原作:オリジナル脚本のためなし
脚本:三木聡,福田雄一,大九明子,田中眞一,小峯裕之
出演者:オダギリジョー,麻生久美子,吉岡里帆,磯村勇斗,豊原功補,ふせえり,江口のりこ,,岩松了,柳葉敏郎,寺島しのぶ,他
放送期間:毎週金曜夜11時15分(一部地域を除く)
制作:テレビ朝日 MMJ
前回のおさらいと6話の内容
彩雲真空(吉岡里帆)がSNSで知り合った友人夏歩。
その父親の村瀬はコント師マリリンのメンバーでしたが、ラジオの生放送中に何者かに殺害されました。
夏歩に頼まれ、捜査に乗り出した時効管理課の霧山修一朗(オダギリジョー)。
村瀬は強度のアレルギー体質で、死因はアナフィラキシーショックでした。
相方の栗原との仲が最悪だったため、栗原が疑われましたが、生放送中の犯行は不可能となり時効を迎えた事件だったのです。
村瀬のルーティーンは、本番前に必ずコップ1杯の水とラムネを3粒食べることで、それを知っていた栗原がラムネにソバを仕込み、水を炭酸水に変えて殺害したものだとわかりました。
第6話の主人公は、倒産寸前の状態から人気プロレス団体に押し上げたCEO枕木葵(寺島しのぶ)。
しかしその成功にいたるまでには、世間が驚くような殺人事件が起きていました。
あるタイトルマッチで優勝した選手に、葵がトロフィーを渡そうとすると選手は立ったまま息絶えていて…。
立ったまま死ぬって、弁慶を想像しましたが、それだけ気合が入っているって事でしょうか?
私の予想は当たらずとも遠からず…でした。
そこに至った経緯は、霧山に任せましょう。
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第6話 あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。プロレスブーム到来!?
ある日、交通課の三日月しずか(麻生久美子)が駐車違反の取り締まりをしていると、車の持ち主が現れ絡まれてしまいます。
そこへさっそうと登場したのは、刑事課の彩雲真空(吉岡里帆)で華麗なプロレス技をかけて三日月を助け、犯人を取り押さえるのでした。
署に戻った三日月と彩雲は入り浸っている時効管理課に行き、彩雲のカッコよかったところを説明します。
彩雲自らドロップキックと足四の字固めで倒したと、その恰好までしてみせ「今は空前のプロレス人気でプ女子(プロレス女子)が多くなっている」と話します。
熊本課長が「昔はよく見てたなぁ、ジャイアント馬場やアントニオ猪木」と懐かしそうに言いました。
すると彩雲がスマホの画面を見せて、「今はこの人、高原本気(HARASHIMA)!本気と書いてまじです」と言います。
熊本が「そう言えば、プロレスラーが謎の死を遂げた事件があったなぁ」と机の上に塔のように高く積み上げられた調書の中から1冊抜き取ったとたん、全部倒してしまいます。
倒れた熊本から調書を受け取った霧山は、「人気プロレスラータイトルマッチ殺人事件?惹かれますねぇ」と調書パラパラとめくりました。
起き上がった熊本が調書に判を押し、捜査開始です。
ジャイアント馬場、うちの母親が好きでよく見てました。
テレビを見ながら「いけー」と大声で言っていたのを思い出しました(笑)
事件の概要
屋上にある椅子に座っている霧山、三日月、彩雲。
霧山が調書を見ながら、今回捜査する事件を説明し始めました。
・事件は25年前、プロレス会場の総武総合体育館で起こった。
・“気合プロレス”の看板ヘビー級王座を決めるタイトルマッチが行われ、看板選手の丸山真剣(佐々木大輔)が、チャンピオン土倉どくろ(男色ディーノ)に挑み見事ベルト奪取に成功する。
・丸山時代が長く続くだろうと思われたその矢先、表彰式でトロフィーを受け取ることなく丸山真剣は立ったまま息絶えていた。
・死因は頭部強打による脳挫傷からの脳内出血。
・右側頭部に死亡に繋がった“3”のように見える傷が見つかり、試合中に負ったものでないことから、試合前に何者かに殴打されたものだと推測された。
・まず疑われたのが犬猿の仲だった土倉どくろ、次に“気合プロレス”CEOの枕木葵、レフェリーのレッドシューズ猿又(柳葉敏郎)。
・そして高原のほか所属レスラーたちも疑われたが、傷を受けた時期が曖昧で凶器も発見されず捜査は行き詰まり時効を迎えてしまった。
・試合前に受けた傷を隠してリングに上がり、チャンピオンになった丸山のレスラー魂に多くのファンが涙した。
・ベルトを巻いたまま仁王立ちで死んだ姿は、丸山の立往生と称えられた。
頭を強打しているのに、激しい試合に出るなんてほんとにすごいですね。
ここまでの決意があるんだから、結果的に死んでも悔いはないんでしょう。
「…ていうの?」という口癖
後日霧山は、三日月、彩雲を従えて気合プロレスへ遺留品を返しに行きます。
高原を見つけた彩雲は、興奮して「応援してます」と寄って行き、決め台詞を言ってもらっています。
そこへ葵が入ってきて、応接室で話を聞くことに。
霧山が、控室に選手が1人だけになることがあるのか聞くと、「丸山は集中したいからといつも1人でいた」と答える葵。
「丸山はうちでずば抜けて強かった…ていうの?簡単に傷を負うとは思えない…ていうの?」と、葵は語尾に“ていうの”をやたらと付けて喋ります。
その帰り、霧山はあの“ていうの?”は、他人に同意を求めているってことだから本音は別にあり、やましいことを隠してると言います。
三日月が「ただの口癖じゃないんですか」と笑いました。
霧山は「例えば。三日月くん、最近ますます魅力的になった…ていうの?」と言うと、「え~」と照れる三日月。
彩雲が「促されて一瞬そうかなって思うけど、霧山さんの本音は別にあるってことですね」と補足します。
「…ていうの?」は、田舎では使いませんね。
霧山の例え話を本気にする三日月くん、いい歳なのに素直すぎてカワイイ。
廊下に飾られているトロフィーを見て「変わった形してるね~」と言う霧山。
「それぞれ歴史があるんです。これが丸山真剣選手が手にするはずだったトロフィーです」と、彩雲がその中の一つを指差します。
昔の悪役が今は保育士
その帰り、ラーメン屋に入った霧山たち。
彩雲が、葵は父親の後を継い気合プロレスのCEOに就任し、潰れかけの状態からエンターテインメントを盛り込んで今の人気プロレスを確立したと説明します。
彩雲が時効管理課のテレビで、気合プロレスの寸劇から始まるプロレスに興奮していると、調書を見ていた霧山が丸山の対戦相手の土倉どくろも結構ヤバいと言い、話を聞きに行くことに。
土倉は、当時最強ヒール(悪役)として、他の団体でも大暴れしていましたが、現在は、ナイトメア保育園で保育士として働いているということでさっそく会いに行きます。
保育園に行くと、子どもたちになつかれている優しい土倉がいて、当時は寸劇用の悪役を演じていただけで、別に丸山を嫌いではなかったと話します。
土倉の話によると、丸山は師弟関係にあった高原以外のレスラーを敵視していたことがわかりました。
土倉を演じている男色さん、本物のプロレスラーということですが、演技うまいです。
悪役のときと、保育士さんのときの顔が全然違っていて本物の俳優さんかと思いました。
マジ卍はここが発祥?
外からではわからないことも中に入ればわかるかもと、気合プロレスの研修生になった霧山、三日月、彩雲。
さっそく練習に行くと、高原から「研修生になったんですか」と声をかけられ彩雲は大喜び。
まず彩雲が高原に技をかけてもらい、次に卍固めをかけてもらった三日月を彩雲が羨ましがり「高原選手の名前をとって“マジ卍”と言われていて超有名なんですよ」と解説します。
その間に霧山は、葵のところに話を聞きに行っていました。
葵は、「丸山は才能の塊だった。プロレスのことしか頭になく、寸劇、試合の流れやファンの期待などは考えてなかった」と話します。
ストイック過ぎて他の選手とも軋轢が生まれ、気合プロレスの方向性からもずれていったということです。
霧山は「ということは、丸山選手と葵さんとの考え方にも隔たりがあったんですか?」と聞きます。
「…もう昔の話…っていうの?ごめんなさい」と言って、葵はその場を後にしました。
葵と丸山は考え方が全然違っていたようですね。
ということは、葵が犯人でしょうか。
高原はヒールになる
リングの上では、三日月と彩雲が戦っています。
「キエー」「エイヤー」と2人の声が響く中、霧山が猿又と話をしています。
以前はレッドシューズ猿又というリングネームだったが、一線を退いた今は裸足になりシューレス猿又だと話す猿又。
猿又の話では、高原が入門してきたのは高校生のときで、地元でも有名な悪だった高原はこともあろうに丸山にケンカを売って、コテンパンにやられた。
その後、傍から見てもいい師弟関係になり“本気(まじ)”というリングネームも、丸山真剣への憧れからだった、ということです。
練習後、彩雲は顔を洗っている高原に「ずっと聞きたかったんですが、ベビーフェイス(善玉)からヒールになったとき嫌じゃなかったですか?」と質問してみました。
「全然。ファンが喜んでくれるのが一番だ。きれいごとばかりじゃ退屈だ。悪の道もときには必要だ」と言って彩雲を睨みます。
高原を演じているHARASHIMAさんも、現役のプロレスラーだそうです。
棒読みなところもありますが、麻生久美子さんや吉岡里帆と楽しそうにお芝居しているなぁと感じました。
でも若いんですよね、25年前に高校生で入門してきて師弟関係になっていたということは、25+17=42歳ってことですよ。
若すぎるように思ったんですが、HARASHIMAさん実年齢45歳だそうなので十分あり得るってことですね(失礼しました)
霧山の狙い
時効管理課では彩雲が捜査状況を説明し、犯人は誰かという話をしています。
熊本や又来(ふせえり)、サネイエ(江口のりこ)は高原犯人説を唱えますが、彩雲がアリバイがあると主張。
1人で映画を見て、ランニングをしていたということですが、又来が「いかにもって偽装したアリバイだ」と反論します。
翌日三日月と霧山が気合プロレスの練習に行った際、ひょろけた霧山が葵の前に落ちそうになります。
葵は咄嗟に“ジャーマンスープレックス”という技をかけ、霧山は気絶してしまいました。
目覚めた霧山が丸山の話をしようとすると、葵は「もうじき試合が始まるから、過去のことはそっとしておいてほしいっていうの?」と言います。
「そうですね」と言う霧山は、立ち上がろうとしてふらつきます。
そして「ちょっとすいません」と、葵がいつも持っている杖を取り上げて立ち上がりますが、葵はすぐに奪い返しました。
時効管理課では、高原が映画に行っていたというのは嘘で、他の団体のコーチに技を教えてもらっていたことが判明。
人には言えないから嘘をついていただけで、高原犯人説は消えました。
そのとき三日月が、葵の口癖「…ていうの」の話をします。
熊本は「“ていうの”ってアメリカ人みたいだよね。ノリだよ」と言いました。
その言葉に閃いた霧山は「あ~、あ~」と叫びます。
そこへ十文字疾風(豊原功補)が来て、彩雲を引っ張って行きました。
あ~今回も、彩雲さん“誰にも言いませんよ”カード渡すところ見れないのかな?
事件の真相
霧山と三日月は、気合プロレスの葵のところに行きます。
霧山の見解は以下の通りです。
・25年前、葵は丸山に寸劇で宿命を背負ったプロレスラーを演じてくれと言うが、プロレスだけをやってきた丸山は、ドラマ仕立てにすることを拒否し応じなかった。
・事件があった日、葵はもう一度説得したが、丸山は「学芸会なんかやってられっか!プロレスとは勝つか負けるか、それだけだ」と葵のショーを学芸会と言ってのける。
・葵の口ぐせ、“…ていうの?”には同意を求めることだが、英語の「you know」は“でしょう?”や“だよね”のような意味を持つ。
・葵は若い頃、アメリカのプロレス団体に所属していて、「you know」が身に付き口癖になり、アメリカ式のエンターテインメントプロレスを日本でもやろうとした。
・トロフィーの、“Kiai Wrestling Entertainment”の中の“E”が取れてた。
・丸山の頭部にあった傷跡は“3”ではなく“E”で、トロフィーが凶器に使われた。
・そのなくなっている“E”は、葵が持っている杖の頭の部分にある(霧山が葵の杖を借りた際、確認していた)
霧山の説明がおわると、「お嬢、もう終わりにしよう」と猿又が出てきました。
猿又の話では、葵と丸山が言い争っているのを聞きつけ、猿又が部屋に行くと葵が突き飛ばされたところでした。
カッとなった猿又が丸山に掴みかかって2人が争っている間に、トロフィーを掴んだ葵が丸山の頭を殴打し丸山は倒れます。
その後立ち上がった丸山は、猿又に「タイトルマッチに出るから止血をしてくれ」と頼みます。
猿又は「死んでしまうぞ」と言うが、丸山は「それがどうした」と制止を振り切り、激しい戦いで優勝したが直後に死亡したのでした。(普段から激しい運動をしている人は死後硬直が早いそうです)
命をかけてまで優勝したいと思う丸山は、プロレスをするために生まれてきたと言えますね。
彩雲の執念
話ながら霧山たちは、リングの上にやって来ました。
霧山が“誰にも言いませんよ”カードを渡そうとしたとき、「ちょっと待てこらぁ~」と顔に泥を塗り、首にチェーンを巻いた彩雲が入って来ます。
そして段ボールの切れ端に、“誰にも言いませんよ”と書いたものを差し出しました。
三日月が「ニセモノだー!」と叫びます。
いつまで経っても“誰にも言いませんよ”カードを渡すところに立ち会えないことから、ダークサイドに魂を売ったと言う彩雲。
「これからは私が“誰にも言いませんよ”カードを支配する」と凶悪な形相で叫びます。
三日月が、「そんなことは絶対させない」と卍固めをお見舞いします。
その間に霧山は、葵に本物の“誰にも言いませんよ”カードを渡しました。
彩雲が「せめて見せてください」と懇願するも、三日月が顔を向こうに向けさせて見せてくれませんでした。
葵は、「善人ぶってた私が一番ヒールだったのかしら」と言うと、霧山はそれがプロレスの醍醐味だと答えます。
翌日、時効管理課に疲れた顔で入ってくる彩雲。
三日月の挑発に乗った彩雲は、2人でプロレスごっこをして時効管理課の面々は、ヤジを飛ばしたり応援したりするのでした。
彩雲さん、すごい頑張ったのに声だけ聞いてカードを渡すところは見えなかったですね。
本当にお気の毒です。
最終回は、見えるよう祈ってます。
Twitterを見てみました
しつこく6話みてますが(笑)
とにかく、壁に貼られている紙に目がいって大変なんです(笑)
時効管理課の黒板は毎回言葉がかわってるし、それを読むのに必死なんです(笑)
これはね、時効警察からの恒例作業なんです(笑)
私、この時期に時効警察はじめました。あって良かった~— 凹もぐめぐみん (@me_moguchan) November 23, 2019
あるある~。
看板とかも「え?」ってのがありますよね。
私も、いっぱい見逃してるんだろうなぁと思うと悔しいです(笑)
時効警察はじめました。の第5話のアナフィラキシーショックネタも時効警察の第5話とかぶってないか!?第4話も女優ネタでかぶっていたが…第6話も被せてたりするのかな
— しげこ (@shigeco) November 21, 2019
そうなんですか?
すごいところに気がつきましたね(パチパチ)
まとめ
今回主演の柳葉敏郎さんは、とにかく『時効警察』が大好きで人間じゃなくてもいいから出演したいと思っていらっしゃったとか。
『時効警察はじめました』で、夢が叶って本当に嬉しかったそうです。
レフェリーの役も、ハマってましたよ。
次回の予告に最終章って書いてありましたね。
残り少なくなってきたようで寂しいですが、彩雲さんに“誰にも言いませんよ”カード渡すところ見せてあげてほしいです。
めちゃめちゃ頑張ってたから(笑)
ドラマ『時効警察はじめました』作品概要はこちら
2019年秋ドラマ特集ページはこちら

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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