックし、だんだんとダギーの落書きが意味を成していることに気づいた。
「この情報を誰にも漏らすな。控えめに言っても由々しき自体だ…」
ボスの態度は一転し、ダギーに礼を言い握手を求める。


クーパーは手を握り返さずに、ボスと同じ格好をして、ボスをますます困惑させる。

公園で2人組の男に会うダギーの妻。
ダギーはフットボールの賭けに負けて2万ドルを借りて、利子分を足して返済分は5万2000ドルになっていると告げられる。
男たちには有無を言わせず、自分たち家族の状況やなけなしの貯金を下ろしてきたことを怒りにまかせて男たちに聞かせる妻は、2万5000ドルが最初で最後で唯一のオファーだからと言い、男たちに金を押し付けてその場を足早に去る。


2人の男は、ダギーの妻の勇敢とも無謀とも言える行動に呆然とし、「タフな女だ…」としか言えない。

依頼を受けた小人の殺し屋は、まず写真の女性のオフィスにやってくると、彼女をアイスピックでめった刺しにする。
その場を目撃した女性も追いかけて殺すほどの、残忍かつ周到さだ。

子どもをひき逃げしたリチャードは気が動転している様子だが、空地にトラックを停めるとフロントグリルについた血をミネラルウォーターでふき取った。

丸太おばさんが告げた「失われたもの」を発見!?

ホークがトイレで手を洗っていると、ポケットから落ちたコインがトイレの片隅へと転がっていく。
そのコインの肖像はネイティブアメリカンのもので、何かを感じたホークは周りをよく見まわしてみる。
すると、そのトイレのドアには、ネイティブアメリカンのロゴの社名が刻印されており、さらによく見ると、トイレの内側のドアには別の板が打ち付けられている。
その板をこじあけると、中から数枚のメモが出てきた…。
これが丸太おばさんの言っていた、クーパー捜査官に関する「失われたもの」なのだろうか…???

まとめ・感想

第6章の冒頭で、ようやくアルバートとゴードンが「クーパーにある人物と会わせたい」と相談していた、「ある人物」が誰だか分かりました!
その事実には、ツイン・ピーカーとしては歓喜するしかありません。
クーパーが常に持ち歩いては、メモ代わりに使っていたテープレコーダー。
それに何かを残すときにはは必ず「ダイアン」という名前呼びかけていたのですが、なんと実在していたことが今回分かったのです…!
確かに25年前のクーパーの口ぶりでは、FBI本部にいる秘書のような感じではいたんですが、テープレコーダーのカセットをどこかに送っているような気配もなく、あくまでもレコーダーの名前だと私は推理していたので、今回ダイアンが実際に出てきてビックリ。
しかも、演じるのはリンチ監督の常連女優のローラ・ダーンです。

さらに今回のラストでは、ついにホークがクーパーに関する「失われたもの」を探し当てたようで、トイレのドアのすき間から、何やら数枚のメモのようなものを発見しました!
そこには何が書かれているのか…?気になります…。

また、前回にダメダメチンピラとしてバンバン・バーにいた男は、どうやらホーン家の息子(まだ関係性はわからない)のようで、クスリの取引の交渉の帰り、子どもをひき殺してそのまま逃げ去るという、とんでもないひき逃げ事件を起こします。
保安官!早くコイツをとっつかまえてください!
このままコイツを野放しにすることになると、ツイン・ピークス保安官事務所の評判ガタ落ちですからね!
チンピラどころか、一気に最悪の犯罪者に格下げ(もともと犯罪者なんだろけど)となったこの男、年齢からして、あのオードリーの息子にあたるような気がするのですが…、この男の素性と行く末も気になります。

それよりも恐ろしいことに、ダギー=『良い』クーパーの暗殺計画実行が、刻一刻と迫っています。
この暗殺の指示は、キラー・ボブこと『悪い』クーパーが関わっていることなのかもしれません…。
いよいよ次のエピソードをすぐにでも観ないと眠れない展開になってきました~っ!
次のエピソード、今までになく期待大です!

 

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