『エルム街の悪夢』のあらすじ・感想・ネタバレ~悪夢の中で高校生に襲い掛かる殺人鬼フレディ登場!~ | VODの殿堂

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『エルム街の悪夢』のあらすじ・感想・ネタバレ~悪夢の中で高校生に襲い掛かる殺人鬼フレディ登場!~

   
 

タイトル:エルム街の悪夢
公開:1984年
監督:ウェス・クレイブン
出演:ロバート・イングランド、ヘザー・ランゲンカンプ、ジョン・サクソン、ロニー・ブレイクリー、ジョニー・デップほか
閲覧したVOD:Amazonプライム・ビデオ(2018年1月26日時点では視聴可)

小学生の頃に観て、「私の夢の中にもフレディが出てきたらどうしよう…」としばらくの間私を怯えさせることになったホラー映画。
この1作目を皮切りに、シリーズとして7作の作品が製作され、2010年には本作のリメイク版も公開されています。
実は、あのジョニー・デップが映画初出演したのもこの作品で、なんとも痛々しい最後を遂げる高校生を初々しく演じています。
右手にはめた鉄製の爪を武器に、人々を血祭りにあげていくフレディは、80~90年代に『13日の金曜日』のジェイソンと並ぶホラーの主役として人気を集め、2003年には『フレディVSジェイソン』という映画まで作られたほどです。
そんなフレディが大暴れするシリーズの記念すべき第1作目、フレディの暴虐を紹介します!

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あらすじ

フレディは夢の中で姿を現す

入念に手入れされた長い鉄の爪…、それは爪というよりも5本の鋭い刃物だ。
じめじめした長い通路を走る女の子、そしてどこからともなく「ティナ…」とささやく声が聞こえる。
通路から配管だらけの狭い場所へと迷い込む女の子のすぐ近くに長い鉄の爪の男が迫る。


つかまった!と思ったときに目覚めると、彼女のナイトローブは引き裂かれていた…。
「1、2、フレディがくるぞ。3、4、ドアにカギかけて。5、6、十字架を握りしめ。7、8、夜じゅう起きてよう…」
縄跳びの数え歌は、まさにフレディの悪夢を歌っている…。

ティナが最初の犠牲者に…

ティナのママが2日間留守にするということで、怯えるティナのところに、友達のナンシーとグレンが泊まりにくる。
ティナは赤と緑のセーターの鉄の爪男に追いかけられた夢を見たのだが、ナンシーも同じ夢を見たことがわかる。
すると、窓ガラスを爪で叩くような音が…。
不審に思ってみんなで外に出ると、ティナのボーイフレンドのロッドがグレンにタックルしてきた。
ロッドとティナはママのベッドでイチャイチャし、ティナの部屋でナンシーが寝ることに。
枕もとの壁にかけてあった十字架が落ちる…そして、ナンシーが寝ているところの枕もとの壁から、人の顔と手が浮き上がるように飛び出してくる…!
…が、ほどなくして、何事もなかったかのように、壁は元通りに戻った…。

ティナが眠る部屋で、窓を何かで叩くような音がして、ガラスにヒビが入ると「ティナ…」とささやくように呼ぶ声が聞こえてきた。
起き出して外に出たティナは、呼ぶ声が聞こえる方へと歩いていくと、帽子をかぶった異様に手の長い男が現れ、その手に鉄の爪がはめられていることに気づく。
男は自分の指をその爪で切り落とし、指からは緑色の血が噴き出すではないか!
近くに迫ってきた男の顔をとっさにつかむと、その顔の皮がはがれてしまう。
ティナと男の攻防は夢の中で繰り広げられており、ベッドの上のロッドの横でティナは激しく暴れている。
すると突然、ティナの胸から腹にかけて、4本の爪痕が現れて切り裂かれてしまった。
ティナの体はそのあと空中に浮かんだかと思うと、壁に叩きつけられたうえ、天井をのたうちまわり、やがて血まみれで床に落ちて息絶えた…。


凶器も見つからない凄惨な犯行は、結局一緒の部屋にいたロッドが犯人だということにされる。
そのロッドは現場から消えていた…。

ナンシーにもフレディが忍び寄る

翌朝ナンシーは学校に登校しようと家を出たところ、ほどなくしてロッドが現れる。
ティナが殺されたときに一緒に部屋にいたロッドだが、部屋には彼のほかにも誰かがいたのだと言い張るロッド。
そこに警察が駆け付け、ロッドは取り押さえられる。

学校で文学の授業中、うとうとするナンシー。
ふと教室の外に出ると、死体袋に入ったティナと血だまりが廊下に見え、ナンシーはその後を追う。
ティナは袋に入ったまま、誰かに引きずられていっており、その血のあとをナンシーが辿っていくと、生徒立入禁止となっている地下へと続いている。
そこに、ついにフレディが現れた!


爪で自分の胸元を切り裂き、そこから緑の液体と蛆虫があふれ出す…。
爪を柵に押し当ててすべらせ、キーキーと不快な音を出すフレディは「殺してやる」とナンシーに迫るのだった。


熱いパイプに腕を押し当ててやけどをしてしまい、ナンシーは悲鳴を上げて目を覚ますと、そこは教室…だが、その腕にはやけどの痕が残っていた…。

さらにナンシーに魔の手が…!

留置所にいるロッドに会いに行くナンシー。
ロッドはティナが自分の目の前で、見えない4本のカミソリで切られたのだと主張する。
ティナが見たという夢を、その前の晩に自分も見たとロッドは語り、男は右手に4本のナイフをはめていたと聞いたナンシーは、怯えてそこを立ち去る。

自宅でお風呂に入るナンシーは、つい寝入ってしまう…。
すると、あの爪をはめた手が、湯舟の底からゆっくりと出てくる…!


母親に名前を呼ばれてナンシーが目を覚ますと、その右手は消えるのだが…またナンシーが眠りに落ちてしまったとき、ナンシーは風呂の中へと引きずり込まれてしまい、より深いところまで連れて行かれそうになるが…、すぐに目を覚まし、なんとか事なきをえた…。

次の犠牲者は…?

ナンシーの部屋にグレンが窓から忍び込んできた。
ナンシーはグレンに、「ある人を探しにいくからボディガードになってほしい」と頼み、明かりを消すようにと指示する。

家の外にパジャマ姿で出て行くナンシー。
グレンはそばでつかず離れずの位置でそのあとをついていく。
警察署の地下にある留置所のロッドのところにフレディがやってくるのを見たナンシーは、グレンを呼ぶが現れない。
自分の部屋に戻ると、グレンはベッド脇のイスに座って寝てしまっている。
フレディともみあいになり、いよいよ刺されてしまう…!というときに、目覚まし時計が鳴って目が覚め、事なきを得たナンシー。
グレンにはうなされたら起こすようにと伝えていたのに、眠りこけていたグレンをナンシーは責める。

ナンシーは警察にむかい、ロッドへの面会を頼むが、その間に、留置所のベッドで眠るロッドに、ロープ上になったシーツがまるでヘビのように巻き付いて首を絞める。


シーツはどんどんと檻の上へと伸びていき、ロッドは首を吊る格好になってしまった。
直後に現場にみなが駆け付けるが…ロッドはすでに息絶えていた…。
警官であるナンシーの父は、ナンシーに犯人のことを尋ねる。
誰かは分からないが、帽子をかぶって顔にはやけど、赤と緑のセーターを着て指にナイフをはめているのだと伝えると、ナンシーの父は何かを思い出したようなそぶりを見せる…。

フレディの正体が判明

ナンシーは病院へと連れて行かれ、就寝時の脳波を測定、監視される。
ナンシーが暴れ、脳波も異様な数値を示すと、腕には切り傷、そして夢の中でひったくったという古い帽子がベッドに現れた。
そして、その帽子には『フレディ・クルーガー』の名前があった…。
その名前を見て、ナンシーの母親も驚きの表情を隠せない。
「フレディ・クルーガーは現れないわ。死んだのよ」というナンシーの母親。
とにかく眠るようにという母親に怒って、ナンシーは外へ出る。

グレンと夢の話をするナンシー。
悪夢を見たらわめいたりせず、魔法の世界をのぞいてやるという気持ちで開き直り、背を向けてエネルギーを奪えば消えるはずだというグレンに、「消えなかったら?」とナンシーは聞き返す。
「永遠に目が覚めないだろうな」

自宅に戻ったナンシーは、自分の部屋の窓に鉄格子がはめられていることに気づく。
そして、母親に地下室に呼ばれ、フレディの正体を聞かされるのだった…。
フレディは近所の子ども20人を殺した殺人鬼だが、書類の不備でフレディは釈放されてしまう。
フレディは子どもたちを殺したボイラー室で発見され、殺された子どもの遺族たちが彼の周りにガソリンをまいて火をつけ、彼が焼け死ぬのを見届けたのだという。
そして、ナンシーの自宅の地下にあるストーブのなかには、フレディのあの爪があることも母親が告白するのだった。

ついにグレンにもフレディが襲い掛かる

丸7日間寝ていないというナンシーのところにグレンから電話がかかってくる。
ナンシーは夢から殺人鬼を引きずり出すから手伝ってほしいとグレンに頼む。
方法は、夢でうなされたら起こし、引っ張り出したときにバットで倒すというシンプルなもの。
真夜中までは絶対に寝ないで、とグレンに頼むが、ヘッドフォンをつけてテレビを見ているにも関わらず、グレンは寝落ちしている…。


真夜中10分前、ナンシーがグレンに電話をかけるも、グレンは寝てしまっていて気づかず、電話に出たグレンの両親に電話を切られてしまった。
ナンシーのところに電話がかかってきて、すぐに受話器を取ると、聞こえてきたのは金属の爪が配管をこする音だ…!
電話線を引っこ抜いたにも関わらず、また電話が鳴る。
電話の主はフレディで、受話器からは生々しい舌が出てきて「お前のボーイフレンドだ」と言う。
玄関からナンシーは外に出ようとするが、母親がロックをかけており出られない。

真夜中になり、テレビとともにグレンはベッドに飲み込まれてしまう。
そして、ベッドにぽっかりと開いた穴から、大量の血がすごい勢いで天井へと噴き出した。


警察が駆け付けるが、その血はあまりにも大量で、1階にも滴り落ちてくるほどだ…。

最後の決戦

ナンシーは父親に電話をかけ、自分が夢の中からフレディを連れてくるから、今から20分後に扉を破ってくるようにと頼む。
自宅のいたるところに手製のワナを仕掛けるナンシーは、母親に愛していると伝え、神に祈りを捧げてからベッドで眠りにつくのだった…。

下の階に下り、地下室へ行くと、ストーブの中から鉄の爪を出そうとするのだが、そこからはすでに爪は消えていた。
さらに下へと続く階段を下りていくと、ボイラー室へと出る。
ナンシーはフレディの名を呼ぶが、答えはない…。
すると突然、フレディが姿を現す!
ある階段から飛び降りると、そこは家の庭。
現れたフレディをつかんだところで、ナンシーは目覚まし時計で目を覚ます。
暗い部屋には誰もいないように見えたが、ベッドの陰からフレディが現れた。
ナンシーは寝室から出て、それを追いかけるフレディだが、ナンシーが仕掛けた数々の罠にかかる。
フレディはひるむも、倒されるまでには至らない。
ナンシーはフレディを地下へと誘い込み、そこでフレディに火をつける。


地下でフレディは燃え尽きたように思えたが、燃える足跡が2階へと続いているではないか…!
なんとフレディは母親の首を絞めていて、それを見た父親はシーツをかぶせて火を消すのだが、シーツを取るとフレディもろとも母親はベッドに吸い込まれるように消えてしまった…。
だが、しばらくするとフレディがシーツを突き破って現れる。
フレディに背を向けたまま「これは全てただの夢だ。実在しない。ママと友達を返して。エネルギーを奪い返す。お前は幻影だ」と言うと、フレディは消滅したのだった!

フレディは、まだ…???

ある日の朝。
グレンの運転する車に、ロッドもティナも一緒に乗って、家までナンシーを迎えにやってきた。
ナンシーが乗り込むと、車の幌が閉まり、その模様はフレディのセーターと同じ赤と緑の縞模様ではないか…!


勝手に窓も閉まり、車は勝手に走り出す。
ナンシーは車の中から母親に助けを呼ぶが、母親は気づく様子もなく、玄関で手を振っている。
家の中から手が窓を突き破り、手を振っていた母親も家の中へと引き込まれていった…。

まとめ・感想

80年代に小学生だった私にとって、怖いキャラ2強は、やっぱりフレディとジェイソンでした。
テレビの●●洋画劇場や▲▲ロードショーでしょっちゅう放送してくれていたし、なんせ続編に次ぐ続編が製作されてもいたので、90年代になってもホラー映画の代名詞だったように思います。
無口で冷酷なジェイソンに対して、フレディはどこかコミカルなところもあり、怖いもののなんだか憎めないようなところもありました。
フレディ・クルーガー演じるロバート・イングランドが、どこか優し気な雰囲気だったからなのかもしれません。
…とはいえ! 今回改めて記念すべき1作目を見てみたら、今となってはとにかくチープなスプラッタームービーでフレディがなぜ高校生を襲うのか、まったくの謎!
チラリとフレディが何者か、ということも語られるのですが、いまいちはっきりしないし、なんで主人公のナンシーの母親が、そのフレディの爪を持っているのかもミステリーのまま。
それがある意味、功を奏して続編がたくさん作られたということにもなるのかもしれないけれど…。

とにかくフレディは残虐でやりたい放題!
いちばんはじめの犠牲者になるティナなんか、とんでもない殺され方で、殺人鬼不在の部屋の中を天井までのたうちまわる姿などは、どこか『エクソシスト』を思い出させる気もしました。
留置所のロッドの殺し方はちょっとオカルト風だったりもするのですが、グレンの最期に至っては、『シャイニング』のエレベーターから流れ出す血の洪水を思い出すぐらいの、血の噴水!
とんでもない殺され方なのは間違いありません。

ところが、まさかのナンシーの反撃に合ってしまうフレディ。
ナンシーは、フレディと対峙するために、合気道からワナの作り方まで独学で学ぶほどのガッツの持ち主であっぱれです。
往々にして、ホラー映画で最後に勝つのは女の子で、しかもめっぽう強いですね(笑)。

ちなみに、この映画を監督したのはウェス・クレイブン。
意外にも『エルム街の悪夢』シリーズに関しては、1作目ともう1作だけしか監督していないんです。
でも、1996年に『スクリーム』を監督して、90年代の新たなホラー映画の潮流を作り出しました。

ところで、2020年を間近に控えた今となっては、あまりにもチープに映る本作ですが、この映画が見る価値ありだと思う理由の1つは、あのジョニー・デップの映画初出演作だから!
当時20歳そこそこの、わか~いデップ様が高校生役をみずみずしく演じていて、出てきた瞬間に「若っ!」と思わず叫んでしまったほど。
…でも、最後はとんでもない殺され方をしちゃって、ありゃまぁ…(笑)と、これまた思わずのけぞってしまったのですが。

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