『まだ結婚できない男』最終回のあらすじ・ネタバレ!桑野が選ぶ幸せとは何なのか?【見逃し動画情報もあり】 | VODの殿堂

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『まだ結婚できない男』最終回のあらすじ・ネタバレ!桑野が選ぶ幸せとは何なのか?【見逃し動画情報もあり】

   
 

原作:書下ろし脚本のためなし
脚本:尾崎将也
出演者:阿部寛、吉田羊、稲森いずみ、深川麻衣、塚本高史、草笛光子
放送期間:毎週火曜21時
制作:カンテレ MMJ

前回の振り返り

前回、胃腸炎で倒れてしまった桑野(阿部寛)は、歳には勝てない人間の身体の脆さを知り、少しだけ素直になる努力をします。

桑野に好感を持つ有希江(稲森いずみ)に対し、吉山先生(吉田羊)は一時的なものだと最初から疑いの目を向け、初めて誘われた映画もいぶかしがって断ってしまうのです。

そんな中、早紀(深川麻衣)は舞台公演が始まろうとしていて、吉山先生と有希江を誘うのですが、吉山先生は仕事で行けなくなってしまいます。

その代わりとして現れたのが桑野で、図らずも有希江とのデートとなってしまうのでした。

桑野はいつも通り、事あるごとにうんちくをひけらかすのですが、有希江はそれを広い心で受け止め、舞台が終わった後のもんじゃ屋では、桑野のこだわりのもんじゃ作りを邪魔し、自分なりの食べ方を伝授します。

きっと今までこんなことをしてくれた人はおらず、桑野はもんじゃの美味しさにも感動しながら有希江と楽しい時間を過ごすのでした。

一方二人のデートが気になって仕方がなかった吉山先生は、どんなデートだったのか有希江に根掘り葉掘り聞こうとしますが、そんなことするのは桑野が気になっているからではないかと言われ、今まで知らなかった気持ちに気づかされてしまうのです。

いよいよ恋愛が動き出すのかと思ったら、なんと桑野と吉山先生が裁判で争うこととなってしまいます!

桑野は幸せになるためにどんな未来を選択するのか、周りの人々の言動にも注目です!

『まだ結婚できない男』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年12月29日(日)時点のものです。

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※コンテンツの視聴は有料となっています。

最終話は満足度かなり高め!あらすじと感想

ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。

桑野と吉山先生にまさかの事態!

妻と離婚をする予定の木村(伊藤正之)という男性から、ひとり暮らし用の家を設計してほしいと直々に依頼を受け、桑野は価値観の一致から快諾して仕事に取り掛かっていました。

そんな矢先、木村が建て替えをしようとした土地は自分に所有権があるとして、妻から建築差し押さえの訴訟を起こされてしまうのです。

しかも妻側の弁護士には吉山先生が就き、桑野と対立することとなってしまいました。

いったん話を整理するため、木村にも弁護士を立てて話を詳しく聞いてみますが、今まで特に大きなトラブルはなく、むしろ妻の方から木村の退職を機に離婚を言い出したと言います。

今回訴訟を起こしたのは、木村が離婚にすんなりと応じた腹いせや、新しい一歩を踏み出そうとしているのを邪魔したいだけなのではと推測していました。

そして桑野は木村側の証人として出廷することとなり、法廷で吉山先生と対峙する流れとなってしまうのです。

早紀は恋の予感?

吉山先生の方も妻側の弁護をするにあたり詳しく話を聞いてみますが、妻の言い分としては、木村は昔から冷たいところがあり、離婚を言い出しても心を動かすようなこともなく、ひとりでセカンドライフを楽しもうとまでしているのが許せないということ。

おおむね木村の見解は当たっていますが、吉山先生は何か思うところがあるような表情をしています。

有希江はそんな二人にコーヒーを出しながら、離婚経験者として共感できるようで、深くうなずいているのでした。

そのころ早紀はというと、パグを連れた強面の男、工藤(RED RICE)とすっかり仲良くなり、お互い散歩をしながら交流を深めています。

すっかり桑野の恋人候補から外れてしまった早紀ですが、なんだかんだ自分に合った人を見つけられたようですね。

タツオの方も、工藤が連れているパグのおもちと愛を深めているのでした。

法廷バトル

裁判当日、英治や有希江たちが面白半分に冷やかすため傍聴しにやってきて、桑野があからさまに嫌そうな顔をする中、いよいよ証人尋問が始まりました。

問題は、新しく家を建てるのはひとりで住むためなのか、それとも誰かと一緒に暮らすためなのかというところとなります。

もしも新しい女性がいるのを隠して離婚調停を進めていたのなら、木村が土地を所有している正当性が失われると吉山先生は主張しているのです。

しかし桑野はあの家に誰かと住むことは不可能だと断言し、女性の影などないと証言しました。

吉山先生は負けじと食らいつき、どうしてそう言い切れるのかと聞きますが、拡大した設計図が提示され、桑野の細かな説明が始まります。

まず、通常は来客を意識して広く取りがちなリビングを、可能な限り短い動線で動けるようコンパクトにしてあること。

そして玄関、トイレ、お風呂もリビングからダイレクトに繋がり、移動が楽になるようになっています。

極めつきには、趣味である鉄道模型を置くための部屋に多くのスペースを使い、走らせて遊べるようそれぞれの部屋の壁に模型が通り抜けられる小窓がついているのです。

鉄道模型オタクの夢のような設計になっていることを証言した桑野ですが、木村にこんな趣味があったことを妻は知らなかったため、慌てて取り繕った虚偽ではないかと疑われます。

しかし木村はインテリアにこだわりのある妻のため、気を遣って趣味を遠慮していたのです。

それなのに女がいるのではという卑しい憶測をするのは、吉山先生が人は誰かと一緒に住むものだという固定観念に凝り固まっているからだと、いつもの桑野節が炸裂。

吉山先生もヒートアップして尋問を忘れ自分の意見を述べてしまい、恒例の二人のケンカへと発展し、裁判長に注意を受けてしまいます。

桑野も落ち着きを取り戻し、そのときふと、「お互いが少しでも心を開いて相手の立場になれば…」とケンカの最中にもらした吉山先生の言葉が、なんだか気になるのでした。

心の変化

しばらくして、桑野は家でひとり薬丸(デビット伊東)のブログをチェックしています。

例のやっくん事件以来、ひとりを満喫する日常を綴った薬丸のブログは桑野のお気に入りになったようで、なんだか微笑ましいですね。

今回はひとりキャンプの記事だったのですが、そこでたまたま出会った人と二人キャンプを満喫して、ひとりより二人の方が楽しいという心境の変化が書かれています。

しかもその相手はどうやら、シーズン1で桑野のライバルだった金田のようなのです!

アップされた写真には後姿しか映っていませんでしたが、最終回にしてこんなにも存在感を現わしてくるとは…。

桑野が驚いているとき、早紀がデートに行くからパグ2匹を預かってくれないかと尋ねてきます。

昔の桑野なら速攻で断る案件でしょうが、優しく微笑み快諾するのです。

少しずつ、桑野も世間に影響されながら馴染んでいるのが分かりますね。

本当の気持ち

吉山先生は有希江のカフェでコーヒーを飲みながら、実家の母親の具合が悪いことを話し始めます。

「いっそのこと事務所を畳んで長野に帰ろうかな」と言う吉山先生に有希江は驚きながら、せっかくここまでやってきたのにと寂しそうな顔。

吉山先生は自分では踏ん切りがつかないようなので、桑野に相談してみてはどうかと提案しますが、どうせ長野に行けと言われるだけだと相手にしません。

そして、有希江は桑野と良い雰囲気だが、自分はそうじゃないと拗ねるのです。

そんな吉山先生を見た有希江は、自分は桑野に合わせていただけだと言い出し、この前のデートも本当は楽しくはなく、ただ吉山先生をたきつけたかったのだと、小悪魔っぽく笑います。

意味が分からないという顔の吉山先生でしたが、桑野とあんなケンカができるのは吉山先生しかおらず、それはまじめに向き合っている証拠だと言われ、いよいよ自分の気持ちに気がつき始めるのでした。

新しい設計図

吉山先生が事務所に帰ると、そこには噂の桑野の姿が。

桑野は木村夫妻がどうなっているのか気になる様子で、その後の進展を聞きに来たのです。

裁判官からは和解の提案が出ているため、今後一度話し合いの場を設けるという吉山先生に、桑野は見てほしいものがあると設計図を取り出します。

それは木村の家の設計図で、今までのひとり暮らし用の案とは異なり、もしも二人でまた暮らすことになっても対応できるよう、アレンジされていたのです。

リビングは二人で語り合える適度な広さに、お互いの趣味が楽しめる個人の部屋も用意し、それでいてお互いの存在を感じることができる間取りとなっていました。

これを話し合いの席で、吉山先生から二人に提案しておいてくれないかと言うのです。

吉山先生は感動を覚え、どうして変更する気になったのかと尋ねます。

桑野は吉山先生があまりにもひとりは寂しいと言うものだから、ひとりで平気な人はそんなにいないのではと思ったと言い、少し照れながら事務所を後に。

桑野の思いがけない心の変化や、優しさに触れた吉山先生は、感慨深く設計図を眺めるのでした。

長野に帰ります

数日後、吉山先生は桑野を有希江のカフェに呼び出します。

そして妻が裁判を取り下げ、しかも離婚もやめてやり直すことになったと伝えました。

それもこれも桑野の新しい設計図のおかげだと言い、家のすごさを実感したと感心しながら、長野の実家に戻り、母親の法律事務所を引き継ぐことにしたと発表します。

もちろん今の依頼が片付いてから行くことになるし、そもそも長野と東京は新幹線で1時間ちょっとだから近いと、空元気で明るく話すのですが、本心を見抜いた有希江は何とか止めようとするのです。

しかし桑野はへらへらと笑いながら「お母さん、お大事に」と、コーヒーも飲まずに帰ってしまうのでした。

ストレートな言葉は言えない

数日後、コンビニでばったりと出くわした桑野と吉山先生は、二人で帰り道を歩きながら、長野へはいつ帰るのかを話し始めます。

はっきり日にちを言わない吉山先生に、それはいつ帰るのかわからないということなのか、帰るかどうか分からないということなのかと尋ね、その質問に吉山先生はやはりはっきりと返事ができません。

東京では友達もできたし桑野とも仲良くなれたのにな、とこぼし、「誰かが止めてくれれば、って感じです」と、いよいよ確信めいた言葉を残します。

さすがの桑野も、この言葉には何か思うものがあったようです。

超王道恋愛ドラマかと思いきや…?

いったん母親の様子を見に長野に帰省した吉山先生ですが、強がった母親に帰ってこなくて良いと言われてしまいました。

いろいろ考えながら東京に戻ってくると、桑野から電話で呼び出されるのです。

今日あったことを桑野に話そうとする吉山先生でしたが、桑野はそれを制して、「まずは僕の話をしても良いですか?」と切り出します。

何を言い出すのかと思えば、長野に帰れば人間関係を一から構築しなければならず手間と時間がかかる。

別に長野に帰らなくても、東京と行ったり来たりすればいいのではないか。

だから長野に帰るのはやめた方が良いと、東京に残るメリットを長々と説明するのです。

そして、「あなたがいないとつまらないし、寂しくなる」と、ずっと言えなかった言葉を伝えるのでした。

吉山先生は男性にそんなこと言われると嬉しいと泣き、桑野がそこまで言うなら帰るのをやめると言う、感動的な展開です!

このまま二人が抱きしめ合えば、恋愛ドラマとして最高なんですが、桑野は「じゃあ今のはリハーサルで、次は本番で!」と訳の分からないことを言い出します。

昨日寝ずにセリフを考えていた桑野は、途中ちょっと噛んでしまったことを悔やみ、やり直してこのシーンを完璧にやり切りたかったのです。

涙まで流したのにムードをぶち壊す発言にブチ切れの吉山先生は、怒って帰ってしまうのでした。

ここまで来たらそんなに怒らず許してあげたら良いのに、というのが正直な感想ですが、桑野の無神経さが天下一品なのはよく伝わりました(笑)

ドンサック幻のカレー味は恋の味?

それから数日、未だに仲直りができていない桑野と吉山先生でしたが、再びコンビニで出くわします。

桑野は“ドンサック幻のカレー味”が再入荷したというので買いに来たのですが、なんと最後の1個は吉山先生のかごの中に。

いつまでも口を利かないのは大人げないと思った二人は、いい加減仲直りをしようと決め、公園でドンサック幻のカレー味を分け合って食べることにします。

そして、桑野はカバンから映画のチケットを取り出し、一緒に行かないかと誘うのです。

これは第9話のデジャブ!

前回は吉山先生が桑野のうんちくにうんざりして断る形になってしまいましたが、今回は吉山先生の方から、仕方ないから桑野のうんちくを聞いてあげると言い出します。

そして二人は、映画館へと向かうのでした。

最終話を観た人のTwitterでの反応は?

それでは、最終話を実際に観た方の感想をチェックしてみましょう。

Twitterを見ていた思ったのは、結末には満足している方が多い印象でしたが、やはりどうしても前作の『結婚できない男』と比べて、評価が下がってしまっているということです。

今作に関してよく言われていたのが、「古参ファンには物足りなく、新規には厳しい」で、最後までそれを払拭できなかったのは残念ですね。

これはシリーズ物の最大の難関なのでしょう。

桑野は人に興味のないふりをする場面がありますが、必ずそれを裏返すように人を欲しているように見えるシーンも用意されていましたよね。

”結婚しない男”ではなく”結婚できない”男というタイトルは、よく考えると大変深く、桑野のすべてが詰まっているのかもしれません。

最後まで明かされなかった有希江の本心。

これが少し心残りですね。

私も有希江は吉山先生のために身を引いただけで、本当は桑野に惹かれていたんだと思います。

有希江ファンとしてはそれが明確に分かるシーンを入れてくれたらなぁ、という感じですが、そうすると有希江の株が上がりすぎて、吉山先生の肩身が狭くなってしまうのかも…。

どうか有希江も幸せになれますように。

まとめ

最終回で、今までもやもやしていた吉山先生の態度が改善され、かなり納得できるラストとなっていました。

吉山先生は桑野に何だかんだ言う割には、筋の通っていないような言動が目に余り、ただの嫌味なおばさんになってしまっていましたが、今回「お互いが少しでも心を開いて相手の立場になれば…」というセリフを口にしたことで、自分でそれを実践することができたのでしょう。

そして桑野も、いつもは人の意見を聞いてから話を始めてしまうので、屁理屈や嫌味が溢れてしまっていましたが、今回はまず自分から話すということを実践し見事に成功していました。

このように一生分かり合えないであろう男と女でも、歩み寄る姿勢が何より大切だったのですね。

ラストのリハーサルと本番のくだりは未だに意味がよく分かりませんが(笑)、とりあえず多くの人が納得できるラストにまとめてあったので良かったです。

桑野が成長することなくひとりのまま終わればがっかりしますし、かと言って吉山先生と無理矢理くっつけて結婚、なんてことにしなかったのも、前作のファンを大切にした証でしょう。

途中、ほとほと桑野に嫌気が差した瞬間もありましたが、観終わってみればやっぱり憎めない、意外に良い奴なんですよね。

これからも桑野のファンでい続けたいと思いました!

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