ツイン・ピークス The Return/第3章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~クーパーがこの世界に戻ってきた!~ | VODの殿堂

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ツイン・ピークス The Return/第3章のあらすじ・ネタバレ・感想 ~クーパーがこの世界に戻ってきた!~

   
 

タイトル:「ツイン・ピークス The Return」第3章
放送局:SHOWTIME
放送期間:2017年5月21日~9月3日
キャスト:カイル・マクラクラン、シェリル・リー、キミー・ロバートソン、ハリー・ゴアス、マイケル・ホース、デヴィッド・リンチ、ミゲル・フェラー、アル・ストロベルほか
閲覧したVOD:WOWOWオンデマンド(2017年12月24日まで配信)

第2章ではブラック・ロッジにとらわれた、本来のクーパー捜査官が描かれたと同時に、キラー・ボブを内に抱えたクーパーのドッペルゲンガーの極悪っぷりも次々と明らかに!
かつ、サウスダコタやニューヨークといった、ツイン・ピークスとは全く離れた場所での事件も、どうやらブラック・ロッジやクーパーとつながりがあるということが分かり始めました…。
第3章では、複雑に絡み合うストーリーが、少しはほどけるのか?それともより強く絡んでしまうのか?
謎が謎を呼ぶストーリーに、中毒になりながらでも観ていきましょう!

『ツイン・ピークスThe Return』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ
※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。
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あらすじ

落ちていく『善い』クーパーのたどり着いた先は?

海に面した断崖絶壁とおぼしきところにたたずむ紫色の不思議なテラスにたどり着いたクーパー。


扉を開けて建物の中へと進むと、赤紫色のビロードのドレスを着た、まぶたが顔と一体化していて目が見えない女性がソファに座っていた。

「ここは?」と尋ねるクーパーを隣に座らせ、その顔に触れて言葉にならないかすれ声を上げる女性。
部屋の外からは、ガンガンと金属のドアをたたくような音がするが、女性はしきりに「声を出すな」という風に、「しーっ」と唇に人差し指を当てる。

クーパーはその部屋の壁に取り付けられた、『15』というナンバリングのついた装置へと近づくが、なんらかの力によって近づくことを阻まれたうえ、クーパーのもとにやってきた女性にも装置には近づかないよう止められ、別の部屋へと誘導される。
その部屋のはしごを上り屋上へと出ると、そこは宇宙のような空間で、下に広がっていた空間からは想像もつかない小さな箱の上になっていた。

その箱には、金属製の烏帽子型の装置があり、目のない女性がそのレバーを引いて装置を止めると、彼女は感電したかのように身を震わせ、そのまま箱の外へと放り出されて落ちていってしまった…。
ほどなくして、宇宙空間を片腕の男らしい男の顔が漂い「青いバラ」と一言告げて消えていく。

クーパーはまたはしごを下り、箱の中の空間へと戻る。
さっきとは違った暖炉のある部屋になっていたそこの壁には、先の部屋と同じような装置が取り付けられているが、そのナンバリングは『3』だ。
暖炉の前のソファには別の女性が座っており、何も言わずにクーパーの方へ振り向いたあと、左手を持ち上げ腕時計を見ると、『3』の装置が反応し、鈍い光を放つ。
その反応に連動するかのように、サウスダコタで車を走らせる長髪のクーパーが、突然頭痛に悩まされるかのように顔をゆがめた。

クーパーが装置に近づこうとすると、装置が放電するかのように白い光を放って、クーパーは近づけない。
暖炉の前の女性が立ち上がり、「あなたがそこに着くとき、あなたはすでにそこにいる」とクーパーに話しかける。
さらにクーパーが装置に近づこうとすると、装置から放電する雷に打たれたかのようになり、クーパーの額から煙が出る。
すると、また部屋の外からガンガンと音がし始め、クーパーに「急いだほうがいい。私のママが来る!」と警告する女性。
クーパーは意を決して『3』の装置の方へと一歩踏み出すと、彼の顔から全身が吸い込まれるように装置へと入っていくのだった…。

同じころ、車を運転する『悪い』クーパーは意識を失いかけ、車は右へ左へと蛇行し、山の斜面へ乗り上げて車をクラッシュさせてしまった。
体は無傷のようだが、こみあげる吐き気を必死におさえようとしながら、車のシガーソケットを見つめるクーパー。
フロントガラスの向こうの景色がぼやけ、ブラック・ロッジの赤いカーテンが見える…。

クーパー似だが、やぼったい雰囲気の別の男が女性とベッドの上にいる。
彼の名前はダギーで、彼女はダギーから金を受け取り、シャワーを浴びにいく。
ダギーの薬指には、かつてブラックロッジで見たフクロウの模様が入った緑色の石の指輪がはめられているのだが、その左手がしびれて動かなくなっているようだ…。

『悪い』クーパーと連動するように苦しみはじめ、廊下からシャワーの外まで這っていき助けを求めようとするが、声を出すことができないダギー。
別の一室にたどり着いたところで嘔吐し、その直後に突然衝撃音とともにダギーの姿は消えてしまう。

連動するかのように、『悪い』クーパーのフロントガラスの外には、ソファに座ったダギーの幻影が見え、その直後、長髪のクーパーも激しく嘔吐し、気を失う…。

ブラック・ロッジでダギーは消える…?

ダギーはブラック・ロッジにいて、目の前には片腕の男がいる。
「変な気分がする…。私に何が起こっている?」と訴えるダギーに、「誰かが君をこしらえたんだ。ある目的があって。だが、おそらく今、その目的は達成された」と語りかける片腕の男。
ダギーの手と体が縮み始め、指輪が手から滑り落ち、頭が消え去ったと思うと、中から金色の玉が浮かびあがってきた。

さらにそこに現れたのはあのしゃべる木の『腕』のような物体。
片腕の男はそれを見ないように右腕で顔を覆い、ほどなくするとソファの上には真珠大の金色の玉と床に落ちた指輪だけが残されていた。
指輪をサイドテーブルに置いて、片腕の男はその場を去る…。

クーパー、ついにこの世に舞い戻る!

ダギーがいた部屋には、ダギーの吐瀉物だけが中央に残されている。
その部屋のコンセントから、黒煙のようなものが噴き出したかと思うと、その煙はスーツを着た『善い』クーパーへと姿を変えた。

呆然とし、靴をはくことすら忘れてしまっているクーパーは、女性に靴をはくように言われても言葉すら出せず、靴をはかせてもらう。
ダギーの車のキーを探そうと、女性がクーパーのポケットを探ると、右のポケットからはグレートノーザンホテル315号室のカギしか出てこない。
女性は仕方なく、クーパーを車に乗せていくことにした。

女性とクーパーが乗った車とすれ違った車の男はダギーを監視しているようで、「今、女が通った。2人乗っていたが、ヤツの車はまだここにある」と別の男とトランシーバーでやりとりをし、住宅地の入り口で待機しているらしい男は「ヤツが乗っていたら殺す」と言う。
ダギーはどうやら命を狙われるほどのマズい状況にいるようだ…。

シカモア通りを走る車のなかで、クーパーがグレートノーザンホテルのカギを取り出して眺めていると、車が揺れた拍子にカギを落としてしまった。
それを拾おうと身をかがめていたおかげで、ダギーを殺そうとライフルで狙っていた住宅地入り口の男からは車には女性だけしか乗っていないと認識され、連絡を受けたダギーの車を見張る男は「まだ家の中だな。車に細工しておく」と、車に爆弾らしきものを取り付けて走り去った。
車を置いてある向かいの家からは、少年がその一部始終を見ており、その母親と思われるいかにも薬物中毒者の女性は「119!」と繰り返し叫び、何かの錠剤をウイスキーで飲む…。

『悪い』クーパーの横転した車のところにパトカーが到着し、運転席を覗き込んだ警官は車の中から漂う臭いに、倒れそうになってしまう。
もう1人の警官もその異臭に気づき、すぐに救急車とガスマスクを、と本部に要請する。

そのころ、ツイン・ピークスでは…

ツイン・ピークス保安官事務所。
ホークは入室お断りのサインをドアにつけ、ドーナツを差し入れたデスクの上に広げられた書類を前に、アンディとルーシーと話す。

クーパー捜査官に関する書類をすべて出して並べてみたが、「なくなっているものはない」と言うアンディ。
ホークはすかさず「なくなったものがあるわけないだろ」と返す。
ルーシーは「全部ここにあるなら、なくなってないわよね」と言い、「全部がここにある」とアンディも繰り返すというちぐはぐな会話…。
ホークはまた初めからやり直そうと提案し、なくなったものを見つけねばならず、それは自分の祖先に関わりのあるもので、先住民のやり方で探すと提案するホーク。
その直後、ルーシーは証拠品の1つであるチョコレートバニーの箱を見て、突然叫び声をあげたかと思うと、自分が食べてしまったためチョコの1つがなくなっていると告白する。
その当時、消化不良を起こしていたルーシーは、何かでチョコレートが効くと読んで、我慢できずにそれを1つだけ食べてしまったらしい…。
「バニーは関係ないんだ!」と一喝するホークは、「バニーが関係あるのか…? 違う。バニーは関係ない」とルーシーを安心させる。

森の中のトレーラーハウスの外。
ジャコビー先生はガスマスクをつけて、先日配達された5本のシャベルに、金色のスプレーで色を塗っている。
このためだけに作られたと思しき自作の装置に吊り下げられたシャベルを巧みに操っては、器用にどんどん塗り、丁寧に乾かすジャコビーだが、シャベルは果たしてなんのために使うのだろうか…。

ラスベガスで大当たりのクーパー

あるカジノまでクーパーを送ってきた女性は5ドルを渡し、カジノの中で誰か助けを呼ぶように言われ、クーパーは車を降りる。
彼女の言ったことをオウム返しに言うことしかできない状態のクーパーだが「出て行って」と言われ、最近ローラにブラック・ロッジで言われた「あなたは出て行ける」という言葉をぼんやりと思い出したようだ。
カジノの回転ドアもうまく進めないような状態のクーパーは、中に入って警備員に5ドルを見せ「助けを呼ぶ」と一言だけ伝えると、「この奥だ」と言われ、よたよたとカジノの中へと歩いていくも、「両替をしろ」と警備員に呼び止められてしまう。
そして、両替所でカップのコインを受け取ったクーパーは、それを持ってまたのろのろとスロットマシンの間を進む。

スロットマシンをしている1人の男性を眺めていると、そのマシンが大当たり。
クーパーがふと別のところに目をやると、少し離れたところのスロットマシンの上に、ブラック・ロッジの床とカーテンを映し出す炎が…。
炎に促されるようにそのマシンにコインを入れると、一発で大当たりに!
また別のスロットマシンの上にも炎が見えるので、クーパーはそのマシンにもコインを入れ、スロットを回すのだが、そこでもまた大当たりとなった。
カジノの女性が駆け寄り、勝ち分は2万8400ドルだと告げるも「助けを呼ぶ」とだけしか言えないクーパー。

女性は「もちろん助けます。大きな容器を持ってきますね」と言い、その場を去るが、クーパーはすぐ近くのまた別のスロットのところに、例の炎を見つけて指さす。
だが、そのマシンの隣に座っていた老婆が「ダメだよ!」と中指を立て、クーパーを別のところへ追いやる。
そのあとも、いくつかのマシンの上に炎を見つけ、炎が示すマシンでまたもや大当たりを出すクーパー。
それに気づいた老婆は、半信半疑でクーパーが先に指さしたマシンにコインを入れてスロットを回すと、それもやっぱり大当たりするのだった。

FBIのアルバートとゴードン

フィラデルフィアのFBI支部。
アルバート・ローゼンフィールドとゴードン・コールを含む何人かの捜査官が、一室で妻を惨殺した男の事件について話している。

きりのいいところでゴードンに促され、ほとんどの捜査官は部屋を出て行き、残ったタミーは市警もお手上げだというニューヨークの事件についてアルバートとゴードンに報告する。
部屋の所有者も不明、常駐していたはずの警備員も見つからず、殺された2人の身元だけが分かったという。
鑑識の画像では2人の頭部がなくなるほどにバラバラに切り裂かれている様がわかる…。
押収された数百枚の画像のほとんどは特に手がかりになるようなものが残っておらず、ただ1枚だけ、ガラスの箱の中にぼんやりと異形のものが写し出されていたのだが、証拠になるような指紋やDNA、繊維などは1つも残されていなかったと報告するタミー。

その報告の途中で、クーパーからの電話だと知らせがあり、あわてて別室で電話に出るゴードン。
クーパー自身は話せる状態ではなさそうで、別の捜査官からの電話のようだが、状況を聞いたゴードンはサウスダコタのブラックヒルズに行くと宣言、アルバートとタミーも同行するようにと指示する。

まとめ・感想

第3章では、大きく話が動きました。
冒頭では、前回に引き続き、いろんなところへ移動させられるクーパーが描かれます。
ブラック・ロッジと関係があるらしい謎の部屋で、クーパーと怪しい女性たちが描かれ、まだまださらに謎が深まるのか…と思いきや…、この部屋と『悪い』クーパー、そしてクーパーにソックリの第三者のダギーなる男も登場し、いろいろと連動したのちに、ついに『善い』クーパーが現世へと放出されたのです!
25年前からカギとなっていた指輪が出てきたり、ブラック・ロッジで歌われた歌の歌詞に登場した『シカモア通り』を走ったり…と、デヴィッド・リンチの伏線の回収率は、25年経っても半端なく(笑)、かつてすべての場面やセリフ、アイテムにまで謎を見出していたツイン・ピーカーとしては、小躍りしたくなるほど嬉しくなり、リンチのサービス精神に感謝するのであります。
さて、歩くこともしゃべることもままならないクーパーは、これからどうなるのでしょうか…?
ついに、FBIのアルバートとゴードンも始動して、クーパーの救出と謎解きに奔走することになりそうなので、今後の展開がますます楽しみに!
ただ…、クーパーの完全復活にはどれくらいの時間がかかるのか…(笑)。
25年間もブラック・ロッジに閉じ込められていたんだから仕方ないとは思いますが、早く本来のクーパーに戻って、いろいろ活躍してほしいものです。
というわけで、第4話もがっつり期待して観ちゃいますよ!

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