Nのために(10話・最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想〜それぞれが愛するNのために〜 | VODの殿堂

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Nのために(10話・最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想〜それぞれが愛するNのために〜

   
 

タイトル:Nのために(最終話)
放送局:TBS
放送期間:2014年10月17日~12月19日
キャスト:榮倉奈々窪田正孝賀来賢人、小出恵介、徳井義実、小西真奈美、三浦友和など
閲覧したVOD:hulu(2017年11月23日時点では無制限で見放題)

高層マンションで野口夫妻が殺害された。
そこに偶然居合わせたのは、イニシャルにNが付く共通点がある希美、成瀬、安藤、西崎の4人。
事件は西崎の自白により解決したが、不可解な点も多かった。
刑期を終えた西崎が出所する。
そこに事件を追う元警察官の高野が訪れる。
高野は希美と成瀬の古くからの知り合いで、2人が偶然事件現場に居合わせたのは2回目で、事件を探っていると言う。
しかし1度目の放火事件は、高野の妻・夏恵が高野を守るためについていた嘘により、真相が明らかになった。
野口夫妻殺害事件も希美や安藤、成瀬の供述によって少しずつ明らかになっている。
あの時、あの場所にいたそれぞれが愛するNのためについた嘘が事件の真相を紐解く。
それぞれが思っていたNは、誰なのか。
2004年のクリスマスイブに何があったのか。
最終話のあらすじです。

『Nのために』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年11月1日(金)時点のものです。
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あらすじ

事件当日5時45分

西崎が花屋に扮装してマンションを訪れるとエレベーターで安藤に会った。
何も知らない安藤が
「何か企んでいるのか?成瀬も関わっているのか?」
と問う。
西崎は
「偶然だ、しかし縁がある。成瀬は杉下の罪の共有、究極の愛の相手だ。なかなか良い奴だ。」
と答えた。

奈央子の思惑

西崎は奈央子と接触することができ、連れ出そうとすると、奈央子は拒んだ。
奈央子は
「違うの私じゃないの!希美ちゃんを連れ出して欲しいの。奥の書斎に主人と2人きりでいるから。私に隠れていつも連絡を取り合っていて。早く連れて帰って。」
と言った。

安藤の嫉妬

安藤は成瀬が今回の事に関わっていると知り、希美が本当に困ったときに誰に助けを求めるのか。
自分に頼ってほしい、必ず頼ってくれるはずだと期待し、野口宅の外側のドアチェーンを掛けて、屋上のラウンジへ向かった。

安藤を守るためには

希美は自分が貴弘に将棋の起死回生の一手を教えてしまったことで、安藤が僻地行きになってしまうことを知り、動揺する。
どうすれば安藤を守れるか、どうにかして貴弘を安藤から引き離したいと考えていた。
そして貴弘が西崎に暴力を振るえば、警察沙汰になると考え
「今、奈央子さんはこの家を逃げ出すつもりです。大切に思う人が、奈央子さんを迎えにきていますよ。」
と貴弘に言った。
それを聞いた貴弘は慌てて玄関に向かい、西崎を見つけた。
西崎は逃げようとするが、外側のドアチェーンがかかっていたため逃げられず、殴る蹴るの暴行を加えられる。

焦る成瀬

その頃、受付のロビーに成瀬が食事を届けに来ていた。
マンションに着き、受付が野口の部屋に電話するが誰も出なかった。
5分前に花屋が来ているが、まだ出てきてないことを知ると成瀬は何かあったのだと思い、動揺している。

異常な愛

貴弘はリビングに逃げた奈央子を追いかけ
「俺を裏切るのかー!」
と怒鳴りつけ、奈央子の首を締める。
西崎は台所にあった包丁をとり、貴弘を止めようとしたが、逆に奪われてしまった。
貴弘が西崎を刺そうとすると、奈央子が燭台を手にし、貴弘の後頭部を殴った。
まだ死んでいなかった貴弘は、苦しんでいる。
苦しんでいる貴弘に希美が駆けつけ、血を止めようととしたのだが、奈央子が
「触らないで。この人から離れて!この人は私だけのもの、止められるのは私だけなの!早くここから出ていって。」
と強く言った。
そして西崎に
「あなたなら私とこの人を助けてくれると思った。だから優しくして、傷も舐めてあげたんじゃないの。お願いだから出ていって!2人きりにして。」
と言い、貴弘に寄り添った。

自殺する奈央子

希美はリビングから離れ、救急隊に電話し、外に出ようとする。
しかし外側からドアチェーンがかけられていて、焦る。
その時リビングから西崎の
「やめろー!」
と叫ぶ声が。
希美が駆けつけると、奈央子が自分の腹を刺していた。
西崎が奈央子に駆け寄ると
「彼と一緒にここを出て行く…。ひどいことをしてごめん。」
と言い、それを聞いた西崎は虐待されていたときに母親に言われた事を思い出していた。

西崎の愛するN

希美は自分が貴弘に西崎が迎えに来たと言ったから、こんな事になってしまったと後悔する。
西崎は燭台を手に取り、
「聞いてくれ。野口を殴ったのは、俺だ。奈央子を刺した野口を俺が殺した。奈央子を人殺しににしたくない。何も見なかった事にしてくれ。」
と希美に頼んだ。
希美は罪をかぶる必要はないと説得するが
「俺は罪を償いたい。昔、母親を火事で見殺しにした。それを償わずにどう現実に向き合えばいいのかわからななかった。それを償えれば、今度こそ現実に生きていく。」
と言い、貴弘に包丁を握らせた。
愛はないかもしれないが、罪の共有をしてくれと頼まれた。

成瀬の愛するN

その時、野口宅に受付からの電話が鳴り、希美が出る。
成瀬に電話を代わってもらい、助けを求めると、成瀬が急いで野口宅へ駆けつけた。
外側のドアチェーンが掛かっていたのを外し、部屋に入ると貴弘と奈央子が倒れていて、血だらけのタオルを持った希美と西崎が立っていた。
希美の持っているタオルを取り、何があった?と聞くと、西崎が
「作戦は中止。警察には作戦のことは黙っておこう。俺が1人で奈央子を連れ出すつもりだった。」
と言った。
成瀬は
『どうして今ここに自分がいるのかわかった。
4年前、杉下は何も聞かずに俺をかばってくれた。
今度は俺の番だ。』
と心の中で思った。
成瀬は
「大丈夫。すべて偶然。」
と言う。
「杉下を守ってやってくれ。」
と言う、西崎に強く頷いた。

安藤の後悔

安藤は希美からの電話をラウンジで待っているが、一向に電話がかかってこないため野口宅へ向かう。
そこに自分が掛けたはずのドアチェーンが外れていたので、動揺しつつもインターホンをした。
希美に入らないように強く言われたが、様子がおかしいことに気づき、無理やり部屋に入ると、貴弘と奈央子が倒れていた。
逃げられなかったと言う西崎に安藤は
「俺のせいだ。」
と呟いた。

希美の愛するN

警察が来て、希美が成瀬に外側のドアチェーンが掛かっていた事は秘密にするように頼んだ。
安藤を想う気持ちに気付いた成瀬は、希美の手を握る。
しかしその手を振りほどき、希美はリビングから出て行った。

(希美のナレーション)
あの日、伝えられなかった思い、すれ違った思いに答えを出そうと思わない。けれど10年という歳月が答えを導き出そうとしていた。それぞれが心の底に閉じ込めて、誰にも知られないまま終わるはずだったその答えを。

今でも希美を思う成瀬

2014年前(現在)、島に帰るつもりの成瀬は
「一緒に帰らん?ただ、一緒におらん?」
と希美を誘う。
希美は病気のことを知っているのかと聞く。
成瀬は
「島に帰りたくない?誰の世話にもなりたくないん?」
と問うと
「成瀬くん、自分の野望覚えとる?結婚した相手よりも後に死ぬ。もし一緒になってたら、私が成瀬くんの野望叶えられてたね。」
と言う希美に成瀬は
「わからんよ。そのうち画期的な治療法が発見されて杉下のほうが長生きするかも知れん。杉下の人生や。生きたいように生きたらええ。でも持っとるよ…。」
と言った。
希美「甘えられん…。」

成瀬「待っとる。」

高野の決断

高野は夏恵と話し、これからも夏恵と仲良く暮らしていくために放火事件の真相は黙っておく事にした。
高野は今までひとりで抱え込んでいて、心細かっただろうと言い、抱きしめると夏恵は声をあげて泣いた。

守るためについた嘘

高野は安藤の元を訪れ
「私が知りたい事は知ることができた。しかし皆んな君には何も話さないのですね。それはやましいことがあるからだと思っていた。しかし、誰かを守るために無心に嘘をつく人もいるんですね。」
と話した。

お互いの存在

その話を聞いた安藤は、成瀬に会いに行った。
成瀬に話せることは何もないと言われ、帰ろうとしたが、成瀬が
「あの日、杉下が考えていたのは、安藤さんのことだったと思います。杉下はあなたを守ろうとしていました。」
と伝えた。
安藤は
「杉下はいつも心の中で、誰かを支えにしていたよ。それは君だろ?」
と言うと、成瀬は
「島を出るのにお互いの支えが必要だったんです。あれから10年も経つんですね。あっという間だった。杉下の側にあなたがいてくれてよかった。」
と成瀬は言う。
2人は会えてよかったと言い、別れた。

母の存在

早苗と洋介は高松に住んでいるが、早苗は再婚し、もうずっと会っていない。
希美は高野に教えてもらった早苗の住所に訪ねる。
早苗は父親に追い出されたときは、本当に酷いことをした後悔しており、謝った。
希美は自分の病気の事を伝え、死ぬのが怖いと泣いた。
早苗は母親らしく
「全部話してみなさい。大丈夫。」
と言い、希美を抱きしめた。

安藤への返事

希美の元に成瀬からフェリーのチケットが届いた。
チケットには『3月9日のオープンしました。N』と書いてあった。
島に帰る事を決意した希美は、安藤に電話し、指輪はもらえないこと、実家の近くに引っ越す事になったと伝えると、安藤は理解してくれた。
安藤は
「前を向いて生きろよ。そっちの方が杉下らしいから。」
と言うと、希美は
「安藤もね。誰にも邪魔されないで行きたい場所に行ってほしい。元気でねー。」

私に人生をくれた大切な人たち、ありがとう。

2人で過ごす未来

希美は成瀬のいる青景島に行く。
希美は成瀬に
「来たよ。」
と声をかけると
「これから仕入れに行くけど、乗る?」
と言うと笑顔で頷いた。
成瀬は希美の手を握り、抱きしめた。

感想

終わってしまいました。
奈央子が自殺だったなんて…
誰が予想できますか?
しかも助けてと連絡してきたのは、希美を連れ出してほしかったって。
異常な愛の形により、西崎は振り回され、希美も成瀬も巻き込まれてしまいました。
西崎は幼い頃の過ちをいつか償いたいとずっと思っていたのでしょう。
それが愛する奈央子のため、自分の母親のため、自分自身のためにしたことなのです。
もし安藤の嫉妬による行動がなければ、こんな事態にならなかったのかもと思うと報われないです。
その時、希美は確実に安藤を心配していました。
西崎は奈央子を、安藤は希美を、成瀬も希美を、希美は安藤を想い、嘘を重ねてしまったのですね。
島にいた頃は、世界が狭くて、成瀬が心の支えになっていましたが、いつの間にか希美の中での大切な人は安藤になっていたのですね。
最後は成瀬のもとへ行きましたが、希美が幸せであれば、それでいいです。
毒親だった早苗も母親らしくなっており、弱っている希美の支えになってくれました。
そして希美が死ぬシーンがなくてよかったです。
病気が良くなって、成瀬と一緒に長生きしていてほしいですね。
希美らしく、上を向いて生きていくのでしょう。
このドラマを観て、人は辛いことがあったからこそ、強くなれるのだと学びました。
嘘はいけないけれど、誰かのことを思ってつく嘘は決して悪いことじゃない。
その人を守るためにつく嘘なら、付くべき嘘があるのだなぁと思いました。
これから湊かなえさんの作品を観てみたいと思いました。

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