原作:オリジナル脚本のためなし
脚本:遊川和彦
出演者:高畑充希、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音、相武紗季、椎名桔平 他
放送期間:毎週水曜夜10時
制作:日本テレビ
前回のおさらいと7話の内容
人事部の火野すみれ(相武紗季)は、評論家の椿美栄子を招いて行われる女性推進セミナーのリーダーを任されました。
椿は理不尽な要望ばかりを持って来る面倒な人物な上、社長(西岡徳馬)とも仲がいいため粗相は許されないと黒川(椎名桔平)からプレッシャーをかけられていました。
シングルマザーのすみれは、娘のつくし(栗野咲莉)に会社にいるときのお母さんはぺこぺこしてカッコ悪いと言われ、つくしを叩いてしまいます。
つくしが父親の元に行ってしまったことと、椿の理不尽な要望とが重なったことですみれは疲れ果ててしまいます。
北野サクラ(高畑充希)の励ましで、自分にウソをつかないで生きていく決心がついたすみれは、椿や社長に意見し、つくしと一緒にサクラの応援をしていくと約束しました。
第7話は、美咲島に架かる橋がいよいよ着工再開となるのですが、思わぬ問題が発生します。
黒川から呼ばれて本社に行くと、「想定していたより地盤が弱いことがわかったが、安全基準はクリアしているから島に行って住民に説明してほしい」と言われます。
サクラは、説明を受け納得し島に行くのですが…。
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第7話 あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。土木部に呼ばれたサクラ
2015年11月、入社7年目になるサクラは、2年前から子会社に出向中。
最近“お前の夢は叶わない”、“橋は架からない”などのファックスがくるという嫌な夢を見る日が続いています。
しかしじいちゃんへのファックスには、“元気にやってる。早く橋ができたらいいね”と明るく振る舞います。
ある日、黒川からサクラに「美咲島の橋に問題が起きたから、すぐ本社の土木部に来るように」と、電話がかかります。
橋に問題と聞いて、急いで土木部に向かうサクラ。
そこには常務に出世した黒川と、かつて菊夫にパワハラしていた桑原(丸山智巳)がいました。
黒川は、「基礎工事を始めたら当初の想定より地盤が緩く、完璧にするためにはもっと深く掘らないといけないことがわかった」と説明します。
桑原が「安心しろ!国の安全基準はクリアしている。それに信頼できる調査会社に調べてもらったが何の問題もなかった」と言うのです。
それならなぜ自分が呼ばれたのか聞くと、「ネットで悪い噂が流れていて住民が不安がっているから島出身のお前が説明してくれ」というものでした。
上のしくじりを島出身だからと部下に押し付けるなんて、ひどい会社です。
基礎を深く掘らない方向に決めたのも、会社ぐるみの策略ですね。
蓮太郎の彼女
その日の夜、喫茶“リクエスト”に集まるサクラと同期たち。
島に帰ることになったと報告するサクラは、説明がうまくいくかちょっと緊張すると言います。
土木部の木島葵(新田真剣佑)が「俺がフォローしてやるから安心しろ」とカッコつけました。
それを聞いた営業部の清水菊夫(竜星涼)も負けじと、「俺も有休を取って行こうかな。サクラの故郷も見てみたいし」と続きます。
広報部の月村百合(橋本愛)は、「葵とサクラ2人だけにするのが、心配なんでしょ?」と菊夫をからかいます。
そのとき設計部の土井蓮太郎(岡山天音)が、みんなに報告があると言い「実はやっと一級建築士の資格が取れたんだ。…それともう一つ、付き合ってる人がいる。連れてきてるんだ」と告白しました。
そこへ、すみれの娘つくしが入ってきて“オムライス”を注文します。
蓮太郎と付き合ってるのがつくしだと勘違いした同期たちは「それだけはやめろ」「犯罪だぞ」と注意するのですが、後からすみれが入ってきて納得できました。
すみれは、照れながら「サクラの家でゲームをしているうちに、蓮太郎とつくしが仲良くなって、うちにもちょくちょく遊びに来るようになって…それで…」と説明します。
サクラが「なんだか嬉しい、お似合いです」と言い、みんなで乾杯することに。
夜、島に行く準備をしながら、“橋は安全だと説明するために、同期たちと一緒に島に帰るよ”とじいちゃんにファックスを送ります。
じいちゃんからは、“楽しみに待ってる”と返信がきました。
前回、現在のすみれが結婚指輪をしていましたが、やっぱり蓮太郎と結婚したんですね。
引きこもりになりかけていた蓮太郎が、一気にお父さんになるなんてすごい包容力を見せてくれました。
カッコいいです。
久しぶりに島に帰る
結局サクラと同期全員で、美咲島に行くことになりました。
島に着いた途端元気になって、島の人たちに声をかけるサクラ。
そして、橋の建設が始まったばかりの現場に行って、みんなで写真を撮ります。
みんな笑顔でブイサインをしているのに、相変わらずサクラだけは真顔で写っています。
みんながカメラ内の画像を確認しているとき、葵だけが深刻な表情をしていることに百合が気づいて声をかけましたが、「何でもない」とはぐらかすのでした。
そこに島の人が3人来て、「悪い噂があるが、あの橋は本当に大丈夫なのか?」と、サクラに聞いてきました。
サクラは、「大丈夫。明日説明会でちゃんと話すから」と答えます。
それから「サクラの家は狭いからうちに来なさい」と、半ば強引にみんなの荷物を持って行く島の人たち。
サクラは、その中にいた実家の隣に住むおばちゃんに、じいちゃんの容態があまりよくないことを聞かされて慌てて家に帰ります。
家に帰るとじいちゃんは、サクラの大好物のコロッケを作っていました。
「心臓は大丈夫なのか?一度本土の病院で診てもらったら?」とサクラが言うと、じいちゃんは聞こえない振りをしてやり過ごします。
じいちゃんが体調が悪いことを初めて知ったサクラは、どんなに動揺したでしょうか。
心配かけるから内緒にしとくというのはよく聞きますが、そんなに頼りないのかな?とちょっと寂しくなりますよね。
私は、ちゃんと言ってほしい派です。
じいちゃんの願い
その夜は、同期のみんながサクラの家に集まり、じいちゃんの手作りコロッケや、島の人たちからの差し入れを食べて楽しい夕食となりました。
みんなが「このコロッケ本当においしい」と言いますが、怒っているような顔のじいちゃん。
サクラが、「じいちゃんは元々こんな顔だから気にしなくていい」と伝えます。
それからサクラの話で大いに盛り上がる同期たちを見て、じいちゃんは酒を飲んでいます。
その後「島から見る星空は最高だから」とサクラが勧め、庭に出て夜空を見上げました。
百合や蓮太郎、葵、菊夫と次々に流れ星を見つけてお願いをしますが、サクラだけは流れ星を見つけられませんでした。
寝ていたじいちゃんが起きて、サクラに用事を言いつけ向こうに行かせると、同期たちを集めます。
じいちゃんは、いきなり「サクラをこれからもよろしくお願いします」と頭を下げました。
じいちゃんは自分があまり長くないこと、サクラが天涯孤独になること、サクラの親のことなどを切々と語ります。
サクラの両親が亡くなったとき、コロッケを作ってやると「じいちゃん、これからはサクラが守ってあげるけね」と言ってくれて、そのときにこの子だけは絶対に守っていくと誓ったと話すじいちゃん。
不器用で損ばかりするあの子が一人ぼっちになると考えるだけで心が痛かったが、みなさんと話しているのを見て安心したと告げます。
「これからもあの子の仲間でいてやってください」ともう一度頭を下げ、本人には内緒にしてくれるよう頼みます。
その夜、じいちゃんと布団を並べて寝るサクラ。
じいちゃんが「いい仲間持ったな。お前はわしの誇りだ」と言うと、サクラはファックスのお礼を言います。
じいちゃんのサクラへの思いは、痛いほどわかります。
流れ星を見つけられなかったサクラは、幸せも見つけられない…という暗示のような気がして観ていて辛くなりました。
本当に安全基準を満たしてる?
翌日、住民説明会に向かうサクラを、葵が門を出たところで待っていました。
葵は、橋の土台部分に注入するコンクリートのセメントの量が仕様書より少なく見積もりされていることを見つけたと言い、そのために強度が弱くなっていると指摘します。
黒川とライバル同士だった桑原が、少しでも予算を減らして利益を出し社長にアピールしたいのではないか?と葵は言います。
そのことを直接、桑原に詰め寄るサクラ。
桑原は、平然と「安全基準は満たしているから心配ない」と言ってのけます。
サクラは「基礎の深さも足りてないのに、危険が増しているので一からやり直さないと…」と言います。
「そんなことをしたら莫大な損害が出て、橋の建設は取りやめになるがそれでもいいのか?説明会をうまくやり過ごせば、土木に呼んでやる」と言う桑原。
同期に相談すると、葵と蓮太郎は「正直に言った方がいい」、百合と菊夫は「安全基準を満たしてるならこのまま進めてもいいんじゃないか?」と言います。
2対2で言い合う仲間を見て「ケンカはやめてください。私のために争わないで」と言うサクラ。
“けんかをやめて二人を止めて、私のために争わないで”って、竹内まりやの歌を思い出しました(笑)
桑原は、とことん悪者で腹が立ちます。
じいちゃんと同期の励まし
「じいちゃんに相談してみたら?」と百合に言われ、サクラは家に帰ります。
サクラは、縁側にいるじいちゃんに「私は大人になれるんだろうか?」と聞いてみると、「大人になる必要なんかない」と答えました。
そして説明会会場に行くと門のところに百合がいて、サクラを抱きしめ「なんでサクラばっかりこんな目に遭わなきゃいけないのかな」と泣きます。
会場の入り口では、葵が「俺はお前が好きだ…あ、仲間として。お前を尊敬している。だからお前の思った通りにやれ」と言います。
桑原がいる部屋の前では、菊夫が桑原が後で何か言ってきたら俺がガツンと言ってやると自分の胸を叩きました。
会場で、桑原の説明が始まりました。
蓮太郎がすみれに相談したらしく、すみれからの電話を持ってきました。
すみれは「これからどちらの答えを選択しても、あなたを苦しめることになる。そのときは、同期や私に頼って。一人で苦しんだらダメ」と言われます。
桑原の説明を聞いた島の人たちは、「サクラちゃんの意見が聞きたい」「サクラちゃんが大丈夫と言うなら信じる」と言い出します。
サクラは、島の人たちに絶大な信頼を持たれているみたいでした。
やっぱりじいちゃんの人柄もあり、その人に育てられたからという理由もあるんでしょうね。
サクラの説明は?
サクラは壇上に上がると「シー」と否定するときに発する音を出しました。
そして7年前に花村建設に入社し、新人研修で同じ班になった同期たちと美咲島に架ける橋の模型を作った話をします。
そのときの模型は本当に素晴らしいものになったことと、自分の夢を語り始めます。
一つ目は、故郷の島と本土を結ぶ橋を架けること。
二つ目は、一生信じ合える仲間を作ること。
三つ目は、その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること。
2番目は叶い、3番目はいつか必ず叶える…しかし、1番最初の夢は叶わない。
故郷に橋は架からない…基礎の深さは足らないし、コンクリートの成分も安全じゃない。
島の人が命を落とすかもしれない橋を架けることはできない…みんな許してくんな…と言って顔をくしゃくしゃにして泣き崩れます。
そのまま説明会は終了し、桑原が「バカとは思っていたが、自分で自分の夢を潰すとはな…もううちの会社にもいられないぞ」と、サクラに言いにきました。
菊夫が走ってきて「これ以上、大切な同期を傷つけないでください。俺たちは正しいことをしたと思ってます」とハッキリ言いました。
菊夫、頑張りました。
桑原の言いなりになっていたときに比べたら、すごい進歩です。
悲しい別離
サクラが家に帰ると、じいちゃんが倒れて冷たくなっていました。
「じいちゃん、じいちゃん、なしてこんなに冷たくなってるんだ」と泣き叫ぶサクラ。
じいちゃんの葬儀を終え、隣のおばちゃんに礼を言ってタンスの整理をしていると、サクラが今まで送った仕送りがそのままの状態で入っていました。
東京のアパートに帰ったサクラが同期と一緒に撮った写真を見ていたとき、ファックスがきていることに気づきます。
“桜は決して枯れない”
“たとえ散っても”
“必ず咲いて沢山の人を幸せにする”
サクラは急いでファックスを送ります。
“サクラはこれからどうすればいい?じいちゃんに会いてぇ。じいちゃんのコロッケが食べてぇ”
返信がくるのをじっと待ちますが、なかなかきません。
ついにファックスを床に叩きつけ、本棚から本をぶちまけ、橋の模型を壊し、持って帰ってきた仕送りの封筒をバラまいて泣き続けます。
サクラが今まで無表情でいたのは、我慢していたんでしょうか?
こんなに激しく、悲しみと怒りを表したのは初めてですよね。
今までじいちゃんのためだけに、橋を架けるという目標を持って頑張ってきたサクラにとって、じいちゃんを失うということは、体の一部をもぎ取られるようなものだったんだと思いました。
今後のサクラは…
2019年、現在。
サクラの病室にいる黒川は、「お前が会社を休んで1年。残念だが辞めてもらうしかない」と解雇通知書を置いて行きます。
再び2015年。
じいちゃんの葬儀以来、ずっと会社を休んでいるサクラを心配している同期たち。
百合がサクラのアパートに行くと、隣の奥さんが出てきて何かあったのか聞いてきました。
隣の奥さんは「外に出てくる気配はないし、すごい物音がしたと思ったらその後、音がしない」と言います。
百合がカギのかかっていないドアを開けると、カーテンを閉め切った部屋に正座しているサクラがいました。
ぐちゃぐちゃにしたものは、隅の方に片付けられています。
「大丈夫?」と百合が声をかけると、サクラは「仕事に行かなくては」と立ち上がって部屋を出て行くのでした。
あんなに暴れた後、平静を保って会社に行けるものでしょうか?
Twitterを見てみました
#同期のサクラ 7話の視聴完了。
爺ちゃんの「一生大人になれない。なる必要がない」という言葉が良かった。そんな、爺ちゃんが亡くなって心の支えが無くなった桜は8話で、どういう行動に出るのか。最終回までしっかり観たい。— 葉月 (@A_YUKI_0516) November 21, 2019
ほんとですね。
あのまま会社に行ったけど、桑原が「会社にいられない」とか言ってましたから、いったいどこの部署になっているかもわからないですもんね。
部署があるかどうかもわかりませんよね。
「私には夢があります…」
毎回この言葉を聞くと、胸がグッとなり涙。今日の7話はグッとなんてものじゃなく、苦しかった😭次回は再来週か~、サクラ🌸が心配!#同期のサクラ #私には夢があります— Star_y_san (@Starysan1) November 20, 2019
ですよね。
本当に心配です。
会社はいったいどんな対応をするのか…。
まとめ
Twitterでもたくさんの人が、サクラの今後を心配していました。
ドラマでこんなに心配してもらえるなんて、高畑充希さんだからでしょうね。
まっすぐで不器用なサクラに、ピッタリハマっています。
10回で終わるとするとあと3回。
サクラが、昏睡状態になってしまった理由に近づいてきてドキドキします。
サクラは目覚めるんでしょうか。
ドラマ『同期のサクラ』作品概要はこちら
2019年秋ドラマ特集ページはこちら

平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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