「NCIS」シーズン15 第5話のあらすじ・ネタバレ・感想～信じた仲間の裏の顔～

「NCIS」シーズン15 第5話のあらすじ・ネタバレ・感想～信じた仲間の裏の顔～

2018.02.26
海外ドラマ

タイトル：「NCIS～ネイビー犯罪捜査班」シーズン15 第5話
放送局：CBS
キャスト：マーク・ハーモン、ポーリー・ペレット、ショーン・マーレイ、エミリー・ウィッカーシャム、ウィルマー・バルデラマ他
閲覧したVOD：hulu（2018年7月11日時点では配信終了）

NCISに出向してきているリーブスは、チームメイトに話していない秘密が。それは依存症の会に通っていること。会の仲間が拉致され、捜査線上に浮かんだ恋人が海軍関係者だったことからNCISが捜査をすることになりました。閉ざされたリーブスの心に変化が起こる今回のお話、さっそくレビューしていきます！

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1 あらすじ
2 感想

あらすじ

オープニング

アルコール依存症の自助グループの会合が開かれています。
NCISのリーブスも参加しているけれど、話さずに聞くだけ。
グループのひとりであるメリッサは、暴力彼氏と別れたと話します。
新しい部屋を探しに行くと話した彼女、その後リーブスの目の前で拉致されてしまいました！

NCISオフィスでうかない顔をしているマクギー

マクギーの昔の恥ずかしい写真が、SNSで拡散されているのです。
そこへリーブスがやってきました。
聖ペトロの教会の前で、友人が拉致されたことをみんなに話します。
俺が注意してれば救えた…と悔いている彼。
さっそく調べると、彼女はメリッサ・グットマンだとわかります。
彼氏エディと一緒に部屋を借りていて、彼は海軍関係者だと判明。
すぐにアビーは、リーブスが自助グループに入っていると気づきます。
「秘密は病の温床、いつでも話を聞くわ」と告げるアビー。

エディの上司に話を聞くギブス

上司は、エディが二日間無断欠勤しているといいます。
彼のパソコンには機密情報が入っていて、その行方を心配する上司。
ただの失踪じゃすまないと言います。

さっそくふたりの部屋を調べるビショップとリーブス。
部屋は散らかっていて、急いで逃げたことがわかります。
ゴミ箱に壊れたランプがあり、これで殴ったのだろうと推測します。
「助けてやれたのに…」とつぶやくリーブス。
彼はメリッサをほんとうに心配しているようです。

スローン捜査官に会いに行くリーブス、すでにそこにはギブスもいます。
すでにプロファイリングを手がけてくれていました。
「私情をはさむな、お前は悪くない」と声をかけてくれるギブス。

調べを進めるチーム

クレジットカードに動きはありません。
携帯もオフのままです。
部屋の血痕はメリッサと一致しました。
そしてエディのパソコンが見つかりません。

「リーブスは何か隠してるだろ」と話すチーム、そこにリーブスがやってきます。
そして自身が自助グループに入っていることを告白します。
「理由は話したくなかった、それだけ」

ボウリング場を訪れるマクギーたち

ここにメリッサのスポンサーがいるのです。
探している途中で、ミームの写真の人でしょ？と話しかけられるマクギー。
メリッサのスポンサーであるナンシーを見つけました。
「こうなると思って別れをすすめた…何度殴られても彼をかばっていた。先週は傷が治るまで山小屋にこもっていた」と教えてくれます。

さっそく山小屋に向かいます。
そこにはエディの車があり、小屋の中にはエディの遺体が。
メリッサもいて、「私が殺した…仕方がなかった」と泣いています。

メリッサの取り調べ

震えが止まらないメリッサ。
エディのチームは新型ドローン「エアタイム」を開発中で、パソコンにはソフトと設計図が入っていたそうです。
交際期間は2年でした。
「別れの原因は暴力じゃない。エディが馬鹿なことを考えてた。彼のチームは画期的なドローンを開発し、彼はその情報をオークションにかけて高値で売ろうとしてた。通報すると思って彼は焦ったみたいで、翌朝車に連れ込まれた。そのまま山小屋に行き、彼が襲ってきたとき銃が暴発した」と話す彼女。
パソコンについては知らないと言います。

スローンは、強烈で持続的な恐怖心は記憶の抑圧につながることがある、と指摘。
もう恐れる必要がないと頭ではわかっていても、記憶を取り戻すには心で感じないと…といいます。

検視室でエディの遺体を調べるジミー

死因は心臓に命中した銃弾です。
しかし擦り傷などを見る限り、死に至る前は激しくもみあったはずだといいます。
血中から 80ミリグラムのオキシコドンを検出、これは平衡感覚を失うほどの量です。
そこへメリッサがスローンに連れられてやってきました。

スローン「もう危害は加えてこないわ」
メリッサ「ごめんなさい。いい思い出はいつまでも胸にしまっておくわ。悪い思い出も絶対に忘れない」
スローン「辛かったわね。なぜ我慢を？」
メリッサ「だって頑張れば彼を救えると思った。怒りを抑えられるように手助けしたかった…でもますます束縛された。彼はすごく心配性で、すぐに電話に出ないと取り乱した。自転車クラブにもついてきて、誰と話してるか見張ってた。屈辱的だった。先週末に内緒で行こうとして、自転車を取りに行くと倉庫の鍵が変わってた。私を行かせないために」

倉庫へ向かうビショップとリーブス

倉庫からパソコンを見つけ出しました。
パソコンを鑑定にまわし、メリッサの自宅に向かうリーブス。
「君に知らせがある、警察から連絡があって君は自由の身だ」
そう告げるとうれしそうにするメリッサ。

彼女は女性集会に持っていくチキンポットパイを焼いていました。
オレも行こうかな、とおどけるリーブス。

パソコンを解析するアビー

データは全て転送済みということが判明します。
海軍のドローンの情報が敵の手に渡れば、これからドローンはすべて飛行禁止になってしまいます。
エディは幅広い人脈を持っていて、先週数十人と連絡を取っていました。
確認に時間がかかると話していると、そこにスローンがやってきました。
「プロは痕跡を残さない。エディはプロじゃないけれど、海軍のソフトを買う側はプロだから、エディの記録から足がつかないようにするはず」といいます。

メリッサと話をするギブス

ナンシーとメリッサが一緒にいるところに会いに行きます。
30日間断酒したと話すメリッサ。
最近エディの行動に変化はあったか?とギブスが尋ねます。
「2週間前の様子が変だった。真夜中にこっそり出かけた。オフィスで仕事を片付けると言っていたけれど、浮気を疑ったわ。携帯の電源を切ってたから」

エディの車を調べるアビー

ドライブレコーダーがついていたため、走行記録を解析します。
2週間前には、深夜ローズウッド通りのカフェにいたことが判明。
監視映像をチェックすると、エディが先に到着し、そこへスポンサーのナンシーがやってきました。
ナンシーから事情を聴きます。
彼女は「彼氏と会ってもいいじゃない」と主張します。
そして画像の人物は、彼氏のオースティンだと。
エディがメリッサと親密にしている写真を見せると、ようやく偽名を使われ、二股をかけられていたことを理解するナンシー。

ジミーに検視室に呼び出されるギブス

検査結果を見直したら、遺体のオキシコドンの代謝が異常だったことが分かりました。
胃酸に触れる前に化学変化が起きたのですが、その原因はカイエンペッパーでした。
自分で食べ物に薬を混ぜたか、毒を盛られたか…メリッサが怪しいとにらむチーム。

スローンがエディのプロファイリングの結果を持ってきました。
エディには、トラウマの形跡も虐待の影もありません。
メリッサと会う前は、愛情深い関係を築いていました。
大学時代の恋人は、エディの暴力を完全に否定しましたし、急激な変化を引き起こすようなトラウマ体験が見当りません。

いっぽうメリッサのプロファイリングをしたら、彼女は悪質なナルシストで、反社会的パーソナリティー障害だということが分かりました。
彼女はエディの浮気を知り、仕返しして金を稼ぐチャンスだと考えたという仮説をたてます。

設計図とソフトはパソコンから転送済み。
そしてメリッサがルイスという男に1万ドルを払っていることが分かりました。
ルイスはメリッサと同じアパートに住んでいて、部屋の捜査のときに窓から様子をのぞいていた男。
そこへジミーから、エディが最後に食べた料理がチキンポットパイだったという知らせが入ります。

レストランで誰かと待ち合わせをするメリッサ

そこにリーブスが現れます。
リーブス「これからデート？」
メリッサ「まさかそんな気分にはなれないわ…友達と食事するの。電話してくるわ」

メリッサが待ち合わせ相手に電話をすると、リーブスが持つ電話が鳴ります。
さっと顔色を変えるメリッサ。
「はめたわね」

エディの浮気を知ったメリッサは、その相手をスポンサーにしようとたくらみ、自助グループに入りました。
そしてリーブスを保険として利用したのです。
捜査官が味方なら最強という理由で…。
ビショップが来て、メリッサを連れて行きました。

写真の流出元を突き止めたマクギー

ハッキングの技術を使ってすでに犯人を特定した、と話すマクギー。
そいつはパリから投稿している、といいます。
画面に映ったのは、かつて同僚であり今はパリにいるトニーでした！

マクギーは、さっそくトニーの恥ずかしい画像をSNSに流しました。
その様子を見てにっこりするギブス。

自助グループの集まりに参加するリーブス

リーブスが話し出します。
「何ヶ月も前からここに通っているが、皆が知ってるのは名前だけ。友人に秘密は病の温床と言われた…彼女の言う通りだ。もう人の罪を償うのはやめた。俺の名前はクレイトン・ダンテ・リーブス。俺の話を聞いてくれ」

感想

冒頭からうかない顔をして現れたマクギー。
彼の黒歴史の写真が、SNS上に流出したのです。
マクギーのイケてない過去はこれまでもお話のなかで何度も出てきましたが、さすがに写真の流出はありませんでした。
この時点ですでに、私の脳裏にはある人の姿が…笑

NCISチームに出向してきているリーブスは、ひそかな悩みを持っていました。
彼はアルコール依存症なのです。
仲間であるメリッサが彼の目の前で誘拐され、何もできなかった自分が許せないリーブス。
彼女のためになんでもしようと考えているようです。
自分と同じ依存症と戦っている彼女だからこそ、いつものように冷静に見られなくなっているのかなと感じました。
特に彼は、まだチームメイトに心を開き切っているとはいえないし、依存症のことも打ち明けていません。
アビーやビショップは話を聞くと折に触れて伝えますが、リーブスが拒んでいるように見えましたね。

今回の事件は、殻に閉じこもっていたリーブスを少し変えることになったようです。
メリッサが実は依存症でもなんでもなくて、極悪人だったから。
そしてリーブスをも利用しようとしていたとわかったからです。
自分を隠そうとする姿勢が、このような結果を生んだと知ったのですね。
ラストシーンでは、これまで口を開かなかった彼が、依存症の会で自分のことを話し始めます。
チームのなかでも影が薄く、あまり表に出てこなかった彼ですが、これからは仲間たちにも少しずつ心を開いてくれるのではないかと感じました。

そしてマクギーが技術を駆使して探し当てた、画像流出の犯人。
やはりパリにいるトニーでしたね。
彼はパリで子育てをしながらも、こんなイタズラをしているんです。
大人になりなさいよ！と思いながらも、やはりどこか憎めないのはトニーの人徳ですかね～。
仕返しにトニーの恥ずかしい画像もさっそく流出させたマクギー、そんな様子を見てちょっとだけにっこりするギブスが素敵でした♪

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