原作:オリジナル脚本のためなし
脚本:金子茂樹
出演者:生田斗真,安田顕,小池栄子,清原果耶,杉野遥亮,水沢林太郎,西村雅彦,原田美枝子,倉科カナ,他
放送期間:毎週土曜夜10時
制作:日本テレビ
前回のおさらいと第7話の内容
其の十一では、ポラリスの常連から、毛蟹をもらった岸辺房枝(原田美枝子)。
高熱を出している秋葉光司(安田顕)に毛蟹を食べさせるかどうかで、揉める満(生田斗真)たち。
結局、春海(清原果耶)が雑炊を作って持って行くことで、光司を満足させることができ、あとの家族でおいしく食べることができました。
其の十二は、Barクラッチのオーナー、三枝明日香(倉科カナ)と急接近中の満。
房枝と綾子(小池栄子)は、満がまたヒモになるのではないかと心配します。
満は、明日香に「やりたいことが見つからなければ、嫌じゃないことから始めればいい」と言われ、亀のボルトを連れて岸辺家を出ました。
第7話の其の十三では、子どもの頃のお年玉が出てきたと言われ、満は実家に帰ります。
綾子がリフォームしている家に房枝の部屋があることと、実家と喫茶ポラリスを売る計画があることを知ります。
充電するために、実家が必要だと必死で反対する満ですが、光司が帰ってきてあることを告白したことで、急展開します。
其の十四で、満は自分の人生は今後、明日香のサポートに回ると言い出します。
誰かのために自分を犠牲にしてもいいと思ったのは初めてだと言うと、明日香から意外な答えが返ってきました。
久しぶりに帰ってきた満に「海まで車を出してほしい」と泣く春海。
春海と同じような気持ちだった満は…?
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第7話 あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。其の十三 ジンライムと商店街
日本のお年玉
房枝は、学校から帰ってきた春海に墨汁はないかと聞かれます。
「確か綾子が使ってたやつがあったんだけど」と、戸棚の引き出しを探してみると墨汁とお年玉の袋が出てきました。
それは綾子と満が小学校のときに貰ったお年玉を、房枝が預かっていたものでした。
夜になって綾子や光司の前でお年玉を計算してみると、綾子の分が5万8千円で満の分が4万3千円ありました。
春海が、どっちも小6までの分なのになんでこんなに差があるのか、聞いてきました。
すると光司が、兄弟のお年玉に差が出るのは、日本の風習だと説明します。
柿を食べながら「満いないんだから、このお金でおいしいものでも食べに行こう」と言う綾子。
房枝は「一応本人の許可を得ないと、怒られるのは私だから」と、光司に満への連絡を頼みます。
さっそく光司が満に電話をかけると、満は明日香の部屋で夜景を見ながらお酒を飲んでいました。
お年玉の件を話し、要らないならみんなで焼肉にでも行かせてもらうと言うと、「自分の金が姉ちゃんたちの胃袋を満たすのは癪だから、近いうち取りに行く」と返します。
そりゃ4万円もあったら、取りに行きますよね。
いくら明日香がお金持ちでも、お金をせびるようなことはできないでしょう。
檀野の圧力
翌日喫茶ポラリスには、いつもの常連メンバー牧本求(西村まさ彦)と、諸角圭壱(浜谷健司)、薗田拓斗(本多力)が来ています。
牧本が「コーヒーがおいしいと思ったら檀野(長谷川初範)さんがいないのか」と、言います。
ハワイの別荘に行ってるらしいと房枝が話すと、「いなくても気に障る人だ」とつぶやく牧本。
薗田は「檀野さんがうちのソーラーパネルを契約してくれて、次から“檀ちゃん”“薗ちゃん”と呼び合うようになったけど気にしないで」と牧本に言います。
「そうか、お前も諸角と一緒で檀野軍団か」と不機嫌になるのでした。
一方その日の夕方、土手に座っている光司。
カバンからハーモニカを取り出し、一人寂しそうに吹いています。
光司が夕日をバックに土手に座っている姿、哀愁たっぷりでいいですね。
可哀そうと言うより、似合いすぎて笑ってしまいます。
実家の重要性
夜になって、満がお年玉を取りに岸辺家に帰って来ました。
玄関で不動産屋とすれ違い、この家の査定に来ていたことを知る満。
綾子に「お母さんと相談してこの家を売ることにしたから、あんたの荷物をそっちの家に運んでほしい」と言われます。
綾子のリフォーム中の家に、房枝の部屋を用意してあるということで、房枝も自分1人で住むには広すぎると言うのです。
綾子が言うには、この家があることでお母さんは寂しさから満を甘やかし、満も帰ってくる家があるから、安心し過ぎて人生に本気で向き合えないと言います。
言い合っている最中に、光司が「ただいま」と帰って来ました。
満は、お掃除ロボットのルンバに例えて、あいつらは充電するために帰る基地、いわゆる実家があるからあんなに頑張れると言います。
いかに人間にとって実家というのが体と心の支えになるか、フル充電できるのは実家で食べる“おふくろの味”だと力説します。
すかさず「そのわりには、料理に文句言われてたけど」と返す房枝。
満は日本人が盆と正月に、渋滞に巻き込まれても実家に帰るのは、本能的にそのことを知っているからだと言います。
「それなら満は6年もフル充電していたのに、一度も掃除に行かなかったルンバと一緒だ。実家があるから動けなかったんでしょ」と綾子が言い返します。
「実家を売るってことは、俺が道端で倒れてもいいってことだからね」と怒ったように言う満。
房枝が“ポラリス”も売るつもりだと言うと、光司が「僕がポラリス継ぎます!」と言い出しました。
「え?」と、房枝と綾子が驚きます。
実は、3日前に仕事を辞めたと告白する光司。
相談もなく辞めたことに怒る綾子に、「相談しづらくさせていた姉ちゃんが悪い」と満は言います。
おまけに光司が、どうしても処分できなかったベースギターを、クラッチに預けていることも暴露してしまいます。
ショックを受けた綾子は、「春海を迎えに行ってくる」と言って家を出ました。
光司の告白で実家を売る話が消えてしまいましたが、どうなるんでしょうね。
綾子も昔は…
綾子は、春海を車に乗せて、光司が黙って仕事を辞めたことを報告します。
仕事を辞めたことより、事前に相談してくれなかったことがショックだと言う綾子。
春海は、「本当に辞めたかったから言わなかったんじゃない?言ったら辞められないでしょ」と言います。
満と同じこと言うと綾子が怒ると、「満兄ちゃん来てるの?」と春海は嬉しそうに聞いてきました。
春海を家に連れて帰り、綾子はブラブラと商店街を歩いて、そのまま“Barクラッチ”に向かいます。
プチ家出中だと言う綾子に、バーテンダーの駒野海星(杉野遥亮)は、「3年ぶりですね」と言いながら、ジンライムを出してくれるのでした。
家では、綾子がなかなか帰って来ないことを心配した光司が、捜しに行きます。
クラッチに寄ってみると「5分前までいた」と言われ、帰り道をたどるとベースを背負った綾子がいました。
綾子は、光司を見ると楽器を全部処分しろと言ったことを謝りました。
綾子は、昔は自分も健気で、“ズタボロ”のライブがあるたびに、ポスターやチラシを配っていたという思い出話をします。
光司も仲間から再結成の話があったが、きっぱり断ったことと、ポラリスの件は本気だと話します。
それじゃあ、「毎朝みんなのコーヒーを淹れることから始めてみたら?」とアドバイスしました。
昔は健気だったと自分で言ってる綾子ですが、本当にそうだったみたいですね。
光司もバンドをやってたときは、カッコよかったんだと思います。
其の十四 カレーライスと実家
ライオン界のトップ
明日香が出張で丸二日家を空けることになり、久しぶりにクラッチに出かける満。
すると薗田と渡利(間宮祥太朗)が来ていて、駒野と薗田がサッカーゲームで仲良くなったという話を聞きます。
薗田のアパートへ行き、飲み直す4人。
駒野と薗田はサッカーゲームをし、渡利は満に「彼女ができたんですって?」と話しかけます。
「無職で彼女ができるってほんとすごいなぁ」と感心する渡利。
自分のような新人で野生のライオンが、動物園の気高いライオンに会うとやっぱ尊敬してしまうと言います。
満は動物園のライオンを卒業して、第三のライオンになるかもしれないと話します。
第三のライオンというのは、王族に飼われているような存在で、癒しとボディーガード両方の役目をするものだと説明する満。
渡利は、「かっけー!それってライオン界のトップですよね」と尊敬の眼差しを満に向けます。
渡利は、すっかり満のシモベになったようです(笑)
満も、渡利に何か言うときは調子に乗って上から喋るのですが、それが渡利にはたまらないようです。
人には向き不向きがある
岸辺家の朝、光司が神妙な顔でコーヒーを淹れています。
それを心配そうに見ている綾子、房枝、春海。
出されたコーヒーを飲んでみた綾子と春海は、信じられないくらい不味いという顔をします。
房枝は先に飲んだようで、「満と同じ豆と道具を使ってるのにね…」と残念そうです。
綾子は「まだ最初だから…やる気を買ってあげないと」と庇いますが、光司は片づけをしていてカップを割ってしまうのでした。
一方明日香が帰ってくる日、満は部屋の中をピカピカに掃除しています。
ノートには嫌じゃないことと、今夜のメニューを書き出している満。
バターチキンカレーの材料も本格的で、プロが使うような何種類ものスパイスを用意しているようです。
ポラリスを手伝っている光司は、お客さんにコーヒーを運んでいて、うっかりこぼしてしまい平謝り。
光司は、やる気だけはあるみたいですが、うまくいかないですね。
こんなに不器用なのに、なんでポラリスを継ぎたいなんて思ったんでしょうか。
考え方の相違
満は帰ってきた明日香に、バターチキンカレーを振る舞います。
「満ってほんとに料理の才能がある」と言う明日香。
満は、「明日香が望むことをするのが、自分のやりたいことだとわかった。誰かのために自分の人生がどうなってもいいって思ったのは初めてだ」と自信ありげに告げます。
明日香は拍子抜けした顔で「それがコーヒー屋さんの次にやりたいことなの?それってヒモと変わらないよ」と言います。
6年間働かないで家族にも迷惑かけてきて、たどり着いた答えがそれでいいのかと聞く明日香。
「結局はあなたも姉ちゃんと一緒で働かない人間を認めない、時代遅れの差別主義者だったんだ」と満は、開き直ります。
明日香に、一緒にいても楽な答えしか出せないなら一緒にいる意味はないと言われ、満はカギを置きボルドを連れて家を出ます。
その日は、ネットカフェに泊まる満。
明日香は、満に言い負かされなかったですね。
さすが、会社をいくつも成功させているだけあります。
でも、満は完璧な主夫になれそうだし、案外明日香と合ってるように思うんですけどね。
やっぱりおふくろの味が一番
帰ってきた満は房枝と鉢合わせし、ボルドに元気がないから仕方なく家に帰ってきたと説明します。
春海が帰ると、満の靴を見つけて玄関に座り込みます。
満は、なかなか入ってこない春海を気にかけて玄関に行くと、「海まで車出して」と泣いていました。
満は笑いながら「失恋したのか?奇遇だな、俺も海に慰めてもらいたいところだった」と言い2人で海に行くことに。
「陸(水沢林太郎)は、春海のこと大事に思ってるから振ったんだと思うよ。春海は選ばれた人間なんだよ」と言う満。
春海は、大事に扱われることを望んでいるわけじゃないと言い、そっちはなんで振られたのか聞きます。
相手を想うことが自分のためになると思ったと、満は言います。
帰りの車では、ラジオから竹原ピストルの曲が流れました。
ふと満を見ると、泣いていたことに驚く春海。
満は「腹減ったなぁ、昨夜から何も食べてないから」と話します。
家に帰ると、房枝のカレーライスが待っていました。
みんなでカレーを食べながら、房枝は「不動産屋に出してもらった査定の額が安かったから、家は売らないことにした」と報告します。
光司も、「ポラリスを継ぐことは断念しました」と報告します。
「うちのカレーは、なんでいつも同じ味がするんだろう?」と言いながら、カレーをおかわりする満。
房枝は、居間で寝てしまった満に毛布をかけながら「困ったもんねぇ…」とつぶやきます。
翌日、審判員のバイトをした満は光司を焼肉に誘い、やっぱり実家のカレー10杯食べても焼肉には叶わないと言います。
ヘリクツが絶好調になってきた満に「お母さんのカレーを食べてフル充電したからかな」と言う光司。
満は、房枝のカレーを食べて、すっかり元気になったみたいでよかったです。
岸辺家では、ニートが2人になりました。
満だけでもやかましかった綾子は、どうなるんでしょうか。
Twitterを見てみました
「俺の話は長い」6話毛蟹と体温計でついに光司さんに落ちる人続出か?と思うやいなや7話での光司さんの過去がクズすぎて笑った。この緩急が秀逸。今期一番面白い。なんなら今年一番面白い。
— ふかこ (@fufu_kako) November 16, 2019
私も、今季この作品が一番おもしろいと思うし好きです。
中でも光司のキャラが、おもしろすぎてハマってます。
俺の話は長い第7話もバカおもろかった!
— ゆうた (@y_w_4869) November 23, 2019
私も、毎回楽しみに見ています。
あと何回で終わるのか…終わったら寂しいでしょうね。
まとめ
失恋した満が、春海と一緒に海に行った後で「急にお腹が空いた」と言ったところは、それまで食欲がなかったんですね。
すごくお腹が空いて食べた房枝のカレーは、さぞかしおいしかったことでしょう。
満と光司、どっちが先に再就職するのか楽しみです。
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平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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