毎日、新型コロナウイルス感染の報道が目まぐるしく伝えられている中、アメリカやヨーロッパ各国において、感染者数が増えていっています。
3月13日に世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、イタリアやスペイン、ドイツ、フランスなど欧州各国での新型コロナウイルス感染者急増を重んじ、「今や欧州が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の中心地だ」という認識を示しました。
そして、スポーツ界においても新型コロナウイルス感染者が出たことを報じられているのです。
目次
イングランド・プレミアリーグ2クラブで選手が新型コロナウイルスに感染
サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーに所属しているFWカラム・ハドソンオドイが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと発表されました。
プレミアリーグリーグでの新型コロナウイルス感染が確認されたのは初めてであり、チェルシーでは接触があったと思われるチーム関係者を医学的アドバイスにより、隔離措置を取っています。
また、レスターは新型コロナウイルスの予防措置として、3選手が医学的アドバイスに従い7日間の自己隔離を始めたことをクラブ公式サイトで発表しました。
レスターのブレンダン・ロジャーズ監督は、3選手に新型コロナウイルスの症候があることを明かしたのです。
レスターによると、3選手はイギリスの国民健康サービスから、症状が一般的な季節性疾患に一致しており、予防対策として7日間の自己隔離が適切であると通知されましたが、さらなる検査を受ける必要があるとは勧告していません。
なお、3選手の症状は軽度であり自己管理が可能なままで、クラブとは定期的に連絡を取り合っています。
セリエAのクラブでも感染者を確認
セリエA・ユベントスのイタリア代表でもあるDFダニエレ・ルガーニが新型コロナウイルスここで入れるくらいなら、最初に「新型コロナウイルス」が出てきたところで入れるべきの検査で陽性反応が出たと公式サイトで発表しました。
イタリア国内では新型コロナウイルス感染が拡大して感染者数は中国に次ぎ2番目に多い1万人でその影響はセリエAの選手にまで及んでいるのです。
ユベントス公式サイトによると、ルガーニ選手は新型コロナウイルスの検査で陽性反応が確認されていますが、現在は無症状だと発表しています。
また、クラブはルガーニと接触した関係者の調査を進めるとともに、規則に基づいた隔離措置を行っているとのことです。
今季リーグ戦出場は3試合にとどまっていますが、最近では3月8日の無観客試合で行われたインテル戦にベンチ入りしていました。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、セリエAの選手では初の感染者になったと伝えられているのです。
新型コロナウイルス感染拡大でイタリア政府は、4月3日までのあらゆるスポーツイベントの開催中断を決定しています。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で決勝トーナメントを控えているユベントスは、欧州大会の開催も影響を懸念しているようです。
ヨーロッパでプレーする韓国人選手も感染
新型コロナウイルスに感染韓国選手は、韓国プロサッカーのKリーグ選手ではなく、ヨーロッパでプレーする選手でした。
3月13日(現地時間)、フランスのメディアによると、フランス2部リーグのトロワに所属しているソク・ヒョンジュンが新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたということが判明したのです。
トロワは公式ホームページを通じ「新型コロナウイルス感染が疑われる症状を見せた2人の選手が陽性判定を受けた」と明らかにしました。
「1人はプロチームの選手、もう1人はトレーニングセンターの若い選手」と発表し「保健当局の指針に従って2人の選手を直ちに自宅隔離措置した」と付け加えただけで、陽性判定を受けた2人の選手の名前は公開していませんでした。
しかしフランスのメディアが所属チームに問い合わせ、ウイルスにかかった選手は韓国人アタッカーのソク・ヒョンジュンであると報じたのです。
この報道が事実であるならば、ソク・ヒョンジュンは現役の韓国プロサッカー選手としては初めて新型コロナウイルスに感染したことになります。
ドイツで活躍している原口元気の同僚も新型コロナウイルスに感染
原口元気が所属しているドイツ2部のハノーファー96で、ドイツ初となる新型コロナウイルス陽性反応を示したプロサッカー選手がいると判明したのです。
その選手は、DFのティモ・ヒュベルスでした。
今季は怪我のため、3試合に出場したのみでしたが、3月上旬のニュルンベルク戦でゴールを決めたばかりです。
報道によれば、現時点でヒュベルスに症状は出ていません。
ヒュベルスは土曜の夜に行われたイベントにおいて、一緒にいた人物が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことにより自発的に検査へ行き、そこで検疫を受けたそうです。
そのイベント以降にチームメイトとは、全く接触はしていないと主張していますが、ハノーファー96は念のために、全選手とスタッフにウイルス検査を行っています。
ヒュベルスは、ドイツサッカー界初の新型コロナウイルス感染者となり、現時点で他の選手への広がりは確認されていません。
NBAでは試合直前に選手の感染確認
3月11日(日本時間12日)NBAは新型コロナウイルスの予備検査において、ユタ・ジャズ所属のルディ・ゴベアに陽性反応が出たため、シーズン中断を発表しました。
同日、NBAは6試合が組まれていましたが、4試合は開催され、チュサピーク・エナジー・アリーナで予定されていたオクラホマシティ・サンダーとジャズの一戦は急遽中止されたのです。
試合前のセレモニーが終了して、両チームの先発5人がユニフォーム姿となって準備をして試合開始を待っていたところ、リーグの協議によりティップオフ前に急遽中止が発表されたのでした。
そのため、選手たちはロッカールームへ退き、一部のファンからブーイングも聞かれました。
翌日の3月12日(日本時間13日)には、ジャズ所属選手のウイルス検査において2人目の陽性反応が出たことを発表したのです。
しかし、それが誰なのかはその時には明確にしていなかったのですが、後にドノバン・ミッチェルであることを公表しました。
3月に入ってリーグは、無観客試合を検討し、10日にはメディアのロッカールームでの取材を一時的に禁止するなどして、新型コロナウイルス対策を行ってきたのですが、選手に感染者が出たことによりシーズン自体を中断すると決断したのです。
世界中のスポーツ界に影響が始めた新型コロナウイルスの感染拡大に筆者が思うこと
現在新型コロナウイルス感染による死者が、世界中で5000人を超えました。
WHOのテドロス事務局長は「欧州では中国以外の世界の感染・死者数を合わせた数字を上回り、パンデミックの中心地となった」と述べ、ヨーロッパを中心に世界中で感染が拡大しています。
新型コロナウイルス感染拡大により、スポーツ界にも大打撃を受けており、世界中でサッカーのリーグ戦延期や中止、またMLB開幕は延期になるなど、スポーツ選手が試合できないだけでなく、運営会社においても経営が危ぶまれる事態にもなっているのです。
経営が危ぶまれてくることも考えられます。
それは外国に限らず、日本でも危惧されていることです。
もちろん選手や観客の安全ために、無観客試合を行うのも1つの手でしょう。
しかし筆者はやはりスポーツというのは観客の応援あっての試合でもあると思うのです。
どのスポーツでも年間試合数を減らしてでも、観客を入れていつも通りの試合をしてほしいと思っています。
その判断はとても難しいというのもわかっています。
よってなおさら、早く新型コロナウイルスの感染拡大が終息してほしいと願うのです。
今後、リーグや開幕が無観客で行われることになった場合、サッカーの試合中継はDAZNやWOWOWで、NBAのリーグ戦中継やメジャーリーグ2020年シーズンはスカパーのみの放送予定となっています。
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