原作:オリジナルストーリー
脚本:八津弘幸、徳尾浩司、吉田真侑子
出演者:松雪泰子、堀井新太、須藤理彩、高橋メアリージュン、余貴美子、他
放送期間:毎週金曜夜10時
制作:NHK
前回のおさらい
第3話では、ライブハウスの火災事故による事故調で、野津田(堀井新太)が”失敗”を犯して辞めることになった会社のエアコンに出火原因の可能性があるとして調査が進みます。
そんな中、真奈子(松雪泰子)がロボット開発で大きな失敗を犯しロボットアームの研究開発が白紙の状態になってしまいました。
真奈子が自分の”失敗”に向き合い前進しようとしている姿を目の当たりにした野津田は、自分を奮い立たせ”失敗”と向き合うことができます。
結局は真奈子が事故の原因を突き止めるのですが、「野津田の”失敗”は価値ある”失敗”だ」と真奈子に言われた野津田は、自信を取り戻し一歩前進できました。
”失敗”を乗り越えた真奈子と野津田は、事故調としてますます頼りになりそうですが、第4話では、寺脇康文演じる敏腕弁護士と対立することになり、大苦戦を強いられるようですよ!
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第4話あらすじ・感想
火葬場で最後のお別れに悲しむ遺族たちが映し出され、火葬直前に父親の遺体に違和感を覚えた息子が、遺体の上半身に覆いかぶさっているガーゼをはがし、写真を撮り始める異様な場面から第4話が始まります。
医療ミス!?発生
化学工場の事故で一躍有名になった真奈子は、「事故調の女」としてテレビの密着取材を受け、カメラが向けられっぱなしでいつもの調子が出ない様子。
そんな中、新たな事故調の依頼である「栄倫会病院の医療事故の疑いに関する調査委員会」に呼ばれます。
緊急搬送されてきた心筋梗塞の患者である佐竹が心臓手術で死亡したことで、遺族が胸に残った奇妙な”赤黒い変色痕”に「医療ミスがあったのではないか」との疑念を抱き、マスコミを通して訴えたとのこと。
冒頭の火葬前に写真を撮っていたのは、そういうことだったのですね。
遅れ気味で事故調査委員会に到着した真奈子に、委員長である敏腕弁護士の守康堅一郎(寺脇康文)は、攻撃的な対応をします。
守康は、工学博士である真奈子が専門外の医療関係の事故調への参加やテレビカメラが付いて回っていることが、気に食わない様子。
事故調査委員会は守康の主導で話が進められ、執刀した心臓外科医は20年ものベテランで医療ミスなどあり得ない、遺族が撮った遺体の赤黒い変色痕も信ぴょう性に欠けるとして片づけられてしまうのです。
真奈子はいつものように過去の医療ミスを並べ立て反論しますが、守康は医療ミス訴訟は患者側の思い込みによるものが多いと言い、真奈子の反論の一部の些細な間違いを指摘します。
そうなんです!真奈子間違えちゃったんです…。
ちょっと悔しそうな真奈子の表情がいいですね~(笑)
医師免許も持っている守康に上から目線で「医師でもないのに医療に関する発言は控えめになさった方がいい」と、真奈子は言われてしまいます。
まずは真奈子の惨敗で第一回目の事故調査委員会は終了しますが、ここから真奈子の巻き返しが始まるのかな?と期待しちゃいますね。
真奈子流の調査が始まる
真奈子と野津田は、直接遺族と話をするため佐竹家を訪ねます。
「でっかいガーゼで胸の赤黒い痕を隠してあった」と佐竹の息子は言い、病院側から「病理解剖はしない方がいい」と言われたことがわかり、真奈子は疑惑を深めることに。
病院に戻った真奈子と野津田は、病院の事務長である海崎実(田山涼成)の案内のもと、佐竹の手術を執刀した椎名武志(山中聡)の手術に立ち会い、手術の様子を見学します。
一日2~3件の手術を行っていること、オペの記録を取っていること、手術の映像記録が一週間保存されることなどがわかります。
ひとつひとつ真奈子がじっくりと観察しているので、きっとこの辺りが事故と関わってくるような気がしますね~。
椎名や看護師たち、当日手術の様子をモニターで見ていた当直の麻酔医など、手術に関わっていたメンバー全員に聞き取りを行いますが、”胸の赤黒い痕”のことは、誰も知りませんでした。
病院側の調査を終えた真奈子は守康に「病院側の対応は不自然くらいに完璧だ」と報告をします。
守康は、20年以上疎遠でかなりの借金がある息子が金のためにでっち上げたもので病院側に非はないと、真奈子に対抗する方向のよう。
事故調査委員会の委員長なのに真奈子の調査に非協力的なのは、守康は病院側と結託しているのかな?と疑っちゃいます。
今は病院を退職しており佐竹の手術に助手として参加していた元心臓外科医の仙石弘一(野間口徹)にも話を聞きに行きますが、やはり”赤黒い痕”のことは知らないと言われます。
しかし、ICUに患者を移動させた時間が看護師たちの証言と異なっていることを、真奈子はカマをかけて聞き出すことに成功します。
看護師たちの口裏を合わせたかのような証言やオペ中の記録が丁寧であったこと、そして仙石の慌てた様子…怪しい~。
送り主不明のメール
大学に戻った真奈子の元に「あの写真は本物だ」という送り主不明のメールが送られてきます。
真奈子は志保(須藤理彩)にだけ送り主不明のメールを見せ、「あなたは誰ですか?」と返信し返事がないことを明かします。
きっと、真相を知っている病院内部の人物から送られてきたのでしょうね!
医療ミスはあったということ!?
再現実験が失敗する
研究室内の飲み会で脂が乗ったしめ鯖に野津田がバーナーで焼き目をつけるのを見て、真奈子は「胸の赤黒い痕は止血のための電気メスによる火傷の痕ではないか」という仮説を立てます。
栄倫会病院で佐竹の手術に関わっていたメンバーが集められ、真奈子主導のもと、再現実験を行うことに。
胸の広範囲に及ぶ火傷は胸を覆っている覆布が燃えて火傷したはずだと、覆布を電気メスで燃やそうとしますが燃えることなく実験は終了します。
真奈子の見解はもろくも崩れ、実験に立ち会った守康を始め病院関係者は、真奈子を笑い者にします。
しかし、真奈子は手術スタッフたちの顔色の変化を見逃していませんでした。
真奈子が電気メスで実験をしている最中、執刀医の椎名や看護師たちの表情がおかしかったのを、私も見逃していませんでしたよ!
再現実験が失敗したにも関わらず、真奈子は落ち込むどころか「あと一歩何かが足りない」と真相究明に意欲的です。
ただで”失敗”しないのが真奈子ですよね!
そして真奈子は、「電気メスでもあの火傷にはなりませんでした」「いたずらだったんですね。がっかりです」と「あの写真は本物だ」というメールの送り主にメールをします。
真奈子はきっと、相手がメールを見て何らかの反応をすると踏んでいるのでしょう。
真相を究明してほしい真奈子に「がっかり」と言われた相手は、きっと次の行動を起こすはず!
大どんでん返し!?
医療ミスとして世間に取り上げられているため、マスコミを呼んでの事故調の中間報告がテレビ中継で行われました。
その席には真相が究明できずモヤモヤしている真奈子も不服そうな顔で出席し、マスコミからの質問にも「現時点ではわからない」としか答えられないでいます。
守康が病院側に落ち度がないと早々に切り上げようとしたときに、真奈子が急に立ち上がり、「今回のオペでミスがあり、佐竹さんの胸が炎上し致命傷となった可能性がある」と発表します。
実はこのテレビ中継中に、オペ中に胸が炎上した映像が真奈子のスマホに送られてきたのです。
真奈子の指示でその映像が大型スクリーンに映し出され、会場は大混乱に!
映像が本物であるなら、医療ミス確定であるという状況になってしまったのです。
最後に、真奈子に映像を送ったと思われる人物がパソコンの前で手術中に炎上している映像と真奈子のテレビ中継を震えながら見ているシーンが出て、第4話は終わります。
きっと、この人物が真奈子にメールを送ってきた人物であり、真相を知っている人物なのでだろうと推測できますね。
それにしても、送られてきた映像の真否を問わずして、すぐさま公開しちゃって大丈夫かな~と心配になっちゃいました。
第5話では後編になりますが、どんな展開になるのでしょうか!?
このまま守康を差し置いて真奈子の見解が通るのか心配ですが、きっと真奈子は真相にたどり着けるはずです!
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第4話を観たTwitterの声は?
”失敗”がキーワードなので、某ドラマと比べている視聴者が多いのと同時に「失敗から学ぶ」というスタンスに共感の声も多いです。
#ミスジコチョー
今週も面白かった♪
今回は1話完結じゃないから、決め台詞が無かったのちょっとさびしい。
次週までいろいろ考えてしまうわ……— MH (@MasakoH906) 2019年11月8日
そうなんです!今回は「私、失敗しちゃった」という決め台詞がなかったんですよね~。
きっと、来週聞けるでしょう。
…ということは、来週また失敗しちゃうんですかね!?
今回も謎解きしながらハマる。5話が待ち遠しいょ。#ミスジコチョー pic.twitter.com/opisD9Kaqb
— まおりん (@Mynk110328) 2019年11月8日
本当に第5話が待ち遠しいですよね!
真奈子と一緒に推理している気分が味わえます。
見たいと思っていた #ミスジコチョー テンポ良い台詞の応酬と実力あるキャスト陣。最後の最後に失敗理由がわかる展開気持ちいいー。
と思ったら!今回の4話の脚本担当は徳尾さんだった!やっぱり徳尾作品好きだなぁ。来週も見るお!— ぷらん (@bulan0905) 2019年11月8日
そうなんです、今回は『おっさんずラブ』の脚本を書いている徳尾浩司さんの回だったんです。
来週も徳尾氏が書く真奈子がどんな台詞を言うのか楽しみですね!
『ミス・ジコチョー』第4話は、ココに注目!
志保が工学者を辞めた理由
大学時代を真奈子と共に過ごしてきた志保は、実は宇宙工学の分野では将来を嘱望されていたことを郁美(高橋メアリージュン)が野津田に話す機会がありました。
15年海外で勉強して帰国した真奈子を見て自分よりも優れていると判断した志保は、真奈子が研究に集中できるよう研究者を辞めて秘書になったのだと。
そのエピソードを聞いた野津田は、感動して目頭を押さえます。
真奈子が志保に一目置いていることが画面からも伝わってくるのは、そのような背景があったからなのね~と思いましたが、視聴者にそれを感じさせた演出と演技がすばらしいってことですね!
芸人続出!
ドラマ冒頭に佐竹の息子役の俳優さんを見て「何か見たことあるな~」と思っていたら、パンサーの菅さんでした!
ロン毛のひげもじゃもじゃでだらしない感じは、多額の借金をして賠償金を狙っていると言われるのも仕方ない…という見た目(笑)ぴったりのはまり役です。
そして…佐竹の手術日に当直でモニターを見ていた麻酔科医は、ドランクドラゴンの鈴木拓さんでした。
やる気のない感じがそのままなのか演技なのか、いい味出してましたよ~。
まとめ
第4話は、医療ミスかもしれないという事故調の依頼から真奈子は野津田といつものように調査に乗り出しますが、医療ミスを認めるわけにはいかない病院側につく守康との対立により大苦戦を強いられました。
マスコミの報道により世間の注目が集まってしまったため、事故調査委員会を立ち上げざるを得ない状況になった病院側が、真奈子たちの調査を煙に巻こうとしているように見えましたね。
最後は、真奈子に送られてきた映像により一気に真相に近づいたように見えましたが、まだまだ簡単には解決しないような気がします…。
一筋縄に行かない今回の事故調は、第5話の後編でも手強い寺脇康文演じる守康との対決にも目が離せません!
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ヨガインストラクターもしている連ドラ好きな2児のママです。観たいドラマは録画してCMとばして観るのがおすすめ!最近では、横浜流星くんのドラマにハマってます。
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