『ミス・ジコチョー』第3話のあらすじ・ネタバレ!野津田の価値ある失敗が、火災事故の真相を紐解く!【見逃し動画情報もあり】 | VODの殿堂

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『ミス・ジコチョー』第3話のあらすじ・ネタバレ!野津田の価値ある失敗が、火災事故の真相を紐解く!【見逃し動画情報もあり】

   
 

原作:オリジナルストーリー
脚本:八津弘幸、徳尾浩司、吉田真侑子
出演者:松雪泰子、堀井新太、須藤理彩、高橋メアリージュン、余貴美子、他
放送期間:毎週金曜夜10時
制作:NHK

前回のおさらい

第2話では中学校で出された給食により食中毒事故が発生し、給食を取り扱っている会社を調べると”コスト削減によるずさんな食品管理”が原因だったことが判明。

トップからの指示に応えようと食品を偽装したことで”失敗”の積み重ねが食中毒事故を起こし、多くの被害者が出たばかりか会社の経営をも脅かす結果を招いてしまったのでした。

ほかにも真奈子の助手である郁美には父親がそれぞれ違う3人の子供を持つバツ3であること、野津田には大きな”失敗”が過去にあるということもわかりましたね。

第3話は過去に野津田が”失敗”を犯し、辞めることになった会社が関わってくるようです。

野津田は自分の”失敗”を乗り越えて、真奈子と一緒に事故調査を進めることができるのでしょうか!?

『ミス・ジコチョー』配信先一覧
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※配信状況は2019年12月29日(日)時点のものです。 ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。

第3話あらすじ・感想

ライブハウスで火災事故発生

とあるライブハウス。

ガールズバンド「ルーズマリー」のライブ中に演出で使用した花火が原因とされる火災が発生したことから物語は始まります。

この事故によりキーボードを担当していたルナが死亡。

死人が出てしまったこともあり、火災事故の原因を調査するためライブ運営会社による事故調査委員会が発足されることに。

過去のライブハウスでの火災事故では多くの犠牲者が出た前例を上げ、犠牲者がたった一人だったことについて、「奇跡ね。」と天ノ真奈子(松雪泰子)は興味を示します。

話が進むなか、調査資料を見ていた助手の野津田燈(堀井新太)が顔を曇らせたことを真奈子は見逃しません。

調査資料にかつて野津田が勤めていた空調設備会社の名前がそこにあったのです。

野津田が以前”失敗”を犯して辞めることになった会社ですよね。

きっと関わりたくないはずですが、事故調査委員としては関わらざるを得ない状況にどう対処するのか心配です(汗)

火災の原因はエアコン!?

ライブ中の映像を確認すると花火があがる前エアコン辺りに煙が蔓延しているように見え「エアコンが出火原因の可能性もある」と判断し、アポなしで空調設備会社のユニゾンエアーへと調査に行くことになります。

エアコンを扱っている会社の名前はユニゾンエアー

このユニゾンエアーこそ野津田が失敗を犯して辞めることになった会社であり、かつての上司だった開発部長の黒島が真奈子たちを迎えいれました。

野津田の名前をわざとらしく間違え、調査にも非協力的な態度は見ているこっちも嫌な気分にさせられます。

「調査するエアコンをベースに家庭用エアコンを販売する予定のため、悪評を立てられたら多額の損害賠償を請求することになり兼ねない。」と、黒島は野津田を見下し語気を強めます。

黒島の言葉一つ一つにどんどん委縮していく野津田。

一体どんな失敗をしたのか気になりますね~。

野津田の過去の”失敗”とは?

「お前、また同じ失敗繰り返すつもりか?」と嫌味たっぷりに黒島に言われた野津田。

なんと今回の事故で調査対象となっているエアコンは3年前に野津田が開発に関わっていた製品だったのです。

そして野津田が起こした失敗とは製品にミスがある可能性を訴え検証に時間をかけてしまい、ライバル会社に先を越され10億円もの損失を出してしまったというもの。  

さらに、開発の仕事から外され単調な情報入力の仕事をすることになった野津田はメールの宛先を間違えて社外秘の情報を流出させてしまうという大失敗をしてしまったのでした。

”失敗”に”失敗”を重ねた野津田は会社にいられなくなり逃げるようにして辞めることになったのですね。

それにしても、元上司の黒島の野津田に対する態度が威圧的過ぎて関係のない私でさえも体が縮こまっちゃいます。

野津田一人で事故調をする!

ロボット開発の仕事に泊まり込みでかかることから野津田一人で事故調を進めるようにいう真奈子。

「今回の事故調は僕を外してくださいって言ったのに!」と野津田は不服そうな態度。

しかし、これには「”失敗”を恐れて自分の考えを押し殺している自分に打ち勝ってほしい」という真奈子の配慮が隠されていたのです。

野津田一人に事故調を任せた、という本当の理由を郁美(高橋メアリージュン)と志保(須藤理彩)は理解している様子。

研究室みんなが野津田の過去の”失敗”を知っていて、野津田に立ち直ってほしいという気持ちが伝わってきます。

「また失敗をすることで迷惑をかけることになるかもしれない。」と言いつつ、「エアコンによる出火が原因かもしれない」という仮説を立てていた野津田。

しかし、事故調査委員会で「事故の原因は花火の火薬である」と話が進めらていくなか野津田はエアコンが原因の可能性もあることを言い出せずに終わってしまいます。

自分の仮説が間違っていたらという恐怖心で行動できないのは、まだ自分の”失敗”による後遺症が癒えてないのでしょうね。

「失敗したら逃げる」が真奈子流

大きなプロジェクトであるロボットアームの開発が白紙になった真奈子は、郊外の山に気分転換に出かけます。

「失敗したから、飛び降りるかも。」という郁美と志保の言葉を鵜呑みにした野津田は真奈子を心配して追いかけます。

飛び降りる=飛び降り自殺かと野津田は勘違いしますが、実はバンジージャンプのこと。

しかも、真奈子がやるのではなく野津田がバンジージャンプをやらされる羽目に。

郁美と志保が野津田を焦らせようとけしかけ、まんまとはめられたんですね(笑)

きっと、真奈子と野津田を気分転換させるための配慮だったのかも。

真奈子は「失敗から回復するためには、逃げること、誰かに愚痴を言うこと、ぐっすり眠ること、おいしいものを食べることだ。」と言います。

その言葉通り、山で野津田にバンジージャンプをさせ「ロボットアームが失敗したのはあいつのせいだ。」と愚痴を言い、マッサージで爆睡したあと大好きな辛い物を食べ、失敗を物ともしていない様子。

そんなタフな真奈子の姿を見て「僕も先生みたいに強くなれたらな。」と野津田がいうと、辛い物を食べながら「”からい”という字と”つらい”という字は、区別がつかない。」と、おしぼりを顔に当てしばし沈黙し、真奈子は泣いているよう…。

おっと!真奈子がくじけて泣いている?

タフなように見えた真奈子だって決して強いわけではなく、自分の”失敗”を受け止めて向き合い、次に向かおうと気持ちを切り替えようとしているのですね。

真奈子の”失敗”を肌で感じ、”失敗”から立ち直ろうとする姿を見て、野津田も自分の”失敗”と向き合う決心をすることになります!

野津田、検証する

花火が原因だったと事故調査委員会が結論をまとめようとしたとき、野津田が意を決して「エアコンが原因かもしれない。」と発言します。

他の調査委員が野津田一人の発言であることで検証するまでもないと取り合ってくれない中、真奈子が現れ「彼に従います。事故調は彼に一任したので。」と検証実験が行われることになります。

この言葉が野津田にとってどれだけ心強いことか!

検証実験は南雲(余貴美子)の協力により施設を借りて行うことに。

「実証される可能性はない。」と言う南雲に「私もそう思う。」と不安を隠せない真奈子。

そう言いながら野津田の仮説を証明してあげたいと願う真奈子は、何ていい上司なんだろうと黒島と比べちゃいましたよ。

火災があったものと同じ使用年数で同じ経営グループのライブハウスで使用されていたユニゾンエアーのエアコンを使い、火災があったライブと同じ状況で実験を行います。

終始ビクビクしている野津田の視線の先には元上司である黒島の姿が…。

出火が起きなかったらどうしよう~!と、ドキドキした視聴者も多かったに違いありません。

「あなた、失敗しちゃったわね。」

ライブで火災が起きた1時間半を過ぎ、2時間半経過したところで、エアコンからの出火が確認できず実験は終了

エアコンが出火の原因かもしれないと始めた実験に怒り心頭のユニゾンエアーの黒島は、「今回の件で家庭用エアコンの販売を延期することになった。野津田、どこまで迷惑かけるんだ。」と委縮した野津田に投げかけます。

さらに「この責任どう取るつもりですか。」と真奈子に言い放った矢先、野津田に「あなた、失敗しちゃったわね。」と微笑みながら真奈子は言います。

出たー!今回は「私、失敗しちゃった。」ではなく「あなた、失敗しちゃった。」だー!

さて、今回の”失敗”とは一体何なんでしょうか!?

真相はイージーメンテナンス

野津田の「エアコンのコーティング劣化による出火」との仮説は立証されませんでしたが、真奈子は別の”失敗”に気付いたのです。

真奈子は「エアコンのイージーメンテナンスによる出火」と指摘し、ライブハウスで実際に行われていたメンテナンスを行ってから再度実験を行います。

すると、どんどんエアコン内部の温度が上昇し、最後は発火してしまいました。

今回の火災事故は頻繁におこなっていたイージーメンテナンスによって、コーティングの傷についた油膜がはがれてしまい、水分が傷から内部に侵入し発火の原因となってしまっていたのです。

よかれとされていたイージーメンテナンスが発火の原因となった、という思いがけない結果を目の当たりにし言葉を失う黒島に「あなたの最大の失敗は、彼を手放したことよ。」と言う真奈子。

かっこい~!やったー!と悪を成敗した気持ちになったのは、私だけじゃないでしょう(笑)

野津田、前に進む!

ガールズバンド「ルーズマリー」のメンバーだったルナが楽曲のアイデアを入れていたスマホを出口とは反対の楽屋に命がけで取りに行ったことが判明。

それを知ったメンバーたちはバンドを続けることを決めます。

「ルナの動きを完コピしたロボットを作ってほしい。」というメンバーたちからの要望を受けた野津田は真奈子からロボットアームの開発の仕事を任せられることに。

今回の事故調で一皮むけた野津田に、真奈子はロボットの開発を任せられるほどの成長を感じたのでしょうね。

”失敗”を乗り越えた野津田と、”失敗”を乗り越える背中を見せた真奈子は、より強いバディとして、今後の事故調に貢献しそうですね!

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第3話を観たTwitterの声は?

第1話~第3話と観て、「オリジナル脚本のストーリー展開がすばらしい!」という声が多いです。

原作なしのオリジナル脚本は3人の有名脚本家が手掛けていますが、丁寧かつしっかりと練られた物語に引き込まれている人、続出です。

”失敗”は、マイナスの要素ばかりだと思っている人が大半だと思いますが、その”失敗”から人類は学びを深めているんだと改めて感じますよね。

自分が失敗したときに、前に進むために必要なこと、覚えておこうと私も思いました!

野津田に無関心なフリをしているのに、”失敗”をして会社を辞めたことも知った上で、野津田を立ち直らせようとしている真奈子の優しさが伝わってきましたよね。

『ミス・ジコチョー』第3話は、ココに注目!

”アメ横女学園芸能コース”の衣装

ガールズバンド「ルーズマリー」のコスチュームが、2013年の朝ドラ『あまちゃん』に登場する架空のアイドルグループ”アメ横女学園芸能コース”のステージ衣装でした。

『あまちゃん』ファンなら気付いた人もいるでしょう。

NHKならではの演出ですね~!

そして実は、ドラム担当メンバーが、”にゃんこスターのアンゴラ村長”でした。

気付きましたか?

今回の”失敗”とは

毎回、「私、失敗しちゃった。」と真奈子はつぶやき、自分の失敗によって事故解明の糸口を見つけます。

第3話では、野津田に「あなた、失敗しちゃったわね。」と言い、野津田の失敗によって真奈子はひらめきます。

野津田のエアコンのコーティング劣化による出火の仮説は間違いでしたが、そのおかげでイージーメンテナンスという本当の原因に辿り着くことができたのです。

「あなたの失敗は価値のある失敗だった。」と真奈子に言われた野津田は、過去の失敗に打ち勝つことができ、前に進むことができました。

真奈子は野津田に過去の”失敗”を乗り越えてほしいために、自分の”失敗”と向き合う姿を見せて、事故調も野津田一人でやらせたんだろうなぁと思います!

まとめ

一人で事故調の仕事をしなければならなくなった野津田は、安易に仮説を立てることで周りに迷惑をかけることになると、いつまでも過去を引きずっていました。

真奈子の”失敗”に向き合う姿を見て、自分を奮い立たせ自らの”失敗”に向き合うことができたのです。

結局、野津田の仮説は立証されませんでしたが、野津田の目線きっかけで真奈子が事故の原因を突き止めることができ、偉そうにしていた黒島の鼻を明かすことができましたね。

同じ上司でも、”失敗”を責めるだけの黒島と”失敗”を糧にさせようとする真奈子との対比が際立ち、”失敗”をマイナスに捉えるだけではなくプラスに転じようとすることが、これだけ人間の生き方にも影響があるのだなと、考えさせられる回でした。

ドラマ『ミス・ジコチョー』作品概要はこちら

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