前評判を覆し、好調な滑り出しを見せている『グランメゾン東京』。
筆者も「どうせキムタクのオレオレな演技なんでしょ」くらいに思っていたのですが、見ると思わず引き込まれてしまう演技力。
やっぱキムタクはすごい!と見せつけられているように思います。
そんなドラマも11月17日から後半に突入!
前半のおさらいと、これからのドラマ展開、特にナッツ混入事件の犯人は誰なのか、考察してみます。
前半の振り返り
最初に公開されていた情報は以下の記事の通り。
ここでわかっていなかったのは、なぜ尾花(木村拓哉)が仲間や店を失うことになったのか。
それがナッツアレルギーの要人にナッツの混入した食事を提供してしまったから。
プラス仲間に犯人がいるような対応に怒って殴っちゃったから。
Twitterでは#ナッツアレルギーがトレンドになり、アナフィラキシーショックの恐ろしさを知った人も多かったとのこと。
そんな話題性もあり、1話目から上々の滑り出しとなりました。
1匹狼のシェフだった尾花(木村拓哉)が「星を取らせてやる」と早見(鈴木京香)とタッグを組み、かつての仲間だった京野(沢村一樹)、相沢(及川光博)を口説き落とし、【グランメゾン東京】のプレオープンにこぎつけます。
しかしプレオープンの日に、雑誌編集長のリンダ(冨永愛)が来店することが決まり、彼女に認められることが三ツ星への近道のため、皆気合が入るのです。
プレオープンのメニュー提供が始まって、忽然と柿谷(大貫勇輔)が姿を消します。
丹後(尾上菊之助)のレストランオーナーである江藤(手塚とおる)のたくらみでしたが、祥平(玉森裕太)の助太刀により、無事コースを完了させることがでたのです。
いよいよオープン!というところで4話が終わります。
11月17日放送予定の5話は、リンダが【ナッツ混入事件】の記事を書いたことから、尾花と早見に取材が殺到。
オープン前に埋まっていた予約はすべてキャンセルされ、また振り出しに戻ってしまったという感じです。
何が視聴率に結び付いた?
放送前の評判では、海外ロケを敢行したり、主役級の俳優が参加していたり、ドラマの内容はどうなんだろう?と言ったところでした。
ところが始まってみれば「おもしろい!」の声が多数。
どこが視聴者に受けたのでしょうか?
設定がわかりやすい
どん底に落とされたシェフが、仲間との絆を取り戻し、三ツ星レストランを目指す。
王道のストーリーであり、ある程度予想がつく内容でもあります。
でもそのわかりやすさが、複雑な謎解きドラマが多い中、ウケているようなのです。
「安心して見れるドラマ」を視聴者は実は求めていたということかもしれません。
キムタクはキムタクでよかった!
キムタクが主演というだけで、「オラオラ系なんでしょ」とか「独り舞台だよね」といった先入観がありました。
でも始まってみれば、料理に真摯に向き合う姿や、心の底に持っている熱い気持ちとか、そういうものに引き込まれます。
その演技は演技とは思えない、キムタクそのもの。
それが視聴者には区別して見る負担がなく、「キムタクのドラマ」として見ることに違和感を感じなかったのです。
キムタクのためのドラマだといっても過言ではないですね。
謎解き要素が入っていた!
ドラマが始まる前は、3つ星レストランを目指すシェフたちのサクセスストーリーの本筋だけで話が進むと思っていました。
しかし「ナッツを混入させたのは誰だ!?」という謎解きが、第1話にぶっこまれたんです。
出てくる登場人物がみんな怪しく見えてしまって(笑)ついつい見入ってしまうんですよね。
視聴者の”犯人探し”が過熱した状態で、後半に突入することになりそうです。
今後の展開は?ナッツ混入の犯人も考察!
今まで順調に話が進んだように思ったのですが、第5話でまたどん底に突き落とされます。
でも視聴者の関心はどのような這い上がり方をするか?だと思うのです。
パターンを考えてみました。
無事三ツ星を獲得し、人気レストランとなる
サクセスストーリーとしてはこうなりますよね。
おそらくこうなるであろう、というのを期待して見ているところもあります。
無難にストーリーを進めるならこうなるだろうなぁ。
ただ尾花はまたフリーの料理人になって、世界をふらふらと旅に出てしまうのではなかろうかと。
キムタク、1つのところに腰据えるイメージないもんねぇ。
レストランは星を取れなかったが、仲間たちは得たものを胸にそれぞれの道へ
そんな簡単に三ツ星のレストランって作れるの?という疑問は誰もが持っていると思います。
よって三ツ星を取れずに解散!という終わり方もあるかもしれないです。
でもどん底を這い上がったストーリーや、一人ひとりの仲間と切磋琢磨したことにより得たものを、今後に生かして成功していく、というストーリーも考えられます。
京野はギャルソンの腕を買われて三ツ星レストランを、相沢は主婦に人気の料理コーディネーターに、早見はまた三ツ星のレストランを新しいメンバーで目指すなど。
おそらく尾花はふらふらと旅に出るか、気が変わって和食料理人を目指すとか!?
忘れてはいけない!ナッツ混入犯の考察
今のところナッツ混入時に働いていた京野と相沢、祥平、丹後が有力候補ですね。
ただ丹後以外は尾花の協力メンバーになっているし、この中から裏切り者がいるのは単純すぎる。
もしいたとしても、黒幕の第三者がいると考えるほうが自然に思います。
そして雑誌編集者リンダという新たなキャストも登場しました。
後半新たなキャストが出演することも考えられますね。
4話の最後に柿沢が芹田(寛一郎)をそそのかす場面で終わっています。
もう誰が裏切ってもおかしくない展開になっています。
犯人探しはヒートアップするでしょう!
ちなみに筆者は相沢が犯人なのでは?と思っています。
それは単純に「及川光博さんがただの仲間で終わるわけではない」という、キャスティングだけの問題(笑)
ネットでは京野の犯人説が有力ですが、1000万円の借金抱えてでも尾花に復讐したいことはなんだったんでしょう?
それはそれで気になります。
このドラマにはワクワク感がある!犯人探しも白熱しそう
『グランメゾン東京』を見ていて思うのは、ドラマを見ていてハラハラする部分もあるのだけど、最後は高揚感というか、料理ができ上っていく様子にワクワクしたり。
セリフにきゅんとすることはなくても、ドラマ自体に気持ちが高ぶるんですよね。
これがこのドラマの視聴率を押し上げている最大の理由なのではないかと思います。
すっかり振り出しに戻って、後半に突入するドラマ。
どのような展開になるか、期待感を持ちながら見ることができそうです!
『グランメゾン東京』を見逃した方はこちら⇒Paravi
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