タイトル 「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」第6話
放送局 日本テレビ
キャスト 石原さとみ、菅田将暉、本田翼、青木崇高、安藤政信 他
視聴したVOD Hulu(2018年6月29日時点では視聴可)
Lassy編集部で働く森尾は、悦子のように仕事を楽しむことが出来ません。
仕事で上手くいかない森尾を、悦子はストレートに思いをぶつけて励まします。
「無駄と思われてもやる!」と行動する悦子に、森尾も影響され、自分の仕事を全うするのです。
幸人と同居状態にあることを、悦子にずっと打ち明けられずにいた森尾でしたが、悦子に伝えることを決意!
しかし、悦子に打ち明ける前に、幸人と同居していることがバレてしまうのでした。
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あらすじ
幸人と森尾が同居!?
森尾のマンションで、鍋を囲む悦子たち。
森尾と幸人が同居に至った経緯を知った悦子は、「アパート追い出されて路頭に迷っていた幸人くんを助けるなんて、森尾は太っ腹だね!幸人くんも、何が何でもLassyの専属モデルに選ばれないとね!」と、明るく振る舞う。
しかし内心では、お金がないからという理由だけで女の部屋に間借りをさせてもらうという心情が理解できずにいた。
作家としての仕事に行き詰る幸人
幸人は、新作の制作に行き詰っている様子。
担当編集者・貝塚の電話も出ていなかったようだ。
貝塚が「新作はどうだ?」と幸人に尋ねるが、「俺、作家向いてるのかな…。」と弱音を吐いた。
悦子が次に校閲するのは?
悦子が次に任されたのは、【月刊こどものべる】という、子ども向けの雑誌に載る小説の校閲だった。
しかしその小説に出てくる文章はどれも、子どもにはとても理解できないような難しい表現だったのだ。
子供向けの雑誌だということをきちんと貝塚が作家に伝えているのかどうか、悦子は不審に思い始めた。
幸人を尾行!
悦子は、景凡社のロビーで、泣いている子どもをあやす幸人を見かける。
「やっぱりドストライク。ちゃんと確かめなきゃ!」
悦子はそう言って、幸人を尾行し始めた!
幸人は、公園で老人たちとゲートボールをしたり、子どもたちや通りすがりの人と腕相撲大会をするなど、理解しがたいような変わった行動を続けていた。
意見し合う悦子と貝塚の前に現れたのは?
尾行している最中、悦子は偶然にも貝塚と遭遇する。
会社に戻り、悦子は【月刊こどものべる】の小説について貝塚に尋ねた。
貝塚いわく、その作家(西園寺)は子供向け雑誌であることをきちんと知っているとのこと。
それを聞いた悦子は、「この小説は載せない方がいい。ちゃんと趣旨を理解してくれている作家に任せるべき。」と貝塚に意見する。
「西園寺先生の名前があるからこの本は売れるんだ!」と貝塚が反発していると、そこにバイク便の男性が荷物を持ってやって来た。
彼は桐谷歩という、作家志望だった男性だ。
貝塚は桐谷の姿を見て驚く。
過去に貝塚は桐谷の担当をしていたようだ。
貝塚と桐谷に一体何が?
その夜、貝塚は桐谷のアパートを訪ねた。
桐谷が以前働いていた職場は、安月給の割に仕事量が多く、体調を崩して退職。
今はバイク便をしながら、作品を細々と書き続けているようだ。
しかし、「私には才能がないんです。」と桐谷は失望している。
貝塚は、「『こうすればもっと良くなる』『こうすれば売れる小説になる』などと、あなたの感性を潰すようなことを言い過ぎてしまいました。あなたを追い詰めてしまいました。」と、桐谷に頭を下げる。
すると桐谷は、「よくそんな傲慢なことが言えますね。」と一言。
「今書いている作品を読ませてください。」と貝塚が頼むが、貝塚は部屋から追い出されてしまった。
本心を伝える悦子
悦子が自宅で西園寺の小説を校閲していると、幸人から電話が。
悦子は、今日一日尾行していたことを幸人に謝った。
「物分かり良い振りして、本当は幸人くんのことを疑ってしまってて…。
コソコソ嗅ぎまわるようなことして、本当にごめんなさい。」と悦子が言う。
すると幸人は、「明日の7時、浅草駅の前で待っててもいいかな?えっちゃんに会って、いろんなこと話したい。」と悦子に言うのだった。
いつだって前向きな悦子
翌日、悦子は校閲を終えた西園寺のゲラを茸原に手渡す。
茸原によると、西園寺自ら今回の仕事を降りたいと申し出てきたとのこと。
自分の小説が子供向けではないと自覚していたようで、しかしながら子供向けに書き直すのも納得できない、という話だったそうだ。
社内で貝塚に会った悦子は、「あのまま西園寺先生の小説を載せるよりは良かった。」と話す。
すると貝塚はまた反発。
「きっと西園寺先生は【月刊こどものべる】の仕事に納得していなかった。納得できない仕事が世に出るのは良くない。」と悦子は話す。
すると貝塚は、「この世に、自分の仕事に納得して出来ている人なんてほとんどいない。お前だって、本当はファッション誌の仕事がやりたいけど嫌々校閲してるんだろ?」と言う。
しかし悦子は、「今やっている校閲は後々ファッション誌の仕事をする時に活かすことが出来る」と前向きに話した。
桐谷の作品を読んだ貝塚は
貝塚が編集部へ戻ると、デスクの上に大きな封筒が置かれていた。
封筒の中には、桐谷が書いた作品が数本入っていた。
作品を読み続ける貝塚。
最後に手に取ったのは、子供向け小説だ。
姉の息子へのプレゼントとして書いた作品だが、最近の子供は本を読まないだろうから、と、結局渡せなかったらしい。
かつて勤めていたブラック企業の上司が、敵のモデルとなっている。
「この作品を、西園寺の作品の替わりに【月刊こどものべる】に載せたいんです。」と、貝塚は部長に頼み込んだ。
既に差し替えの作品は決まっていたようで却下されてしまうが、貝塚は「この作品の良さが分からないんですか!?」とさらに頭を下げた。
貝塚の熱い思いに応えたい!
仕事を終えた悦子は、急ぎ足で帰ろうとしていた。
しかし、ロビーで貝塚に呼び止められる。
桐谷の作品を【月刊こどものべる】に載せるために、朝6時までに印刷所に持っていかないといけないという。
そのため、悦子に「校閲してくれ!」と頼みに来たのだ。
他の作品に差し替えが決まっていたものの、貝塚がそれを断り、桐谷の作品を載せることに。
「この作品をどうしてもたくさんの子どもたちに読んで欲しいんだ。納得した形で、月刊こどものべるを世に送り出したいんだ!」と必死に頭を下げる貝塚の姿を見て、悦子は校閲部へと走った!
予定をキャンセルし、徹夜作業開始!
貝塚に見守られながら悦子が桐谷の作品を校閲していると、藤岩がデスクに戻ってきた。
その日は藤岩にとって10周年という節目の結婚記念日で、夫とデートをする約束をしていたという藤岩。
夫へのプレゼントを引き出しに忘れ、取りに戻ってきた藤岩だが、貝塚から状況を聞いて愕然とする。
普通ならば3日間はかかる量を一晩で校閲するとなると、ミスが起こる可能性も高まり、校閲部のミスは景凡社全体のミスとなってしまうからだ。
「その時は俺が責任を取ります。」と言う貝塚の言葉を聞いた藤岩は、夫に断りの連絡を入れる。
ゲラ作りを藤岩が担当し、その日、印刷所の正宗(杉野遥亮)とプロレス観戦デートをしていた米岡も校閲部に駆けつけた。
正宗も一緒に訪れ、事実確認を手伝うことに。
貝塚は桐谷も校閲部に呼び、さらには「仕事が大変だって聞いて…。」と、差し入れを持ってきた幸人も加わり、徹夜での作業が始まった。
森尾、不倫の彼との関係に区切りを
その頃、Lassy編集部では人気投票の結果発表が行われていた。
なんと、人気を集めていた男性モデルとわずか1票差で幸人がトップに!
幸人がLassy初代専属男性モデルの座を勝ち取り、森尾は嬉しそうだ。
幸人に報告しようと、嬉しそうに帰宅する森尾。
しかしそこに幸人の姿はない。
その時、彼から「今から会いたい」という電話が。
しかし森尾は、「今から?無理だよ。私、ずっと無理してたんだ。もう無理するのやめようと思う。今までありがとう。」と彼に話した。
納得できる仕事がしたい!
深夜1時を過ぎた中、校閲はなんとか順調に進んでいた。
桐谷が直した文章を見た貝塚は、「ここ、他の言葉に直すことは出来ますか?桐谷さんにしか書けない言葉、あると思うんです!」と一言。
「ここに来てまだ直すつもりですか?もう時間が…!」と焦る藤岩らに対し、「どうしても納得した形で世に出したいんです!」と貝塚は言う。
「貝塚さん、全然変わってないですね…。昔のまんまだ。」と桐谷がつぶやく。
しかし少し考えこんだ後、「分かりました、書き直します。」と言い、最後まで手を抜かずに作業を進めた。
最後までやり遂げた!
そして朝日が差し込む午前5時58分、ついに作業は終了!
正宗が原稿を持ち、印刷所へ直行した。
貝塚と桐谷は、校閲の作業を最後までやり遂げた悦子たちに深々と頭を下げた。
「本当は校閲しながら読んじゃいけないんですけど、面白いからつい読んじゃいましたもん!貝塚さんがここまで必死になる気持ち、すごく分かりました。」と、悦子も桐谷の小説を絶賛する。
「諦めずに書き続けて、本当に良かったです。
納得する作品が書けて、本当に良かった。
ありがとうございます。」
桐谷は涙を流しながらそう話した。
本当は悩んでいた幸人
桐谷を見送った貝塚の元に、幸人がやって来た。
「実は今のままだと、次の作品が出せるか分からない状況だ」と貝塚に聞かされる幸人。
「書いてる本人が面白いと思ってないし、納得も出来ていないのに、読んでる人に届くわけないですよね。
今、自分のスイッチがどこにあるか分からなくて。
いろんな人に会ったり、いろんなことをしてみたりするんだけど、全然分かんないんですよ。
こんなにもがいても書けないんだから、俺のこと見放してくれてもいいですよ。」
幸人がそう話すと、「そんなに悩んでるなら、なんでもっと早く言ってくれないんだよ!」と貝塚は必死に訴える。
そして貝塚は、「編集者と作家は二人三脚で歩んでいくもんなんだよ!もっと俺を頼れよ!」と言いながら力強く幸人を抱きしめるのだった。
幸人からの告白
二人きりになった悦子と幸人。
悦子は、約束をキャンセルした挙句、仕事を手伝ってもらったことを謝る。
しかし、「えっちゃんが仕事をしているところが見られて良かった。やっぱり思った通りの人だったよ。」と幸人は話す。
そして幸人は、「今更だけど…俺、えっちゃんのこと好きだよ。大好きだよ。」と悦子に伝えるのだった。
地味にスゴイ!第6話 感想
最後のシーン、すごく良かったですね!
ストーリーの序盤からかなり良い雰囲気で、最近なんて普通に待ち合わせしてデートをしていたので、確かに「今更だけど」でしたね(笑)。
でも、そのまま流れに任せてしまうよりも、言葉にするのは本当に大事ですよね。
だから、きちんと悦子に思いを伝えた幸人、偉いです!
「地味にスゴイ!」は毎回感動するお話が続いていますが、今回もとても面白かったですね。
前回、森尾と幸人が同居しているところを悦子が知ってしまうシーンで終わったので、どうなるかと思っていましたが。
幸人たちのことを信じている振りをして、実は疑ってしまっていたというところが、いかにも悦子らしかったです。
でも、幸人の行動が理解できずに尾行してしまったことなどを最終的に幸人本人に打ち明けるところなんて、さすがだなぁと思いました。
普通なら、最後まで言えないんじゃないかな、なんて思ってしまいます。
そして、悦子に対して仕事のダメ出しをすることが多かった貝塚ですが、今回のお話で悦子に対する見方がかなり変わったんじゃないかな、と思いました。
桐谷の作品を読み、どうしてもこどものべるに掲載したいと思った貝塚の奮闘ぶりは、悦子の言葉に影響された部分が大きいのではないでしょうか。
あるいは、仕事にだらしないように見えて、根はすごく熱い人だったのかもしれませんね。
そして、ついに不倫の彼との別れに踏み切った森尾にも感動しました!
森尾もやはり、悦子に影響されているところが大きいと思います。
ただ、その彼と別れたことによって幸人への思いが…なんてことにはならないですよね?
そうなりそうな予感がしているのは私だけでしょうか!?
この恋の行方にも大注目ですね!

2人のメンズを育てるシングルマザー。どんなに忙しくても1日1本はドラマを見て癒されています♪特にラブコメディーには目がありません!
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