タイトル:「お迎えデス。」第8話
放送局:日本テレビ
キャスト:福士蒼汰、土屋太鳳、門脇麦、鈴木亮平、大杉漣 他
視聴したVOD:hulu(2018年10月31日時点では視聴可)
前回のお話では、円の父である郁夫が突然の病に倒れてしまいました。
その郁夫がなんと幽体離脱をし、円の前に現れます。
そんな時、円の妹・さやかの実母も登場し、「さやかを引き取りたい」と言い出すのです。
堤家は再婚同士で複雑ですが、さやかは「本当の家族はここだけ」と確信し、より一層絆を深めるのでした。
郁夫も無事に意識を取り戻し、一件落着。
そして、円とのすれ違いを解消できないままに成仏することを決意した千里ですが、そんなタイミングでついにシノザキやナベシマに見つかってしまいました!
千里は一体、どうなってしまうのでしょうか?
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あらすじ
千里が成仏する前にやりたいことって?
幸が千里をかくまっていたことを知ったナベシマは、千里を強制送還しようとした。
幸はそれを止め、ナベシマとゆずこに事情を話す。
円と千里の過去を知ったナベシマらは驚く。
「私、彼のことをちゃんと知らなかった。
堤くんのいいところも悪いところも、時々見せてくれる笑顔も…。
もっと笑顔を見ていたいなんて、今更思い始めちゃって。
でも、もういいの。もう行きます。」
ここ数日、円と一緒に過ごせていた千里は、ナベシマたちにそう話した。
千里の話を聞いたゆずこは涙を流しながら、「このままじゃかわいそうよ!」とナベシマに訴え、円と千里、二人きりの思い出に残るデートを提案。
「手をつなぎたい」という千里の要望を聞いた幸は、「私が幽体離脱してる間に、私に憑依して!」と言い出す。
危険という理由で絶対に認めなかったナベシマも、ゆずこや幸に押され、渋々了解する。
千里のお引っ越し
6月11日(翌週の日曜)に迫るロケット大会に向けて、円は学校でも家でも日々研究に励んでいた。
そんな中、千里は「いつまでも男の人の家にはいられないから」と言い、幸の家へ戻ることを円に伝える。
声が届くことはないが、千里は由美子や郁夫、さやかにも最後のお礼を言った。
「君があの世に行く時、必ず見送るから。」
円はそう言って千里を送り出す。
そして円は、「またロケットをやる気になってくれているのが嬉しい」と言ってくれた千里の言葉を励みに、また研究へと没頭した。
千里と円、どんなデートにする?
幸とゆずこは、どんなデートを千里にプレゼントするか楽しそうに話していた。
幸と千里は、幸が以前救えなかった霊を消滅させられてしまった日に出会った。
「あの時の帰り道、一人になりたくなくて…。
千里がそばにいてくれてとても助けられた。
私が千里を助けたと言うより、私が助けられた。」と幸は言う。
円の家から帰ってきた千里は、「今度の日曜日に神社である縁日、そこへ行きたい」と幸たちに話した。
千里は幸の体を使ってデートをするため、幸が円をデートに誘わなければいけない。
そのことに気づいた幸は、少し嫌そうにしている。
円をデートに誘うぞ!
円は、迷いなく研究に没頭している。
千里が以前言っていた「私も、やれることをやりたい」という言葉に影響されているようだ。
そんな折、幸が研究室にやってきた。
幸は、言いにくそうに、とても不器用に円を縁日に誘う。
案の定、円は「なんで僕を誘うの?」「神社の場所が分からないの?」などと無神経な発言をし続ける。
「ロケット大会が近いから忙しい」と円が断り続けると、「ロケット、ろくに飛びもしないのに」と幸は怒ってしまった。
すると円も「人が一生懸命頑張っていることをバカにする人と出かけたくない」と怒り、研究室に再びこもってしまう。
一部始終を見ていた孝志に「デートに誘われたんだぞ!?」と叱られる円。
孝志は、デートに行くよう必死に円を説得する。
しかし円は聞く耳を持たない。
円が変われたのは、幸のおかげ?それとも…
幸は、デートの誘いを上手く出来なかったことを千里に謝った。
「ロケットが大事だ」と言って断られたことを聞いた千里は、
「堤くん、高校生の頃は『いつか自分のロケットを飛ばすんだ』って本気で言ってた。
なのに、いつからか『趣味』だって言うようになって…。
でも最近変わって、すごく頑張ってる。」と幸に話す。
以前、円が真之介に「近くにいる人(幸)のおかげで変わることが出来た」と話していたことから、千里は幸の影響で円が変わったのだと思いこんでいる。
そして幸は、ロケット大会当日の11日が千里の四十九日であることに気が付いた。
このままではデートをしないまま成仏することになってしまう。
千里の願いを叶えたい!
縁日当日ー
千里は縁日デートを諦める代わりに、どうしてもやってみたいことがあると言う。
幸は一旦眠り、幽体離脱。
そして千里は幸の本当の体に憑依し、あるところへ出かけた。
一方でナベシマとゆずこは、シノザキとマツモトに「千里をまだ見つけられていない」と嘘をついていた。
その嘘を見破ったシノザキは、魔百合に幸の後をつけさせる。
千里は幸になりきり、「母の実家から新鮮な野菜が送られてきて…母がいなくて、私一人なので…。」と、野菜を持って堤家を訪ねる。
台所で由美子、さやかと一緒に幸が野菜を料理している姿を見て、円は不思議そう。
郁夫は、「阿熊さんって、家庭的な方なんだな。」と微笑んでいる。
そして、作った料理をみんなで囲み、食事をした。
食事をよそいながら、千里は食材の豆知識をみんなに披露する。
千里は昔から、豆知識を早口で披露する癖がある。
幽体離脱をすると、本当の体と見えない糸でつながっているため、幸は千里の近くで居なければならない。
幽体離脱中の幸も近くで見守っている。
食事中、さやかは縁日に行くということで支度を始めた。
なんと由美子の提案で、千里も行くことになったのだ。
様子を見守っていた幸も嬉しそう。
千里は、由美子に浴衣を着付けしてもらった。
嬉しくなった千里は鏡を見るが、鏡に映るその姿は自分ではなく幸。
千里は少し複雑な表情を浮かべた。
「古い御神木があってね、その周りを男女が手をつないで一周すると、願いが叶うんだって!」
さやかの話を聞いた幸は、何かを企んでいる様子。
そして郁夫にもこっそり促され、円は千里に「一緒に行こう」と声をかけた。
念願叶って、円と縁日デート
円と千里は、たこ焼きを買ったり金魚すくいをしたりと、縁日を満喫。
幸の嬉しそうな表情を見た円も、微笑んでいる。
そして千里は、「この前、ロケットをバカにするようなことを言ってごめんなさい。」と謝った。
円は「もういいよ。」と微笑み、「今日の君は素直すぎる。調子が狂う。」と言う。
「縁日なんて、縁がないものだと思ってた。
でも君と出会って、毎日が随分変わった。
いろんな人と出会って、僕自身も変われた。」
円の言葉を聞いた千里は、微笑みながらも少し寂しそう。
憑依中に起きたハプニング
屋台のおじさんに「一等の景品、彼女にプレゼントしてあげたら?」と勧められた円は、輪投げに挑戦することに。
すると突然、千里は苦しみ始める。
円を置いて、慌てて幸の元へ。
「なんか疲れた…」と言って、千里は一旦幸の体から抜け出した。
そして幸は自分自身の体へと戻る。
後をつけていた魔百合に、その瞬間を見られてしまった。
ナベシマの生前の記憶?
街を歩いていたナベシマは、電動車椅子に乗ったある女性(小林涼子)を見かける。
車椅子には、小さなウサギのぬいぐるみが付いていた。
ナベシマはハッとして、彼女の後を追った。
彼女は職場へと戻り、明るく仕事をこなしている。
彼女のデスクには、ウサギのぬいぐるみを持った幼い女の子と、男性が写った写真が飾られていた。
その写真を見た瞬間、ナベシマは記憶をさらに蘇らせる。
ーーー
草原ではしゃぐ、ウサギのぬいぐるみを持った女の子。
そばには、写真に写っていた男性の姿が。
女の子は海を見つけ、喜んで海の方へ駆けて行った。
するとその女の子は崖から落ちそうになり、男性は必死にその女の子の手を掴み助けようとしていた。
「お兄ちゃーん!!」
「あさみー!!」
ーーー
円は、幸に対して何を思う?
円は輪投げを終え、幸の元へと帰ってきた。
憑依する時間がなかったため千里は影に隠れ、幸は幸自身のままで円の前に。
たくさんお金をつぎ込んだが一等は取れず、獲得した三等の景品であるウサギのぬいぐるみを幸にプレゼントする円。
「ナベシマさんに似てたから。
『恋に障害はつきものだ』って言ってたけど、障害は乗り越えられたの?」
円は、恋の障害を乗り越えることが出来ずに辛い思いをした美樹と亮二を思い出し、そんなことを幸に問う。
「なんでそんなこと聞くの?」と言う幸に、
「君には…辛い思いをして欲しくないんだ。」と円は答えた。
円にそう言われた幸は、驚きのあまり言葉が出てこない。
その時、孝志から円に電話がかかってくる。
その隙に幸は千里の元へ行き、「入れ替わろう!」と提案。
しかし千里はそれを拒否する。
孝志からの電話は、ロケット制作に必要だった部品を注文していたものの、一番必要だった部品の配送が大会前日になることが分かったという知らせだった。
御神木のおまじないは、予想外の方向へ!
電話が終わる前になんとか千里と幸は入れ替わり、千里が円の前へ。
千里は幸に励まされ、円を御神木の方へと誘導する。
御神木の前には、さやかが言っていた言い伝えを書いてある立て札があった。
しかし、【手をつないで一周する】という部分がかすれていて読めない。
この言い伝えは、非科学的なものを受け入れられない円にとって、信じられるものではない。
しかし円は、「困っている時は、藁にも縋ると言う。」とつぶやく。
ロケットの部品が手に入らないことにより、大会を諦めそうになってしまっているようだ。
それを聞いた千里は、
「おまじないのプラシーボ効果!
非科学的なことでもそれをすることによって前向きになり、脳の活性化によって新しい発想が生まれることがある。」と円に言う。
円は納得し、その言い伝えを実践することに。
立て札には文字が消えて読めないため、円は携帯で調べ始めた。
するとなんとそこには、【最近では、本当に効果があるのは手をつないで一周ではなく、木の下で接吻することだと言われている】と書かれていたのだ。
沈黙の後、「ダメだよね。君はナベシマさんが好きなんだから。」と円。
しかし千里は「いいよ。それで解決方法が見つかるかもしれないし。」と言う。
円は少しずつ幸に歩み寄り、キスをしようとする。
すると千里は、唇が触れ合う直前で円を突き倒してしまう。
なぜか円は「ありがとう!」と言い、どこかへ走り去ってしまった。
「堤くんは、さっちゃんのこと好きになりかけてる。
今、はっきり分かった。
堤くんにとって今ここにいるのは、さっちゃんなんだよ。
キスしようとした相手は、さっちゃんなんだよ。
それでもいいかなって思ったけど、やっぱり無理だった。
さっちゃんも、本当は堤くんのこと…。」
幸の体から抜け出した千里は、幸にそう訴える。
ようやく本当のことに気づいた円
円は研究室に戻り、手に入らない部品の代わりに違うものを代用するというアイデアを思い付いた。
孝志と共に早速制作に取り掛かり、ロケットを飛ばしてみることに。
そして実験は大成功。
その時円は、プラシーボ効果のことや、家で食事をしている時に豆知識を披露する幸の姿が蘇った。
高校生の頃によく千里が豆知識を披露していたことを思い出した円は、さっきまで一緒にいたのは幸ではなく千里だったことに気が付く。
「戻らないと!!」
円は急いで神社まで走った。
息を切らしてやってきた円は、御神木の前にいた幸に「ごめん。阿熊さんの中身が君だと気づかなくて…。」と謝る。
その時、魔百合から情報を聞きつけたシノザキとマツモトが現れた。
「もう逃がさないぞ。緒川千里だろ?」と話すマツモトだが、幸はそれを否定。
シノザキらは諦めてその場を去る。
幸の中身がもう千里ではないことを知った円は、必死になって千里の行方を幸に尋ねる。
「最後に、二人で一緒にロケットを飛ばした場所に行きたいって…。」
幸の言葉を聞き、円はまた走った。
千里…最後の時
その頃千里は、ナベシマ、ゆずこと共に、高校生の頃円と一緒にロケットを飛ばした場所にいた。
「本当にいいの?」とゆずこやナベシマに問われると、「未来のある人は、未来のある人と。」と千里は言い、ナベシマのバイクに乗ろうとする。
そこへ、円が息を切らして走ってきた。
「どうして行っちゃうの!?
ロケットが飛ぶところを君に見てほしかったのに。
四十九日までに何とか間に合わせようと思って…。
君がいたから、ロケット飛ばそうって思えた。
これ以上待てないの?」
円の言葉を聞き、驚いて涙を流す千里。
一課が千里のことを嗅ぎまわっているため、これ以上千里がこの世で過ごすのは危険なのだ。
「どうして阿熊さんの中に入ったの…?」
千里は、「言っても困らせるだけ」と、その質問に対して返事をすることを拒否し続ける。
しかし、「どうしても知りたい。聞きたい。何でも聞く。」と円に言われ、千里は「堤くん、好きでした。」と答えた。
「大好きでした。高校の時からずっと。
今はもっと。伝えるのが遅くなってごめん。
ロケット、必ず成功させて。」
千里の言葉に、円は「ありがとう。」と答える。
そして千里は、円の前から姿を消した…。
感想
悲しい…すごく悲しいです。
もっともっと、笑っていてほしかった。
千里にも、円にも。
最後のシーンですが、今までのようにナベシマのバイクに乗って空へと飛んでいく姿が今回はありませんでした。
円は確かに空を少しずつ見上げ、見守っているような様子でした。
しかし、千里やナベシマたちの姿は映りませんでした。
もしかしてまだ成仏してないの?なんて思ったりもしたけど、やはりそういうことではなさそうです。
確かに、最後は円だけになっていましたから…。
千里はずっと、高校生の時、円に対し突然素っ気なくしてしまったことを後悔しているようでした。
反対に円も、なぜ突然素っ気なくされたのか?ずっと心に引っ掛かっていましたよね。
理由はただ一つ、円が千里の恋心に気づかず、無神経な態度を取り続けていたからです。
今回で、その二人のモヤモヤが解けるのかな?と思っていたけど、結局その話に触れることはありませんでしたね。
ただ、最後に千里が円へ告白したことで、円が全てを悟ってくれるといいのですが…。
鈍感な円なので、なかなか難しそうですが(汗)。
円が変われたのは、幸のおかげでもあり、千里のおかげでもあるんですよね。
ロケットを頑張れたのは、間違いなくそばに千里がいたから。
大会、千里にも見守ってほしかったですね。
二人が笑って最後を迎えられたら良かったのに…と思ってしまいましたが、千里は泣きながら、そして円も辛そうな表情でした。
それだけお互いに思いあえていたのかもしれませんね。
さて、いよいよ次回が最終回です。
9話ですが、2話分のボリュームということで、映画1本作れるほどの時間のようです。
リアルタイムで見たあの面白さをもう一度huluで見られるのは嬉しい!
視聴が楽しみです。

2人のメンズを育てるシングルマザー。どんなに忙しくても1日1本はドラマを見て癒されています♪特にラブコメディーには目がありません!
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