原作:オリジナル脚本のためなし
脚本:金子茂樹
出演者:生田斗真,安田顕,小池栄子,清原果耶,杉野遥亮,水沢林太郎,西村雅彦,原田美枝子,他
放送期間:毎週土曜夜10時
制作:日本テレビ
前回のおさらいと第4話の内容
其の五は、もらったカボチャが値段の高いものだと知った岸辺満(生田斗真)は転売を企み、ハロウィン料理を作ろうとする母の房枝(原田美枝子)を阻止しようとヘリクツを並べ立てます。
しかしハロウィン参戦は諦めさせましたが、カボチャ料理は阻止できずにランチに出されることになりました。
其の六は、お墓参りに行くための、ガソリン代と花代をごまかそうとした満を姉の秋葉綾子(小池栄子)が指摘。
亡き父が好きだった中華料理店で喧嘩が勃発しましたが、満が父親が好きだった食べ方をみんなに教えて、気持ちがほっこりしました。
第4話の其の七は、満が冷凍庫に入れてあった、250円のアイスクリームがなくなりました。
「ニートのくせに250円もするアイス食べてるの?ゴミは捨てたけど食べてない」と言い張る綾子。
満はこれはアイスの問題じゃなく、食べたのに白状しない人間がこの中にいることが問題だ」と推理を始めてしまいます。
其の八は、ある日満はポラリスの常連客、薗田拓斗(本多力)から「会社の中途採用試験を受けてみないか?」と持ち掛けられました。
満が行ってみると薗田の隣には、世界中を旅して就職したという渡利(間宮祥太朗)という男がいました。
渡利は「こんな自分でも働いているんだから、満さんもきっと楽しく働けると思います」と言うのですが…。
満は、再就職を決意するのでしょうか?
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第4話 あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。其の七 アイスと夜の散歩
定価という言葉に惑わされるな
岸辺家の朝、家を建て替える間だけ同居している長女の綾子と夫の光司(安田顕)、綾子の連れ子春海(清原果耶)が朝食を食べています。
その横で、アイロンがけをしている房枝。
そこへ、いつもは昼近くまで寝ている満が起きてきました。
綾子や房枝が驚いて何事かと聞きますが、単に昨夜寝たのが早かったからだと答える満。
綾子は、「このまま朝方の生活にしたら?」と言った後で、満が勝手に自分のリュックサックを使ったことを指摘して怒ります。
満はそんなことぐらいで怒るなと、ふてくされます。
春海がすかさず「あれ2万円するよね?」とリュックの値段を言ってしまうと、満は露骨に驚いて「2万!?」と聞き返します。
光司が自分のスーツを見せてこれは1万8千円だと言うと、定価は5万円だったと言い返す綾子。
5万と言われて喜ぶ光司のそばに寄って行った満は、定価という言葉に騙されちゃダメだと助言します。
「朝からあんたの相手すると疲れる」と言う綾子に、「なら朝方の生活にしろとか余計なこと言うな」と言って、光司に同意を求めると光司は黙ってトーストをかじりました。
本作の始まりは、いつも朝食風景です。
和食のときもあれば洋食のときもあり、さすが房枝さんが喫茶店をやってるだけあって、おいしそうな朝食です。
それにしても、リュックでも何でも人のものを勝手に使うのはよくないと思います。
そういうところがルーズな人って、意外と自分のものを勝手に使われたら怒るんですよね。
パンプ郎は誰だ!?
その日、春海が学校に行くと高平陸(水沢林太郎)の彼女から、義理の父光司が陸とメールをしていることを教えられます。
光司は仕事が終わって帰ろうとしたとき、同僚の安村に話があるからと飲みに誘われます。
安村は自分も過去に音楽をしていたから、メジャーデビューした光司はすごいと思っていると前置きをして、「いい加減バンド時代の栄光を捨てたらどうか?」と言ってきました。
「とっくに捨てたつもりだ」と言う光司に、大きい声を出すことがダサいと思っているようでは捨て切れていないと指摘する安村。
「営業先の上司たちには、やる気のない人間だと思われている、もっと努力するかもっと向いている仕事を探すか、早めに決断したほうがいい」と言われた光司は、ちょっと考え込んでしまいます。
その夜、陸から春海の携帯に、ある画像が送られてきます。
それは光司がハロウィンのとき、Barクラッチで撮った“パンプ郎”の写真でした。
顔はカボチャの被り物をしているので誰かわからないのですが、満のスニーカーが写りこんでいたため満に確かめます。
「これ光司さんだよね?」と聞く春海ですが、うまく惚けられて真相はわからずでした。
光司がアイスを食べながら帰ると、綾子が家計簿をつけています。
もし、自分が転職したいって言ったらどうするか聞いてみると、綾子は会社で嫌なことでもあったのかと心配し、今より収入が増えるならいいんじゃないかと答えるのでした。
翌朝、光司のネクタイが“パンプ郎”と同じだったため、満は「これはやめたほうがいい」とアドバイス。
朝食のとき、春海が自分のネクタイをジロジロ見ていることに気づき、光司は満が言った通りにしてよかったと思うのでした。
夕方、喫茶ポラリスの常連で古本屋の主、牧本求(西村まさ彦)が、房枝の手伝いをするため岸辺家の台所に入って来ます。
ポラリスの店番を任された同じく常連客で工場主の諸角圭壱(浜谷健司)と営業マンの薗田拓斗(本多力)は、牧本は房枝がやってみたいと言った吹き矢を一緒に始めることにしたようだと噂しています。
牧本が岸辺家の台所で圧力鍋のネジを締めていると、春海が帰ってきてあいさつをしました。
陸は、イマイチ何を考えているのかわかりません。
本当は、春海のことが好きななんでしょうかね。
綾子は、みんなの前では光司のこと虐げることが多いんですが、二人きりになると優しくなるツンデレですね。
牧本は、房枝を狙っているのがバレバレで笑えます。
勝手にアイスを食べたのは誰だ!
その夜光司は部屋で飲んでいる満に、“ベースを一緒に買いに行ってほしい”と陸からメールがきたことを相談します。
そのとき房枝から「ちょっと来て」と呼ばれて台所に行くと、アイスの袋を捨てたのは誰か?と聞いてきました。
房枝は袋は燃えないゴミ、木の棒は燃えるゴミと、ちゃんと分けて捨ててほしいと言うのです。
その袋を見た満が「あ、俺のアイス、誰が食ったんだよ」と怒り出しました。
そこへ、春海と綾子もやって来ます。
満は1週間くらい前に2本買って1本はすぐに食べ、もう1本は冷凍庫に入れていたそうです。
100円のアイスくらいでヤーヤーうるさい!と言う綾子ですが、満は250円もしたと説明します。
ニートのくせに250円もするアイス食べてるのか、と食ってかかる綾子。
春海と房枝は食べてない、綾子は食べてないが机の上にゴミがあったから捨てたと言います。
光司は、昨夜同じアイスをコンビニで買って食べたが、ちゃんと証拠があると2階からレシートと袋を持って来ました。
光司の無実は証明されましたが、綾子、春海、房枝の中に犯人がいると推理を始める満。
「アイスがどうとかより、アイスを食べたくせに、黙っている犯人がこの中にいるってことが問題だ」と指摘します。
すると春海が、今日牧本さんを台所で見たと証言しました。
牧本は房枝が店に行っている間、10分くらい台所に一人でいたことがわかり満は、牧本を犯人扱いします。
しかし、綾子がゴミを見つけて捨てたのは、今朝だったと言い牧本の容疑は晴れます。
今度は春海がアイスのゴミがあったところには、新聞が置いてあったと指摘。
そのとき満が「この中に犯人はいません!」と言います。
満が冷凍庫を探すと、ゴミに捨てられたはずのアイスが出て来ました。
その真相は、1週間前アイスを食べた満はゴミを机の上に放置し、それに気づかない房枝がゴミの上に新聞を置いた。
綾子に後で見るから新聞を置いといてほしいと言われていたため、その上に1週間分の新聞が置かれた。
そして今朝、資源ごみの日だったため、綾子に許可を取ってまとめて出した…。
なので綾子が捨てたのは、1週間前のアイスのゴミだったというわけです。
みんなを疑った満に謝れと言う綾子ですが、房枝が牧本と再婚したがっているほうが重大だと話をすり替えて、逃げて行きます。
まぁここまで人を疑っておいて、絶対謝らない満ってほんとにひどいとは思うんですが、おもしろいからまぁいいやって感じです。
光司と春海
「アイスが食べたくなったから、コンビニに行く」と言う春海。
夜道は危ないから光司が行ってくると言うのですが、自分で選びたいと言う春海と二人で行くことに。
春海が選んで自分で買うと言うと「バカなこと言いなさんな」と光司が取り上げてレジに行きました。
帰り道、春海が“言いなさんな”ってどこの言葉か聞くと、わからないから調べておくと言う光司。
次に、陸とメールしていることを聞くと、光司は「断って春海に不利益があったら困ると思ったから」と話します。
春海はちょっと考えて、あいつも寂しいヤツだからよかったら仲良くしてやってと頼むのでした。
光司は、「あいつもの“も”って誰かな?」と聞きます。
春海は家族全員に当てはまる、と言いました。
今まで光司を他人を見るような目で見ていた春海ですが、自分のことを考えてくれているとわかって、お父さんと思えるようにちょっと前進したと思います。
早く光司のことを「お父さん」と呼んであげてほしいです。
其の八 バーニャカウダと犬の散歩
コースケと陸
Barクラッチで飲んでいる満と光司。
光司は、春海に陸と仲良くしてやってくれと頼まれたと、嬉しそうに報告します。
満は、バーテンダーの駒野海星(杉野遥亮)から、クラッチのオーナーが海外旅行に行っている間、犬の世話をするバイトをしないかと持ち掛けられます。
翌日薗田は、満が“コースケ”という小型犬を散歩しているところを見かけて、房枝に報告。
合鍵を預かっている満は、オーナーの三枝という高級マンションの部屋に入ってコースケに高級缶詰と水を与えます。
家に帰ると房枝が、高そうな犬を散歩してたそうだけど?と聞いてきました。
バイトとは言わず、ちょっと頼まれただけだと言う満に、薗田が中途採用の試験を受けてみないかと言っていたと名刺を渡します。
一方光司は、陸と会っていました。
陸も母親が再婚で、父親とは義理の関係だと言います。
自分の父親は外務省の官僚で堅いと言い、春海のお父さんはおもしろいと恋愛相談を持ち掛けます。
恋愛は、一番得意なジャンルだと答える光司。
クラッチのオーナーは女性だということですが、誰なんでしょう?
もしかしたら、満がヒモをしていたときの彼女かも…?
陸の恋愛相談ってもし春海のことだったら、光司さんなんて答えるつもりなんでしょうね。
満は再就職を考える?
満は、薗田をクラッチに呼び出します。
そこには薗田の後輩渡利もいて、満に握手を求めてきました。
満はテンションが高すぎる渡利を、冷ややかな目で見ています。
その頃家では、綾子と春海が高校受験の話をしていました。
もっと上を目指せるのに、なぜ偏差値が低いところを志望校に選んだのか聞く綾子。
春海は制服がカワイイ、校舎もきれい、エアコンも付いてる…と苦しい言い訳をします。
綾子は、もっといい高校に入ったらその先の選択肢も広くなると言い張ります。
「私だってお母さんみたいに自由に生きたい」と言って自分の部屋に行く春海。
クラッチでは、渡利が会う前から満のことをたいそう気に入っていたと話が盛り上がっています。
薗田は、渡利をバックパッカーで世界中を放浪していたと紹介し、渡利も薗田から満が大学中退した話や、25歳で起業したと聞いて親近感を持っていたと話します。
好き勝手やっていた自分でも、この会社に就職して楽しく仕事ができている、満もきっと気に入ると思うと力説する渡利。
満は、会社のパンフレットをジッと見つめます。
満は、渡利に力説されて心が動いたんでしょうか。
もしそうだったら渡利と薗田は、綾子や房枝から感謝されることになるんでしょうけど…そう簡単にいくとは思えないです。
渡利の頭が混乱する
渡利の話は止まりません。
フリーターだったときは交際を申し込んでも断られていた彼女に、就職した途端彼女のほうから交際を申し込まれて結婚の話も出ていると話します。
満はそれって逆に怖い、彼女は渡利くんの人間性でなく就職した会社が気に入ったのではないか、そんな人と結婚して大丈夫か?と忠告します。
それに会社の魅力を全然アピールできていないから、営業に向いていないと指摘。
顔色が悪くなった渡利は、大学を中退して海外をぶらついていた自分でも、うちの会社は評価してくれたと必死で訴えます。
バックパッカーしていたとか冒険心があるようなこと言っているが、要するに孤独に耐えられなかっただけだと言う満。
渡利は涙目になって「おっしゃる通りです。申し訳ございません」と謝ります。
薗田が見兼ねて渡利を庇い、満を非難します。
満は薗田に、働く気のない人間に働けと強要することを、動物園のライオンを例えに出してヘリクツを展開させます。
満の話を聞いていた渡利が、立ち上がって今日で会社を辞めると言い出しました。
これには満もビックリして、今のは冗談だ、会社を辞めるなと励まします。
頭が混乱した渡利は泣き出してしまいました。
薗田は、満に就職してほしくて同じように長年自由にやってきた渡利を連れてきたようですが、満には通用しなかったですね。
でも予想外に渡利が仕事を辞めると言ったときは、驚いて止めていたところは優しいなと思いました。
やっぱり自分のような生き方はいけないと、心のどこかで思っているからでしょうね。
渡利と光司を励ます
薗田の家で飲み直す満たち。
単身赴任中で3ヶ月家族に会っていない薗田は、短時間で渡利の気持ちを変えさせた満は営業に向いていると言います。
満は立派なライオン目指して頑張ると言う渡利と、握手をしました。
家では綾子が、偏差値の低い高校に行くと言い出した春海のことを光司に相談しています。
陸くんが希望している高校かもしれないと、教える光司。
翌日、光司が駅に向かって歩いていると、コースケの散歩をしている満とすれ違います。
光司は陸に恋愛相談を受けたが、今の彼女と別れろとは言えなかった旨を伝えます。
人間としては、正しい回答だと慰める満は、多くのサラリーマンとは反対の方向に歩いて行きました。
渡利が、会社を辞めて元の放浪生活に戻らなくてよかったと思います。
最後のスーツを着たサラリーマンと逆方向に歩いて行く満が、なんとなく寂しそうに見えました。
Twitterはどんな意見があるでしょうか
「俺の話は長い」第4話 あいかわらず満くんがキレッキレで笑うwww 光司さんはかわいすぎる。ワトソン役がとてもいいww 春海ちゃんと光司さんは仲良くなれるといいね。あと間宮くんの涙目かわいすぎた。
— ざっく (@spiralage) November 2, 2019
すごくわかります。
光司さんが、ほんとにいい助手してますよね。
今回、だいぶ春海ちゃんの光司さんを見る目が変わったと思うので、仲良くなれるのもそう遠くないと思っています。
今期一番ハマってるドラマ「俺の話は長い」4話、アイスを盗み食いされた満が古畑任三郎の如く難解推理に挑むw 第1話からレベルが落ちない面白さ。ああ言えばこういう屁理屈の天才で意識高い系無職の満に惚れ惚れする。 #俺の話は長い
— しゅう (@Shushu64) November 2, 2019
私も、今季一押しのドラマです。
ホームドラマだから、ゆったりと見ることができるし、家族の言い合いもキツイ言い方してもどこか愛が感じられていいですよね。
尻に敷かれている光司さんのキャラが、何とも言えません。
まとめ
高級アイスを食べた犯人を推理していくところなんか、どんなオチが待っているんだろうとワクワク楽しみでした。
やっぱり期待を裏切らなかったですね(笑)
光司と春海が、一緒にアイスを買いに行ったところもすごくよかったです。
「バカなこと言いなさんな」もジーンとしました。
「~なさんな」は、どこかの方言なのか調べてみましたが、はっきりとは載っていませんでした。
昔の優しいおばあちゃんが、言っていたイメージがあります。
最後の、サラリーマンたちと一人だけ逆方向に歩いていた満が寂しそうだったのは、何かを感じたんでしょうか。
そろそろ就職しないといけないな…と思ったのかもしれませんね。
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