「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第2話~花嫁は二度死ぬ~のあらすじ・ネタバレ・感想~結婚式が舞台の物語を校閲しよう!~ | VODの殿堂

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「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第2話~花嫁は二度死ぬ~のあらすじ・ネタバレ・感想~結婚式が舞台の物語を校閲しよう!~

   
 

タイトル 「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第2話~花嫁は二度死ぬ~
放送局  Huluのみ
キャスト 和田正人、江口のりこ、松川尚瑠輝、麻生かほ里、高橋修 他
視聴したVOD Hulu(2018年7月18日時点では視聴可)

河野悦子がいない日、第2話です。
今回も1話と同様、悦子が休暇を取った静かな水曜日の校閲部が舞台となっています。
なぜ水曜日かというと、「地味にスゴイ!」の放送日が水曜日だったんですよね。

それはさておき、静かな校閲部で米岡が次に取り掛かった作品は、【花嫁は二度死ぬ】という小説。
米岡は小説を校閲しながら、いつも脳内でドラマ化しているようですね。
今回の作品のキャストも、どうやら校閲部の人たちみたいですよ。
それでは、米岡と一緒に校閲していきましょう!

『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ
※配信状況は2019年12月29日(日)時点のものです。
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あらすじ

米岡が次に取り掛かった作品は?

河野悦子が休暇を取った水曜日、校閲部は久しぶりの静寂に包まれていた。

米岡が今から取り掛かるのは、中江南という作家の最新作、【花嫁は二度死ぬ】の校閲だ。
読み終えた後、嫌な気分になるイヤミスというジャンルの小説。

主人公のアラフォーOL、古谷明美が妊娠したと偽り、年下のイケメン社員をものにする。
そして挙式の日、明美を待ち受けているのは、天国、それとも地獄?

今回も米岡の脳内で、オール校閲部員によるドラマが始まる。
そのドラマを見ながら、視聴者も一緒に校閲してみよう。

※ 《》内の言葉は、米岡が話す小説内のナレーション部分です。

妊娠を偽っている明美、本当にバレない?

《控室では、ウェディングドレスに着替えた明美が両親を前に、これまで育ててもらった感謝の気持ちを述べようとしていた。》

ウェディングドレスを身にまとう花嫁・明美を演じるのは藤岩だ。
そしてその控室に姿を見せた両親は、同じく校閲部の坂下と目黒が演じている。

「明美…綺麗よ。ねぇ、お父さん?」
母は、明美を見て涙ぐみながらそう話す。
「あぁ、うん…。」と、父は明美から少し目を逸らした。

「お父さんお母さん、二人に手紙を書いたから、今読んでいい?」
明美が両親にそう尋ねると、父は「よせよ、まだ早いよ。」と返事をする。

「でも本番では、私が泣いちゃって上手く読めないかもしれないから、今聞いてほしいの。」
明美の言葉に、父は「はぁ…。」とため息をする。
「せっかく明美が私たちに書いてくれたんだから、聞いてあげましょう?」
母は目に涙を浮かべながらも、笑顔で父を説得した。

「母さんがそう言うなら…。」と父も納得。
「じゃあ、読むね。」と、明美は手紙を取り出した。

「お父さん、お母さん。
私のような破天荒な娘を育ててくれて、今までありがとうございました。
私は小さい頃からずっと結婚に憧れてきました。
それは、お父さんとお母さんの仲睦まじい姿をいつもそばで見てきたからです。
私も今日、無事に挙式を挙げて、幸せな家庭を築きたいと思います。
そして、その夢が今日、叶いました。
(明美は、自分のお腹に優しく手を当てる。)
私、絶対に幸せになってみせるからね!
(明美はそう言うと、突然真顔でガッツポーズをした。)」

《力強く拳を握る明美の姿には、得体の知れない迫力があった。
それもそのはず、アラフォー女が結婚にたどり着くまでの道のりは、決して平坦ではない。
一歩踏み出す度に傷つく、それはまるで田舎の道を歩くようなもの。》

米岡は首をかしげる。

「そろそろ時間だな…。」
座っていた両親が立ち上がろうとしていた時、明美はお腹の中に入れているものを必死に触り、その位置を調整していた。

「大丈夫、絶対バレない…。」
両親にも気づかれないように、明美は隠れてその位置を調整する。

その様子を不思議に思った母は、「明美…?」と声をかけた。
「お腹なら大丈夫。今ちょっと動いたみたいで…。」
と、明美は笑って誤魔化す。

この結婚式、上手くいくのか!?

いよいよ、式がスタートした。
結婚行進曲が鳴り響く中、明美は父と共に入場する。

《午後一時、参列者の祝福の視線を浴びながら、明美は夢にまで見たバージンロードを、一歩一歩嚙みしめるように歩いた。》

青木が演じる新郎の元へたどり着くと、父は席に座る。
そして明美と新郎は腕を組み、牧師の前に立つ。

「あなたはこの女性を、死が二人を分かつまで、永遠に愛することを誓いますか?」
牧師の問いに、新郎は少したどたどしい口調で「ち…誓います…。」と答える。

「あなたはこの男性を、死が二人を分かつまで、永遠に愛することを誓いますか?」
そう牧師が言い終わる前に、明美は食い気味で「誓います!」と返事をした。

「それでは、首輪の交換にうつりたいと思います。
あなたは、愛の印として、この首輪を彼女に与えますか?」
牧師の問いに、またしても新郎は少したどたどしい口調で「は…はい…。」と答えた。

しかしその後、新郎は突然「あ…やっぱり、訂正します…!」と言い出した。
「訂正…?」と明美が不思議がっていると、新郎は首輪を持ち、明美の母の元へ走った。

新郎は母の前にひざまずき、自分の眼鏡を取る。

「僕が愛しているのは、あなたです!僕と一緒に来てくれますか…?」
新郎はそう言って、明美の母に首輪を差し出した。

明美や式場にいた全員が驚き、あ然とする。
母は困惑したような表情を見せながらも、「はい。」と返事をした。
明美も、そして隣にいた明美の父も、驚いている。
新郎は、明美の母に首輪をつけた。

「えぇぇぇぇ~~~!?!?」
明美が驚いて駆け寄るが、新郎は「行こう!」と母に手を差し出す。
母も「うん!」と新郎の手を取り、二人は笑顔でバージンロードを駆け出した。

父は、苦しそうに倒れる。
明美はドレスの裾を掴み、無我夢中で走る。

外に逃げ出す二人を必死に追いかける明美だが、なかなか追いつけない。
明美は「なんでっ!!」と、悔しそうに立ち止まった。

そこで物語は終わった。
前回と同様、唐突な終わり方に驚いた米岡は、校閲の手を止めて藤岩を見つめる。

それでは、校閲に取り掛かりましょう

ゲラを見つめ、米岡は校閲を始めた。
「まず最初はココ!」
明美が両親に読んだ手紙の中にあった、【今まで私のような破天荒な娘を育ててくれて~】の部分だ。

「『私のような破天荒な娘』、これ案外間違えやすいんだよね~。
破天荒とは、今まで誰も成しえなかったことを行うこと。
豪快な、という意味ではないんだよね!」

そして次も、手紙の中にあった。
【私も今日、無事に挙式を挙げて、幸せな家庭を築きたいと思います。】
「『挙式を挙げて』って、重複表現になってる!
『式を挙げて』が正しいのでは?」

「次はココ!」と、米岡が指摘出しをしたのは、《それはまるで田舎の道を歩くようなもの。》の部分だ。
「前の文章に、『一歩踏み出す度に傷つく』ってあるから、ここは『田舎の道』じゃなくて、『いばらの道』でしょ!」

「続いて、教会での牧師さんのセリフ!」
『死が二人を分かつまで永遠に』の部分だ。
「永遠とは、時間的持続の制限がない状態のことなのに、『死が二人を分かつまで』と制限しているのは変よね?
ここはスッキリと、『死が二人を分かつまで』でしょ!」

そして最後に米岡が校閲の手を加えたのは、
「それでは、首輪の交換にうつりたいと思います。」の部分だ。

「首輪はまずいでしょ~!
まぁ僕個人としては、好きな相手からなら首輪でもいいんだけど…。
でもやっぱりここは、指輪!」
こうして米岡は、全ての校閲を終えた。

藤岩さんの反応は…?

校閲を終えた米岡はゲラを閉じ、深いため息をついた。
そのため息を聞いた藤岩たちは、一斉に米岡の方を見る。
「すみません…。」と米岡が言うと、藤岩は自分のデスクに向かった。

「藤岩さん?」
米岡が声をかけると、藤岩はまた米岡の方を見る。
「キレイでしたよ。」
米岡の言葉に、「え?」と不思議そうな藤岩。

しかし、その後すぐに自分のデスクの引き出しから手鏡を取り出し、自分の顔を眺めてはまんざらでもなさそうな表情を浮かべる藤岩だった。

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地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第2話~花嫁は二度死ぬ~ 感想

今回も、藤岩さんが主演を務める脳内ドラマの校閲、という設定でしたね。
この視聴者参加型の間違い探しという切り口が、とても斬新で面白いですよね!
そして、毎回主演は藤岩さん(笑)。
前回と同様、脳内ドラマの役柄と藤岩さん自身の人柄にギャップを感じるので、ドラマを見ているだけでもクスッと笑えるんです。
さらに、そのドラマの内容もまたハチャメチャで、ストーリーについていくのもやっとです(笑)。
妊娠偽装がいかにしてバレるのか!?と、少しハラハラしていた序盤の時間を返してほしいです(笑)。
米岡っちは、毎回こうして校閲を楽しんでいたんですね!

さて、今回の校閲はどうでしたか?
私は、前回よりも少し難易度が上がっているように感じました。
文章の言い回しが独特で、校閲しなくても良い箇所なのに「これって合ってるの?」と疑問に感じてしまう部分もありました。
そんな私の結果は、5問中、3問正解でした!
正直に言うと、ギリギリ3問です(笑)。
確信が持てず、自信がなかったんですよね…。
私が校閲できずに見逃してしまったのは、「挙式を挙げて」の部分と、「死が二人を分かつまで永遠に」の部分でした。
「挙式を挙げて」と文字で表しても分かるように、確かに重複表現になっていますよね~。
なのに、違和感がなかったんです…。
「死が二人を分かつまで永遠に」の部分も、違和感がなく、そのまま通り過ぎてしまいました(笑)。

「破天荒」に関しては、平成ノブシコブシの吉村さんが「破天荒」と言われるようになった時に、「実はこの意味間違ってますよ~」とテレビで言っていたのを見たことがありました。
たくさんの言葉が間違った解釈でメディアを通して耳に入ってくるようになったので、間違った解釈の方が世間に浸透していくことが増えましたよね。
よって、【間違った解釈】が【本当の意味】として正式に変わってしまうこともあるみたいですよ。

このドラマで、いかに自分が勉強不足か、痛感しています…。
次回が最後のスピンオフです!最後まで一緒に挑戦してみましょう!

 

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