原作:ロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラード
脚本:アンジェラ・カン
出演者:ノーマン・リーダス、ダナイ・グリラ、メリッサ・マクブライド、ジョシュ・マクダーミット、クリスチャン・セラトス、セス・ギリアム、ロス・マーカンド、ジェフリー・ディーン・モーガン、サマンサ・モートン、ソーラ・バーチ、他
放送期間:2019年10月7日~ 毎週月曜22時
制作:AMCスタジオズ、サークル・オブ・コンフュージョン、ダークウッド・プロダクションズ、ヴァルハラ・モーション・ピクチャーズ
前シーズンのおさらい
「ウォーカー」と呼ばれるゾンビがあふれ、生き残った人々はウォーカーを避けながら自給自足の生活を送る世界。
シーズン1から主人公としてグループを引っ張ってきたリックはシーズン中盤で自らを犠牲にし、行方不明に…(仲間たちには死んだと思われている)。
そして、シーズン9の大半は、その6年後が舞台となりました。
残されたミショーン(ダナイ・グリラ)はリックの娘ジュディスと、リックとの間に生まれた息子RJを育てています。
また、ダリル(ノーマン・リーダス)やキャロル(メリッサ・マクブライド)、ユージーン(ジョシュ・マクダーミット)、ロジータ(クリスチャン・セラトス)、ゲイブリエル(セス・ギリアム)やエゼキエルたち主要メンバーが各地で生活するグループを統治しながら、平和に暮らしていたのですが…。
ウォーカーの皮をかぶり、ウォーカーたちを率いる新たな脅威“囁く者”たちと対立することで、多くの仲間を失い、深い傷を負うことになりました。
シーズン後半からマギーの復帰とミショーンの退場が決定しているシーズン10ですが、アルファたちとの対立は、新シーズンでどうなっていくのでしょうか…!?
『ウォーキング・デッド』シーズン10配信先一覧 | |||
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オーシャンサイドでの訓練と不穏な発見
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。
オーシャンサイドの海辺に打ち上げられた難破船。
その難破船の中にいるウォーカーを一掃することも含め、オーシャンサイドでは訓練が行われています。
盾を持ったメンバーを先頭に隊列を組み、効率よくウォーカーたちを倒していきますが、難破船の壁が破れ、大量のウォーカーたちがいっぺんに向かってくることに…。
ただ…もちろんのことですが、ダリルやミショーンたちにとって、その「大量」はたいした数ではなく、すべて難なく一掃することができました。
このシーンなんですが…観ていて思ったんですけれど、たいした訓練じゃない風に見えるし、多用されるスローモーションが鬱陶しく感じてしまったんです、冒頭から。
今さらこんな訓練見せられても、全然「おおおっ!」って感動が起きるわけない…。
なんだか、新シーズンの冒頭から、嫌な予感(このシーズンもまた面白くないんじゃね?)がしてきます…。
ミショーンやダリルが「いい訓練だった」とか「タラも喜ぶだろう」なんて言ってるんですが、全然心に響かないな…。
その後、貝殻拾いをしていた子どもたちが見つけたものの中には、なんと“囁く者”のマスクも入っており、たちまち不穏な空気に包まれます。
ミショーンたちは各地の仲間に無線で連絡を取りながら、偵察に向かうのですが…、そこでアーロンが怒りに任せて、見つけたウォーカーに立ち向かっていきピンチに。
自分が今まで“いい人”としてふるまってきたのに、大切な人たちを失ったことに腹を立てているご様子のアーロン。
ミショーンは、生き延びる術として必要なのは“知恵”だとアーロンに説くのですが…、うーん、やっぱりなんだか心に響かない…。
ニーガンは半軟禁状態に
アレクサンドリアでは、ロジータの赤ん坊を、実の父親セディク、現在のボーイフレンドのゲイブリエル、そして、ひたすらロジータに片思いのユージーンの3人が世話しています。
ロジータ、彼らに赤ちゃんまかせてトレーニングとかしちゃってるよ…(笑)
おいおい…と思ったりもしたけど、まあ、イマドキな感じでいいですね♪
それよりも驚いたのは、前シーズンまではずっと地下牢に監禁されていたニーガンが、いまは畑仕事などをして生活していること。
完全に解放されて自由になっているというわけではなく、作業後には地下牢に戻されているようなんですが…。
前のシーズンで遭難しかけていたジュディスを助けたりしたこともあり、ちょっとずつアレクサンドリアでのニーガンの地位が向上しつつあるみたいですねぇ。
個人的には、ニーガンの顔(ストーリー全く関係なし)と、実は優しいキャラクターが好きなので、このニーガン尊厳復活劇(?)は嬉しいかぎりです。
とはいえ…、ニーガンがグレンを残虐に殺したという事実は忘れられるわけもなく、いまだに恨んでますけどね…。
キャロルの帰還とダリルとの約束
前シーズンで、エゼキエルと結婚したキャロルは、ヘンリーを実の息子のように育てていました。
でも…、シーズンのラストでヘンリーはアルファによって無残な最期を遂げたことで、キャロルはエゼキエルと別れ、現在は船乗りとして海へ出ているようです。
そんなキャロルが、久しぶりに仲間のもとへ帰ってきます。
キャロルの帰還を誰よりも喜んでいるのは(でもあからさまに喜ぶわけじゃないけど)、やっぱりダリルでした。
ダリルとキャロルがもしかして…という話は、実はシーズン2あたりからチラホラ見えつつ実現しないままだったんですけれど、いよいよ今シーズンでついに…!?という期待が高まるシーンが出てきましたよ!
またすぐに海に出るというキャロルですが、ダリルは彼女に何がしたいかと尋ね、リクエストどおりにバイクで森に出かけて狩りをする2人。
ダリルはキャロルに戻ってきてほしいと頼むんですが、キャロルは「自分は船乗りだから止められないわよ」と答えます。
キャロルとダリルはその後、冗談めかしてはいながらも、2人で海賊になろうとか、バイクで旅をしようとか言い合ったのち、ダリルがキャロルに自分で作ったとおぼしきブレスレットを渡すんです…!
キャロルの提案に海賊になって狭い船に閉じこもるのはイヤだと拒否しながらも、バイクでの旅については二つ返事で賛成したダリル。
えっ、もう2人だけの旅に出ちゃうんですか…!?
しかし…、キャロルが帰ってくる前は、ダリルがコニーとコミュニケーションを取ろうと一生懸命であることが描かれていて(ポケットに手話教本を入れてる)…。
「ダリルとコニー、なんだかいい感じじゃん」と思わせておきながらの、このダリル&キャロルのラブラブネタに思わずのけぞる私。
ソ連の人工衛星墜落!
冒頭から人工衛星が墜落してくる様子がインサートされていたのですが、ついに炎に包まれながら森に墜落となります…!
延焼しないように、ミショーンやダリルたちは必死で消火活動にかかります。
もちろんですが、火事だけに集中できるわけはなく、迫ってくるウォーカーたちの対処もしなければならないわけで…。
一時的に立ち寄っただけのキャロルももちろん、消火活動とウォーカー退治に一肌脱ぎます。
ただ…、実はこの消火活動は、アルファが定めた境界線を越えての活動だったのが気になるところ…。
“囁く者”たちとの新たな戦いを臭わせる伏線だなぁ…と思って観てたら…。
以前、ダリルがアルファに連れられて、ウジャウジャと何千にも及ぶようなウォーカーの大群を見せつけられた崖にやってきたキャロル。
崖の下にはウォーカーは1人もいなかったのですが、その岩場に現れたのは…あのアルファだったのです。
さてさて、新シーズンの感想、ツイッターではどうなっているでしょう?
すっかりアウトドア垢になってますが
昨日は朝からウォーキングデッドのシーズン9を一気見して昨日から始まったシーズン10の1話を観ました。
感想言うとネタバレ…よりもアウトドア垢になっちゃうので黙秘します。
あ、ダリルは相変わらずイケメンでした。
— zazi (@zazzie_) October 8, 2019
確かにアウトドア満載の第1話でしたね(笑)
ダリル、確かにイケメンなんですけれど、シーズン1や2のころはもっと男前だったなぁ…(遠い目)。
ウォーキングデッド シーズン10 第1話の感想→え、宇宙!?
— 沢田チャレンジ (@sawachalle) October 8, 2019
宇宙を旋回しているはずの人工衛星が地球を背景にクルクルなってるシーンから始まる今シーズン。
確かに私も、全く同じリアクションをしておりました。
「え、宇宙!?」って。
キャロルの怒り再燃か…?
キャロルの姿に気づいたアルファ、その鋭い視線に動揺することなく静かに睨み返すキャロル。
海に出たのは、“囁く者”たちのことを忘れるためだとキャロルはダリルに語っていましたが…。
わ~、出た出た、最強(最恐?)の女同士の久々のご対面ーっ!
敵としてアルファが軸になるのは当然で、味方側の核となるのはキャロルということがここで決定したと感じました。
敵側である“囁く者”たちのリーダーであるアルファは、シーズン9で娘をしぶしぶ敵側に残すことになった…つまり、娘を失ったわけです。
現在はダリルたちのグループからは少し距離を置いているものの、味方側のリーダー格であるキャロルも、シーズン2で娘を亡くし、またシーズン9では息子をアルファの手によって殺されています。
自分の子どもを失ったこの2人がストーリーの軸になっていくんだと分かると、少々ゾクゾクしちゃいます(笑)
ダリルでもなく、ミショーンでもなく、やっぱりキャロル!
シーズン1からの数少ないメンバーの1人ですからね…。
思い返せば、シーズン1ではDV夫に従うだけの弱い女として描かれていたキャロル。
シーズン2でも、娘のソフィアが行方不明になって、メソメソしていたキャロル。
シーズン3あたりからキャラチェンジしてきて、いつの間にやら銃の腕も確かなものになり、1人でどこでも生きていけるキャラに変貌したキャロル。
アルファと睨み合う直前には、明日には出発するとダリルに告げ、改めて「残ってくれ。考え直せ。でないと船に穴をあけるぞ…」とまで言われていたキャロルですが、ダリルに船底に穴をあけられなくても残るんじゃないかな…?
まとめ
『ウォーキング・デッド』のシーズン2やシーズン3のことを思い出してみると…、だいたい第1話でとんでもない展開が繰り広げられてたんです。
「ぎょえーーーーーっ、カールが銃で撃たれてしもたがなー!」とか、「どっひゃー、ハーシェルがウォーカーに噛まれた―っ!」とか…。
もうね、「はよ次の回を見せてくれ…、でないと気になって1週間眠れんわいーっ!」ってぐらいの衝撃的な展開で、そこからズンズンと新たなシーズンが展開される…という素晴らしい組み立てだったと思います。
ただ、シーズン7の冒頭については、ニーガンがリックの仲間たちを無残に虐殺するというあまりにもショッキングなエピソードでしたね…。
しかも、今まで何をされてもどんな状況でも生き残ってきたタフなグレンが、ある意味とばっちりのような形で撲殺されてしまい、多くのファンがあまりのショックでここから続きを見ることができなくなったというようなこともありました。
閑話休題。
とにかく、かつての『ウォーキング・デッド』シリーズは、シーズン冒頭からグっと視聴者を引き付けるプロットが用意されていたんですね。
そのことを思い返すと、ちょっとこのシーズン10の冒頭はあまりにも平穏すぎるんではないかと…。
しかも正直に申し上げて、つ・ま・ん・な・い。
”囁く者“たちのマスクが見つかっても視聴者はさほど戦慄しないし、ダリルとキャロルがイチャイチャしているところを見せられても「あれ? ドラマのジャンル、変わりました?」としか思えない。
ラストのラストで、キャロルとアルファの対峙を持ってきたんだけれど、これまたあんまり緊迫感が感じられない…。
残念ながら、やっぱりシーズン8ぐらいから完全にマンネリ化してるよね…としか思えないんです。
シーズン10になって、ちょっと盛り返してくれるんかなと期待してましたけれど(そして、いまもしてるけど)、このエピソード1の内容ではがっかりですねぇ…。
これって、私が厳しすぎるのか、それとも大勢が同じような意見なのか気になるところではありますが。
ただ、今後はこの私の残念な予想を裏切って、ガチで面白いエピソードになってくれることを祈ります。
なんだかんだ言っても、これからの展開を楽しみにしておりますよ…!

子どものころから映画大好き! ヒマさえあれば、むさぼるように映画を観るアラフォー女子。いまはドラマ『チェルノブイリ』のビッグウェーブに飲み込まれてます。
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