2016年にテレビ朝日系列で放送されたドラマ『家政夫のミタゾノ』は、TOKIOの松岡昌宏さん主演の家政婦もののドラマです。
“家政婦”と言っても、松岡さんが演じるのは女装した男性の“家政夫”という特殊な役どころで、派遣先の一見幸せそうな家庭の闇を暴き、崩壊させた後に再生へと導くというダークヒーローでもあります。
タイトルからも分かるよう、市原悦子さん主演のドラマ『家政婦は見た!』や、松嶋菜々子さん主演のドラマ『家政婦のミタ』のオマージュが盛り込まれた、新しい家政婦ドラマを誕生させた作品となっていますよ。
他にも劇中には出演者の事務所ネタや、世間の時事ネタなどが融合されていて、コメディー要素が強く、笑いあり、たまに涙ありの作品です。
2018年には第2シリーズ、2019年には第3シリーズが放送され、2020年4月からは待望の第4シリーズが始まることが発表されました!
今回はここまでシリーズ化されるほどの人気の理由や、新シリーズの見どころなどを紹介します。
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復習!ドラマ『家政夫のミタゾノ』シリーズ3作品をプレイバック
第1シリーズ 2016年
・基本情報
放送日:2016年10月21日(金)23:15〜
原作:書下ろし脚本のためなし
脚本:八津弘幸、小峯裕之、山岡潤平、西荻弓絵ほか
演出:七髙剛、小松隆志、片山修ほか
出演:松岡昌宏、清水富美加、柴本幸、堀田茜、余貴美子ほか
・あらすじ
主人公の三田園薫(松岡昌宏)、通称ミタゾノさんは、家政婦を派遣している“むすび家政婦紹介所”で働く“家政夫”です。
炊事、洗濯、子供の面倒と家事全般は一級品の腕を持つプロ中のプロですが、女装をして女性として働いている男性なのです。
性格は寡黙で何を考えているか一切読めない不気味さがありますが、とにかく謎が多いのが魅力でもあります。
そしてミタゾノさんが派遣される家庭はどこも問題を抱えた家族ばかりで、持ち前の観察力と洞察力で、化けの皮を剥がし、家族を破滅へと導くのです。
しかしその先には必ず再スタートの道が用意され、家族の崩壊と再生が描かれます。
そんなミタゾノさんに強い興味を示すのが、ペアを組むことが多い同じ家政婦の花田えみり(清水富美加)です。
ミタゾノさんの過去とは?女装の意味とは?目的は何?と、ミタゾノさんに翻弄されながらも秘密を暴いていこうとします。
・見どころ
超インパクト抜群なキャラ、ミタゾノさんが誕生した第1シリーズは衝撃の一言に尽きます。
女装した家政夫という設定も面白いですし、それをあの松岡さんが演じるなんて!と、大変話題になりました。
松岡さんは連続ドラマの主演を演じるのが久しぶりで、しかも今までのカッコイイ男性役とは大きくかけ離れた役どころだったため、衝撃的なドラマとなったのです。
ふざけた見た目からただのコメディードラマのように思えますが、実は人間の内面を描いたヒューマンドラマでもあり、あわせてミタゾノさんが披露する家事のHOW TOは本当に使える技が多く、主婦の方から絶大な支持を得たんですよ。
例えば赤ワインの染みを取る方法、コップなどの水垢をきれいにする方法、洗濯物を早く乾かす方法など、知ると便利な小技が多いので、気になる方はぜひ第1シリーズを観てみましょう。
第2シリーズ 2018年
・基本情報
放送日: 2018年4月20日(金)23:15〜
原作:書下ろし脚本のためなし
脚本:八津弘幸、小峯裕之、山岡潤平、林誠人ほか
演出:七髙剛、小松隆志、片山修ほか
出演:松岡昌宏、剛力彩芽、椿鬼奴、内藤理沙、余貴美子ほか
・あらすじ
第1シリーズではミタゾノさんの謎に迫りつつも、すべては明かされずに終わりましたが、なんと第2シリーズでミタゾノさんは消息不明となっていました。
しかし種子島に姿を現し、再びむすび家政婦紹介所で働くことになります。
むすび家政婦紹介所は所長の結頼子はかわらず余貴美子さんで、さらに新たなメンバーを迎え、今回ミタゾノさんのパートナーとなるのは五味麻琴(剛力彩芽)です。
麻琴は新人家政婦のためドジをすることも多いですが、明るく真面目なので、可愛がられてもいます。
彼女は元々お嬢様だったのですが、現在は没落して貧乏生活を強いられているという設定となっているのが見どころポイントです。
しかも母親を亡くしているので、麻琴が6人姉弟の面倒を見ているという苦労人でもあるのでした。
この麻琴の過去がミタゾノさんとの過去に関わっていると感じさせる展開となり、今回はミタゾノさんの過去が暴かれるのかに注目が集まります。
・見どころ
深夜枠ながら、平均視聴率7.6%という驚異の数字を叩き出した第1シリーズだったので、第2シリーズの決定が発表されたときは再び大きな話題となりました。
第1シリーズが含みを持たせた最終回だったということもあり、「続編があるのでは?」という声も囁かれていたのですが、本当に1年半ぶりに復活したときには、ファンは歓喜したんですよ。
第2シリーズはミタゾノさんのパートナーとなる家政婦の変更をはじめ、多くのメンバーが一新されたのもポイントです。
変わらないミタゾノさんとフレッシュなメンバーという構図が、マンネリ化を防いでいます。
今回も玉ねぎを切るときに目が染みない方法、布団カバーの簡単なかけ方、割ってしまったガラスの破片をきれいに掃除する方法などなど、家事テクが満載となっているので、生活の知恵を身につけながら観ることができるでしょう。
第3シリーズ 2019年
・基本情報
放送日:2019年4月19日(金)23:15〜
原作:書下ろし脚本のためなし
脚本:八津弘幸、小峯裕之、山岡潤平ほか
演出:片山修、小松隆志、宝来忠昭ほか
出演:松岡昌宏、伊野尾慧、川栄李奈、しゅはまはるみ、余貴美子ほか
・あらすじ
前作から1年後、ミタゾノさんはアラブの石油採掘をしている大富豪に仕えていました。
一方むすび家政婦紹介所は脱税疑惑で営業を停止していましたが、無事に再開できることになりミタゾノさんを呼び戻します。
再スタートを切るため新人家政婦の村田光(伊野尾慧)と恩田萌(川栄李奈)を雇い、ミタゾノさんに教育係を任せるのでした。
今回は3人体制となり、派遣先の家庭に潜む闇を、少々手荒な技で根こそぎキレイにしていきます。
いまだ謎の多いミタゾノさんの正体が、どこまで暴かれるのにも注目してみましょう。
・見どころ
第3シリーズは新しいチャレンジが多く見られます。
ミタゾノさんのパートナーが2人になったり、光も男の家政夫だったりと、ストーリーに良いアクセントを加えているので、これまでとの違いを楽しんでみてください。
また、3作目の大きな試みだったのが、エンドロールで“#おしえてミタゾノさん”というコーナーが誕生したことです。
SNSで質問を募集し、それにミタゾノさんがリアルに回答してくれるというもので、家事のテクニックだけでなく人生についての質問にも答えていたのが話題となりました。
長年のファンはよりミタゾノさんに愛着が湧きますし、新規の方もその魅力にドはまりしてしまうこと間違いなしでしょう。
予習!ドラマ『家政夫のミタゾノ』第4シリーズの注目ポイント
オリンピックイヤーとなる2020年、ついにドラマ『家政夫のミタゾノ』第4シリーズが始まります!
テレビ朝日系列の金曜日の深夜、“金曜ナイトドラマ”枠にて4月から放送開始とのことで、今から楽しみですね!
ちなみにこの枠のドラマは、『トリック』、『特命係長 只野仁』、『時効警察』など、シリーズ化されるものが多く、ヒット作の宝庫でもあります。
しかし、第4弾となるドラマは『家政夫のミタゾノ』が初めてなので、その人気ぶりがうかがえますね。
今回は誰がキャスティングされ、どんな展開となるのか、予習しておきましょう。
主要な登場人物3人の紹介
・三田園 薫(みたぞの かおる)役…松岡昌宏
むすび家政婦紹介所に所属している、女装した家政夫です。
第1シリーズから変わらず松岡さんが演じ、口癖は「痛み入ります」で、清楚な淑女らしい服装や振る舞いをしていますが、顔つき、体格、声色はあきらかに男性。
しかし家事スキルは一流で、そのほかさまざまな知識や技術も有している強者です。
派遣先の家庭に蔓延っている“汚れ”を見つける洞察力に優れ、どんな手を使ってでも徹底的に闇を暴き、崩壊へと導いてしまう性分ですが、最後は必ず再生の道が用意されているのが憎めないところでしょう。
・村田 光(むらた ひかる)役…伊野尾 慧(Hey! Say! JUMP)
ミタゾノさん以来初となる男性の家政夫で、むすび家政婦紹介の所長である頼子の甥でもあります。
ミタゾノさんのパートナーはシリーズごとに変更となってきましたが、なんと伊野尾さんは第4シリーズも続投ということで、ファンには吉報でしたね!
現在光はアイドルを目指していて、ダンスレッスンなどに通っていますが、腰掛け程度に家政夫を続けています。
かわいらしい純粋な性格で愛されキャラですが、家事のスキルは一向に上がらないのが玉に瑕です。
・霧島 舞(きりしま まい)役…飯豊まりえ
ニューフェイスとなるのは霧島舞役の飯豊まりえさんで、第3シリーズに引き続き今回もミタゾノさんチームは3人体制となるようですね。
舞は人間観察が趣味の家政婦で、依頼人の秘密に気づくことができる天性の才能を持っています。
忖度することができない性格なので、オブラートに包んだ話をすることはせず、トラブルを起こしがちです。
今まで出会ったことのないタイプの人間であるミタゾノさんに興味を持ち、秘密を知ろうとしているようなので、もしかすると今回ついにミタゾノさんのすべてが暴かれるかもしれませんね。
飯豊まりえさんと松岡さんは、2019年に放送されたドラマ『必殺仕事人』で共演しているので、息の合った演技も見どころでしょう。
第4シリーズのあらすじは?
2020年の夏に日本で行なわれるビックイベントを前に、ミタゾノさんは「東京を“キレイ”にしよう」と張り切っているようです。
オリンピックを示唆するようなキャッチコピーもあり、夏の開催を前にストーリーに絡めてくるのかもしれません。
『家政夫のミタゾノ』はオリジナルドラマということもあり、毎回そのときの世相を表した題材を取り上げるので、今回もさまざまなことがあった日本を皮肉りながら、ミタゾノさんが痛快に掃除をしてくれることでしょう。
ミタゾノさんの変わらないダークヒーローぶりと、光と舞がどのように絡んでくるのかが楽しみポイントですね。
第4シリーズはここに注目してほしい!
・松岡昌宏さんの役者魂
TOKIOのメンバーである松岡さんが、女装をした家政夫役をやるなんて誰が想像できたでしょうか?
しかし、今では『家政夫のミタゾノ』は松岡さんの代表作と言っても過言ではなく、第6回コンフィデンスアワードでは、ドラマ賞の主演男優賞を受賞しています。
ドラムを叩く男らしくてかっこいい松岡さんとのギャップが、さらにミタゾノさんの魅力を引き立て、そこに松岡さんが持つ演技力が合わさることで、思わず癖になってしまうキャラクターを作り上げているのです。
松岡さんは2019年の秋ドラマで、『死役所』という死後の世界の話を題材にした作品にも主演で参加していて、こちらもかなり癖のある役どころとなっています。
難しい役は松岡さんに頼もう!という流れができているようにも思えてしまいますが、今回も松岡さんの怪演を期待しましょう。
・心に刺さるストーリー
『家政夫のミタゾノ』はオリジナルドラマなので、原作はありません。
これまでの脚本家には、テレビドラマ『半沢直樹』、映画『ラプラスの魔女』などを手掛けた八津弘幸さんや、ドラマ『SUITS/スーツ』、映画『男子高校生の日常』を手掛けた小峯裕之さんが担当していて、すごいメンツが集まって作られているのが分かります。
硬いことに縛られず、やりたいことをやっている感が伝わるので視聴者も楽しめますし、それでいて観終わったときには心にしっかりと刺さるストーリー展開はさすがとしか言いようがありません。
今回は小峯裕之さんの参加は決定しているようなので、再び笑えて泣ける話が見られるでしょう。
・今回も家事のHOW TOは見逃せない
主婦(夫)の方は、誰しも家事を楽にしたいと思っていますよね。
その願いを少しでも叶えようと、『家政夫のミタゾノ』では1話の中にいくつかの家事テクが盛り込まれています。
これまでは、家事テクのプロである“家事えもん”こと芸人の松橋周太呂さんが監修に就いて、思わず実践したくなるような小技がたくさん披露されていました。
今回も、さらにグレードアップしたミタゾノさんの技が見られること間違いなしです!
・まことしやかに囁かれる“ミタゾノの呪い”
ここまで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、『家政夫のミタゾノ』のヒロイン役を演じた女優は、何らかの理由で降板になってしまうというジンクスがあるのです。
第1シリーズのヒロイン、清水富美加さんは出家騒動、第2シリーズのヒロイン剛力彩芽さんはZOZO創業者の前澤友作さんとの熱愛、第3シリーズのヒロイン川栄李奈さんは突然の結婚&妊娠の発表と、皆さん世間を騒がせています。
これだけ続いてしまっているので、“呪い”なんて言われてしまうのも分からなくもないですが、飯豊まりえさんはこんなジンクスに負けずに、思い切り役を演じ切ってほしいですね。
まとめ
『家政夫のミタゾノ』はついにシリーズ第4弾となって、2020年春にカムバックします。
松岡さんと伊野尾さんのキャスティングはそのままに、ニューフェイスを迎えて新たな物語が始動!
変わることのないミタゾノさんに安心感を覚えながら、新たなエッセンスとなるであろう新メンバーたちに期待が持てますね。
まだ詳細が発表されていない部分も多いので、続報を待ちながら、過去の3作品を見返してみるのがおすすめです!

ドラマも映画も、魔法のドアです。楽しいとき、悲しいとき、現実世界からちょっとだけ抜け出したいそんなときに、いつだって私を連れ出してくれたエンターテインメントでした。気分に合わせたドラマや映画をご紹介できる案内人として、あなたに寄り添う素敵な情報をお届けします!
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