森山直太朗さんと言えば、歌手の森山良子さんのご子息で有名ですよね。
親戚にはかまやつひろしさんがいて、父親や祖父母もミュージシャンである音楽一家で育ち、自身もシンガーソングライターとしてデビューしました。
2003年に「さくら(独唱)」が大ヒットして一躍注目を集め、独自の世界観を持つ楽曲と唯一無二の歌声が幅広い層から支持されています。
現在も音楽活動を軸に、舞台やドラマなどに役者として出演するなど、表現者としての幅を広げている直太朗さん。
ここでは、演技でも高い評価を得ている俳優としての森山直太朗さんについて、詳しく見ていきましょう。
森山直太朗の略歴
子供のころはプロを目指すほどのサッカー少年であり、歌手になるなど考えたこともない学生時代を過ごした直太朗さん。
しかし、森山良子さんのミュージシャン仲間が毎晩のように家に集まっていたこともあり、常に音楽は身近な存在だったようです。
現在の事務所社長でもあり作詞共作者の御徒町凧さんから、高校の文化祭で披露する歌の作曲を頼まれたことがきっかけで、19歳のときに曲の創作活動を開始します。
音楽の魅力に目覚めた直太朗さんは、路上ライブを中心に音楽活動を始めることに。
そんな森山直太朗さんの芸歴を見てみましょう。
- 2002年:歌手としてメジャーデビューをする
- 2003年:2ndシングル「さくら(独唱)」が大ヒットし、NHK紅白歌合戦に初出場する
- 2005年:音楽と演劇を融合させた独自の公演スタイルとなる劇場公演『森の人』を成功させる
- 2006年:御徒町凧さんの演出による舞台『なにげないもの』に出演する
- 2008年:第50回日本レコード大賞にて16枚目のシングル「生きてることが辛いなら」で作詞賞を受賞する
デビュー当時~歌だけではなく舞台も
デビュー当時は、ギター片手に地方のラジオ局やレコード屋さんを回っていたという直太朗さん。
じわじわと曲が売れ始めて知名度を上げ、「さくら(独唱)」を筆頭に数々の名曲を紡いできました。
2005年から始めた演劇とライブを融合させた独自の舞台スタイルである劇場公演は、直太朗さんがライブだけでは表現しきれないテーマに取り組みたいという思いからスタート。
高校のサッカー部時代からの仲間であり仕事のパートナーである御徒町凧さんが作・演出を手掛け、劇中で使われる楽曲も御徒町さんと直太朗さんによって作られています。
童話のような創作劇でありながら、現実と舞台が交錯し続ける手法が用いられた独特な世界観に魅了された観客は多く、評判は上々。
初回の『森の人』に引き続き、2012年『とある物語』、2017年『あの城』が公開されて好評を博しています。
『HERO 第2シリーズ』でついに俳優デビュー!
音楽にとどまらない表現に定評がある直太朗さんは、2014年の木村拓哉さん主演ドラマ『HERO 第2シリーズ』の第1話に被疑者役で俳優として初出演をしました。
2020年1月にはNHKのドラマ『心の傷を癒すということ』に初レギュラー出演をし、ドラマ2作品目とは思えないほどの俳優としての爪痕を残しました。
2020年4月現在放送中の朝ドラ『エール』に出演中の直太朗さんに対しての反響は大きく、今後も俳優としてのお仕事が増えることは間違いないと筆者は踏んでおります。
俳優の森山直太朗が観られる出演作品
音楽以外の表現方法を、”演じる”ことに見出した森山直太朗さん。
自然体な演技なのは、音楽を伝えたいという表現と芝居をするという表現が彼にとって同じベクトルだからなのでしょう。
そんな本業がミュージシャンの直太朗さんが俳優として出演した2作品と動画配信サービスを紹介します。
心の傷を癒すということ(2020)
阪神・淡路大震災から25年を機に制作され、自らが被災しながらも心のケアに努めた医師の安克昌さんをモデルにしたヒューマンドラマ。
直太朗さんは、柄本佑さん演じる主人公医師の兄役で、東京大学を卒業し渡米した原子力研究開発の第一人者を演じています。
東日本大震災後にアメリカで行われた直太朗さんの講義のシーンがあるのですが、直太朗さんの流ちょうな英語には度肝を抜かれました!
ただ流ちょうに喋っているだけではなく、静かでありながら熱を帯びた重量を感じる空気感を作り出しているんです(涙)
復興のために福島でがんばっている弟の生き方に誇りを持っていることが感じられ、弟への愛情が伝わってくる関西弁も新鮮でした。
留学経験や海外居住経験がないにも関わらず、ネイティブといっても過言ではないほどの英語の発音、存在感、ミュージシャンとは別の直太朗さんがそこにいました。
もうね、発見ですよ、すごいの発見しました!という感じです(笑)
キャスト、脚本、演出と総合的にステキなドラマでしたが、他のすばらしい俳優さんに劣らない存在感で直太朗さんもドラマに貢献しています。
この作品を経て、朝ドラ『エール』へと続くの、納得です!
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
朝の連続テレビ小説『エール』(2020)
直太朗さんは、石田星空くん演じる主人公の小山裕一の少年時代の恩師である藤堂清晴を演じています。
気弱で引っ込み思案の裕一少年を音楽の世界へ導く重要な役どころ。
本作に登場したときは、ダンディで落ち着いた雰囲気が重鎮の俳優さんかと思ったほど、筆者は直太朗さんだとは気付きませんでした。
直太朗さんは自分のステージを上げていく中で、違う表現からのフィードバックは計り知れないとして率先してチャレンジしていきたいと『エール』への出演を決めたのだそう。
俳優業が音楽に及ぼす影響を考えた直太朗さんの主軸は音楽である点も含め、音楽に関係のあるドラマだからこそ直太朗さんに声がかかったのでしょう。
「得意なことを見つけてしがみつけ」という藤堂先生の言葉は、裕一の音楽の才能を開花させるきっかけになり裕一に勇気を与えます。
いじめられっ子だった裕一に光指す道しるべを作ってくれた藤堂先生の登場に、筆者のようにほっと胸をなでおろした視聴者も多いでしょう。
視聴者にも安堵感を与えてくれる直太郎さんの温かい人柄が出ているはまり役です。
窪田正孝さん演じる大人になった裕一の相談相手としても登場するようなので、裕一をどのように支えていくのか、今後の展開も楽しみですね。
『エール』配信先一覧 | |||
動画配信サービス | 配信状況 | 見放題 | 配信先 |
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U-NEXT | ![]() |
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視聴ページ |
hulu | ![]() |
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dTV | ![]() |
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Amazonプライム・ビデオ | ![]() |
※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。
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国民的唱歌となった「さくら(独唱)」を始め、ほとんどのシングル曲が網羅されており、直太朗ワールドを堪能できますよ。
- 星屑のセレナーデ
- さくら(独唱)
- 夏の終わり
- 太陽
- 生きとし生ける物へ
- 今が人生~飛翔編~
- 小さな恋の夕間暮れ
- 君は五番目の季節
- 風になって
- 太陽のにほひ
- スノウドロップ
- 生きてることが辛いなら
- 涙
- 生きる(って言い切る)
- 諸君
- 12月
- どこもかしこも駐車場
- 人間の森
- 陽は西から昇る
- 日々
- フォークは僕に優しく語りかけてくる友達
- 魂、それはあいつからの贈り物
- 嗚呼
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まとめ
2015年に真剣に自分に向き合い将来を模索するための充電期間として半年間活動を小休止することもあった森山直太朗さん。
移り変わりの激しい芸能界の中で独自のポジションを築き、卓越した歌唱力と歌で唯一無二の魅力を放ち続けています。
「さくら(独唱)」で鮮烈なデビューを飾った20代の爽やかな青年のイメージが強かった直太朗さんが、貫禄が備わる歳になった現在、いい味の俳優さんになりそうな予感。
筆者は、2020年の2作品を観たところ(多分HEROは観ていましたが忘れています…)、もう俳優さんでいいんじゃ?というくらいの存在感と演技力に魅了されてしまいました。
きっと、この『エール』出演を機に、民法ドラマでも俳優としての森山直太朗の需要が高まるのではないでしょうか。
演じることで音楽にもよいスパイスになるという相乗効果に期待して、今後も俳優の直太朗さんの活躍が楽しみです!

ヨガインストラクターもしている連ドラ好きな2児のママです。観たいドラマは録画してCMとばして観るのがおすすめ!最近では、横浜流星くんのドラマにハマってます。
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