タイトル:「プリズン・ブレイク」シーズン1第4話[腐食]
放送局:FOX
放送期間:2005年8月29日~2006年5月15日
キャスト:ウェントワース・ミラー、ドミニク・パーセル、ロビン・タニー、サラ・ウェイン・キャリーズ、ピーター・ストーメア
閲覧したVOD:dTV(2018年9月30日までは視聴可)
脱獄計画においてアルブリッチと協力しあう事になったマイケルですが、ひとつクリアしたかと思った矢先に同じ雑居房のスクレが離れてしまいました。
代わりにマイケルのいる雑居房に入ってきたのは精神疾患のヘイワイヤーなのです。
彼は眠れない障害を抱えています。
マイケルはヘイワイヤーの目を盗んで雑居房の壁に穴を開けられない状況になってしまいました。
果たしてマイケルの脱獄計画は、進展するのでしょうか?
それでは、第4話を紹介していきましょう!
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あらすじ
リンカーンの夢
リンカーンが寝ていると、突然刑務官たちが独房に入ってきて、リンカーンを連れだしたのです。
「ベリック、何をするんだ?」とリンカーンが叫びましたが、主任刑務官のベリックは何も答えません。
ベリック達はリンカーンを電気椅子に押し付け、処刑の準備を進めていきました。
「俺にはあと1ヵ月残っている、頼むベリック」とリンカーンは叫ぶのです。
しかしベリックは、処刑の準備を終えて「心安らかにな」と、リンカーンに言うと電気椅子のスイッチを入れさせました。
そこでリンカーンは夢から目覚めたのです。
マイケルの雑居房で
マイケルは雑居房の流し台のうしろの壁に穴を開けています。
穴といっても壁のブロックの継ぎ目のしっくいをボルトで掘り進めているのです。
そこに雑居房を開ける刑務官の声が聞こえて、マイケルは流し台を元の位置に戻しました。
医務室からヘイワイヤーが戻って来ました。
マイケルはヘイワイヤーが治療のために医務室に行っている時にしか作業を進める事ができないのです。
マイケルはヘイワイヤーに「壁の外に出たいか?」と聞くと、ヘイワイヤーは「出る気はないね、外に出ても医者が俺を縛りつける、牢獄と同じさ」と答えました。
するとヘイワイヤーはマイケルの腕のタトゥーを見て、「何の絵だ?」としきりに聞き始めました。
マイケルは「何でもない」とそでを下ろしてタトゥーを隠したのです。
グラウンドでアルブリッチと話す
グラウンドでアルブリッチがマイケルに話しかけました。
「何か問題が?」
マイケルは「ヘイワイヤーが寝ないから穴を開けられなくて困っている」
するとアルブリッチは「俺たちは運命共同体だ、しっかり仕事をしろよ!そうでないとお前のノドを掻っ切って、片付けるぞ、ごきげんよう」とマイケルに話しグラウンドを去っていきました。
マイケルは腕のタトゥーの“キュート・ポイズン”を見て何かを考え始めたのです。
所長室
マイケルは所長からタージマハルの模型のできばえを褒められます。
所長はマイケルに「何かお礼をしたい、何か望みはあるか?」と聞きました。
マイケルは「同居人の問題を何とかしてほしい」と返したのです。
所長は「ちょっと待て、雑居房の移動はベリックに任せている、ベリックに話さないと希望に添えない」と答えます。
そこに事務員が所長室に入ってきて、所長の奥さんが来ていると所長に告げました。
所長は部屋から出て、部屋の外で奥さんと話しています。
タージマハルの模型は所長が結婚記念日のプレゼントとしてマイケルに作らせているのですが、記念日まで所長は奥さんには見せられないでいたのです。
奥さんは所長が部屋に入らせないので、浮気を疑いました。
そこにマイケルが部屋から出てきて、所長に「もう所長の仕事の協力はできない、ここには来ない」と言いはなち去っていったのです。
ベロニカはリンカーンに面会
ベロニカはリンカーンに「ルティシアと会った後に彼女が行方不明になった事を知った」と打ち明けました。
またベロニカはルティシアからリンカーンの事件にもシークレットサービスが絡んでいる事を知り、リンカーンを信頼すると話しました。
リンカーンはベロニカに「死刑の再審請求が専門のジャスティスに俺の資料は全部送ってある。君が行って改めて頼んでくれ」と頼んだのです。
そして、リンカーンはベロニカが婚約者と別れたと聞かされ笑みを浮かべました。
「ベロニカありがとう」とリンカーンがベロニカに礼を言うと、「お礼は塀の外で聞くわ」とリンカーンに笑顔で答えて、彼女は面会室を後にしました。
所長室で
所長はベリックを呼び、ヘイワイヤーを移動するようにベリックに頼んでいます。
ベリックは「マイケル・スコフィールドだけを特別扱いできない」と断りました。
すると所長は「将来君を、私の後継者に推薦するつもりだから、マイケル・スコフィールドの待遇を見直してやってくれ」とベリックに告げたのです。
スクレが面会室で
スクレに面会しに来たのは、恋人のマリクルースではなく彼女にまとわりつくヘクターでした。
ヘクターは「彼女の代わりに別れ話をしに来た、もう彼女は俺の女だから、お前は彼女をあきらめろ」と話すと、スクレは納得がいかない様子で食い下がります。
しかし、ヘクターはスクレを見下した態度で「俺はお前のような囚人ではないから、彼女は俺が幸せにするよ」とスクレに言うと、去っていきます。
スクレは泣きながら暴れだしたのですが、刑務官達にとりおさえられてしまい、スクレにはどうする事もできません。
薬品庫でマイケルが
マイケルは、「刑務作業に使う肥料を取りにきた」と守衛に話し、立ち入り禁止の薬品庫に入っていきました。
自身の腕にあるキュート・ポイズンのタトゥーを見ながらマイケルは、記憶をたどっています。
このタトゥーのスペルは元素記号の頭文字と、化学式の頭文字だったのです。
ある薬剤にリン酸を混ぜると、強い化学反応によって金属を溶かす事を思い出しています。
マイケルが棚から、ある薬剤をふところにしまった瞬間、ベリックが現れました。
ベリックは「農薬にしては棚が違うなぁ」とマイケルに話しながら軽い身体検査をしたのですが、マイケルがしまった薬剤には気がつきません。
そしてベリックは、マイケルが痛めた足を踏み付けながら「俺の知らない所で二度と所長に口添えをするな」と、マイケルに忠告をしたのです。
マイケルは房で
ヘイワイヤーにはマイケルのタトゥーが気になる様で、しつこくタトゥーの事を聞きます。
マイケルがヘイワイヤーに「部屋から出てけ」と怒鳴ると、ヘイワイヤーは雑居房の前の廊下に出て行きました。
そのすきにマイケルは洗面台に置いてあるヘイワイヤーの歯磨き粉の中身を洗面台に流して、空になったチューブをポケットに入れたのです。
そこにアルブリッチがマイケルの雑居房に来て「何か進展はあったか?」と聞くと、マイケルは「解決策が見えてきた」と答えます。
スクレが電話する
スクレが公衆電話でマリクルースに電話をかけると、彼女が出ました。
彼女は「ヘクターに言いくるめられている気がする、でもあと14ヵ月の刑期は待てるけど、何か問題があってそれ以上に刑期が伸びたら、待つ自信がない」と言った時にヘクターが近づいてきて、彼女は電話を切ります。
ジャスティスの事務所
ベロニカは再審請求機関であるジャスティスの事務所を訪れます。
事務所でジャスティスの所長から「リンカーンの件は、新情報がない限り検証する必要がなく、人手も足りないから協力できない」とベロニカの要請は、断られてしまいました。
ベロニカがビルから出た様子を、車の中から電話をする者がいました。
シークレットサービスのケラーマンの部下が、ケラーマンにベロニカの動向を報告しています。
通話相手のケラーマンは、どこかの室内で物色中に電話をしながら、1枚の写真を探しあて、手に取りました。
その写真には、大学の卒業式でマイケルとリンカーンとベロニカが一緒に写っていました。
ケラーマンは、ベロニカの留守中に彼女の部屋に入っていたのです!
マイケルの房で
ヘイワイヤーが自分の歯磨き粉がないと騒いでいます。
マイケルは知らないとヘイワイヤーをなだめて、寝ました。
マイケルが寝ていると、ヘイワイヤーがマイケルの背中のタトゥーを、マイケルの服をはいで見ています。
マイケルが気づいて起きたら、ヘイワイヤーは「タトゥーが迷路になっている」とマイケルに言いました。
グラウンドでマイケルはアルブリッチに
マイケルはアルブリッチに「薬品庫に入れないか?」とたずねます。
アルブリッチが「何が欲しい?」とたずねると、マイケルは「配管用の薬剤だ」と答えます。
アルブリッチが「房の中に雑草でも生えたのか?」と聞くとマイケルは「1本だけ」と返しました。
2人のうしろにはヘイワイヤーが、マイケルの後をつけて歩いています。
ベロニカは警察署の前で
ベロニカは、リンカーンの事件現場の第1発見者である警官に話しかけました。
「あなたの最初の証言では、リンカーン・バロースは風呂場に立っていたと話したのに、後からリンカーン・バロースは風呂場で血のついたズボンを洗っていた、と証言が変更されています。あなたの証言が有力な証拠になって、彼は死刑囚になっているのです」と話しました。
すると警官は「質問は署を通してくれ」とベロニカに言って去ってしまいました。
ベロニカが車に乗ろうとした時に、うしろから誰かに声をかけられました。
彼女が振り向くと、声をかけて来た相手は、ジャスティスの事務所にいた男でした。
彼は「私はニック、ウチのボスはあなたの依頼を断ったけど、私は協力したい」と、ベロニカに告げました。
グラウンドでアルブリッチとマイケル
マイケルはアルブリッチから頼んでいた配管用の薬剤を、もらいうけています。
マイケルがそのボトルを手にすると、裏にナイフが貼り付けてありました。
「それでヘイワイヤーを殺してしまえ」とアルブリッチがマイケルに話すと、「賢い方法でやる」とマイケルは答えてアルブリッチにナイフを返したのです。
マイケルは自分の雑居房に帰り、自分で薬剤庫から持ち帰った薬剤とアルブリッチからもらった薬剤を、ヘイワイヤーから盗んだ2本の歯磨き粉のチューブに分け入れました。
その間、以前に自分やった実験を思い出していました。
その実験では、2種類の薬剤を鉄板の上にたらして強い化学反応で鉄板が溶けていきます。
ベロニカはオープンカフェでニックと話す
ベロニカはニックに「普通は裁判で死刑執行まで10年はかかるけど、リンカーンには3年で済ませられています」と話すと、ニックは「被害者が副大統領の兄弟だから政治的圧力がかかっているかも」とベロニカに答えました。
ベロニカは「裁判官や陪審員が買収されたのかもしれない」とニックに言うと、ニックは「買収は事務官1人でも済む。しかし圧力をかけるまでの狙いはなんだ?」とベロニカにたずねます。
「被害者のステッドマンは代替エネルギー会社の代表だった。代替エネルギーが普及して、石油会社や政府は利益が減り、彼が邪魔になったと思う」とベロニカがニックに答えました。
ベロニカがニックに「何故、この仕事をするの?」とたずねると、ニックは「父がえん罪で15年服役していた。だから政府に狙われたら、ほぼ終わりかもしれないけど、君の力になりたい」と答えました。
グラウンドでマイケルとスクレ
マイケルにスクレから話しかけてきました。
「何とか協力するから、俺を仲間にしてくれ」
マイケルは吹っ切れたような笑顔で、スクレとグータッチを交わします。
しかし2人の背後では、マイケルをギラリとした目で見ながら、ヘイワイヤーが何かをノートに描いています。
ケラーマンが電話をかける
車を走らせながら、ケラーマンは黒幕の女性に電話をかけました。
「今まで見落としていました。兄のリンカーン・バロースは父方、弟のマイケル・スコフィールドは母方の姓を名乗っていました」とケラーマンが告げると、黒幕の女性はキッチンでトマトを切りながら「弟のマイケル・スコフィールドは優秀な建築技師でありながら、いきなり銀行強盗、上告もしないで兄の居るフォックスリバーに収監…何か裏があるから弟を何とかしなさい、先手を打つのよ」とケラーマンに命令します。
マイケルの房で
ヘイワイヤーがマイケルに「タトゥーは道なんだろ」と詰め寄りました。
するとマイケルは、雑居房の格子に自分の頭を何度も打ち付けて、看守の刑務官を呼びます。
マイケルは眉間に血を流しながら、ヘイワイヤーに襲われた演技をしたのです。
ヘイワイヤーは「違う」と訴えましたが、精神疾患を抱えている彼の言葉を誰も信じずに、ヘイワイヤーは刑務官達に房から出されてしまいました。
しばらくして、ヘイワイヤーの代わりに、マイケルがいる雑居房にスクレが戻って来ました。
医務室でマイケルの治療中に
医務室でマイケルは、タンクレディに眉間の治療を受けています。
途中、タンクレディが部屋の外で刑務官と話しに行きました。
マイケルはそのすきに、ズボンのポケットから出した2本の歯磨き粉のチューブから薬剤を排水溝に垂らしました。
タンクレディが医務室に戻ってきて、マイケルは「塀の外に出たらディナーに誘いたい」と彼女に話しながら、横目で排水溝の化学反応の様子を気にしています。
排水溝の中では、泡を吹き出しながら、強い酸の反応が始まっていました。
ベロニカはニックとリンカーンに面会に行く
ベロニカはニックの立ち合いのもと、面会室でリンカーンから調書を取り始めました。
リンカーンはベロニカに「何がなんだかわからないが、部屋に入って血だらけのズボンを見つけた。そこに1分も経たない内に警官が入ってきた、俺はズボンを洗っていない、触ってもいない」と話します。
ニックは「銃は君の部屋から発見され、君の指紋がついていたが」とリンカーンにたずねます。
リンカーンは「銃は誰かが置きにきたのだろう、そうだボーだ、前日に銃は何が手にシックリくるか、彼に握らされた」とニックに答えました。
ニックは「何故、彼と接触した?」とリンカーンにたずねると、リンカーンは「最初は殺せば借金は帳消しになると誘われたが、俺はやっていない。しないとお前の息子を殺すと脅された」とニックに答えたのです。
リンカーンとの面会を終えて、ニックは刑務所を出る時に、ベロニカに「証拠のビデオテープは偽装だ、調べよう」と話しました。
マイケルの雑居房の壁を
マイケルが洗面台のうしろの壁にあるブロックの溝を掘りながらスクレと話しています。
「何で診療室なんだ?」とスクレがマイケルにたずねると、マイケルは、「この雑居房の穴はスタート地点に過ぎない。診療室は刑務所の外の塀に1番近い建物にある」と答えます。
マイケルは「もう、これくらいで大丈夫だろう」とスクレに言うと、ブロックの溝を掘るのをやめました。
すると、マイケルはスクレに「音をたててくれ」と頼んだのです。
スクレはマイケルに「任せておけ」と声をかけると、牢獄中に響く声量でオペラを歌いだしたのです。
辺りがスクレのオペラによって騒ついている中で、マイケルはチカラいっぱいに洗面台の後ろの壁を蹴り始めました。
何回かマイケルが蹴っていくと、ついに壁のブロックが崩れて人が通れるほどの穴があいたのです!
マイケルが開いた穴に上半身をくぐらすと、壁の裏には配管溝の通路が広がっていました。
ケラーマンが部下の自宅に
ケラーマンの部下が自宅で、家族と夕食を食べている時に、ケラーマンが訪問してきました。
部下が「急用でも?」とケラーマンにたずねると、ケラーマンは笑みを浮かべながら「マイケル・スコフィールドが明日には移送される」と、移送要請書を部下に見せたのです。
ここで話は終わります。
〈感想〉
ヘイワイヤーを房から追い出したマイケルの機転の良さには、キレを感じました。
それにしても、ヘイワイヤーには凝視した物を正確に記憶する能力がありそうです。
彼のその能力が、のちのちマイケル達には重要になる感じを受けます。
金属を溶かして何の効果があるのかも、次回以降に期待します。
ベロニカはニックの協力を得て、状況証拠が集まり始めました。
彼女はリンカーンを救う事ができるのでしょうか。
彼女の身にはシークレット・サービスからの危険はないのでしょうか。
心配です。
スクレが恋人を奪い返すためにマイケルの味方になり、ひと安心といったところです。
ベリックはマイケルにどんな感情を抱いてしまったのか、個人的にマークをしそうで、彼の今後の言動にも注意したいところです。
ただ、せっかくマイケルは房の壁に穴を開けたのに、明日移送されてしまったら、全てが台無しになってしまいます。
ケラーマンの行動には、シークレット・サービスの精巧な情報網と、彼の戦略手腕の高さを見せつけられました。
マイケルの脱獄計画に、またもやピンチが訪れそうです。
マイケルは他の刑務所に移送される事を防ぐ手段や人材が現れる事を期待しています。
それでは、次回のプリズン・ブレイクをお楽しみに!

シングルファーザーで美容師をしている私の楽しみは、帰宅後に趣味の合う子供と観る海外ドラマや洋画です。
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