獣になれない私たち(けもなれ|9話)のあらすじ・ネタバレ・感想~傷を舐め合う2人~ | VODの殿堂

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獣になれない私たち(けもなれ|9話)のあらすじ・ネタバレ・感想~傷を舐め合う2人~

   
 

タイトル:獣になれない私たち(9話)
放送局:日テレ
キャスト:新垣結衣、松田龍平、田中圭、菊池凛子、黒木華、山内圭哉、犬飼貴丈、伊藤沙莉、近藤公園、松尾貴史、一ノ瀬ワタルなど
閲覧したVOD:hulu(2018年12月5日時点では視聴可)

前回、朱里が晶の働く会社で、働く事になった。
仲が悪かった恒星兄弟は、本音でぶつかり、良い関係になった。
今回は、朱里が社長秘書に任命される!?
会社の機密データが漏れ、大混乱になり、気まずそうな顔をする朱里。
一方、カイジと結婚している呉羽が、恒星に抱きつく写真が週刊誌に載る。
大混乱する9話のあらすじです。

『獣になれない私たち』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年10月9日(水)時点のものです。

あらすじ

〈社長秘書に任命される朱里〉

晶と恒星は、夜通しボードゲームをし、晶はいつの間にか眠ってしまった。
恒星は晶をベッドに運び、自分はソファで眠った。
目覚めた晶は、恒星を起こし、2人で朝食を食べた。
たわいもない話をした後、晶は不正の書類に、サインしたのかと、恒星に問う。
1度始めた悪事は、続けるしかなく、どうする事も出来ないと、答えた。
晶が出勤すると、夢子と上野が初めて契約を取ってきて、晶は部下の成長を喜んだ。
九十九は、晶を呼び出し『特別チーフクリエイター営業部長』に昇進させ、朱里を『社長秘書』に任命する。

〈呉羽のスキャンダル〉

呉羽が恒星に抱きつく写真が、週刊誌に掲載された。
呉羽を追う為に、5tapの前には、記者が張り込み、店内に不穏な空気が漂う。
呉羽は店の外に出て
「ここ迷惑なんで、解散!私が誰としようが、関係なくない?貴方もセックスくらいするでしょ?」
と、隠さず、本能のまま話す。

〈本音でぶつかる3人〉

京谷の元のマンションに遊びに来た千春。
京谷はマンションを出ており、朱里が住んでいるが、千春はそれを知らない。
合鍵でドアを開けると、朱里と鉢合わせし、驚く。
朱里は、なんとかマンションを抜け出し、晶の部屋へ逃げ込む。
気が動転した千春は、晶の家を訪れるが、隠れようとする朱里を見つけた。
3人は、5tapへ行き、これまでの経緯を全て千春に話した。
千春は
「育て方、間違っちゃったかしら…。」
と、落ち込む。
朱里が
「そんな事言わないでください。私、京谷さんがいなかったら、死んでたかもしれなくて。だから、私が生きていたのも、間違いになっちゃうんで…。」
と言い、晶も
「朱里さんが生きてて良かった。生きて、今ここで、3人でビール飲んでる…。」
と言い、3人で泣いた。
本音で話した3人は、いつの間にか打ち解け、仲良くビールを飲む。
そこに、京谷が遅れてやって来るが、女子の輪に入れず、カウンターで飲む恒星の隣に座る。

〈晶の存在〉

恒星は、京谷に晶と男女の関係になっていない事を話す。
京谷は、男と女の間に友情はないと意見すると、恒星は
「性別関係なく、人間同士でいられる相手だとしたら、貴重じゃないですか。壊すにはおしい…。」
と言う。
それを聞いた京谷は
「なんか、すごい大事そうに聞こえるんですけど。」
と言い、戸惑っていた。

〈逃げ出す朱里〉

九十九は社長秘書である朱里に、仕事の連絡を送りつける。
休日だったので、朱里は通知オフにして、休日を楽しんだ。
出勤すると、九十九は怒っており、晶がフォローしようとすると、九十九は
「長門に言うとんねん!」
と、晶にキツくあたる。
晶は、九十九がいない時に、朱里のフォローをし、社長秘書の仕事を優しく教え込む。
それでも、九十九は次から次へと仕事を頼んでくるので、朱里はいっぱいいっぱいになってしまう。
焦らされ、売り上げデータを他者に送ってしまうという、重大なミスを犯す。
朱里は事の重大さを察知し、会社から逃げ出し
「働けなかった…。」
と言い、泣き崩れた。

〈吠える晶〉

晶が朱里の代わりに謝罪しに行き、なんとか許してもらえた。
会社に帰ると、九十九が
「入ったと思ったら、すぐ辞めるって、今時の奴、あかんなぁ!あんなミス、普通するか?やる気が足らんのんじゃ!」
と言っており、晶は
「はぁ?
やる気があれば、何でも出来るんですか?
ゴミ出しも雑用も、毎日のコーヒーも、無茶苦茶な要求にも耐えます。
社長に怒鳴られると、怖いから、面倒だから。
目の前で誰かが怒鳴られても、誰も助けない。
これが平和ですか?
皆にそうさせてるのは、社長です。
そんな会社で、どう働けって言うんですか!?」
と、意見する。
九十九は
「ほな、辞めたらいい。さっさと、辞め!今すぐ辞め!文句しか出ぇへん社員、いらんのんじゃ。深海1人おらんでも、どうとでもなる!皆、それが分かってるから、何も言わへんねん。なぁ!?」
と言い、他の社員は黙りこくり、誰も晶を庇ってくれなかった。
晶は
「出すぎた事を言って、申し訳ありませんでした…。」
と、謝罪し、会社を後にする。

〈結ばれる2人〉

恒星は粉飾決算から、手を引く決意を固めた。
晶が、恒星の事務所を訪れると、恒星が土下座した状態でいた。
恒星は粉飾決算を辞めさせて欲しいと、頼んだが、辞めさせてもらえなかった。
訴える事も出来たが、そうすると、自分が粉飾決算に加担していた事が公になる為、恒星は全てを失ってしまう。
そうなったとしても、恒星は辞めたいと、土下座で頼んでいたのだ。
恒星が
「晶さん、どうしたの?」
と聞くと、晶は九十九に言われた事を話していると、涙が溢れてきた。
恒星は晶の涙を拭い、抱きしめる。
2人はキスをし、そのまま結ばれた。
翌朝、晶は恒星の事務所から帰る途中
「間違った…?」
と、呟くのであった。

感想

晶が九十九に言うセリフは、観ていて震えました。
晶が言っている事は正しいのに、誰も声を上げてくれない環境で、辛いし、息苦しいし、惨めですよね。
ドラマを観ている側としては、九十九に「さっさと、辞め!」と言われた時に、辞表を出し、辞める事が出来れば、スカッとしたのにと思いました。
でも、このドラマはリアリティを追求しているので、あえて辞めなかったのが、リアル過ぎて、観ていて辛かったです。
朱里も変わる為に、頑張っていたのに、九十九の下では無理ですよね。
また、心を閉ざしてしまわなければいいのですが。
なんと、次回は最終回です。
獣になれない私たちを見始めた頃は、いつ晶と恒星の恋に発展するのかと、毎回期待していましたが、このドラマは、純愛とかそういうものではないようです。
ドラマにならないような、大人のリアルな恋愛を描きたいのかなぁと、思いました。
純愛を期待していたので、少し残念です。
最終回目前で、晶と恒星が結ばれました。
お互い辛い事があり、それを忘れるような形での行為だったので、好きという感情ではなさそうです。
そうなると、最終回で、付き合う展開にもならないし、モヤっとした終わり方になりそうですね。
最終回では、九十九をギャフンと言わせてくれる事を願っています。

 

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