モンスター井上尚弥と王者ノニト・ドネアの試合を振り返り
多くの人が感動!見どころ多数
世界中が注目しているボクシングのWBSS決勝戦が、2019年11月7日(木)にさいたまスーパーアリーナ(日本)で開催され、真のバンタム級世界一が決定したのです。
12Rの死闘の末、3-0の判定で井上尚弥がWBSS決勝の勝者となり、バンタム級の頂上を制しました。
世代交代を宣言していたバンタム級は、宣言通りに世代交代を成し遂げられたのです。
そのうえ、WBA正規王座の3度目の防衛で、スーパー王者に昇格し、IBF王座では初防衛に成功しました。
そして、日本人初となる2つのベルト同時防衛に成功するという快挙もやってのけたのです。
これだけの記録ずくめとなる試合は、今までにほとんど記憶にありません。
モンスター井上尚弥vs王者ノニト・ドネアは死闘に
どんな試合運びになったのか?
序盤から一進一退の攻防を続ける両者ですが、2Rに井上がドネアのアッパーを顔に受け、右目上をカットしたのです。
今まで井上は、目の上をカットしたことはなく、初めて負傷しながらの試合となりましたが、さすがの井上も動揺は隠せないようでした。
これ以降、井上は不利な状況となりながらも、ドネアの攻撃をかわしながら、攻撃しましたが、前が見にくいことのは変わらない状況で、ガードしながらも相手のパンチを幾度となく喰らいながらも耐えしのぎ、チャンスを伺っています。
5Rに入ると、ラウンド終盤までドネアの右パンチがヒットしながら、支配しかけていましたが、最後には井上の右パンチが炸裂し、ドネアにダメージを与えたのです。
6Rでは、井上が試合を優位に進め、ドネアのガード上からパンチを打ちポイントを奪います。
7Rには、今度はドネアが有利な展開に。
8Rに入ると、ドネアの右パンチが井上の顔面を捉えて、井上の右目上から再度流血したのです。
9Rには、ドネアの右パンチをまともに喰らってしまい、大ダメージを受けてふらついていましたが、ドネアが攻めきれずにラウンドが終了します。
10Rに入ると、ようやく井上がボディへのパンチを使い出したのです。
そして運命の11Rに、井上の右アッパーからの左ボディフックでドネアが耐え切れず、逃げるようにしてダウン。
レフリーの10カウントが入ったように見えましたが、ドネアがファイティングポーズを見せ、試合続行し、井上も詰め寄りますが、攻めきれずに終了。
最終12Rは、両者ともに打ち合いますが、ダウンまで持ち込めず、結果は判定に。
採点の結果、116-111,117-109,114-113、3者共に井上尚弥という結果になりました。
世界一と井上尚弥は、ボクシングだけではなくコメントも最高
紳士的な一面を見せた井上
試合が終了し、表彰式が終わってからのインタビューで、井上尚弥はドネアや相手セコンド、あとは、試合にたづさわった人達に感謝し、さらにファンや会場に来ている人への感謝を忘れることはありませんでした。
試合直後にまず感謝を述べるなど、なかなかできることではありません。
そんな世界一のチャンピオンが、日本の選手であることは誇りに思えることなのです。
これから先、世界へと羽ばたく井上尚弥を応援し続けていきたいと思います。
今後の試合が楽しみです。
試合を見逃した人はもちろん、もう一度見たいという人も多いかもしれません。
そのような方は11月9日にWOWOWで放送されますので、感動を再び分かち合いましょう!
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