タイトル 「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第1話~恋の乱気流~
放送局 Huluのみ
キャスト 和田正人、江口のりこ、杉野遥亮、松川尚瑠輝、麻生かほ里 他
視聴したVOD Hulu(2018年7月16日時点では視聴可)
このお話は、地上波テレビで放送された「地味にスゴイ!」のスピンオフ番組です。
いつも明るく元気な悦子が休暇を取り、校閲部は静まり返っているようですね。
そんな中、米岡はラブコメ小説【わたしの恋の乱気流】の校閲に取り掛かっていました。
校閲の作業をしている米岡の頭の中では、まるで実写ドラマ化されたように映像として広がります。
しかもなぜか、その小説に登場する主人公は藤岩が演じているのです。
しかし、校閲部のメンバーが演じるドラマの中のところどころに、間違いが隠されています。
このドラマを見ながら、一緒に校閲していこうという、視聴者参加型のドラマです!
ワクワクしますね~!
『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日』配信先一覧 | |||
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あらすじ
脳内でドラマ化しながら校閲!
悦子が休暇を取った水曜日、校閲部は静寂に包まれていた。
米岡(和田正人)がこれから校閲を担当するのは、人気恋愛小説家・天野りりすが執筆した【わたしの恋の乱気流】という、ラブコメ小説だ。
天野りりすの人気シリーズ、【わたしの恋】の最新作のようだ。
主人公の新米客室乗務員・福田まりかは、毎回フライト中にイケメンの乗客と恋に落ちる。
そして、必ず飛行機はトラブルに遭遇するという、安定感抜群のラブコメだ。
米岡は校閲しながら、この小説を再現ドラマにし、脳内で繰り広げる。
しかしこのドラマには、間違いがいくつか隠されているようだ…。
※ 《》内の言葉は、米岡が話す小説内のナレーション部分です。
肉料理と、お魚料理…ですよね?
主人公・福田まりかを演じるのは、藤岩りおん(江口のりこ)。
《離陸から一時間後、まりかは乗客に料理を配り始めた。》
まりかが声をかけた乗客を演じるのは、校閲部の坂下梢(麻生かほ里)だ。
まりかが「お肉料理とお魚料理、どちらにしますか?」と声をかけると、その乗客は「Pardon?」と聞き返してきた。
《てっきり日本人だと思っていた乗客から英語で切り返されても、焦ることなく流暢な英語でまりかは話し始める。》
「Beef or tissue?」
まりかはそう言って、肉料理とボックスティッシュを乗客に見せた。
乗客は肉料理を選んだので、まりかは肉料理を差し出す。
まりかが恋した相手は?
《配膳作業も残りわずかとなった時、まりかは顔面蒼白で冷や汗をかいている男性の乗客を見つけた。》
その乗客を演じるのは、青木祥平(松川尚瑠輝)だ。
「お客様、どうなさいましたか?ご気分でも悪いのですか?」
まりかがそう尋ねると、乗客は「おっ…、お腹がっ…。」と苦しそうにしながら話した。
「お腹…。腹痛が痛むのですね?お待ちください。」
まりかはそう言って、「お医者様、看護師の方はいらっしゃいませんか?」と他の乗客に向かって尋ね始めた。
すると、乗客の一人が「はい。」と返事をする。
彼は、印刷部営業の正宗信喜(杉野遥亮)だ。
「と言ってもまだ、研修医ですけど…。」
そう話す彼を、まりかは男性乗客の元へと連れて行った。
苦しむ乗客は、「あっ…うっ…」と言葉を発しながら、もがくようにまりかの肩を強く掴んでしまった。
その拍子にまりかはバランスを崩し、倒れそうになる。
その時、研修医の彼はまりかの腕を引き寄せ、抱きしめるように体を支えた。
「大丈夫ですか?」
研修医の彼はまりかに尋ねる。
そしてその後すぐ、苦しむ乗客に声をかけ始めた。
《思いがけないハプニングに、まりかは体中に100万ボルトの恋の電流がスパークするのを感じた。
しかし、今は勤務中。
まりかは必死に隠そうとしたが、余計に恥ずかしくなって、彼女の頬は膨張した。》
(まりかは、頬を膨らませる。)
妄想を楽しむ米岡っち
苦しんでいた乗客が落ち着きを取り戻した頃、機内が突然大きく揺れた。
シートベルト着用のサインが表示される。
「ただいま、シートベルト着用のサインが点灯しました。
シートベルトをしっかりとお締めください。」
まりかは乗客にそう案内した後、自分も着席してシートベルトを締めようとした。
着席後にふと前を見ると、まりかの真正面に座っていたのは、さっき助けてもらった研修医の彼だった。
彼がまりかに微笑みかけると、まりかも笑顔になる。
彼を目の前にして焦っているのか、まりかはスムーズにシートベルトを締めることができない。
《男と目が合う度、まりかのハートは機体よりも激しく揺れた。》
米岡の妄想は膨らむばかりで、校閲をしながら藤岩を見てニヤニヤしている。
緊急事態発生!
《しばらくして機体の揺れはおさまった。
しかし、まりかの変の乱気流は一向におさまる気配はなかった。》
《副操縦士は尿路結石の症状に襲われ、機長は急な手の震えが止まらない。》
機長を演じているのは、校閲部の目黒真一郎(高橋修)だ。
《そんな二人に代わり、操縦席に座ることになったまりか。
今や153名の乗客乗員の命は、彼女の手にゆだねられていた。》
「メーデー!こちら、じみすご航空1965、緊急事態発生!緊急着陸を要請します!」と機長は無線連絡をする。
「機長、これは私には役不足です!」とまりかは慌てる。
「何を言ってるんだ、そんなこと言ってる場合じゃない!頑張れ!諦めるな!」
機長の声援を受け、まりかは「ドント ネバー ギブアーップ!」と叫ぶ。
ここで物語は終わった。
米岡は、唐突に終わってしまった物語に驚いて、校閲の手を止め、藤岩を見つめる。
そして米岡は、容赦なく校閲の手を加え始めた。
それでは、答え合わせです
「まずはここ!ティッシュではなく、フィッシュ!」
米岡は、「Beef or tissue?」の部分を「Beef or Fish?」と指摘出しをする。
「次にここ!
『腹痛が痛む』これだと重なっちゃうから、ここはシンプルに!」
そう言って、「腹痛が痛むのですか?」の部分を「お腹が痛むのですか?」に修正した。
「次にここ!
『思いがけないハプニングに、まりかは体中に100万ボルトの恋の電流がスパークするのを感じた。』
そもそもハプニングって、思いがけないとか予測できないっていう意味が含まれているから、『思いがけないハプニング』だと重複表現だから!」
と、この部分を指摘出しする。
「次にここ!
『余計に恥ずかしくなって、彼女の頬は膨張した。』
膨張って、まりか風船じゃないんだから!」
米岡はそう言って、「彼女の頬は紅潮した」に修正した。
そして次に指摘出ししたのは、《まりかの変の乱気流は一向におさまる気配はなかった。》の部分だ。
米岡は「変の乱気流じゃなくて、恋の乱気流でしょ!」と、ツッコミを入れながら修正した。
さらに、機長が緊急着陸を要請する時のセリフにも間違いがあった。
「『メーデー』は、1回ではなく3回言うのが決まり!」
その要請を送った後にまりかが言う、「私には役不足です。」というセリフにも間違いが。
「本来、役不足という意味には、その人の力量よりも低い仕事を与えられること。
力不足と勘違いしてる!」
米岡は少し呆れ気味に、校閲を進めた。
「そして最後!
まりかのセリフ、『ドント ネバー ギブアーップ』。
『諦めない』は、ただのnever give up!」
Don’tとneverは、両方とも否定の意味なのだ。
校閲は無事に終了!
米岡は校閲を終え、ゲラを閉じる。
米岡が藤岩を見つめると、藤岩も米岡を不思議そうに見る。
「藤岩さん、never give up!」
藤岩に向かってそう言うと、米岡はまた自分のデスクへと向かった。
藤岩は首をかしげながらも、また自分の作業に取り掛かるのだった。
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子…がいない水曜日」第1話~恋の乱気流~ 感想
やってきました!
「地味にスゴイ!」のスピンオフドラマです。
面白そうだな~と期待をしながら視聴したのですが、期待以上の面白さでした(笑)。
なんと言っても、視聴者も一緒に校閲していこう!という視点が、新鮮でとても良いですね!
米岡がゲラを見ながら、ただ単に校閲していくお話なのかな?と思っていたのですが、まず、脳内で妄想しながら映像化する辺りが女子ですよね!(笑)
物語なので、自然と脳内で映像化されることはあると思うのですが、登場人物が全員校閲部の人間というところに笑えます。
しかも、恋多き客室乗務員の女性を演じるのは藤岩さん。
江口のりこさんのことは好きなのですが、普段の藤岩さんとはギャップを感じてしまって、なんだか面白かったです(笑)。
さて!問題はここからですね。
一応、こういった記事を執筆させて頂いている立場としては、この校閲問題に全問正解したいところです。
きちんと知識が備わっているかドキドキしましたが、私はというと…8箇所中、5箇所正解でした…。
子どもでも分かるような簡単な箇所もありましたが、少し難しいところもありましたよね?
私が校閲できなかったのは、「思いがけないハプニング」の部分と、「メーデー」の部分、そして最後の「Don’t never give up」の部分でした。
ハプニングの意味、きちんと知らなかった…と反省しましたし、Don’t never give upと聞いても、特に違和感がなかったんですよね。
なんとも、情けないです。
「メーデー」に関しては、全くもって分かりませんでした(笑)。
このあらすじをご覧になられたあなたは、どうでしたか?
ライターとして、これからも勉強していきたいと思います!

2人のメンズを育てるシングルマザー。どんなに忙しくても1日1本はドラマを見て癒されています♪特にラブコメディーには目がありません!
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