タイトル:「ウォーキング・デッド」シーズン2 第11話
放送局:AMC
キャスト:アンドリュー・リンカーン、ジョン・バーンサル、サラ・ウェイン・キャリーズ、ローリー・ホールデン、ジェフリー・デマン、スティーヴン・ユァン、チャンドラー・リッグス、ノーマン・リーダス、メリッサ・マクブライドほか
視聴したVOD:Amazonプライム・ビデオ(2018年5月29日時点では視聴可)
とりあえず、リックとシェーンの一触即発の雰囲気はおさまった前回ですが、銃撃戦の末、農場に連れ帰ったランダルの処遇で意見が分かれてしまいます…。
珍しくリックもシェーンと同じ意見で、ランダルを処刑すべきだという方向で話が進むのですが、グループの良心の最後の砦ともいえる存在のデールは猛反対。
みんなを説得することになるのですが…???
さあ、決断はどうなる!?
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あらすじ
ランダルをどうする…!?
ダリルは、捕らえたランダルを痛めつけることで、彼がいたグループの詳細を聞き出そうとしていた。
男は30人ぐらいで武装しており、女や子どももいるグループだということだが、そこの男たちは女性を凌辱したりするようなこともあったというランダルの話に、ダリルは逆上してまた彼を殴りつけるのだった…。
ランダルをどうするのかということは、リックたちメンバーの間でもなかなか答えが出ない…。
ダリルが、ランダルの属するグループはギャングで、武器も大量に持っており、見つかれば男なら殺され、女なら死ぬよりつらい目に遭うだろうということをみなに告げる。
ランダルは脅威となるため、排除しなければならないということを決意し、ランダルを殺すことを宣言するリック。
だがデールは子どもを殺すという決断に全力で反対し、何か別の方法があるはずだと、みんなともう1日話し合うようにリックを説得する。
リックは条件を飲み、日没に集まって決めようということにした。
デールはアンドレアに、ランダルが不当に殺されたりすることのないよう、彼が拘束されている場所を見張ってほしいと頼むが、アンドレアもランダルは脅威だというリックやシェーンたちの考えと同じだった。
「世界は変わったが、人間らしくいるかはそれぞれの選択だ」というデールの言葉に、アンドレアはランダルを見張るということを約束する。
だが、それはデールに同意したということではない、と言い残して。
外で見張りをするアンドレアにランダルが「水がほしい」と話しかけるが、アンドレアは取り合わない。
また近くにシェーンとカールがやってきたことで、ランダルは外の様子をうかがうように…。
シェーンはアンドレアのところにやってきて「死刑囚の見張りだな。デールに丸め込まれたのか…」と話す。
リックがリーダーで、農場はハーシェルのものであるということを「変える」と明言するシェーン。
それを聞いていたランダルの小屋の2階に、カールがやってくる。
ランダルはすかさず、カールを自分の味方にしようと、なだめすかしてここから出すように頼むが、そこにシェーンとアンドレアがやってきて、なんとかカールとランダルを引き離す。
カールに「もうムチャはするな!」とシェーンは言うのだった。
デールの説得
ダリルのところにやってくるデール。
ダリル自身は、グループはすでに崩壊していると考えていて、独りでいることが楽だと言う。
ランダルのことなど気にもかけないというダリルに、デールは「どっちでもいいなら俺の味方になってくれないか」と頼む。
「リックも君もまっとうな人間だ。でもシェーンは違う」と持論を展開するデールに、「オーティスを殺したからか?」と言うダリル。
ダリルは、シェーンがオーティスを殺したことは、自分も気づいていたことだし、リックも気づいているはずだということを告げ、デールの元から去った。
リックのところにやってきたローリは、ランダルを殺すことが最善策なのだろうか、と疑問を投げかける。
リック自身も、何が正しい決断なのかは分かりかねていた…。
カールのところにやってきて、ソフィアはもっといいところに行ったのだから、心配しなくていいのよと声をかけたキャロル。
だがカールから返ってきた言葉は「天国なんてウソだ。それを信じているんならバカだよ」という非情なものだった。
キャロルはショックを受けるとともに怒り、リックとローリに息子をちゃんとしつけるようにと強く言う。
カールにはキャロルに謝るようにと言うが、カールはあまり反省した様子もなく、ランダルの処刑に興味津々のようだ…。
ハーシェルはランダルの処刑についても知りたくないとの一点張りで、関与せずにリックに一任するという判断だった。
ダリルのバイクを見つけたカールは、バイクのサイドバッグから拳銃を盗み出すと、独りで森の中へと繰り出した。
しばらく歩くと、足をぬかるみに取られ、身動きが取れなくなっているウォーカーに出くわす。
動けないことが分かると、カールはそのウォーカーに石を投げつけ、悪ふざけを始める…。
デールはシェーンのところにもやってきた。
ランダルを処刑するという考えを変えてくれと単刀直入に申し入れたデールは、シェーンと1対1で話したいという。
1人を殺しても、その背後にいる30人の数は変わらないし、少年を殺すことで自分たちが変わってしまうのだと雄弁に説くデールだが、シェーンはデールが間違っているという考えを変えることはなかった…。
ベスを看病するハーシェルのところに「何か手伝えることがあったら言って」と言いにきたグレン。
ハーシェルは、グレンの出自を尋ねる。
出身はミシガンだが、その前は韓国だと聞くと、「移民がこの国を作ったんだ。それを忘れるなよ。私たちもアイルランド出身だよ」とハーシェルが語り始める。
ハーシェルの祖父が祖国から持ってきたという懐中時計をグレンに見せ、父親から自分へと引き継がれたものだというエピソードを語るハーシェル。
一度は酒のために質に入れたこともあったが、マギーの実母が買い戻してまた自分が持っているということを話すと、その懐中時計をグレンに託すのだった。
日没が近づく。
リックはランダルの処刑を自分自身が責任を持ってやるのだという決断をしていた。
デールやローリのように、それが正しい選択なのかどうか迷っていることは承知しているが「これが正しい選択なんだ」と冷静に説く。
カールはダリルのバイクから盗んだ銃をウォーカーに向け、撃とうとしていた。
すると、ウォーカーの片足がぬかるみから抜け、カールに襲いかかってきた。
すんでのところでカールはなんとか逃げられたが…。
ランダルの処遇を決める会合
無事農場に戻ってきたカール。
日没となり、みんなはハーシェルの家の一室に集まって、これから話し合おうというところだった。
カールも会合に同席したいというが、それは許されずにカールは仕方なくしぶしぶ部屋から出て行く。
多数決か全会一致か、などという声が出るなか、リックはみんなの意見を聞いて決めようと提案。
ランダルを殺すということに反対なのは、たぶん自分とグレンだというデールだが、グレンも今回についてはデールに賛成できないという意見だ。
マギーは「監禁しておけば…?」と提案するが、ダリルに「食いぶちが増える」と即答される。
デールはあきらめずに、ランダルにチャンスをやって仕事をさせようと言うが、誰もランダルを信じることができず、付き添いをすることも現実的ではないし、ローリでさえも「縛ってなければ安心できない」という判断だった。
仲間に入れて役に立つかもしれないが、もし逃げられたら30人に襲われることになる、というシェーンの考えに「犯さないかもしれない罪で殺すというのか!もしそうなら何の希望もない。法も文明も終わりだ」とデールは絶望の声をあげる。
ついに処刑の方法にまで言及することになり、デールはいまだに納得がいかない様子だ。
そもそも助けた若者を拷問して処刑するというのなら、ランダルの仲間と変わらないではないか、というデールの弁に、リックも別の方法を考えようと言い始める。
強い者だけが生き残るような世界に生きたくないと涙ながらにデールは訴え、ついにアンドレアも別の道を考えようと発言する(シェーンはやれやれ…という表情だ)。
ほかには誰も声を上げないことで、デールはいたたまれず部屋を出る。
「このグループは崩壊だ」とダリルに言い残して…。
ランダルの処刑から、思わぬ事態に…!
夜になり、納屋へランダルを連れて行く、リック、シェーンとダリル。
ランダルに目隠しをし、リックは銃を取り出すと、「ひざまずきたいか」と尋ね、いよいよ処刑か…と思ったが、そこに突然やってきて口を開いたのはカールだった。
「パパ、撃って。やるんだよ!」
カールのまさかの登場と発言に動揺したリックは、引き金を引くことができなくなってしまい、ランダルを納屋から出してもとの小屋へ連れて行かせた。
みんなのもとへ戻ったリックは「しばらく拘束する」と報告すると、カールが自分たちの跡をつけてきて、処刑を見たかったようなのだと動揺を隠さずにローリに話した。
1人農場の敷地を歩いているデール。
すると、牛のうめき声が聞こえてきて、デールは歩みを止める。
そこには襲われた牛が1頭倒れていた。
デールが振り返ると、そこにはカールが森の中で出くわしたウォーカーがいて、デールは無残にも襲われてしまう。
ウォーカーの手で、腹を引き裂かれてしまったデールはもう絶望的な状態だった…。
ハーシェルが駆け付けるが、惨状を見て手の施しようがないことは一目瞭然だ。
カールも駆けつけ、デールを襲ったウォーカーは自分のせいで農場へやってきたのだと知り、衝撃を受ける。
もがき苦しむデールにリックは銃口を向けるが、どうしてもとどめを刺すことができない…。
そこで、リックに代わり、「悪いな、兄弟…」という言葉とともにデールの頭を撃ちぬいたのはダリルだった…。
まとめ・感想
ここにきて、主要人物がまさかの退場です!
グループの中でも、グレンとともに「いい人コンテスト」の1、2を争う、グループの絶対的モラルとなっているデールが、ウォーカーに襲われるという衝撃の結末!
しかも、デールがそんな壮絶な最期を迎えることになったのは、最近グレ方が激しすぎる悪ガキカールのせいだから大変です。
このエピソードでは、冒頭から捕虜であるランダルのところに行ってみたり、キャロルに暴言を吐いて傷つけたと思ったら、謝ることもせずにダリルのバイクから銃を盗み、さらに森へ散歩に行って動けなくなっていたウォーカーをおちょくったかと思うと、処刑についての会合に参加したがったり、挙句の果てには処刑の場に現れて、父親に「撃てー!やっちゃえー!」みたいなことまで言い放つという、カールが最悪の不良少年になり果てたところが「これでもか」と描かれていました。
もう、私、カール大嫌いです…! なんてク●ガキなんだ!
かわいらしい顔して、とんでもないヤツに育ってしまってるじゃないかよ…。
それもこれも、リックにローリ、シェーン、あんたたちのせいだかんな…(怒)。
さらに、この人いなくなったらこのグループヤバイぞ…と思っていたデールがまさかの退場となってしまったわけですから、カールの罪はかなり重い!
ランダルの処遇問題から、まさかのデールの死という結果になったこのエピソード。
このシーズンも残すところあと2話となり、さらなる波乱が待ち受けているような気がしてなりませんね…。

子どものころから映画大好き! ヒマさえあれば、むさぼるように映画を観るアラフォー女子。いまはドラマ『チェルノブイリ』のビッグウェーブに飲み込まれてます。
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