「NCIS」シーズン15 第20話のあらすじ・ネタバレ・感想～婚約者の秘密～

「NCIS」シーズン15 第20話のあらすじ・ネタバレ・感想～婚約者の秘密～

2018.06.12
海外ドラマ

タイトル：「NCIS～ネイビー犯罪捜査班」シーズン15 第20話
放送局：CBS
キャスト：マーク・ハーモン、ポーリー・ペレット、ショーン・マーレイ、エミリー・ウィッカーシャム、ウィルマー・バルデラマ他
視聴したVOD：hulu（2018年7月11日時点では配信終了）

暴力事件の容疑者を護送中に危険運転をする車に遭遇し、追跡中に誤って湖に落下したと主張する保安官。
しかし盲目の女性アニーの記憶により、つじつまが合わないことが出てきます。
容疑者が思惑通りに水死せず、事件は思わぬ方向へと走り始め…。
湖でキャンプをしていた盲目の女性アニーの証言により、思いがけない真犯人があぶり出されていく今回のストーリー、さっそくレビューしていきましょう！

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※配信状況は2019年10月4日（金）時点のものです。

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1 あらすじ
2 感想

あらすじ

オープニング

容疑者を移送中の保安官が、山道でジグザグ走行する飲酒運転の車を見つけました。
本来は移送中の追跡は禁じられていますが、保安官は追跡を開始。
しかし運転を誤り、移送車は湖へとダイブ！
運転していた保安官は脱出し浮き上がり、車内にもうひとりいると叫びます。
湖でキャンプをしていた兄妹が救出しようと奮闘します。

朝になって警察が車を引き上げる作業をし、保安官は救急車で手当てを受けます。

彼はピアソン保安官、容疑者を留置場に送る途中で事故が起きました。
飲酒運転の車を追跡し、追いつこうとして運転を誤ったとのこと。
湖畔でキャンプをしていた兄妹に話を聞きます。
妹は目が見えないため、目撃証言を得ることはできませんでした。

湖から車が引き上げられましたが、誰も乗っておらず後部座席の窓が割られていました。
容疑者はどうやら窓を割り脱出したようです。
車中には死体はなく、携帯電話だけが見つかりました。

容疑者ビリングルスについて調べるチーム

移送中だったビリングスは軍艦に乗船しており、24歳独身で薬剤師ルイーズと婚約中。
暴行容疑で昨日逮捕状が出ました。
ビリングルスが暴行した相手はノードストローム、歯を折られたそうです。

ビリングルスの上司に話を聞くビショップ

逮捕状を見せられて保安官にビリングルスを引き渡したけれど、彼は容疑を否認したそうです。
しかし上司はビリングルスを怪しいと思っている様子。
ベッドや服装が乱れ遅刻の常習犯だし、半年前から武器庫で盗難があることも彼を疑う理由です。
盗まれたのは武器ではなく発煙弾や信号拳銃で、重要度が低いため見逃していたとか。
武器庫に入れるビリングルスは、上司からすると怪しい人物の筆頭だったそうです。

ビリングルスの婚約者ルイーズが働く薬局にて

父親から話を聞いていると、ルイーズが泣きながら現れました。
事故について告げると「トムが事故にあったの？」と驚くルイーズ。
「それで泣いていたんじゃ？」「彼にふられたの、5分前に」
ビリングルスは自宅にいるとのことで、急いで向かいます。

彼はあわてて逃げた様子で、散らかっている部屋。
ベッドのしわから天井の電灯があやしいとにらむトーレス、探ると電灯の奥から大量の札束が出てきました。

目撃者であるアニーに話を聞くトーレス

目が不自由なアニーの家の中は真っ暗です。
スマートスピーカーに呼びかけて明かりをつけるアニー。
彼女はジョンハミルトン大学の法学部卒で、今は弁護士をしています。
目は見えないけれど、工夫して何でもできると話します。
彼女と一緒に、事件現場へ向かうことになりました。

アニー「遺伝する病気なの」
トーレス「全く何も見えないのか？」
アニー「形や影、明暗はわかる」

現地ではお兄さんが昨夜焼いたベーコンのにおいを察知し、場所を特定します。
道路にある格子状のフタの上を車が通ると「タタン」という音がしますが、事故当時「タタン」は一度しか聞こえなかったというアニー。
車が2台あったなら、音も2回聞こえるはず。
「飲酒運転の車はどこ？」とアニーはいいます。

婚約者ルイーズから話を聞くスローン

ルイーズには弁護士シルクが同伴し、ものものしい雰囲気です。

ルイーズ「最後の電話で愛してるって。でもまずいことが起きたからもう私とは…」
スローン「彼の家にあった大量の現金は知らなかった？」
ルイーズ「2万5000ドル？持ってたとしても25ドルよ」
スローン「ランドール・ピーターズを？」
ルイーズ「彼の仕事仲間よ、何の仕事かわからないけど」
スローン「ピーターズさんの連絡先は？」
ルイーズ「カレンダーでピーターズの名前を見ただけ。でも先週会うのをやめると言ってた」

ピアソン保安官に話を聞くギブス

ピアソン「あの女を信じるのか？早朝で誰もいなかった。俺は被害者だぞ」
ギブス「被害者はビリングスだ」
ピアソン「バカな！俺がわざと湖に落ちたと？」
ギブス「簡単に人を殺せる」

やりとりを続けているうちに、外からピアソンが撃たれてしまいました！
ピアソンが事故を装いビリングルスを殺そうとして報復されたのか？と推測するチーム。

ピアソンの遺体をパーマーが解剖します。

弾は拳銃のものではなさそうです。
ズボンに付着していた粉末を、アビーに分析してもらいます。

ビリングルスに殴られたノードストロームを聴取

ノードストロームは、写真できちんとブリングルスを特定することができません。

「ボーリング場でビリングスに襲われたのね。何かとられた？もともと面識がないのになぜ彼を特定できたの？あなたを殴ったのはビリングスじゃないわね」とスローンは指摘します。

ピアソン保安官は、かつて職権濫用で4回苦情を申し立てられていたことが判明。
ノードストロームは過去に薬物所持で3回、ピアソンに逮捕されています。
そしてまた罪を犯して、ピアソン保安官と取引をしたと推測。
ピアソンはビリングスに罪を着せるために逮捕状を偽造、手錠をかけて後部座席に座らせ、追跡中のふりをして湖に落ち彼を溺死させようとしたのです。
しかしビリングスは死なずに復讐したのではと見立てます。

アビーの調査により、ピアソンのズボンの粉は赤リンだと判明。
赤リンとはマッチの先端に付いている物質で、盗まれた発煙弾にも使われています。
ビリングルスの携帯にあった、ランドール・ピーターズの住所へ恋人ルイーズを連れて向かいます。

ランドール・ピーターズ宅の納屋

ルイーズ「トム、大丈夫？」
ビリングルス「君のためだ。やばいことに関わった」
ルイーズ「ここは何なの？塩素のにおいがする」
ビリングルス「漂白剤で証拠隠滅だ。昨日まで覚せい剤を作ってた。君に真実を知って欲しかった。ランドール・ピーターズは赤リンのことだ。倉庫から盗み高値で売ってた。だが先週上司にばれてもう売れないと客に伝えたら、湖の底に沈められた」

ビショップ「あなたはあくまでも原料を提供しただけ。用心棒のピアソンのほかにプロがいたはず。彼女の父親…あなたの命を狙ったのは彼よ」

父親と弁護士シルクに話を聞くギブス

ギブス「カブリシオさんは釣りは好きか？」
シルク「何の関係が？」
ギブス「釣り船に乗っていた男が事故現場で目撃されたが姿を消した」
シルク「事件の首謀者だと？証拠はないぞ」

船の男が目撃者だと思っていたけれど、実は共犯者でピアソンの無事を確認していたのかもしれないと推測します。
それがシルクだった可能性がありますが、フードをかぶっていたため確認できません。
数人の男に「おーい大丈夫か？」と言わせ、耳のいいアニーに確認してもらうことにします。

薬局で話すルイーズ父娘

ルイーズ「先月プソイドエフェドリンを発注した？」
父親「たくさん売れたからね」
ルイーズ「レシートによれば売れたのは18000ミリ。残りの72000は？」
父親「私は知らないよ。答えを聞く覚悟はあるのか？心配性の老人に薬を出すだけの日々、それが望みか？」
ルイーズ「覚せい剤の製造？」
父親「私は大金を稼いでたんだ。お前の婚約者が怖気づくまでは…我々3人を裏切ると思った」
ルイーズ「彼は裏切らない。裏切るのは私よ」

ギブスが父親を拘束します。
「3人って誰だ？あんたとピアソンともうひとりは？」

シルクに襲われるアニーを救出するトーレス

「私の声がわかったようだな」とアニーに襲い掛かるシルク。
トーレスがすんでのところで救出します！

数日後、いつものダイナーでお茶するマクギーとビショップ。
そこにトーレスとアニーがやってきました。

アニー「事件解決のお祝いをしにきたの」
ビショップ「アニーありがとう」
アニー「助けてくれたのは彼よ」
トーレス「俺のタイミングがいいからさ」

マクギーに目配せするトーレス、どうやらアニーとふたりきりで食事したいようです。
普段見せないようなキュートな顔でアニーと話すトーレスに、ちょっと複雑な気分になるビショップなのでした。

感想

冒頭からビショップとトーレスが少しお互いを意識しているような様子が見えて、可愛らしいなと思わされました。
しかしすぐに、トーレスは事件解決のカギを握る盲目の女性アニーに好意を抱きます。
アニーは盲目だけれど、弁護士としてしっかり独り立ちし、生活のことはなんでも自分でできる人。
触地図を壁にかけるのを手伝おうとしたトーレスを制し、ビー玉で水平かどうか確認したのはさすが！
きっとこのあたりからトーレスは、アニーのことが気になり始めたんじゃないかなと思います。

ギブスは最初から、保安官がわざとビリングルスの乗った車を水没させたのではないかとにらんでいたようです。
海兵ビリングルスは気の毒にも、保安官からは殺害されそうになるし、婚約者の父親からは覚せい剤を製造する手伝いをさせられるしで、踏んだり蹴ったり…。
しかしやられるばかりではなく、保安官に反撃して根性を見せた彼。
最後には婚約者がビリングルスに味方し父親の罪を暴いたことで、彼も少しは救われたのかなと感じました。

事件は解決しましたが、トーレスとアニーは引き続き連絡を取っている様子。
行きつけのダイナーにアニーを連れてきて、ふたりきりになりたいと目配せするトーレス、可愛かったです！
そしてそんなふたりを見て複雑な表情をするビショップ。
これからの展開がちょっぴり楽しみですね♪

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