2019年11月1日、7月クール放送のドラマから、コンフィデンスアワード・ドラマ賞が発表されました。
あまり耳慣れない賞かもしれませんが、筆者は視聴者のドラマに対する満足度に一番近い賞ではないかと思っています。
どのような賞なのか、そして受賞作品を紹介していきましょう!
目次
コンフィデンスアワード・ドラマ賞とは?
オリコン・エンタテインメントが発行する『コンフィデンス』が、シーズンごとに質の高いドラマを審査して選ばれる賞です。
年4回発表があり、2017年からは年間大賞も選ばれることになりました。
関係者だけの審査ではなく、「オリコンドラマバリュー」の視聴者満足度調査による集計結果も審査対象となります。
よって筆者はこの賞が視聴者のドラマに対する評価に一番近いのではないかと考えているのです。
それでは2019年7月クールの受賞作品を紹介していきましょう!
最優秀作品賞『凪のお暇』
『ノーサイド・ゲーム』といい勝負だったと思うのですが、共感を得やすかったのは『凪のお暇』だったかもしれませんね。
空気を読みすぎて疲れてしまった元OLが、誰も知らないところで生活を一からやりなおす、という物語です。
漫画原作なのですが、結末が違ったことも視聴者を最後まで引き付けた理由かもしれません。
2人の男性の間で揺れる気持ちも、女子にとってはキュンキュンポイントでしたね!
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優秀作品賞『だから私は推しました』
すみません、筆者はこのドラマが放送されているのを知っていたのですが、さほど興味がなく…。
でもそんなにいい作品だったのであれば、見ておけばよかった、と少し後悔してます。
1人の地下アイドルを追いかけてすべてを失った主人公のドラマです。
それだけではなくサスペンス要素が盛り込まれたのが、視聴者を飽きさせないドラマ展開だったのでしょう。
NHKドラマも見逃してはダメですね!
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優秀作品賞『監察医 朝顔』
最初は上野樹里が『のだめカンタービレ』から抜けていないとか、東日本大震災のくだり必要?といった声も上がってました。
しかし話が進むにつれ、じりじりと人気が上がり、最終回は涙なしでは見ることができない展開となりましたね。
監察医のサスペンスドラマは一定の人気があり、真相を明らかにする過程も人気だったと思います。
そして朝顔先生の人間らしさ、そして家族との絆が人気を後押しする結果につながったのでしょう。
受賞に納得です!
主演男優賞『ノーサイド・ゲーム』大泉洋
ここできました『ノーサイド・ゲーム』!
確かに大泉洋の演技あってこその、ドラマのよさということもありましたよね。
ラグビー選手役は演技未経験の人も多い中、それぞれの個性を大泉洋が引き出したといってもいいでしょう。
ラグビーW杯の前に放送されたこともあり、にわかラグビーファンを大量に生み出した一因になりました。
しかも原作が池井戸潤であることからも、内容も見ごたえがあり、誰もが主人公を応援したくなったと思います。
でもこのドラマのキーパーソンは、企業戦士である主人公を家庭ではコテンパンにやりこめてしまう、妻役の松たか子だったのではないかと思うのです(笑)
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主演女優賞『監察医 朝顔』上野樹里
先に述べたように、だんだん上野樹里演じる朝顔先生に惹かれたのではないでしょうか。
上野樹里の演技の幅が広がったドラマと思います。
助演男優賞『凪のお暇』中村倫也
“ゴンロス”というワードが生まれるほど、中村倫也演じるゴンにはまった人も多いと思います。
てっきり黒木華演じる凪とゴンが結ばれると思っていた筆者ですが、どこにも収まらなかった凪にちょっとモヤモヤが残ってしまいましたね。
でも最後までゴンはカッコよかった!
助演女優賞『凪のお暇』三田佳子
若手が受賞する中、大女優が”助演”で受賞というのが驚きです。
でも確かに三田佳子さんがゆるい感じのドラマをきゅっと引き締めていたようにも思うのです。
やはりベテランの演技はどんな役でも光りますね!
新人賞『これで経費は落ちません!』重岡大毅
重岡さんの本職(?)はジャニーズWESTというアイドルグループのメンバーです。
この作品では主人公の多部未華子さんの相手役ということで、今まで以上に注目されたのだと思います。
トーク番組などでは関西のノリ丸出しではしゃいでいることが多いのですが、これからは俳優としても露出が多くなりそうですね!
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2019年10月クールはどうなる?筆者が勝手に予想!
すでに10月クールのドラマは始まっていますが、前評判と風向きが変わってきたドラマもありますね。
『ニッポン ノワール』は前評判が高かった割に、「つまらない」という声も聞こえてきます。
『同期のサクラ』も1話で1年を描くという手法に挑戦していますが、視聴率には少々苦戦しているようです。
顔面最強バディと言われたディーン・フジオカと岩田剛典の『シャーロック』は、内容のおもしろさと合わせて評価が高いと思います。
『まだ結婚できない男』『時効警察はじめました』は長いブランクを経ての続編ですが、前作からのファンも満足させているようですね。
数々のドラマの中から、筆者は10月クール最優秀作品は『俺の話は長い』になるのではないかと思っています。
「サザエさん方式」と言われた30分×2本というドラマ構成が、テンポよく話を進めてくれるのです。
そして生田斗真演じる主人公の長ゼリフには、圧倒されるととも生田さんの俳優としてのすばらしさも感じられます。
10月クールのドラマはどの作品でしょうか?
筆者の予想は当たるのか!?
そして年間大賞の発表も楽しみにしましょう!
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