ウォーキング・デッド シーズン2/第10話のあらすじ・ネタバレ・感想 ~リックとシェーンは激しい殴り合いの末に…?~ | VODの殿堂

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ウォーキング・デッド シーズン2/第10話のあらすじ・ネタバレ・感想 ~リックとシェーンは激しい殴り合いの末に…?~

   
 

タイトル:「ウォーキング・デッド」シーズン2 第10話
放送局:AMC
キャスト:アンドリュー・リンカーン、ジョン・バーンサル、サラ・ウェイン・キャリーズ、ローリー・ホールデン、ジェフリー・デマン、スティーヴン・ユァン、チャンドラー・リッグス、ノーマン・リーダス、メリッサ・マクブライドほか
視聴したVOD:Amazonプライム・ビデオ(2018年3月28日時点では視聴可)

前のエピソードでは、シェーンが妄想的で危険だということを妻の口から聞くことになったリックが、これまたダークサイドに堕ちたような目をしたところで話が終わっていましたね…。
ついにリックも、次々と問題を起こし、妻や息子を自分のものだと勘違いしているシェーンに堪忍袋の緒が切れるのでしょうか…!?

『ウォーキング・デッド』シーズン2配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年10月4日(金)時点のものです。
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あらすじ

リックとシェーン、2人の対峙

リックとシェーンは、2人で車に乗って、ランダルを遠くまで運んでから解放しようとしていた。
途中で車を停めると車外に出て、リックはシェーンに「話がしたいんだ。1週間、このときを待ってた」と語りかけるが、シェーンは一言「話すことなんてないさ…」とつぶやくのみだ。


シェーンはもうランダルの扱いに反対はしないから、と話を切り上げようとするが、リックが聞きたかったのは、カールが生死をさまよっていたあの夜に学校で何があったか、ということだ。
「生き延びるためか?」と聞かれたシェーンは、「そうだ。俺が死ぬわけにはいかなかった…。カールのために彼の脚を撃った。現実を見ろ。彼の存在意義はどこにもない…」と告白した。
「俺でもやると?」とリックに言われ、シェーンは「やらないね」と即答。
「じゃあ、俺はローリとカール、赤ん坊を守れない?」という問いに対しては「そうは言ってない。でも今はもう善良なだけじゃ生きていけない…」と言うシェーン。
「俺だってもう善良なんかじゃない。カールを守るためだったらなんだってする。ローリはお前のことを危険だと言ったが、これからは違うと信じてる」とリックが言い、シェーンはリックから目をそらす。
「俺を見ろ。ローリのこと、理解はできる。事実を知ったときはぶん殴って殺したいほどだったよ。でも、しなかった。弱いからじゃないぞ。必死でこらえたんだ」
シェーンはリックの目をずっと見ていることはできず、目をそらしたりうつむいたりと落ち着かない…。
「妻も息子も、生まれてくる子どもも、俺は生きて家族を守るからな。お前のは愛じゃない。愛だと思ってるかもしれないが違う。仲間でいるなら、ここで俺の言うことを受け入れて、理解し合って前へ進むんだ」と一息で言ったリックは、車に戻ろうと歩き出した。
シェーンは、世界がこうなってしまったときのことを話し始める。
病院で兵士が次々に生きている人たちを撃ち、ウォーカーも襲ってくるなか、リックを助けたくても助けられなかったこと、そしてローリとカールがシェーンを生かしてくれたこと…。
「時間を元に戻せるなら、二度と同じことはしない」
リックとシェーンが乗る車のトランクには、縛られて目隠しをされたうえに、大音量の音楽が流れるヘッドフォンをつけられたランダルが乗せられていた…。

ランダルの解放…と思いきや…!?

食事を準備しながら、マギーはローリにグレンのことについて話しかける。
「彼、変わったわ。私のせいで臆病になったって…」とくよくよするマギーに、「男ってそういうものよ。なんでも女のせいにするんだから。外のことは男にまかせて、女はドンとかまえてればいいのよ。だって、あなたは何も悪いことしてないんでしょ」とサバサバと回答するローリ。


「お尻を叩きなさい。でも、強く叩きすぎちゃだめよ」

車を運転しながら、ウォーカーたちには弾を節約するためにナイフをもっと使う提案や、冬服の準備のことなどをシェーンに相談するリック。
だが、シェーンは「そうだな…」と適当に相槌を打つだけで、真剣に聞いてはいないようだ…。

ベスは少し良くなってきているようだ。
食事を運んできて、食べたら散歩にでも行こうと提案するローリに、「妊娠しているなんて…よくできるわね…」とベスは非難めいた発言をする。

農場から30km以上走ってからも、リックはランダルを解放する場所をまだ探していた。
たまたま目に入った公共事業局に車を停めると、まずはランダルを残して、物資を調達しようと決める。
1体のウォーカーが出てきて、シェーンは即座に撃とうとするが、リックは「さっきも言っただろ」とウォーカーをおびき寄せて、ナイフで頭を刺して始末した。


公共事業局の敷地内は閑散としているが、いろいろと物資が得られそうだ。
さっき始末したウォーカーには噛み痕がなく、シェーンは不思議に思うが、リックはウォーカーに引っかかれたからだろうと推理し、いよいよ車を敷地内に入れるとランダルを車から出した。

ベスは食事には手を付けず、ただすすり泣くばかりだ。
ローリはそれをなだめようとするが、「生きる意味がないわ」と言うベス。
「あなたにはマギーもお父さんも、パトリシアやジミーだっているんだから、彼らのために強くなって。明るい未来は約束できないけど…あきらめちゃダメ」とローリに諭され、ベスは一言「ありがとう」と言う。


食事のトレイを下げたローリは、そこに何かが足りないと気づく。
それはナイフだった…!
慌ててベスのところに行き、ナイフを渡すように言うと、ベスはしぶしぶナイフを渡すのだった。
ローリは見張りをするアンドレアに、ハーシェルとマギーを見たらすぐに自宅に戻るように伝えてと頼む。

公共事業局の駐車場にランダルを連れて行き、そこで目隠しを取ると、リックとシェーンはその場を後にしようとする。
だが、ランダルは助けてもらおうと必死だ。
「お返しに何でも協力するから! 殺すならなぜ助けたんだ? 一人では生きられない。だから奴らと一緒にいたんだ!」と、リックとシェーンに大声で話し続けるランダル。


ランダルから少し離れたところにナイフを置いて、立ち去ろうとするリックとシェーンは、そこで聞き捨てならないランダルの発言を聞く。
「俺はマギーの同級生だったんだよ! 俺は目立たないヤツだったから、マギーは知らないだろうけど…」
彼が仲間と合流してしまえば、農場の場所は確実にバレてしまうということだ…。


シェーンは突然銃を取り出し、ランダルを撃とうとするが、リックがすんでのところでそれを止めた。
リックはランダルを連れて農場へ戻り、一晩よく考えると言うが、シェーンは「あいつはクズだ。お前を撃ってきたヤツなんだろ? ローリやカールがいるところに連れて帰るのか!?」と猛反対。
「俺たちの命を守ることが正しい選択だ! いつもそうやって判断を先延ばしにするんだな…」とシェーンは熱弁をふるい「俺は道を分かっている。お前はみんなを守れない」とリックに言う。
堪忍袋の緒が切れたリックは、シェーンに殴り掛かり、2人は取っ組み合いのケンカを始めた!


その間に、ランダルはナイフを取ろうと必死に身をくねらせて進むが、銃を拾ったシェーンがそばにやってきてランダルを殺そうとする。
だが、追いついたリックがまたシェーンをなんとか止めた!

農場でも、女同士のケンカが勃発!

ケンカはリックが勝利をおさめた。
「もう二度と口にするな!」とシェーンに強く言い、倒れこんでいるシェーンから離れたリックだったが、シェーンはすぐさま立ち上がり、手近にあった大型レンチをリックめがけて投げつけた。
レンチはリックをかすめると、リックの背後にあった公共事業局の窓ガラスを破る。
すると中からは大量のウォーカーが次々と現れる…!
シェーンは大量のウォーカーに追われ、ランダルのところにも1体のウォーカーが向かってくる。
ランダルはなんとか足首のロープを切り、ウォーカーを倒すことができた…。

その頃農場では…死のうとしていたベスをマギーが叱っていた。


「あなたが死んだら父さんも死ぬし、私も死ぬわ! 母さんを失ったのは私だって同じよ」と諭すが、ベスは「これ以上無理よ…」と力なさげに、かつ無関心そうに言うのだった。

1階にいるローリやアンドレアのところにも、マギーとベスの言い争う声が聞こえてくる。
本人たちの問題だから放っておけばいいというローリに「もっといい方法があるわ。ナイフを渡すとか…」とアンドレアが話す。
アンドレアはかつての自分も選びかけたように、選択肢の中には自ら命を絶つということがあってもいい、というのが持論のようだが、ローリは論外だと言う。
外のことは男たちにまかせて、アンドレアにも役に立つことをしてほしいと言うローリにアンドレアは腹を立て「ウォーカーを見張ることの方が役に立つことだわ!」と言い返すが、「私たちは快適に過ごせるように生活を安定させているのよ」とローリも引き下がらない。
「あなたは間違ってるわ」とローリに言われたアンドレアは「あなたこそ勝手じゃない。みんなを利用してる!」と言い放つ。
「私の夫が危険を冒して外に出てるし、カールだって撃たれたのに、利用してるだなんて言わないで!」と怒るローリに「分かってないのね! ほかのみんなは多くのものを失っているのよ! なのにあなたは女王バチのように人に規則を強要するじゃない!」とアンドレアは攻撃をやめない。


「ベスに言ってきなさいよ。すべてがうまくいくってね。あなたみたいに夫や息子、赤ん坊に…愛人だって持てるって。未来は明るいわね」と言い切ると、後悔するそぶりも見せずにアンドレアは部屋を出て行った。

リックとシェーン、戦いの結末は…

リックも複数のウォーカーに追われ、銃で応戦していたが、倒れたところに3体ものウォーカーが上に乗ってきて身動きが取れなくなる!
先の2体にはとどめを刺すことができたが、最後に寄りかかってきた1体にうまく照準が定められず、仕方なくウォーカーの頭を貫くかたちで、3体目の頭を撃ちぬく作戦でなんとか難を逃れた。


だが、ついにリックの銃は弾切れとなってしまう…。

マギーはまだベスの説得を続けていた。
だが、ベスは頑なで、ついにはマギーと一緒に死ねば安らかに死ねると心中を持ちかける…!
「すべて終わらせることができるのよ。どうせこの農場も奪われるし、誰も助けてくれないわ…」と絶望するベスは、「リックなら家族や仲間を守ることができるわ。でも、パパやジミーではダメなのよ…。しかも食べられたくない。逝きたいの。このベッドで今夜、一緒にね…」とマギーに懇願するのだった。

ベスの部屋にアンドレアがやってきて、「私が見てるから、外の空気でも吸ってきなさい」とマギーを外へ出す。
「何も言わないの?」とベスに言われて、アンドレアは「これがあなたの望み? 痛みは消えないの。受け入れるのよ」と、奥の洗面所のドアを開け放して、そのまま部屋を出て行った…。

リックはランダルと合流。
自分を助けてくれと懇願するランダルには黙るように言い、しばらくその場でどうするか考えているリック。
ランダルは「あんたを殴り殺そうとしたやつを助けるのかい? 無理だ。10人はウォーカーがいるし!」と気づかれないうちに逃げようとリックに提案する。


リックはすると「行くぞ…。置いていく…」と、シェーンを見殺しにし、ランダルを連れて車の方へと向かうのだった…。

ベスの部屋に行ったマギーは、奥の部屋からベスの泣き声とガラスの割れる音が聞こえ、なんとかドアを開けようとするが鍵がかかっていて開かない。
何事かと駆け付けたローリが、バールでドアをこじあけると、割った鏡で手首を切り、血を流して立っているベスがそこにいた…。

リックは一番最初に倒したウォーカーのところまで戻り、銃を手にすると、しばらく考え込む…。
その頃シェーンは、変わらずスクールバスの扉を押さえながら、ウォーカーから身を守ることをなんとか続けていた。
そこに、ランダルが運転する車で、リックがシェーンを助けにやってきた!
スクールバスの後ろからシェーンを車へと乗り移らせ、その場から彼らは脱出することに成功したのだった…。

悲鳴を聞いたアンドレアが、家へと走ってくる。
マギーは怒りをなんとかおさえながら「どこにいたのよ…」と尋ねるが、アンドレアは「彼女は大丈夫なの? 傷は?」とお構いなしに聞き返す。
傷は深くないと聞いたアンドレアは、笑顔で「生きることを選んだのね!」と言うのに対し、マギーは「死のうとしたのよ! いま父さんが傷を縫ってるわ!」と怒りをあらわにするが、マギーの怒りなどアンドレアはものともせず「もう大丈夫」とベスに会いに行こうとする。
マギーは前に立ちはだかると「近寄らないで。二度とこの家に足を踏み入れないで…」とアンドレアに静かに言い放つのだった。
ローリは「ベスが生きる選択をしたのは確かよ。一線を超えて気づいたんだわ」とマギーに言う…。

ランダルにヘッドフォンと目隠しをしたうえで、また農場へと戻ることにしたリックとシェーン。
「奴を殺すかどうかは、一晩考える。簡単には殺せない。誰のことも…。分かるだろ?」とリックはシェーンに静かに語る。
「彼女は俺の妻だ。カールは俺の息子だ。生まれてくる赤ん坊も俺の子だ。仲間でいたければ、俺を信じて従うんだ…」とシェーンを見つめて言うリックに、シェーンは赤ん坊の下りのところで、少し動揺して頭を振るが、何も言わずにただ黙って聞いていた。
「元のお前に戻れ」とシェーンに銃を渡し、車に戻ると、リックは農場へと来た道を引き返すのだった…。

まとめ・感想

見ごたえのあるリックとシェーンの殴り合いファイトが見られて、このエピソードではお腹いっぱいになりました♪
そうです、男はこうでなくっちゃ!
裏でコソコソ、互いに対する不満を聞いたり言ったりするだけじゃなく、やっぱり直接対決が一番ですよね~。
シェーンのリックに対する殺意が少しだけ感じられたのですが、それよりもなによりも、「シェーンを置いていく…」というリックの決断に「ぼへぇ…」と観ている方が心臓を貫かれるほどのショックを受けてしまいました…。
やっぱりリック…、ダークサイドに堕ちたんじゃねぇか…と。
でもね、そうは終わらないのがリックだったんですよね!
ちゃんとシェーンを助けに、車で戻ってきましたYO!

…しかし…。
命が助かったシェーンが、リックに対して、感謝の言葉はおろか、一言も言葉を発していないことに、みなさんお気づきになりましたでしょうか…???
リックに感謝するどころか、シェーンは絶望を感じたのかもしれませんね…。
しかも、エンディング間近で流れる曲の歌詞は、シェーンの心を代弁してるかのようでした。
「いつも自分を偽っている 私の思いは誰にも通じない あの人がどうしても欲しい この思いを隠すことができない 友達なんていらない どうせついていけないから 私は自分だけを信じ…」
みなさんはどうみますか…?
あー、こわっ!
ウォーカーたちよりも、一番怖いのはシェーンの本性になりそうです!

 

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