『13日の金曜日』のあらすじ・感想・ネタバレ~第1作目にはあの"ジェイソン"は不在なんです(ほとんど)~ | VODの殿堂

映画

『13日の金曜日』のあらすじ・感想・ネタバレ~第1作目にはあの“ジェイソン”は不在なんです(ほとんど)~

   
 

タイトル:13日の金曜日
公開:1980年
監督:ショーン・S・カニンガム
出演:ベッツィ・パーマー、エイドリアン・キング、ハリー・クロスビー、ケヴィン・ベーコンほか
閲覧したVOD:Amazonプライム・ビデオ(2018年1月26日時点では視聴可)

古びたホッケーマスクをかぶった大男で、斧や鉈で若者たちを一撃で殺す殺人鬼ジェイソン。
一言もしゃべらず、冷酷かつ無慈悲(というか、こいつには話が通じないと思う…)に次々と人を血祭りにあげていくジェイソンが主役の『13日の金曜日』シリーズは、80~90年代の「ホラー映画といえば…?」の答えとしては一番多い得票数を集めるはず。
でも、実は1作目にはほとんど出現しないって…ご存知ですか?
『13日の金曜日』といえば、「ジェイソン」で間違いではないんだけれど、知ったかぶりをして「シリーズ1作目の殺人鬼は誰?」と聞かれて「ジェイソン!」と答えてしまわないように…!

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あらすじ

1950年代から悲劇が起こるキャンプ

1958年、クリスタルレイク・キャンプ。
若者たちが寝ている部屋へ何者かが忍び込む。
奥の部屋では、暖炉の日を囲んで、歌ったり談笑したりする若者たちがいる。
そこから2人きりでこっそりと抜け出す男女…。
2人は納屋の屋根裏でイチャイチャしているのだが、その2人のことを誰かがのぞいていて、そのまま2人のもとへとやってくる。
弁解するように「僕たちは何もしていない」という男に、その人間は問答無用で襲い掛かって腹を刺し、悲鳴を上げる女の子にも…

再開されたクリスタルレイク・キャンプ

そして現在、6月13日の金曜日。
バックパックをかついだアニーが、クリスタルレイクを目指してハイキングしていた。
途中のダイナーでクリスタルレイクへの道を尋ねると、みんなは少々ギョっとした表情になる。
クリスタルレイクまではここからまだ30kmほどの道のりで、男性客の1人が途中までにはなるが彼女を車で乗せていくと言う。
みんなからは「血のキャンプ」、「帰れない」、「呪い」など不吉な言葉ばかり投げかけられる…。


アニーは50人の子どもと協力員の料理番として、クリスタルレイクに行くのだという。
58年に2人の子が死に、その前年には子供が溺死、62年には水質汚染で再開が不能になったという曰く付きの場所に、スティーヴが再開のため大金をつぎ込んだのだという。

最初に犠牲になるのは…

アニーはとおりすがりのSUVをヒッチハイク。
その車はクリスタルレイクへ向かう側道に入らず、そのまま道を直進する…。
アニーは運転手に止めるように言ってもそのまま車は走り続け、アニーは意を決して車から飛び降りた。
車はバックしてアニーが飛び降りたところまで戻ってくると、車の主(顔は見えない)は森を逃げるアニーを追ってくる。
ついに、何者かが逃げるアニーの目の前に現れ、彼女は喉元を掻っ切られてしまうのだった…。

嵐の前の静けさ…?

クリスタルレイク・キャンプの湖で泳ぐ若者たちを、森の中から誰かが見ている…。
ネッドが溺れかけて、みんなが必死に助けるのだが…、それはネッドがみんなをからかうために仕組んだ演技だった。
キャンプに警官がやってきて、変わった老人のラルフを探しているという。
ラルフは酔うと予言として意味不明のことを言うらしく1週間の拘留命令が出ているのだ。
だが、そこで所長からすぐに戻るようにと指示があり、警官はキャンプを後にする。
すると、ほどなくして貯蔵庫からラルフが現れた。
「死の呪い」という言葉を口にし、人々に「立ち去れ」というラルフは「呪いだ。助かる道はないぞ」と言い残し、自転車に乗って去っていった。

本当の惨劇が幕を開ける

キャンプのはずれの建物に人影を見かけたネッドは、そこへ入っていく。
そのそばでは男女がイチャついていて、遠くでは嵐が来る前触れか、遠雷が静かに響いてきた…。
辺りは暗くなり、嵐の直前に2人で小屋にやってきたのはジャックとマーシーだ。
他の面子はボードゲームでもしようと、暖炉を囲んでいる。
ジャックとマーシーは2段ベッドの下の段で抱き合うのだが、そのベッドの上の段には、首を斬られたネッドの死体が横たわっていた…。


抱き合った後に、マーシーは外のトイレへ行き、ジャックはベッドでタバコをくゆらせていると…突然、ベッドの下に潜んでいた何者かがジャックの頭を右手で押さえ、ジャックは真下から首を貫かれて殺されてしまう!


その頃、トイレの個室にいるマーシーは、トイレの外から物音がするのを聞き、個室やシャワーを1つ1つ調べていく。
そのマーシーの後ろには、何者かが持った斧の影が迫って…。
後ろにふりむいたところを、何者かが斧を頭に振り下ろし、マーシーは斧が頭に無残に刺さったままくずおれるのだった…。

さらに1人、また1人と血祭りに…

キャンプのマネージャーのスティーヴは、街のダイナーで夕食をとりキャンプへ戻ろうとしたところ、帰る途中で車がエンストしてしまい、たまたま通りがかったパトカーに乗せてもらうことになる。
バスローブで寝る準備をしているブレンダ、その部屋の様子を誰かが外から伺っている。
ブレンダが本を読もうとベッドに横になると「助けて…!」と子どもらしき声が聞こえてきた。
懐中電灯を持ってブレンダが外へ出ると、やはり誰かが助けを呼ぶ声がどこからともなく聞こえている。
「早く来て。おねがい!助けて!」と言う声は聞こえ続けているのだが、場所が分からない。
声に誘われてやってきたのは、射的場の真ん中で、誰かが外灯のスイッチを入れて辺りが照らされたところ…何が起こったかは分からないが、辺りにブレンダの悲鳴が響き渡るのだった…。

暖炉の部屋に、ビルが発電機をチェックしてから戻ってきた。
今は射的場の外灯は消えている。
アリスとビルはブレンダを探しに外へ出る。
部屋の外のベッドに、血が付いた斧を見つける2人…。


ジャックたちがいたはずの部屋にも、トイレにも人の気配はない。
異様な雰囲気から、鍵のかかったオフィスの窓ガラスを割って、鍵を開けて中へ入るが、電話は普通で、公衆電話も通じないし、外にある車もバッテリーがあがって動かないという状況になっていた。
アリスはビルに逃げようと提案するが、ビルはスティーヴの帰りを待とうと部屋に戻る。

その頃、スティーヴはキャンプのすぐ外にパトカーで送ってもらっており、看板の陰から誰かがスティーヴに向かってライトを照らしている。
そこにスティーヴが近づいていくと…?

結局キャンプは停電となり、「すぐ戻る」とビルがアリスを残して発電機のチェックに向かう。
ビルが発電機をチェックすると燃料は満タンだ。
アリスはソファで横になっていたが、うとうとしていたらしく、ビルの名前を叫んで目を覚ます。
お湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れようとするアリスだが、やっぱり落ち着かずにビルを探しに外へ出る。
扉が開いたままの発電機の小屋には誰もおらず、外に出て扉を閉めると、そこには目を射抜かれて首を切り裂かれたビルが、クロスボウの矢で扉にはりつけにされていたのだ!


あわてて部屋に戻って戸締りをし、梁とドアノブをしっかり結わえて外から人が入れないようにしたうえ、家具をドアの前に移動させるアリス。
バットとキッチンの大きいフォークを持ちながらも、途方に暮れるアリスの目の前に、窓からブレンダの死体が投げ込まれた!


窓の外にライトが見え、外を見るとスティーヴのジープが。
車から降りてきたのは、スティーヴの友人だというボリーズという女性だった。

最後の決戦へ

ブレンダもビルも死んだとボリーズに泣きつくアリス。
ボリーズは以前にここで勤めていたといい、調べてみるという彼女をアリスは止める。


ブレンダの死体を見つけ「ここは呪われている。スティーヴは再開すべきではなかった」と語り始めるボリーズ。
1958年に2人が殺された前年に溺れ死んだ子供は、ボリーズが料理をしている間に協力員の不注意で死んでしまったというのだ。
そして、その子どもはボリーズの1人息子ジェイソンだった…。
キャンプの再開を聞きつけて、ジェイソンの仇を取るため、ボリーズはここでみんなを殺していたのだ…!
「ジェイソンよりも楽に殺してやるわ」と言うと、まるでジェイソンが乗り移ったかのように「ママ、殺して!」とつぶやくボリーズ。
アリスは彼女に追いつめられるが、すんでのところで逃げ、また部屋に戻る。

貯蔵庫に隠れて息を潜めていると、すぐ外で食器が割れる音がし、その後は静寂がおとずれた。
だが、ボリーズは貯蔵庫のすぐ外にいて、ドアを破ってナタで襲い掛かってきた!
フライパンで応戦し、その場をあとにしたアリスは、湖のほとりで放心状態となる。
だが、ボリーズはあきらめずにまた襲ってきたのだ…!


もみあいになり、最後はボリーズが持っていたナタで、反対にボリーズの首を斬り落とし、アリスは生き延びることができた。

カヌーに乗って湖の上へと逃げていたアリス。
夜が明けて警察が駆け付けた。
一件落着かと思ったとき、湖の中から顔面が奇形の子どもがカヌーの上のアリスを襲い、湖の中へと引きずり込んだ!

…だが、その湖に引きずり込まれたのは夢で、アリスは病院で目を覚ます。
「男の子は見つからなかった? ジェイソンよ」
と警官たちに伝えるも、みんなは困惑して首を横に振ることしかできない。
「じゃあ、彼はまだあそこにいるのね…」

まとめ・感想

『13日の金曜日』って、シリーズが何作あるかご存知ですか?
1980年に1作目が公開され、2001年までに21年間になんと10作品が作られているんです。
さらに、2003年には、同じく80~90年代を代表するホラー映画シリーズ『エルム街の悪夢』シリーズとクロスオーバー作品『フレディVSジェイソン』なる映画も登場し、2009年にはリブート版『13日の金曜日』も公開されています。

とはいえ…平成生まれの若い人たちや、今の中高生に「ホラー映画と言えば…?」と質問して、「ジェイソン!」という答えは決して帰ってこないような気がするなぁ…。
日本の『呪怨』とか、はたまた『パラノーマル・アクティビティ』とか『SAW』シリーズになっちゃうのかな…?(それももはや古いの…?)

ちなみに、10作+αの作品に登場しているジェイソンですが、そのシリーズ作のなかでも面白いものをいくつかご紹介しましょう。
まず、思わず笑ってしまった、シリーズ8作目の副題は『ジェイソンN.Y.へ』。
たぶん、想像ではありますが、前年にエディ・マーフィ主演の『星の王子 ニューヨークへ行く』という映画が公開されていて、そこからインスピレーションを受けたのかもしれません。
とはいえ、コメディの要素はなく、ニューヨークに行っても、真剣にジェイソンでした(笑)。
ほかにも、私はまだ観てはいないのですが、2001年公開の『ジェイソンX』はかなり未来の設定で、かつ宇宙船が舞台になるという、SFな設定にもなっているそうです。
その設定を読むだけでも笑ってしまいました。
もう、なんでもアリだな…。

ホッケーマスクの大男のジェイソンが、クリスタルレイク・キャンプで、ムフフなことをやってる最中の男女を襲うのは有名な話ですが、実は、1作目ではジェイソン自身がほとんど出てこない…というか、1作目でも多くの男女が血祭りにあげられるのですが、その犯人は実はジェイソンではないんです!
たぶん今となっては有名な話なので、知らない人の方が少数派かもしれませんが、80~90年代当時の私のようなお子ちゃまは、1作目を見ることなく、4作目、5作目ぐらいからテレビで見て、ジェイソンのあまりの恐ろしさを目の当たりにしていて、『13日の金曜日』=『ジェイソン』という図式が出来上がってしまい、観たことのない1作目もジェイソンが殺しまくっているんだろう…と勝手に想像していたわけです。

今回、改めて1作目を観てみると、ホラーというよりはサスペンス・スリラーと言ったほうがしっくりくる気がしました。
犯人は不死身の存在のジェイソンではなく、精神に異常をきたしたジェイソンの母親だし、最後の方まで殺人鬼の姿は、影や手・足の一部などしか見ることができず、完全なミステリーなのです。
今となっては「ジェイソン」とか「ホラー」というキーワードと先入観なしにはこの作品を観ることはできないのですが、前知識なしで観たなら、ホラーというよりはそのサスペンスにドキドキしながら観られたはずだと思いました。
あと、『ジョーズ』を思わせるような、殺人鬼がどこかから若者たちを見ているようなときに流れる音楽…というか音は、「ki ki ki, ma ma ma」という音声だそうで、「Kill her mommy!(ママ、彼女を殺して!)」という言葉から作り上げられたんだそうですが、この音声がかなり不安感を誘います。
上手だなぁ…。

ところで、先日に『エルム街の悪夢』とも比較した本作ですが、こちらにも初々しい演技を見せてくれている、今は重鎮の俳優が出ていましたよ!
なんと、それはケヴィン・ベーコン!
何も気にせずに見ていて、「なんかこの人、ケヴィン・ベーコンに似てるなぁ…」と思って後から調べたら、ご本人でした(笑)。
セックスしていたら殺されるという、ホラー映画の絶対的雑魚キャラシチュエーションに落とし込まれていましたので、少々同情しましたが…。

今の時代となっては、ホラーとしてはもはやあまり興奮できない類の映画となってしまっているかもしれませんが、スプラッタなサスペンス・スリラーとしてみるなら、今でも一見の価値ありです。
ジェイソンのイメージで観てしまうと、設定自体がどんでん返し、真犯人もどんでん返し、期待を裏切られる結果となること間違いないですしね。
頭をからっぽにしてご覧になってくださいませ。

『ジェイソン』シリーズを見るならU-NEXTがオススメ!

U-NEXTでは8作目の『ジェイソンN.Y.へ』以外の9作品を配信中。

見放題の対象となっているのは、第1作目の『13日の金曜日』(本記事レビュー作)、第10作目の『ジェイソンX』、リメイク版『13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH-』の3作品。

他はポイント(有料)となっているのでもっと見たい!となったら、別途料金が掛かってしまいますが、まずはお試しで見放題の3作品を見てみてはいかがでしょうか。

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