原作:書下ろし脚本のためなし
脚本:尾崎将也
出演者:阿部寛、吉田羊、稲森いずみ、深川麻衣、塚本高史、草笛光子
放送期間:毎週火曜21時
制作:カンテレ MMJ
前回の振り返り
吉山先生のいとこの亮介(磯村勇斗)が長野から上京して法律事務所を手伝いつつも、吉山先生(吉田羊)と母親の関係を修復しようと画策していた第6話。
吉山先生も自分が意地を張っていることに気がつきながら、それでも素直になれず、これが親子というもんだなぁとしみじみ思わされましたね。
そんな吉山先生の背中を押したのは紛れもなく桑野(阿部寛)で、ようやく今までのマイナスポイントを少しは挽回できた…かな?というところまで来ました。
吉山先生は母親に電話をかけて今までのことを謝りつつ、将来のことを話せたのがとても大きかったと思います。
そして何より、桑野が人に謝ることができるようになったのが大きな進歩で、このまま真っ当な大人に成長してくれたらいいんですけどねぇ。
やっくんの正体も分かり問題ごとがだいぶ片付いてきた印象ですが、第7話では新たな問題が勃発!
カフェのオーナーにならないかと言われていた有希江(稲森いずみ)でしたが、急に閉店の危機にさらされてしまいます。
そのとき桑野がどう行動するのか、ぜひここに注目して観てみましょう!
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第7話は最高の一言に尽きる!あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。店舗デザインの仕事が舞い込む
桜子(咲妃みゆ)から店舗デザインの仕事を紹介される桑野ですが、人が暮らす家を作ることがポリシーのため、商売をする場所には興味がないと難色を示します。
英治(塚本高史)は話も聞かずに拒否モードの桑野をなだめ、桜子も桑野をおだててその気にさせようと頑張るのですが、完全にシャットアウト状態。
桜子は多分第1話から桑野のことが苦手(大嫌い)で、桑野の冷たい態度に半ギレ状態になりながら最終手段として報酬の話を持ち出します。
羽振りが良いクライアントなのか相当な額を期待できると言われ、桑野は急に興味を持ち出す現金さ(笑)
経理の映子(阿南敦子)の圧力もあり、新規案件を検討することとなります。
ずっと思っていたのですが、桑野は結構有名な建築家のようで評価も高いという評判もちらほら出るのに、なんか暇そうですよね…。
確かにこれだけ自分の時間を満喫できるような経営状態なら、積極的に割の良い案件はやっていかなきゃダメそう。
おしゃれなレストランバーの内装にやる気満々?
さっそくクライアントから話を聞くため打ち合わせに行く桑野ですが、このときも始めはやる気のなさそうな態度で挑み、「子供か!」と蹴りでも入れたくなります。
しかし桜子もぐっと我慢し、クライアントの大島(岡部たかし)もうまく桑野をおだてていきます。
それでも気に食わない様子の桑野は、自分がデザインするとお金がかると敬遠しようとするのですが、予算はたっぷりあることをアピールされ、しかもイタリアの有名な家具メーカーも使用できると聞き気持ちが高ぶってくるのでした。
やっぱり桑野は芸術家肌なのでしょうね。
家具のデザインを見たらアイディアが湧いてきたのか、ひとり集中モードで構想に入ってしまい、やる気になった桑野の姿に大島も嬉しそうです。
それから良雄(尾美としのり)と飲みの席で店舗デザインの話になり、お忍びカップルも利用できる個室のあるデザインを提案されます。
それに合わせて照明なども薄暗くして、ムードも演出してみてはという意見に、自分にはない発想だったので興味が湧く桑野。
個室があるカレー屋を訪れてみて、ただカーテンで仕切られているだけの空間なのに、その快適さに驚き取り入れてみることにするのでした。
有希江のカフェが閉店の危機?
ある日、有希江は吉山先生に相談を持ちかけます。
以前からカフェの持ち主であるビルの社長に、権利を買ってオーナーにならないかと打診を受けていた有希江ですが、どうやら社内で対立が起こったようで、カフェをやめて新店舗にしようとする派閥ができてしまったとのこと。
銀行の融資も決まり後は契約だけという段階で、いきなり契約破棄の連絡が届いたのです。
吉山先生はまだ方法はいくらでもあると有希江を励まし、力になることを約束しました。
そこへ何も知らない桑野がやって来て、深刻そうな二人に何があったのか聞き、有希江のカフェに問題が起きているという概要だけ知ります。
桑野はやっくんの件を解決してくれた吉山先生に厚い信頼を置くようになっていて、吉山先生に任せれば大丈夫だと太鼓判を押します。
桑野に褒められたことに驚く吉山先生ですが、なんかちょっと良い雰囲気!
桑野が人とちゃんとコミュニケーション取れていると、嬉しくなっちゃいますね。
デザイン完成!しかし…
桑野は良雄の意見を参考にしながら、自分でも大満足のデザインを仕上げることに成功します。
大島もそのデザインに惚れ込み大絶賛するのですが、ここへ来てようやく店舗の場所の話になります。
普通仕事を引き受ける段階で聞くもんだろうというツッコミは置いておいて、なんとその場所は有希江のカフェだったのです!
驚きを隠せない桑野はいろいろ考えてみるのですが、吉山先生が問題と言っていたのはこの件だったのかとすべての辻褄が合ってしまいます。
さすがにこれはヤバイと、慌てて有希江のカフェに向かうのでした。
女子トークは恋バナで決まり
カフェでは有希江、吉山先生、そして早紀(深川麻衣)の3人で女子トークの真っ最中。
今日の議題はもちろん有希江のカフェの話で、女がひとりで独立することの難しさを嘆いています。
そこへ不審者のごとく現れた桑野。
手には“ドンサック”のカレー味を持ち、貴重(?)なお菓子だからと差し入れるのです。
たかがスナック菓子とバカにする女子3人でしたが、味はおいしいと盛り上がり、再び女子トークが始まって、有希江のカフェの件を話すきっかけが見つけられなくなってしまう桑野。
そしていつの間にやら、女子の恋バナに参加しているのでした。
早紀は激しい恋愛経験が足りないから演技が上達しないと言われていて、どうしたらいいのか悩んでいます。
激しい恋愛とは何かを語り合っていると、桑野は障害が必要だと言い出し急に熱く語り始めるのです。
その姿に驚く女子たちでしたが、桑野はあくまで結婚に反対しているだけで、恋愛は推奨しているとのこと。
吉山先生は上から目線で語る桑野を皮肉るように、「さぞかし激しい恋をしてらっしゃるんでしょうね」と言いますが、桑野は「しますよ」と返します。
その言葉に今日1番の驚きを見せる女子たちでしたが、「相手がいれば」と続き思わず吹き出してしまうのでした。
桑野を相手にする人などいないという笑いでしたが、桑野は過去を回想するように一点を見つめ、ふふふと笑います。
これって、早坂先生(夏川結衣)を思い出してるの…?
そう思うだけで、なんか涙がでそうなんですけど…!
そして結局、店舗デザインの話はすることができない桑野なのでした。
いよいよヤバイ有希江のカフェ
弁護士から連絡が来たことに腹を立てた大島は、さっそく有希江のカフェに行き、退去を催促します。
そのためのお金も用意すると言われ有希江も怒りを露わにし、裁判になっても戦うことを決意しました。
しかしそこで新店舗のデザインを見せられ、桑野が行ったことを知り、吉山先生は急いで桑野を呼び出して説教をするのですが、桑野は有希江のカフェだとは知らなかったと必死の弁明。
この仕事は断るからそれで勘弁してくれと頼むのです。
しかし桑野が断ったところで、別のデザイナーが設計するだけのことなので、吉山先生はもう桑野は何もしなくていいと蚊帳の外に追い出してしまいます。
有希江と二人で話を詰め始めてしまうのですが、これは吉山先生の策略だと気がつく桑野。
天邪鬼を逆手にとって、行動を起こさせようとしていると言い、自分は指図では動かないとさらに天邪鬼ぶりを発揮するのでした。
英治の結婚報告
店舗デザインの件でもめている中、英治は桜子と結婚することを桑野に報告しようとそわそわしています。
英治にとって桑野は大切な師匠であり、親以上の関係だとも実感していました。
そのため、なるべくベストなタイミングで報告したいと思ってしまい、きっかけを失っているのです。
はっきりしない英治に桜子は痺れを切らし、桑野はどうせ結婚に反対なんだから、言うタイミングなんて関係ないと言います。
男女の違いが明確に表れていますね。
こんな些細な食い違いが、別れの原因になってしまうのかも、と思ってしまいました。
しかし桑野はそんな二人に、「いつ結婚するのか?」と切り出します。
付き合っていることさえも言っていなかったのですが、桑野はちゃんと気がついていたのです。
驚く英治たちでしたが、案の定非協力的で冷たい桑野の態度にがっかりするのでした。
桑野が選択した答えは?
なんだかんだ言いながら、桑野も有希江には本当に申し訳なく思っています。
大島に今回の件を断りに行くのですが、それを引き留めるかのように報酬を5割増しにする提案をされます。
驚く桑野でしたが、そのうちの3割をキックバックしてくれと悪魔の契約を持ち掛けられるのです。
一回持ち帰らせてくれと言う桑野は大島のことを調べ始め、今までも散々キックバックを利用してお金を着服していたことが判明します。
桑野はもう一度大島に会い、有希江のカフェは自分の行きつけで大切な場所であること。
無くなったら困るということを伝え、はっきりとデザインを断るのでした。
そして匿名で大島を会社に告発し、無事に有希江のカフェは守られ正式に譲渡が決まります。
やっぱり良い奴だった桑野!
桑野が裏で動いていたことを知らない有希江と吉山先生は、桑野にカフェの件が解決したことを伝え、それと同時に桑野の仕事が無くなったことを心配します。
しかし桑野は引く手あまただから大丈夫とかわいげのないことを言い、いつもの偏屈野郎だと呆れる二人。
しばらくして、有希江はオーナーとなってカフェを新装開店させます。
そこへ大きな看板が届けられ何事かと驚く有希江でしたが、それは桑野が作ったお祝い品なのでした。
嬉しさのあまり有希江はすぐに桑野にお礼の電話をかけ、また来てくださいと感謝の言葉を伝えます。
その言葉に桑野は嬉しそうにはにかむのでした。
第7話を観た人のTwitterでの反応は?
それでは、第7話を実際に観た方の感想をチェックしてみましょう。
まだ結婚できない男、桑野信介は、普段 毒があることを言ってるのに、時に周りの人が知らないところで、不器用に良いことをするのね
なんか、性格で損してると思う。。。— 未來 (@daisuki_poland) November 19, 2019
今回の桑野が、本当の姿だと思うんですよね。
良い奴なのに、その姿をうまく見せられない不器用さが素晴らしい!
偏屈しか言わない桑野はもうおなかいっぱいで見たくないです…。
昨日のまだ結婚できない男も面白かった
稲森いずみさん可愛すぎるからもう吉田羊さんじゃなくて稲森いずみさんルートでいいんじゃないかなむしろしてください#まだ結婚できない男— れい (@RI__diary) November 20, 2019
私もこの意見に1票。
吉田羊さんももちろんきれいなんですが、キャラ設定と今までの流れを汲んだら、もう有希江と結ばれる未来しか見えない!
そして意外とお似合いだな、と思えるんだから不思議。
まとめ
第7話、本当に良かったです。
私はこんな桑野が見たかった。
本当の桑野は、こうであって欲しいと切に願っていたのです!
散々桑野の最低男ぶりを見せられたから、今回は不覚にも桑野が白馬に乗った王子様にも見えてしまった…。
店舗デザインの依頼が、有希江のカフェの改装だったことを知らなかったのは仕方がないことで、その後の対応は神がかっていましたよね。
ラストのプレゼントなんて、あんなのもらったらハートを撃ち抜かれちゃいます。
しかも裏で自分が動いていたことを隠しているんだから、かっこよすぎる…!
これは、くず男がモテる説を立証しましたよね。
常にハードルが低いから、ちょっと高く飛んだだけで人より高く飛んだように感じてしまい、こんな桑野なら有希江とくっつくことを猛烈に応援したくなりましたよ。
ここから最終話に向けて、桑野の巻き返しが始まる予感。
有希江はもちろん、吉山先生や早紀までもが桑野の魅力に気がついて取り合いなんてこともあったり、なかったり…!?
あぁ、興奮冷めやらずに眠れない日が続くかも(笑)
ドラマ『まだ結婚できない男』作品概要はこちら
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ドラマも映画も、魔法のドアです。楽しいとき、悲しいとき、現実世界からちょっとだけ抜け出したいそんなときに、いつだって私を連れ出してくれたエンターテインメントでした。気分に合わせたドラマや映画をご紹介できる案内人として、あなたに寄り添う素敵な情報をお届けします!
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