原作:瀧波ユカリ
脚本:坪田 文
出演者:新木優子,高良健吾,浜野健太,田中みな実,よしこ,山口紗弥加,森田甘路,関口メンディー,他
放送期間:毎週木曜夜10時
制作:フジテレビ
前回のおさらいと9話(最終回)の予想
蓮沼桃香(矢田亜希子)は、マコチこと福盛真(高良健吾)の痕跡が残る写真をSNSに上げる“匂わせ行為”を行い、難波ユリカ(新木優子)をヤキモキさせます。
ユリカは、マコチに対する自分の気持ちが恋か執着なのかわからなくなり、夜の街に飛び出します。
マコチを待つユリカでしたが、現れたのは北海道に帰る来栖むぎ(田中みな実)と別れたばかりの山下章生(浜野謙太)でした。
第9話(最終回)は、マコチに対する自分の気持ちがわからないユリカは、丸の内さくら(山口紗弥加)のマンションを訪ねます。
さくらは、駒込和真(淵上泰史)に「待っていてくれ」と言われ、自分でも嫌になるほど心が揺れていました。
一方、白井忠文(関口メンディー)は、さくらの小説『がんそば』がさくら自身のことを書いたものだと知り…?
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第9話(最終回) あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。いつも笑顔なんて無理!
ユリカと山下は、カフェに入ります。
ユリカは、マコチと桃香のいきさつを話し、マコチに聞いたら誤解だと言われたことを伝えます。
マコチは嘘がつけない人間だと言う山下、ユリカは「わかってます」と答えながらも一人でテンパっていることに気がついて落ち込むのでした。
山下は、ユリカの話を黙って聞いています。
ユリカは、「マコチと再会してまた付き合うようになったときは幸せだったのに、こんな小さいことでバカみたい」と言います。
山下とむぎはお互いを思って別れたのに、自分のことばかり考えてしまって情けないと話すユリカ。
山下は「僕だって、好きって気持ちより自分の安定を取っただけ。大学の研究をやめて就職したのもそうです」と話します。
そして、マコチと向き合えないと悩むのは、向き合おうとしているからだと諭します。
一方、ユリカを探したものの見つけられず、BAR“ネコ目”でユリカの親友、周防ひろ美(ガンバレルーヤよしこ)と飲んでいるマコチ。
ユリカにはいつも笑顔でいてほしいと言うマコチに対し、ひろ美は「いつも笑顔でいられる人なんていませんよ」と言い切るのでした。
マコチは、ユリカが笑顔でいられるように頑張るってことが言いたかったんだと思うんですが…。
でも、いつも笑顔でいる人には裏の顔とかもありそうで逆に怖いですよね。
不倫男の言い分
同じ頃、さくらの家には和真が来ています。
和真は、「絶対に幸せにするから、待っていてほしい」と告げます。
ずるい男です。
さくらが、おばあさんになるまで待たせるつもりでしょうか。
さくらは和真が結婚指輪をしてないのを確認して、奥さんや子どものことをなかったことにできるのかと聞いてみました。
返事ができない和真に、さくらは「そういう人じゃないことわかってる。今日は帰って」と微笑みます。
和真が帰ってほどなく、家に帰りにくいユリカがやって来ます。
さくらは、さっき和真に言われたことを話すと、ユリカは「離婚するってこと?」と聞きました。
「わからない、アイコンは相変わらず子どもと写っている写真なのに、結婚指輪は外してる…」とつぶやくように言うさくら。
別れてほしいが、家族を捨てるような人は好きじゃないと複雑な心境を語り、こんなに揺れてる自分がめんどくさいと言います。
ユリカも、「先生の気持ちはわかります。私もめんどくさい。幸せって何なんでしょうね」と言うのでした。
“好き”だけじゃダメ
翌日、仕事で桃香の家を訪れたマコチは、桃香から草木染めのサプライズはどうだったかと聞かれます。
マコチは、「空振りでケンカにもならなかった。以前“もう恋なんてしない”と思わせるくらい彼女を傷つけてきたから…」と話しました。
「もう恋なんてしない?まさか、真くんの彼女って」と、旅先でユリカが言っていたセリフだと思い出した桃香は、チロリアン不動産を訪ねます。
ユリカをランチに誘い、「SNS見たよね?ごめんなさい」と謝りました。
そして個展のときのことも、再婚が決まった元旦那にアピールしたものだと説明します。
元旦那の再婚が決まったからといって、そんなことアピールしてどうするつもりなんでしょう。
まだ元旦那が好きってことで、桃香も“モトカレマニア”ということなんでしょうね。
“好き”だけの勢いで結婚したと話す桃香に、「やっぱり“好き”だけじゃダメなんですか?」と聞くユリカ。
桃香は、“好き”はすぐに見えなくなるから、真剣に向き合わないといけないと諭します。
ユリカはその帰り道、マコチから“どうしても話がしたい”というLINEを受け取りますが、無視して歩き出すのでした。
安心できる場所
その日の夜、さくらのマンションに白井がプロテインを持ってやって来ました。
「さくら先生、冷え性だから筋肉をつけないと」と、プロテインをシェイクしてさくらに飲ませます。
『がんそば』を読み、「また別れちゃった。この2人なんで結ばれないんですか!」と怒ったように聞く白井。
さくらは、それは実体験で14歳から彼だけが、私を幸せにしてくれると思っていたと話します。
白井は一瞬驚きましたが、すぐに気を取り直して「主役の彼氏、“俺が幸せにする”なんてカッコいいけど、僕が言うなら“一緒に幸せ探しましょう”ですね」と元気に言います。
ロマンス感じたかと聞く白井に、さくらはドキドキを悟られないように「そう…でもない」と答えました。
その後寝てしまったさくらが目を覚ますと、白井のコートが自分に掛けられていて、白井も向かいのソファで寝ていました。
いつも眠りが浅いのに、爆睡してしまった自分に安心してまた眠ってしまいます。
いい感じですね。
白井といると、心から安心できるさくらなんでしょう。
メンディー、やりました(笑)
2人のこれから
ユリカが家に帰ると、マコチが待っていました。
「桃香からすべて聞いて誤解だったことがわかった。いきなり飛び出してごめん」と謝るユリカ。
マコチも「誤解させた俺が悪い」と謝り、明日2人で住む家の契約に行こうと微笑みます。
「帰りにランチして、ツリー見に行こうよ」と嬉しそうなマコチですが、ユリカは暗い顔をしています。
「私たち…本当に一緒に住んでいいのかな」
なんでそんなこと言うのか聞くマコチに、「距離を置こう」と言うユリカ。
マコチは拒否し、不満があるなら言ってほしいと言います。
不服そうなユリカを見て、マコチは「そんな顔するな」と悲しそうに言うと、私だって泣いたり怒ったりいろんな顔をすると訴えます。
ユリカは「もう、好きだけで将来を決められる歳じゃない。自分のこれからを勢いで決めたくない。時間をください」と落ち着いて話しました。
「わかった」と返すマコチ。
桃香の言葉が、ユリカの気持ちを慎重にさせたようですね。
そういう意味では、人に感化されやすいユリカです。
ひろ美の独立
2週間後。
ユリカの部屋からマコチは出て行き、以前のように一人で朝食を食べています。
チロリアン不動産でも、マコチと仕事以外の会話はありません。
そんなとき、ひろ美が夫の克也(小森隼)と一緒にチロリアンを訪れました。
ガンバレルーヤよしこさんと、小森隼さん、姉弟かなと思うくらい笑顔がそっくりに見えました。
「相談したいことがあって」「ひろちゃんがお世話になってます」と、挨拶をする2人。
独立する予定で、自宅兼ネイルサロンができる物件を探していると言います。
ユリカは、「最高の物件を見つけるから任せて」と張り切るのでした。
一方マコチは、桃香の売家の物件が片づき、桃香の家から見える美しい夕日を眺めています。
「こんな夕日見てたら、めちゃくちゃユリカに会いたい」と言うマコチ。
桃香は「それが好きってこと」と言って笑います。
あとで笑えばいい
ひろ美が希望する、店舗兼住居の物件探しに苦戦しているユリカ。
マコチが、ユリカをチラチラ見て気にしています。
その頃さくらは、『がんそば』の最終巻のタイトルに、句読点をつけたいと担当者に申し出ます。
和真との物語を書いた作品に、ピリオドを打ってけじめをつけたいと考えているさくらでした。
ユリカが外回りから帰ると、机の上に店舗兼住居の物件を集めた資料が置いてあります。
安藤社長(小手伸也)が「それ福盛くんから。ネットに出てない物件を探したみたいだ」と教えてくれました。
そして安藤からは、「リフォームして自由に変えられる物件もある」と資料を渡されます。
翌日、ひろ美たち夫婦を、内見に案内するユリカとマコチ。
小さなケンカをしては笑い合うひろ美たちを見て、「2人ってほんとに仲いいね」とユリカが言います。
ケンカをして落ち込むことだってあると言うひろ美に、それなのにどうしてずっと一緒にいられるのか聞くユリカ。
「好きだから!」と言う克也に照れたひろ美は、「じゃじゃ泣きしてもブチ切れてもいいじゃん。そのあと笑えばいいんだから」と笑います。
よしこさんが、本当に“いい女”に見えてきました。
カッコいい別れ方
同じ頃さくらは、落ち葉舞う公園で和真と会っていました。
伝えたいことがあると言うさくらは、『がんそば』の最終巻を和真に渡します。
「14歳からずっと駒込和真が大好きでした。2人で見た海や夕日、水族館、花火…いろんな思い出をありがとう」と、今まで書いた本を和真の手の上に置いていきます。
そして「じゃあな!」と、その場を立ち去るさくら。
山口紗弥加さん、めちゃめちゃカッコよかったです。
和真役の淵上泰史さんもこんな役だから情けなく見えるんですが、本当はカッコいいんでしょうね。
マニア宣言をするマコチ
BARネコ目で山下と飲むマコチは、最近グルメに興味がなくなった山下の心配をします。
「俺はマニアになる。好きなものは絶対諦めない」と宣言するマコチ、山下にむぎとのことは本当に終わらせていいのかと聞きます。
山下は「今の生活を捨てて、どうやって彼女を幸せにできるのか」とうつむきました。
マコチは「マニアのプライドはどうした?失ってからじゃ遅い」と、山下の胸を叩きます。
困ったような顔をした山下ですが、絶対むぎのことを忘れられなくて落ち込んでいますね。
クリスマスイブ、さくらと白井は?
ユリカは、『がんそば』最終巻発売記念のサイン会に来ています。
ユリカが「どうして最終巻だけタイトルに丸がついてるんですか?」と聞くと、きちんと終わらせないと先に進めないからと答えるさくら。
サイン会が終わったさくらが会場を出ると、白井がやって来ます。
「メリークリスマス!」と、花をプレゼントして『がんそば』の最終巻を読んで泣いたと告げます。
永遠はなかったと言うさくらに、僕たちの物語は違うと言う白井。
「さくらせんせー!僕はあなたが大好きでーす!」と大声で告白します。
さくらは笑って、海外のラブコメでよくやるやつをやってほしいとお願いします。
白井は「お安い御用です」と言い、サクラを持ち上げクルクル回ります。
「僕のこと好きですか?」と聞く白井に、「まだ…そうでもない」と笑うさくら。
白井は、さくらを抱きしめました。
よかったー!とりあえずメンディーと紗弥加はハッピーエンドです(笑)
山下とむぎは?
その日の夜、北海道のイルミネーションの中をむぎが歩いています。
ふと前を見ると、山下が立っていました。
山下は「仕事を辞めて、またこっちの大学に戻ってやり残した研究をしようと思う。こんな僕とまた付き合ってほしい」と言います。
「夕張メロンドーム、蜂屋、くまげら、ハーベスト…まだ行ってないお店いっぱいある」と言うむぎ。
山下は、「全部行こう」とむぎを抱きしめます。
浜野謙太と田中みな実も、ハッピーエンド!
ユリカとマコチは?
同じ頃マコチは、前にユリカと“クリスマスイブにツリーを見に行く”と、約束したことを思い出して大きなツリーの前に立っていました。
一方自宅で、さくらのサインを見ているユリカ、サインの下に“あなたの幸せは、あなたが決める”と書かれています。
そのとき山下から、むぎと撮ったツーショットの写真が送られてきました。
“難波さん、ありがとう。あなたの言葉に勇気をもらいました。好きなものは好きでいい。マニアの絆は永遠です”というメッセージも。
「私の幸せ…」とつぶやいて、家を飛び出すユリカ。
必死で走って、クリスマスツリーのある場所へ向かいます。
しかし着いたときには、ツリーの電飾も消え人影もありません。
ガッカリしたユリカは、泣きそうになります。
マコチに電話をかけると、着信音が近くで聞こえてきて…。
「ユリカ!」と小さなツリーを抱えたマコチが、走って来るところでした。
「もうじき電気が消えてしまうと思って」と、マコチが持っている小さなツリーには電飾が灯っています。
「そんなのいいからここにいてよ」と怒り、その場に座り込んでしまいます。
ごめんと言うマコチに「もぉ、好き!変わろうと思ってもこれだけは変えられない。私やっぱりマニアなんだ。私、マコチマニアはやめられない!」と言って、マコチに抱きつくユリカ。
ユリカからキスをして、「やばい、私泣きそう」とユリカが言います。
マコチは「俺も泣きそう。また、ユリカが俺のこと嫌いになりそうになっても、何度でも恋してもらうから」と言って、マコチからキス。
新木優子さんと高良健吾さんもハッピーエンドです。
エピローグ
チロリアン不動産では、白井をモデルにして会社のホームページ用の写真をマコチが撮っています。
そして自宅でネイルサロンを始めたひろ美は、独立後初めてのお客(ガンバレルーヤまひる)を迎えています。
おいしいお店を巡って、楽しそうな山下とむぎ。
さくらは、新しい恋愛小説『キラキラしなくて、いいじゃない』を書き始めました。
マコチとユリカは、新しい家に引っ越しするため荷物を運び出し、マコチと手を繋いたユリカは「私、最高に幸せ!」と言うのでした。
すべてが、ハッピーになりました。
羨ましい限りです。
Twitterはどうでしょうか
モトカレマニアだなんてアホみたいなドラマにメンさん出るんだなあなんて最初は思ってたけど(ごめんなさい)、面白くて考えさせられて毎回刺さって、とっても素敵なドラマだった😭恋愛ドラマ・映画観ても彼氏欲しいとか思わないくらいに枯れてるけど、モトカレマニアは恋したくなるドラマだった😭
— こあ (@co8re) December 12, 2019
そうですね。
後半になるにつれて、盛り上がったように思います。
やっぱり、メンディーさんがよかった!
まとめ
クリスマスイブに向けて、みんながハッピーエンドになったのは素晴らしいです。
あとメンディーさんが、白昼堂々と大声でさくらに告白したのには笑いました。
それには、不倫じゃできなかったことを、これから僕と紡いでいこうというメッセージが込められているように思いました。
さくらもこれからは明るい恋ができそうで、よかったな~と思います。
ユリカとマコチは、これからも何度もケンカしてよりを戻してを繰り返しながらも、うまくいくんだと思います。
最後まで楽しく見ることができました。
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平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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