平成仮面ライダー8作目の『仮面ライダー電王』は、2007年~2008年にテレビ朝日で放送されていました。
佐藤健さんが主演を務めたということで有名ですが、他にも豪華声優陣が出演していることで話題に。
過去・現在・未来を行き来する壮大なストーリー展開の他、仮面ライダーなのにバイクではなく電車に乗る(正確にいうと、電車の中のバイクに乗って電車を運転するというシステムです…)というぶっ飛んだコンセプトになっています。
平成仮面ライダーシリーズの中でも絶大な人気を誇り、放送終了後も次々と劇場版作品が制作されました。
最近では、2018年公開『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』に佐藤健さん他主要キャストが出演。
2019年に放送されていた『仮面ライダージオウ』にも主要キャストが出演したんですよ。
今回は、放送から10年以上経った今も人気が衰えない『仮面ライダー電王』の魅力に迫ります。
『仮面ライダー電王』配信先一覧表
※2020年3月時点
ストーリー
現代(2007年)に突如現れたイマジンという怪物が、歴史を変えて侵略しようと企み、人々を襲っていました。
そんなイマジンを倒す力を持つ仮面ライダー電王になれるのは、時間改変が起こっても影響を受けることがない“特異点”と呼ばれる体質の人間だけ。
それが、ひ弱で不運続きの頼りない野上良太郎(佐藤健)だったのです。
戸惑いながらも、良太郎は偶然出会った味方となるイマジンたちに力を借りながら、電王となってイマジンと戦い始めます。
そんな中で良太郎たちが後に出会うことになる桜井侑斗(中村優一)やカイ(石黒英雄)たちの登場により、物語は急加速していきます。
笑って泣けて、時にラブストーリーも盛り込まれた、魅力が詰まった作品です。
仮面ライダー電王は、佐藤健のテレビドラマ初主演作品!
佐藤健さんといえば、今やドラマ・映画界に欠かせない存在となった超人気俳優ですよね。
そんな佐藤さんのドラマ初主演作品がこの『仮面ライダー電王』なんです。
俳優デビューした翌年に主役である仮面ライダーに抜擢され、「本当に新人なの?」と思ってしまうほどの演技力を世に見せつけました。
佐藤さんが演じた良太郎は、いろんなイマジンに憑依されてしまうというキャラクター。
つまり佐藤さんは、憑依されたイマジンの仕草や口調、目つきなどを見事に演じ分けたのです。
『仮面ライダー電王』が平成ライダーの中で1番好きといっても過言ではないほど電王ファンである筆者も、デビューしたてとは思えない佐藤さんの演技力の高さに驚かされました。
偉そうでちょっと乱暴だったり、ナルシストで女の子大好きだったり、はたまたブレイクダンスを踊る人懐っこいやんちゃキャラだったり…、いろんなキャラクターに変化する佐藤さんを見ることができますよ。
主な登場人物の紹介
・野上良太郎
気弱でひん弱、その上なにをやっても災難に見舞われる不運に好かれた頼りない青年。
ハナ(白鳥百合子)に特異点体質であることを見抜かれ、仮面ライダー電王に変身します。
・桜井侑斗
デネブというイマジンと共にゼロライナーに乗って、時の運行を守るためにイマジンと戦う仮面ライダーゼロノスに変身します。
・モモタロス(cv︰関俊彦)
1番初めに良太郎に憑依したイマジンで、気が強く少し偉そうな性格をしています。
電王に憑依すると、ソードフォームに変身します。
・ウラタロス(cv︰遊佐浩二)
モモタロスの次に良太郎に憑依するようになったイマジンで、女の子が大好きなナルシストキャラ。
電王に憑依すると、ロッドフォームに変身します。
・キンタロス(cv︰てらそままさき)
ウラタロスの次に良太郎に憑依するようになったイマジンで、力持ちで少し古風な性格。
電王に憑依すると、アックスフォームに変身します。
・リュウタロス(cv︰鈴村健一)
小学生男子のように無邪気で人懐っこい性格ですが、相手が気に入らなければ例えイマジンでなくとも攻撃的になってしまうことも。
電王に憑依すると、ガンフォームに変身します。
・デネブ(cv︰大塚芳忠)
侑斗と共に行動するイマジン。
誰にでも敬語を使い、性格はとても温厚です。
・ジーク(cv︰三木眞一郎)
良太郎に時々憑依するイマジン。
自分のことをプリンスと言い、周りの人を勝手にお供扱いします。
電王に憑依すると、ウイングフォームに変身します。
・カイ
物語中盤から登場するキャラクターで、イマジンたちのボス的存在。
イマジンの頭の中に呼びかけ、指令を送ることができます。
・ハナ
元々は未来にいた女性で、イマジンを追うためにデンライナーに乗っています。
第1話から登場する彼女、実は物語の鍵を握る重要人物でもあります。
イマジンってなに?
さきほどから何度も登場している“イマジン”ですが、実はイマジンというのは『仮面ライダー電王』の怪物であり、良太郎たちの敵にあたります。
イマジンが存在する未来からやってきた彼らは、人間と契約を交わします。
イマジンは契約を交わした人間の望みを叶えてあげるのですが、その代わりにその人の過去の記憶に飛び、そこにいる人々を襲って時間を変えてしまうのです。
ではなぜ良太郎はその敵であるイマジンと共に戦っているのか?という疑問が湧くかと思いますが、分かりやすく一言でいうと、イマジンといっても、みんなそれぞれに好き勝手行動しているということです(笑)
カイ(次章で詳しく解説します)に従い、時間の改変のために人々を襲うイマジンが大半ですが、モモタロスやウラタロスなんかはイマジンとしての使命に興味がないという変わり者なんです(笑)
もちろんそれぞれのイマジンに良太郎の協力者となった様々な事情がありますが…。
特に良太郎に憑依するイマジンなんかは、一口に“怪物”といっても一体一体に愛着のあるキャラクターでとても可愛らしいんですよ。
カイ一味の目的とは
ではなぜイマジンたちは、わざわざ未来からやって来たのでしょうか。
それは、数千体ものイマジンを束ねるカイの企みにありました。
カイたちはイマジンが存在する未来にいたのですが、その未来が時の運行から外れてしまい、消滅してしまったのです。
自分たちの未来を手に入れるため現代にやってきて、イマジンを利用し時間の改変を行い始めたというわけなんですね。
カイは自分たちの未来を手に入れるために鍵となる人物(=分岐点と呼ばれる存在)を探し出し、その人を抹殺しようと動き出します。
その分岐点というのが、良太郎の近くにいる人物だったのです…!
もしその分岐点といわれる存在が現代で消されてしまうと、未来はイマジンのいる世界となってしまいます。
それを阻止するべく、良太郎たちはイマジンやカイと戦うのです。
未来と過去、現代の中で、とても複雑に入り組んだ物語の謎が、カイの登場と共に明らかになっていきます。
まとめ
なんと2020年4月24日、新作『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』が『東映まんがまつり』の中の1本として劇場で公開されることになりました。
タイトルにある“プリティ電王”とはどのようなキャラクターなのかは、まだ明らかにされていません。
10年ぶりの新作ということで、筆者も非常に楽しみにしています。
子ども向けの特撮ドラマだからと侮るなかれ、『仮面ライダー電王』は大人も充分に楽しめる作品です。
(我が家の場合は、子どもたちよりも親である私の方が楽しんでいたかもしれません…。)
最終回を見たときは、感動して苦しくなるほどに号泣してしまいました(笑)
物語が進むほどにこの作品の深さを感じることができますよ。
佐藤健さんファンの方はもちろん、声優さんに興味のある方なんかにもおすすめです。
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2人のメンズを育てるシングルマザー。どんなに忙しくても1日1本はドラマを見て癒されています♪特にラブコメディーには目がありません!
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