原作:オリジナル脚本のためなし
脚本:金子茂樹
出演者:生田斗真,安田顕,小池栄子,清原果耶,杉野遥亮,水沢林太郎,西村雅彦,原田美枝子,他
放送期間:毎週土曜夜10時
制作:日本テレビ
前回のおさらいと第3話の内容
姉の秋葉綾子(小池栄子)の家族と同居が始まりました。
其の三は、学校に行き始めた春海(清原果耶)がまたまた不登校になり、その原因が恋愛がらみだとわかり、再び岸辺満(生田斗真)が春海の気持ちに寄り添い解決しました。
其の四は、毎朝満が母の房枝(原田美枝子)に淹れているコーヒーに文句を言う綾子。
めんどくさくなった満は、コーヒーの道具が入った段ボール箱を売りに出しました。
第3話の其の五は、カボチャをたくさんもらい、ネットで売って小遣いにしようと考える満ですが、房枝が“ポラリス”でハロウィン料理に使うと言い出します。
満は、小遣いのためになんとか阻止しようと、ヘリクツを並べ立てるのですが…。
其の六は、父の月命日に決まってお墓参りに行く房枝と満。
ところが、満が花代とガソリン代をごまかそうとしたところを、こともあろうに買い物に来ていた綾子に見られてしまいました。
綾子は満を尾行し見た通りのことを、家族の前で暴露し追及し始めます。
しかし「花屋とガソリンスタンドまで尾行したのに、お墓参りには付いてこなかった…」と開き直る満。
綾子が満を尾行して不正を追及したものの、父親のお墓参りに来なかったことを指摘されますが…?
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第3話 あらすじと感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。其の五 カボチャと喫茶店
鬼が二人になる
朝食のとき、房枝は「満、あの段ボール全部処分したんですって。諸角(浜谷健司)くんのところに軽トラ借りにきてリサイクルショップに行ったそうよ」とみんなに話します。
光司(安田顕)が「いくらぐらいになったんでしょうね?」と聞くと「3万5千円だって」とすぐに房枝が答えました。
「これでよかったのよね。毎朝淹れてくれてたコーヒーもやめさせて、道具も処分させて…満に無理させてるんじゃないかって…」と房枝は、気弱な発言をします。
綾子は「私約束したよね?この3ヶ月で満を家から追い出して就職させるって。目先の優しさは満のためにならないから、お母さんも協力してくれなきゃ困るよ」と納豆ご飯をかき込みます。
「わかった。今日から私も鬼になる」と膝を叩く房枝。
綾子は「私が鬼みたいじゃない」と言うと、春海が「鬼だし」と真顔でツッコみます。
春海が学校に行くと、隣の席の高平陸(水沢林太郎)に「ハルミン、歴史のノート貸してよ」と言われます。
「“彼女”が休んでるからってなれなれしくしないで」と言ってノートを出さない春海。
「でも、リンナが休んでるのってハルミンのせいだからさ」
「はぁ?なんで私のせいなの」
陸は「帰りに詳しく話す、下駄箱で待ってるから」と言って教室を出て行きました。
ホームドラマの定番でもある朝食風景は、お隣さんって感じで好きです。
小池栄子さんの、カメラを意識してないような食べ方が素晴らしい!
春海も継続して学校に行けているみたいで、よかったです。
最初は興味がなかった竜宮カボチャ
午後3時過ぎ、満が台所で牛乳を飲んでいます。
喫茶“ポラリス”の厨房と繋がっている、勝手口から房枝が入って来ました。
「今起きたの?もっと規則正しい生活したら?」と声を掛けます。
満は「今夜夕飯いらないから、光司さん“クラッチ”に呼び出されたんだよ」と言いながら、段ボール箱に“竜宮カボチャ”が6個入っているのを見ています。
房枝は「じゃカボチャ持って行く?こんなに食べ切れないし。お客さんの薗田(本多力)くんって子がくれたのよ。あ、薗田くんってあなたと同い年よ。奥さんと小さいお子さんを関西に残して、単身赴任してるんですって。えらいわよねぇ」と冷蔵庫から野菜を取って厨房に戻りました。
「だから何だよ、重いしいらねぇよ」とつぶやいてコップを洗う満。
学校の帰り、春海は陸のちょっと離れたところを歩いています。
「ハルミンが“ポラリス”のオムドライが美味しいって言うから食べに行っただけなのに、リンナが浮気したって大騒ぎでさぁ、それで学校休むって」
「それのどこが私のせいなの?」
「リンナってすっげー子どもっぽいんだよ。学校でハルミンと喋るなって言うし、連絡先も削除しろって言うし」
「そんなに嫌なら別れればいいじゃん」
「ハルミンが僕のこと好きだって噂、やっぱり本当だったの?」
「は?そんなわけないじゃん」
陸は、「もっと早く知りたかったな、僕もハルミンのこと好きだったのに…じゃね」と言って手を振ります。
否定はしたものの、複雑な気持ちで立ち止まる春海。
竜宮カボチャって、どんな味なのか食べてみたいです。
リンナって子は、かなりワガママな感じがします。
陸も女を見る目がなさすぎる、告られたらすぐ付き合うとかまさに“ガキ”ですね。
竜宮カボチャの値段を聞いて豹変する
Barクラッチで満に相談する光司。
「春海の同級生の男の子に、連絡先交換してくれって言われてしちゃったんだよ。向こうからは、“いい天気ですね”って普通のメールが来たんだけどこれからどうしよう?」という光司。
満は、「保護者としてあるまじき行為だよ」と呆れます。
「だって、春海の片思いの男の子だから、もし断って春海の不利益になったら困ると思って…」と言う光司。
満は、「じゃいっそ仲良くしてみたら?でないとなんで連絡先交換したんだってことになりますよ」とアドバイスします。
クラッチのハロウィン恒例、カボチャの被り物をして写真を撮る満。
光司も撮ってもらい、「この写真同級生の男の子に送ったら?」と満に言われ“カボチャ谷パンプ郎です”というコメントも付けて送信します。
翌日満が、草野球で審判員のアルバイトをした帰り八百屋の前を通ると、「今話題の高級カボチャ“竜宮カボチャ”だよー」という売り込みが聞こえて慌てて止まります。
竜宮カボチャには、2,500円の値札が付いていました。
「おやじさん、このカボチャってそんなにするんですか?」と聞く満。
店主は、「ネットじゃ、1個3千円で取引きされてるなんて聞きますけどね」と言います。
急いで家に帰ってカボチャを探しても、カボチャの箱はありません。
夕食の準備をしている綾子に「母さんは?」と聞きます。
「“ポラリス”でハロウィンの準備してる。カボチャたくさんもらったから、特別メニューで出すんだって」と答える綾子。
「姉ちゃん、なんで止めなかったんだよ。見損なったよ!ポラリスがハロウィンに手を出すことに何とも思わないの?ハロウィンに手を染めることを軽く考えてない?」
「危険な薬物みたいに言うなよ」
「後戻りできないという意味では、ハロウィンもヘロインも同じだからね。お客さんだって『あ~こんなチャラついた店になってしまった』って失望されるんだぞ」
「何言ってんのよ、ハロウィンをやろうって言い出したのは常連客で一番古い牧本(西村まさ彦)さんなのよ」
綾子の言葉に、「あのジジイ」と言って“ポラリス”に文句を言いに行く満。
光司さん、陸くんとメル友になったということは、今後陸くんに春海のことを相談されるのかもしれませんね。
竜宮カボチャが高いと知ってからの満の変わりようは、凄まじいものがありました。
そんなにお金がほしいのなら、定職についたらいいのにって思いますね。
悪知恵はを阻止される
“ポラリス”に来た満は、竜宮カボチャがあることを確かめて牧本に言います。
「うちの母親たぶらかさないでもらえます?ハロウィンは中止です!」
牧本が驚いて「どうした?何か気に入らないことでもあるのか?」と聞きます。
飾り付けの小物を作っていた、諸角と薗田も驚いて手を止めました。
満は「どうして“ポラリス”がこのタイミングでハロウィンに踏み込まなきゃいけないんですか!?」と偉そうに言います。
「薗田さんから、カボチャをたくさん頂いたんだけど使い切れないし、それじゃハロウィンに便乗させてもらおうかって軽い気持ちよ」と房枝。
「じゃあ、たくさん武器もらったら軽い気持ちで戦争するの!?」
「バカなこと言わないでよ!」
満は「俺たち昭和生まれは、ハロウィン嫌いなはずじゃありませんか?特に牧本さんみたいな昔気質は、ハロウィン否定派でしょ?」と決めつけます。
「もうそんな考えは古い」
「この辺りのお店はどこでもお菓子を配っている」
「ハロウィンは既に定着している」
と牧本たちに言われた満は「親父が生きてた頃は、クリスマスさえ何にもやらなかった人なのに、ハロウィンなんて絶対反対するに決まってる。親父のポリシーはどうするんだ!」と亡くなった父親を出して説得します。
房枝は「わかったわよ。ハロウィンはやめるわ。満の言う通りよ。お父さんが生きてたらきっと反対したと思う」とうつむきました。
満は(してやったり)の表情を浮かべ、カボチャを箱に戻し始めました。
「だからハロウィンはやめにして、カボチャの料理だけ出すことにするわ。それならいいでしょ?」と房枝が言います。
「それもダメに決まってるだろ!ハロウィンの時期にカボチャ料理を出したらそれはもうハロウィンだから」と必死で訴えます。
薗田は「僕が持ってきたカボチャが原因で、ママさんと満さんが言い合うのは見てられないので持って帰ります」と箱を持ち上げようとしました。
それを必死で止めて、「頂き物を返すなんてそんな失礼なことは…親父にも死に際に『頂き物は死んでも返すな』って言われたんです」と苦しい言い訳をします。
さすがに怪しいと気がついた牧本や薗田に「あ!転売するつもりじゃ?」と責められます。
「それは誤解もいいとこですけど。俺はこの店でハロウィンをやるべきじゃないと思うし、ハロウィンだと誤解されるような料理を出すべきじゃないって言ってるだけです!」
房枝は「もうわかったわよ!じゃあ、ハロウィンが終わって、カボチャの料理を出すならいいでしょ?洋風だとハロウィンと勘違いされるから、ランチの小鉢でカボチャの煮付けをサービスで付ける。それなら文句ないでしょ!」と言ってため息をつきます。
観念した満は「最初からそう言えよ…あ~あ」と力が抜けたように帰って行きました。
薗田が「無職で実家暮らしですよね?なんであんなに偉そうに言えるんですか?」と聞きます。
「驚いたか、あれが満の実力だよ」と諸角が答えます。
1話、2話では綾子が相手だったため満より綾子が上だと思われましたが、綾子がいなかったからか、満のヘリクツはウルトラ級でした。
ちょっと苦しい言い訳に聞こえたところもありましたが、よくも次から次へと出てくるもんだと感心します。
陸がらみで悩む親子
光司は、陸からメールの返信があったと写メを満に見せます。
それは、“マグロ浜カマ造”と名前が付いたマグロの被り物をした写真で、「次はどんなものを送ればいいか?」と聞く光司。
「ちょっとした大喜利バトルですね。やっぱり“マグロ浜カマ造”を越えるものじゃないと」とアドバイスをします。
部屋でラジオを聞いている春海、自分が投稿したメールが読まれて驚きます。
『私の好きな男子と親友が、付き合うことになりました。でもその彼から、本当は私が好きだと言われました。そして、今の彼女と別れた方がいいか相談されています。私はどうしたらいいでしょうか?』
春海のラジオネームは“ニート31”。
「それは彼に別れてって言えば、ニート31さんが彼と付き合える。でも相手の女の子は親友だった…自分は手を下さずに別れてくれるのがベストだよね。ここは全力で神頼みするしかないね」というのがパーソナリティーの答えでした。
牧本の古本屋で、ハロウィンの飾り付けを手伝っている房枝。
牧本は「満はあのカボチャ、本当に売りさばくつもりだったのかな?」と聞きます。
「うん…それもあったかもしれないけど、ポラリスでハロウィンをやってほしくないって気持ちもあったと思う。昨夜、ポラリスに来たとき、わざわざ外から来たでしょ?家の台所から来たら、すぐカウンターなのに。以前お父さんと大ゲンカして『店のカウンターに二度と入るな!』と言われたの。あの子今でもそれを守ってるのよ」
「そうか…ママの中で満の存在って大きいんだね。満がいなくなったら一番困ることって何?」と聞く牧本。
房枝は「やっぱり車かなぁ?大きな買い物したときに、満が車で送り迎えしてくれたらほんと助かるの」と答えます。
満が家に帰ると、台所には大量のカボチャの煮付けがありました。
ちょっと味見をして、春海の部屋にある仏壇に祀ろうと持って行きます。
満がお線香をあげて手を合わせると、春海も隣に来て必死で手を合わせています。
「そんなにお願いしても無駄だよ。親父は神様じゃないから」と笑う満。
春海は「おじいちゃん、私の言うことなら何でも聞いてくれたよ。幼稚園のときなんか完璧なサンタさんになってプレゼントくれたし」と話します。
「ひでー母親だな。幼稚園児に向かって中身はおじいちゃんなんて、絶対言っちゃダメじゃん」と言って二人で笑い合いました。
陸に振り回される光司と春海は、よく似ていてそのうち春海も光司を本当の「お父さん」を呼べるようになるんでしょうね。
満は、お父さんのことを本当に尊敬していたんですね。
カボチャを転売目的でハロウィン反対を力説していたときは、ちょっとムカついたけど、亡き父との約束を守って今でもカウンターに入らないという件はホロっときますね。
其の六 酢豚と墓参り
家での綾子と会社の綾子
綾子は、仕事が忙しく残業中。
綾子抜きの夕食時、春海が愚痴をこぼします。
「三者面談も一緒に靴を買いに行く約束もドタキャンされた。3週間も前から決まってたのに」
「今日の埋め合わせは日曜日にするって言ってたから」となだめる光司。
満が「自分のことは置いといて他人のことに口出しするから腹立つんだよな」と同調します。
「そうそう、お母さんは自分には甘いくせに他人には厳しいから」
「小さい頃、『行儀よく食べなさい』って言う姉ちゃんの服にケチャップが付いていて、『ケチャップ付いてるよ』って言ったら無視だからね」
「都合の悪いときに、聞こえないふりするの得意だから」
春海、満、光司から、綾子の悪口がポンポン出て来て、房枝が「綾子のいないときに悪口言わないの」とたしなめます。
「いないときに言うから楽しいんだよ」と言う満、「すみません」と謝る光司。
仕事も一段落して帰り支度をしていた綾子ですが、部下の八木から「相談したいことがある」と言われ食事に行きます。
八木は「兄が3年前、事業に失敗して引きこもりになっているんです。肉親が悩んでいるのに、何もしてあげられないのが悔しい。先輩の弟さんは、再就職して立派に正社員で働いているんですよね?」と聞いてきました。
「…うん、でも事業を始めようとした人間ってプライドが高いから難しいよ。力抜いてとりあえず、もう一杯飲もう」と誤魔化す綾子。
房枝以外の家族は、綾子への不満が溜まってるようです。
光司もこの時とばかりに言っちゃったら、房枝に怒られました。
満と違って、義理の関係はやっぱり気を遣って気の毒です。
満の不正を見つめる鋭い目
次の日曜日、お父さんの月命日で房枝と満はお墓参りに行く日です。
ポラリスは定休日で房枝は家の掃除、満はガソリンを入れたり花を買いに行きます。
秋葉家も、春海の靴を買いにデパートへ。
途中、ガソリンを入れに行くと満が給油中だったので、それを隠れて見守る綾子たち。
満は給油が終わるとレシートをチラッと見て、ゴミ箱に捨ててしまいました。
満の車が去ったあと、ガソリンを入れる光司。
綾子は、ゴミ箱から満が捨てたレシートを拾いました。
その後、花屋でお墓参り用の花を買う満。
綾子たちの車が近くに停止して、それを見つめます。
満は花屋でもレシートはもらわずに、帰って行きました。
デパートに春海の靴を買いに来た秋葉家、綾子と春海が靴を選んでいる間、光司は大きな靴のオブジェに入って自撮りをしています。
一方房枝たちが墓地に着くと、満が「ガソリン代と花代で5千円でいいよ」と言います。
「今度からレシート持ってきて」と言う房枝。
満は、「何?俺のこと疑ってんの?そりゃ、多少の誤差はあるけど、俺のほうが多めに払ってることもあるからね」と怒ったように言います。
「お母さんは気にしてないけど、綾子がうるさいのよ」
「姉ちゃんの言うことなんてほっとけばいいんだよ。ほんと腹立つ」と言いながらバケツや柄杓を取ってお墓に向かいます。
満と房枝がお墓参りを終えた頃、綾子から電話があり一緒に中華料理を食べに行くことになりました。
やっぱり綾子がうわて
中華料理をみんなが食べる中、何も食べずに機嫌が悪い満。
春海が「食べないの?」と聞くと「俺、昼もチャーハンだったから」と答えます。
気を遣って、満に段ボール箱を処分した話を振る光司。
綾子が「まさか荷物を処分したくらいで満足してないわよね?」と言います。
「6年もかかって下した決断に、そんな言い方しかできないの?」
「敬意を払えって言いたいの?じゃこれから、ちょっとした進展があるたびに誉めておだてなきゃいけないわけ?」
「お母さん、うるさい!満兄ちゃんのこといろいろ言う前に、自分のやるべきことやったら?」と春海が口を挟みます。
「そんな言い方ないじゃない、今日だって約束の靴買ってもらったんでしょ?」とたしなめる房枝。
光司が「冬のブーツも買ってもらったんだよな」と付け足します。
「姉ちゃんさぁ、今日なんでこの店にしたの?お墓参りにも来ないで、親父が好きだった店に来て故人を偲ぶとか。俺だったら逆に言えないけどね」
「小遣い稼ぎでお墓参りに行ってるヤツがえらそうに。今日のガソリン代と花代で5千円請求したんだって?ガソリン代2,325円、花代1,100円、合計3,425円。1,500があんたの懐に入ってるんだよ」と言ってガソリンスタンドのレシートを机の上に置きます。
「あー、ガソリンスタンドは偶然でも、花屋は尾行だよね?花屋まで尾行したのに、なんでお墓まで尾行してこないんだよ!親父が可哀そうだ」
「親父が可哀そう?よくそんなことが言えるわね。お父さんが入院している2ヵ月の間、一回しかお見舞いに来なかったくせに。女の人のひもだったことが、そんなに忙しかったの。実家に居づらくなったら、外の女に養ってもらって、お父さんがいなくなって実家に戻ったら、今度はお母さんに養ってもらって…情けなくないの?父親として真っ当なこと言っただけなのに、お父さん自分を責めてたんだよ。お見舞いに行ったら、いつも『満が心配だ、満をよろしく頼む』ってそればっかり言ってた。私も人のこと言えないけど、いい加減ちゃんとしろよ!30過ぎて母親に小遣いせびってんじゃねーよ!」
房枝が「お父さん、綾子に感謝してたじゃない。『春海を産んでくれてありがとうって。それが何よりだ』って言ってたじゃない」と言います。
綾子の目に涙が溢れてきます。
光司が、そっとハンカチを渡しました。
「言っとくけど、この店で親父が好きだったのは酢豚じゃないから。酢豚のたれをかけたチャーハンですから」と言って、チャーハンに酢豚のたれをかけて食べ始める満。
光司も「美味しそうだね」と言って真似をします。
続いて春海が取り、綾子の前にチャーハンがいくようにテーブルを回しました。
泣きながらチャーハンを食べる綾子。
房枝も食べ満がおかわりをすると、綾子も同じようにおかわりをします。
帰りの満と房枝の車中、房枝は「病院でお父さんと何話したの?私が病室に戻ったらお父さん嬉しそうに笑ってたから」と聞きました。
「飼ってる亀の名前を聞かれただけ。“ボルト”って答えたらツボに入っちゃったみたいでずっと笑ってた。最後なんだからもっとまともな会話したらよかったのに」
「よかったじゃない、最後に笑ってくれたんだから」
二台の車は、連なって家路に向かいます。
綾子があまりにも真っ当なことを言ったので、さすがの満も何も返せなかったですね。
でも末っ子の純粋さで、お父さんが好きだったチャーハンの食べ方を伝授。
言葉で言わなくても家族全員が同じ食べ方をして一つになった瞬間でした。
ツイッターの反応を見てみましょう
「俺の話は長い」、3話目にして観続けるのツラくなってきた…3話目というか1回2話構成だから6話目か…主人公が基本成長することなくずっと持論を繰り広げるのが6回も続くとさすがにぐったりする…そして6回目にして大喧嘩が挟まったのでWパンチな感じ 生田斗真も小池栄子も良い演技なのですがね!
— ぱる (@bi9ri) October 27, 2019
なるほど、そうですか。
私はまだ飽きてなくて、おもしろいです。
中間頃に一回ガツンと言い負かされるかもしれないですね。
でも綾子もラスボスと言われていますから、強いですよね(笑)
『俺の話は長い』第3話(其の六)。父親の月命日に満と綾子が大バトル!今まで胸に納めていたモヤモヤした思いを家族みんながぶつけ合った。「お父さん、綾子には感謝してたじゃない」のくだりに涙腺崩壊。私やっぱり綾子に肩入れしてる。みんながちょっとずつ救われる結末でよかった。#俺の話は長い
— みき (@OOkcWoisbRqwZLW) October 27, 2019
うんうん、そうですね。
綾子も家庭を離れるとすごく責任ある仕事をして部下にも頼られて、見栄も張って男並みに働いてますから、働き盛りの弟がニートってことが許せないんでしょうね。
それをわかっている房枝のひと言に、綾子の肩の力が抜けた瞬間でした。
まとめ
毎回満と綾子、それに春海がちょっと加わって口喧嘩、それなのに見ていて全然ムカつくところがないです。
今季一番楽しみなドラマですね。
でも満がヒモだったとは、驚きました。
その満を養っていた女性が出てくる可能性もありますよね。
楽しみです。
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平凡な田舎のおばさんですが、国内、韓流ドラマが大好きで知識も豊富だと自負しております!あと、和菓子洋菓子ジャンル問わずスイーツには目がありません。
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