タイトル:「ウォーキング・デッド」シーズン1 第4話
放送局:AMC
放送期間:2010年10月31日~12月5日
キャスト:アンドリュー・リンカーン、ジョン・バーンサル、サラ・ウェイン・キャリーズ、ローリー・ホールデン、ジェフリー・デマン、スティーヴン・ユァン、チャンドラー・リッグス、ノーマン・リーダスほか
閲覧したVOD:Amazonプライム・ビデオ(2017年10月29日時点では無制限で視聴可)
無事にキャンプにたどり着いたリックは、家族と涙の再会を果たすも、取り残されたメルルを助けるため、メルルの弟ダリル、グレン、Tドッグとまたアトランタへと戻ることに。
しかし、デパートの屋上にはメルルの姿はなく、残されていたのは血まみれの手錠と糸鋸、それと…彼が自ら切断したと思しき右手だった…!
キャンプでも、人間関係の歯車が少しずつ狂い始めているような、不穏な雰囲気が漂うなか、彼らはいったいどこへ向かうことになるのか?
4話目はどんな展開になるのか、ドキドキしながら一緒に観ていきましょう♪
『ウォーキング・デッド』シーズン1配信先一覧 | |||
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あらすじ
嵐の前の静けさ
キャンプのそばに広がる池にボートを浮かべ、魚を釣ろうとしているアンドレアとエイミーの姉妹。
2人は父親にそれぞれ別に釣りを教わっていたが、姉と妹で方法も道具も結び方もすべて違うということに気づく。
父親の思い出話をし、今回の惨事で失った両親のことを思って涙する姉妹。
その一方で、アトランタの町を望むキャンプのそばにある丘では、ジムが炎天下の中汗だくになりながら無心に穴をいくつも掘り続けている…。
メルルを探せ!
自らの右手を切り落として、その場から去った兄メルルのことを思い、ダリルは怒りからクロスボウをTドッグの頭に向ける。
すかさずリックはダリルのこめかみに銃を突きつけ「本気だぞ。銃声が響いてもかまわない」と言う。
すぐに冷静さを取り戻したダリルは、Tドッグからバンダナをもらい、ダリルの右手を包んでグレンのバッグパックに入れてから、血痕のあとをたどって、メルルの捜索を続けることに。
ビルの中をしばらく進むと、メルルが自身で傷口を焼いた形跡があり、さらに建物の外に脱出したらしいことが分かる。
ダリルは絶対にメルルを探しだして助けると意気込む。
キャンプ。穴を掘り続けるジムのところに、キャンプのみんながやってきて声をかける。
ジムは俺のことは放っておいて、キャンプに戻れと言い、穴を掘ることを止めようとしない…。
シェーンは、穴を掘る手を止めて休むように繰り返し言うが、聞く耳を持たないどころか、シェーンがエドを殴ったことをなじり始め、スコップでシェーンを襲ってでも抵抗するジム。
結局シェーンに取り押さえられ、ジムは手錠をかけられる。
シェーンに「傷つけはしない」と言われながら、「そんなの嘘だ」と答え、自分は家族がウォーカーたちの餌食になっている間に逃げ出したんだという過去を告白するジム…。
その一方で、リックたちはどうやって外に出て動いていくか、作戦を練っている。
グレンは、動きが遅くなる集団での行動を避け、自分1人がまずは戦車そばの銃の入ったバッグを回収しに行くという案を出す。
援護人員も二手に分かれ、どちらか一方の経路を塞がれても合流できるようにするというものだ。
集合場所などもテキパキと設定し、指示を出すグレンに、ダリルは思わず「前の仕事は?」と尋ねる。
「ピザの配達だよ。なんで?」と怪訝そうに答えるグレン。
まさかの! アトランタにはほかにも生存者がいた!
作戦どおり、グレンとダリル、リックとTドッグの2人1組になったのち、銃の入ったバッグの回収へと1人で向かうグレン。
ダリルは1人で、回収地点から2ブロック離れた路地で、グレンが戻ってくるのを待つ。
ほどなくすると、グレンが戻ってくるよりも先に、背後からティーンエージャーらしき少年がダリルのところに通りがかったため、ダリルはクロスボウを向けて「兄貴を見なかったか?」と尋ねるが、少年は「撃つな」と手を挙げたのち「誰か!助けて!」とスペイン語で叫びはじめる少年。
異変を察知した、リックとTドッグもダリルのいる路地に向かう。
叫ぶことを止めない少年を殴って倒し、黙らせようとしていたとき、少年の仲間らしき2人の男がダリルを襲った。
そこにグレンが銃を持ったバッグを持って戻ってくるが、なんと男たちに羽交い絞めにされ、車で連れ去られてしまう。
ただ、銃の入ったバッグが狙いだったらしい男たちは、ダリルの反撃を受けてバッグはそのまま残していき、仲間だった少年はリックたちが確保した。
今度はグレンの行方を追うことに…
穴を掘り続けていたジムは木陰に拘束され、冷静さを取り戻していた。
暑さでおかしくなっていたのか、子どもたちを怖がらせたことを謝るジム。
だが、穴を掘っていた理由は思い出せないらしい…。
近づいてきたローリに、ジムは強い口調で「息子から離れるな。目を離してはダメだよ」と言う。
一方、リックとダリルは取り残された少年から情報を聞き出そうと、いろいろ尋問していた。
メルルの手を出して見せ、「今度は足を切ってやる」と脅すダリル。
仲間を返してもらえるように交渉したいんだ、とリックは少年にたたみかける。
少年たちの仲間がいるアジトに、交渉にやってくるリックたち。
メルルはここにはいないようだが、グレンが捕らわれているのは確かだ。
人質を交換しようというリックの案を、リーダーのギレルモは拒否する。
自分たちがそもそも見つけていた銃の入ったバッグを渡さないとひどい目に合うことになるぞ、と主張するギレルモ。
彼の提示した選択肢は2つ。
ミゲルと銃を返して退散するか、銃撃戦を繰り広げて血を流すか…。
交渉の行方は…???
人質の少年を返すのはともかく、自分たちの命を守るために必要となる銃を渡してしまうことにダリルは難色を示す。
「銃や自分以上の価値がグレンにあるのか?」と尋ねるダリルに、「彼は命の恩人だ。赤の他人の俺を見捨てずに助け出してくれた。次は俺の番だ」とリックは答える。
「じゃあ銃を渡すのか?」という問いに、「そうとは言ってないだろ」と返すリック。
人質の少年を先頭に、完全武装で再度ギレルモのもとに戻るリックたち。
ギレルモは「俺の銃をバッグに戻せ」と言うが、「あんたのじゃないと言ったはずだ」とリックは一歩も引かない。
少年を引き渡し、グレンを渡すように要求するが、ギレルモは人間の肉が好物だという悪魔みたいに狂暴な犬に、グレンを切り刻んで与えるとすごむ。
いよいよ、互いに銃を向け合い、銃撃戦か…!? というタイミングで、高齢のおばあちゃんがどこからともなく現れ、割って入ってきた。
仲間の一人が喘息の薬がなく苦しんでいると訴えるおばあちゃん…。
さらに銃をかまえているリックたちを見て、「孫はいい子だよ。まともになったんだ。逮捕しないで」とたたみかける彼女に、場の空気も一変。
孫に何をしようとしているのかと彼女に問い詰められたリックは、とっさに「自分たちの仲間探しを手伝ってくれたんです」と伝える。
「アジア人の子だね?おいで、会わせてあげるから」と、リックを中に連れていくおばあちゃんに、ギレルモたちもしぶしぶリックたちを奥に案内することに…。
そこは病人や老人たちが身を寄せるコミュニティだった
奥に進むにつれ、もともと病院だったらしい施設だったことがわかる。
おばあちゃんの案内する先には、ぜんそくで苦しんでいる老人と、それを見守るグレンがいた。
グレンを見て「犬に食われたかと思ったぞ!」とTドッグが言うが、怪訝そうにみんなが見つめた先には、小さなチワワが3匹いるだけだ…。
リックはコミュニティの状況を目の当たりにし、ギレルモに「あんたは最低だ!皆殺しにする気で来たんだぞ!」と改めて2人だけで話をする。
ギレルモは、今までも食料や薬を守るために戦ってきたこと、物資が奪われたら老人たちが死んでしまうからこそ、取った行動だったとリックに話す。
ダリルにクロスボウで反撃されたフェリペは介護専門の看護師、リーダーのギレルモは守衛だったという…。
市内から脱出しようとも考えたが、老人たちを連れては無理だと判断し、ここに残って世話をしているのだと語るギレルモ。
「大変だが、やりがいはある」と話すギレルモは、みんなから頼られている期待に応えようとしているだけだと気づいたリックは、彼に銃と弾丸の半分を渡してその場を去る。
自分たちが乗ってきたバンのところまで戻ってきた4人は、そこにあったはずの自分たちの車がないことに気づく。
どうやらメルルが奪っていったらしいと判断し、仕方なく走ってキャンプに戻ることにする4人。
そのころ、日が暮れたキャンプでは、アンドレアとエイミーが釣ってきた魚をフライにして、和やかに談笑しながらみんなで食べていた。
だが、そこに突然ウォーカーの群れが現れ、エドやエイミーたちが襲われてしまう…!
悲鳴を聞き、リックたちも急いで戻り加勢するが、多くの仲間たちが失われてしまう。
アンドレアはどうすることもできず、妹が自分の腕の中で息絶えるのを見守るしかできない…。
「俺が穴を掘ったのは…このためだったのか…」ジムは惨状を目にしてつぶやくのだった…。
まとめ・感想
右手を失ったメルルを探して、リック、ダリル、グレン、Tドッグの一行は、アトランタの街を駆け巡ります。
ダリルは狩りの能力を活かしてメルルの追跡を、グレンは武器の回収のためにかなり合理的で的確なプランを出し、皆を驚かせます。
何回見ても笑えるシーンは、ダリルに前の仕事は何をしていたのか聞かれたグレンが「ピザの配達ですが、何か?」と、それがどうした?という風に答えるところ。
彼ほどの頭の回転の速さがありながら、ピザの宅配が本業だったなんて、誰も信じることができないのは納得です。
ここで、グレンの答えを聞いて、「ふ…ふ~ん、そうなんだ…?」と不思議そうにうなずき合うリックとダリルが印象的(笑)。
たぶん、FBIとかCIAみたいなところで活躍してたんじゃないの…?って思ったのかも。
さらに、戦車のところまで武器の入ったバッグを獲りに行ったグレンは、一緒に打ち捨てられていた保安官の帽子にも気づいて、見過ごせずに取りに戻ります。
これを見て『インディ・ジョーンズ』へのオマージュか…?と思ったのは私だけでしょうか?
ほかにもギレルモが語る「人間の肉が好物の悪魔のように狂暴な犬」が実はチワワだった…など、ユーモアあふれる回でもありました。
さて、グレン好きなら語らずにはいられなかったエピソードから、本題に戻って…。
今回は、次から次へと瞬く間にストーリーがスピーディに展開されます。
メルルの捜索から、連れ去られたグレンの救出へと変わり、さらにキャンプをウォーカーの群れが襲うという壮絶なラストを迎え、今後のキャンプの行く末を案じずにはいられません。
キャンプのみんなは悲劇を乗り越えることができるのか?
今後どうやってサバイバルしていくのか?
次のエピソードでどのような話が繰り広げられるのか、気になって仕方がなくなります!

子どものころから映画大好き! ヒマさえあれば、むさぼるように映画を観るアラフォー女子。いまはドラマ『チェルノブイリ』のビッグウェーブに飲み込まれてます。
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