タイトル:Nのために(2話)
放送局:TBS
放送期間:2014年10月17日~12月19日
キャスト:榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人、小出恵介、徳井義実、小西真奈美、三浦友和など
閲覧したVOD:hulu(2017年11月14日時点では無制限で見放題)
たまたま殺人現場に居合わせたNのイニシャルがつく4人。
西崎が自供したことにより、事件は解決したが、この事件には不可解な点が多く、10年たった今でも元警官:高野が探っている。
希美と成瀬が事件現場に居合わせたのは2度目というが、1度目は一体どんな事件だったのだろうか?
希美の過去も気になります。
2話のあらすじです。
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あらすじ
西崎の供述
高野は西崎に
「殺してませんよね?」と詰め寄るが、西崎は
「大切な奈央子を殺した貴弘が許せなくて、殺しただけだ。」
と言う。
奈央子のことだけを思ってしたことに悔いはないと言い、去っていった。
2000年
成瀬の父:周平(モロ師岡)が経営しているさざなみを売りに出し、毎日夫婦喧嘩が絶えないため母:瑞穂(美保純)が実家に帰ってしまった。
唯一の楽しい時間
希美と成瀬は2人で本土の本屋に参考書や奨学金の資料を集めに出かけた。
そこで早苗を見つけ、追うが見失ってしまった。
まさか本土に早苗がいるはずがないと思う事にした。
せっかく本土に来たため、2人は少し遊んで帰ることに。
希美は久しぶりに心から楽しんでいる。
2人はまた野望を語りだした。
成瀬は
「結婚した相手より後に死ぬ。1日でも多く相手のそばにいて見守りたい。」
という野望を語った。
心の叫び
帰りのフェリーで希美は寝てしまい、成瀬の肩にもたれかかっている。
楽しい気持ちで家に帰ると、早苗が高級な服やバッグを持っていた。
本土で借金をして、買ったと言う。
希美は父親にお金の工面をしてもらうよう助けを求めるが、門前払いされてしまった。
誰にも助けを求められず、心の中で『助けて。』と叫び、声を押し殺して泣いた。
次の日、迷惑はかけられないと思いつつも、成瀬に気付いて欲しくて、シャーペンを4回『た・す・け・て』と押す。
成瀬は音には気付いたが、シーャペンの音だけでは助けて欲しいということがわからなかった。
希美は苦しくて、苦しくて涙を押し殺している。
家に帰ると、希美が島から出て行きたいと思っている事を知った早苗が
「ママを置いていかんといて!1人にせんといて。」
とすがりついてきた。
希美は困って、早苗を抱きしめ、なだめている。
成瀬は希美の学校での様子がおかしいことに気付き、心配して希美の家に来てくれたが、2人の姿を見てその場を後にした。
幸せな家のせい
全ては父親と過ごした幸せな家のせい。
あの家がなくなれば、早苗はもとに戻ってくれると思った。
希美はオイル缶を買い、父の住む家の玄関に撒いた。
2本目を撒こうとしたとき、成瀬が現れた。
成瀬「こんなことしても意味ないやろ!」
希美「こんなに辛いなら、全部燃やしてなくしたい。」
成瀬「なら、俺がやる。杉下に犯罪者になってほしくない。俺がやる。」
と言うと、希美は泣きながら止めた。
成瀬「苦しいなら、助けるけん、俺に何ができる?」
希美「何もいらん。」
成瀬「卒業したら、一緒に島を出よう。」
と言い、2人で泣いた。
疑惑を持たれる希美
高野が民生委員の池園を連れて、希美の家に来た。
池園は困ったことや相談事があれば、何でも言ってもほしいと希美や早苗に言う。
高野は希美に
「昨日晋の家に来たか?」
と聞くが、希美は否定した。
さざなみ放火事件
さざなみは閉店し、売られることになった。
周平と成瀬は引越し準備をしており、ガムテープがなくなったため、父親は買いに出かけた。
成瀬は、前の日希美からとりあげたオイル缶を持ち、何かを思い、立ち上がった。
駐在所にさざなみが火事だという連絡が入る。
高野が不在だったため、夏恵が火事現場へ駆けつけた。
まだ中に成瀬と周平がいると聞いた夏恵が助けに入る。
周平は助けることができたが、夏恵が重症を負い、病院へ運ばれた。
罪の共有
成瀬は離れた場所で、燃えているさざなみを見ていた。
そこに希美が駆けつけ、何も言わず成瀬の手を握った。
成瀬を見つけた高野は
「こんなところでなんしょうぞ!?」
と詰め寄るが、成瀬は黙っている。
そこで希美がとっさに
「さっきまで一緒にいて、奨学金の申請書を書いていて、火が舞っているのが見えて走ってきたんです。」
と嘘をついた。
成瀬は高野に連れられ周平の運ばれた病院に行くためにパトカーに乗る。
高野は成瀬の表情を見て何か知っていると思い、どうしてこうなったのか聞いている。
そこに息を切らした希美がやってきて
「さっき話していた奨学金の書類。なるべく早く提出してね。」
と渡し、耳元で何か囁いた。
嘘を重ねる
病院では、周平と夏恵がまだ目を覚まさない。
希美は警察に事件当初のことや成瀬との関係などを聞かれている。
家庭の事情などは一切話さない、大学のことで情報交換する程度の仲だと話した。
本当に火事になる前から一緒にいたのかと聞くと
「はい。」
と答えた。
罪の共有による罸
成瀬は落ち着くまで、高野の家で厄介になることになった。
成瀬は希美に会いたいと電話をするが、警察に嘘をついたため、もう成瀬とは話せないと言う。
「今まで、一緒にいてくれてありがとう。いつも一緒にいてくれて、嬉しかったけん。」
と言い電話を切った。
成瀬は
「杉下ー!」と叫んだ。
2014年東京
海外赴任から帰って来た安藤。
貴弘は安藤の直属の上司で、貴弘が死んだため出世したのだ。
安藤の元を高野が訪れ、10年前の事件の話を聞く。
安藤の供述
高野が事件の事を聞きに安藤の元を訪れる。
野口宅に招待されていたが、約束の時間に遅れて行くと、すでに倒れている2人がいたと言う。
成瀬とは面識はなく、杉下の同級生で偶然居合わせただけだと。
安藤は事件の後も、西崎に腕のいい弁護士を雇ったり支援していた。
その理由を尋ねると、貴弘が死んだ事で自分の立場がよくなった為、何かできる事はないかと思い、した事だと言う。
『Nのために』とはどういう事かと聞くと、あの時あの場所にいた全員に大切なNがいた、自分にとってのNは杉下希美でした。
と答えた。
火事事件の代償
高野は夏恵に電話する。
高野が話しかけると、夏恵は電話のマイクの部分を指で叩き返事をする。
妻は声が出せなくなっていたのだ。
希美の現在
安藤は希美に
『日本に帰ってきた。
西崎さんの出所まで待った。
杉下に会いたい。』
と連絡するが、希美はそのメールを削除した。
希美は手帳に大事に挟んでいる『ガンバレN』と書いているフェリーのチケットを見ていた。
希美は立ち上がり、新卒からずっと働いていて、お世話になった会社に理由は告げず、辞めさせて欲しいと頭を下げた。
事件当日
成瀬が希美の名前を叫ぶ。
部屋を開けると床には野口夫妻が倒れている。
希美は泣きながら
「成瀬くん、ごめん。」
成瀬は血の付いたタオルを持ち
「大丈夫。」
と言った。
感想
うーん。
切なすぎます。
結局さざなみに火をつけたのは成瀬なんですよね?
成瀬に捕まってほしくなかったから、希美は嘘をつき、嘘がバレるといけないからもう会わないって。
2人は付き合うのかと思っていたのですが、この時から10年後の事件まで会わないのでしょうか。
夏恵は火事の影響で声は出ないようになっていましたが、死ななくて良かったです。
巻き込まれた夏恵が死んでしまっては悲しすぎますよね。
しかし徐々に明らかになってきた4人の関係。
安藤の言う、あの時あの場所にいた全員に大切な人がいたと言うのは、どういうことでしょう。
安藤は希美、成瀬も希美、西崎は奈央子?希美は?
でも西崎が奈央子を思って貴弘を刺したのなら、誰のことも庇っていないので事件は解決ですよね。
湊かなえさんはやっぱりすごいですね。
多分私みたいな一般が思いもつかないような展開なのでしょう。
Nのために、面白過ぎます。
早苗、いい加減希美を苦しめるのは、やめてほしいですね。
山本未來さんは愛してたって秘密はあるに出ていて、好きだったのですが、この役は本当に腹が立ちます。
演技が上手い証拠ですね。
でも親だから突き放せない希美の気持ちもわかるし、希美には幸せになってほしいです。

子育てと節約を頑張るアラサー主婦です。子供の頃からテレビっ子で、日々のストレス解消はドラマとバライティ番組を観ることです。
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