「エターナル・サンシャイン」のあらすじ・感想・ネタバレ~もし、記憶から消してしまってもまた恋をする?~ | VODの殿堂

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「エターナル・サンシャイン」のあらすじ・感想・ネタバレ~もし、記憶から消してしまってもまた恋をする?~

   
 

タイトル:「エターナル・サンシャイン」
公開:2004年
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジム・キャリー/ケイト・ウィンスレット/キルスティン・ダンスト/イライジャ・ウッド 他
閲覧したVOD:dTV(2018年11月10日時点では視聴可)

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットによる不思議な視点で描かれた一風変わった恋愛映画「エターナル・サンシャイン」。

ジム・キャリーと言えば「トゥルーマン・ショー」で知られる日本でも大人気のコメディ俳優ですが、この映画では得意の顔芸も封印し、内気で面白味のない真面目な男を演じています。

一方、「タイタニック」で大ブレイクしたケイト・ウィンスレットはこれまで時代物の作品が多かった中、今作では自由奔放でエキセントリックな現代女性を見事に演じ、アカデミー賞の助演女優賞にもノミネートされました。

演技派である二人がさらに新境地を開いたこの映画は夢と現実が入り混じったファンタジックな作品。
だけど恋愛の痛さや切なさを突いてくる内容と、斬新な手法で撮影された映像にグイグイ引き込まれます。

今もなお世界中で愛される恋愛映画の逸品!
では、あらすじと感想をまとめてみましたのでご覧ください。

『エターナル・サンシャイン』配信先一覧
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Amazonプライム・ビデオ
※配信状況は2019年10月16日(水)時点のものです。
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【あらすじ】

「モントークでの出会い」

一人の男が自宅の部屋で目覚めます。
彼の名はジョエル(ジム・キャリー)。なんともいえない目覚めの悪さに加え、駐車場に停めてある車にはぶつけられた跡が。
モヤモヤしながら会社へ向かジョエル、しかも衝動的に会社をずる休みして「モントーク」という街へ向かいます。

そこで出会った青い髪の個性的な女性、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)。
ジョエルとは見た目も性格も正反対で二人の会話もあまり噛み合いませんが何故か二人は惹かれあい恋に落ちてしまうのでした。

「忘れたいほど好きな人」

場面は変わり、泣きながら車を運転するジョエル。
二人は些細なことで喧嘩をし、仲直りのためにバレンタインプレゼントを持って彼女の働く本屋に向かうとクレメンタインはジョエルを初対面の客のように扱い、しかも傍らには新しい恋人が!

実は、クレメンタインはジョエルの記憶を無くす施術を受けていたのでした。
自分を忘れてしまった彼女を想い続けるのは耐えられない…
ジョエルは自分もその施術を受ける決意をし、その施術を行った「ラクーナ社」を訪れるます。
ラクーナ社では忘れたい辛い記憶だけを消去することが出来る技術を持った会社だったのです。

「記憶の中での逃亡」

いよいよ、クレメンタインの記憶を消去する施術の日。
ジョエルは指定された薬を飲んで自宅で寝ている間に行われます。
ラクーナ社からやってきた技師のスタンとパトリック、そしてスタンの恋人でラクーナ社の受付のメアリーも途中からやってきます。
パトリックはなんとクレメンタインの新しい恋人!
クレメンタインの記憶消去の施術の時に彼女に一目ぼれをし、ジョエルを真似て彼女を誘惑したのです。

施術の間中、ジョエルはクレメンタインとの記憶の海を彷徨います。
真逆の性格なので衝突も多かったけれど、だけど幸せな思い出も沢山ある…
ジョエルはやっぱり彼女を忘れたくないと記憶の中で「やめろ!」と叫びますが、起きることは出来ず施術は進んでいきます。

記憶の中のジョエルはクレメンタインを消されないよう考えます。
ラクーナ社が消すのは彼女との記憶、クレメンタインは自分が存在していない記憶の中に隠れればいいと提案し、二人はジョエルの子ども時代の記憶へと逃亡するのでした。

「さよなら、愛してる…」

その作戦が功を奏し、ラクーナ社が作成した記憶図から隠れることが出来たクレメンタイン。
作業は途中で中断されパニックになるスタン、そしてメアリーは記憶消去施術の産みの親である博士を呼ぶように言います。
一時は隠れることに成功した二人でしたが博士の操作でまた見つかってしまい、記憶消去は続行されるのでした。

博士が来てからメアリーの様子が何やらおかしい。
スタンが席を外すと、メアリーは抑えきれないように博士にキスをし「前から好きだった」と告白するのです。
しかし、実はメアリーは以前から博士と不倫関係にあり博士を忘れるために記憶消去の施術を受けていたのでした。
その事実を知らされたメアリーはある決断をします。

ジョエルとクレメンタインは結局逃げ切ることは出来ませんでした。
記憶の中で二人は初めて出会ったモントークで別れます。

「さよなら、愛してる」
そして、
「モントークで会いましょう」と…

「また出会う二人」

翌朝、ジョエルは自宅の部屋で目覚めます。
何とも言えない目覚めの悪さと車の傷、そして衝動的にモントークへ…

そう、冒頭での出会いはお互い記憶を無くした二人の二度めの出会いだったのです。

そうとは知らずまた付き合い始めた二人の元へラクーナ社から荷物が届きます。
差出人はメアリー、彼女は記憶を消去しても何の意味も無かったとわかり、全ての客に施術前に消したい記憶を語ったカセットテープと押収した思い出の品を返却したのでした。

カセットテープにはお互いが嫌に感じていた部分も容赦なく語られています。
自分達の過去を知り愕然とする二人、しかも記憶を消したのにすぐに出会ってしまった。
このまま付き合ってもまたいずれは同じような結末になるのではないかと悩む二人。
険悪な空気になり「もうここにはいたくない」と出ていくクレメンタイン。
ジョエルも、彼女とは言葉が通じない、と過ごした時間がムダだったと思い始めます。

本当にムダだったのか…?
記憶の中で共に必死に逃げた二人、決して消したくない幸せな時間を過ごしたのではないか…
ジョエルはクレメンタインを引き留めます。
「嫌う理由がない」と言うジョエルに「今にイヤになるわ、そして私は息が詰まるの」と苦し気に言い放つクレメンタイン。
しかしジョエルは柔らかな表情で一言「いいさ」と告げます。
その一言に強張っていた表情を崩し泣き笑いしながら「そうね」と言うクレメンタイン。二人は全てを受け入れ心からの笑顔で見つめ合うのでした。

感想

かなり面白かったです!!
最初は設定からしてもっとファンタジーな恋愛映画と思ってましたが、ジョエルとクレメンタインの恋愛が超リアルで「あ~!わかるわ!」って唸りっぱなし。
二人の関係の倦怠感とか、変なとこで気を使ったりイライラしたり、些細なことで爆発してしまう爆弾を抱えたような関係、もう本当に恋愛って厄介だ~、面倒だ~って共感しまくってしまいました。

でも、なかなか別れられない。
他の対人関係と違って恋人との関係ってすごく不思議。
100の面倒な事や嫌なことも一つのの、いや一瞬の幸せでリカバリー出来ちゃうんですよね。
人はこれを「愛」という(笑)
そういう恋愛の魅力をこの映画は「記憶を消去する」という変わった設定で、たとえ記憶が消えてしまっても愛する気持ちって消えないんだな、っていう解りやすい形で見せてくれました。
だって、ジョエルは記憶消えた翌日にもうクレメンタインと会って好きになっちゃうんだもん。
早すぎか!ってツッコんじゃいましたよ(笑)

この映画は映像もすごく魅力的。
CGを使わずにアナログな手法で撮影されたようで、それが映像に生きている気がします。
二人が記憶の中を逃げまくるシーンは、カラクリ箱みたいで、この映画は鑑賞中に5分くらい寝てしまったら全く付いていけないかもしれないです(笑)
無理な設定のようで無理やり感全くないし、脚本も監督もうまいなぁとここでもまた唸ってしまいました。

主演の2人の演技も最高でした。
私、ジム・キャリーはこの映画のジョエル役が一番好きかも。
真面目でナイーブな男をすごく繊細に演じてて、面白いことやってもやや滑ってるとことか人気コメディアンなのに完全にジョエルになってるなって思いました。
ケイト・ウィンスレットもエキセントリックなクレメンタインがすごく似合ってて、すごく可愛い女性でしたね。
真逆の2人だけど惹かれあうのがすごく解る、恋愛って気が合うとか趣味が合うとかじゃなくって、なんかこうピッタリとハマる部分があるんですよね。
ジョエルとクレメンタイン、すごく恋人って感じしました。

それと、メアリー役のキルスティン・ダンストも良かったです。
メアリーのエピソードはこの映画にとってすごく重要だし、恋愛の業っての考えさせられます。

もし、人生をやり直せたとしても、以前の記憶がなかったら人は同じことをしてしまうのではないか?
同じような失敗をして同じような悩みを持つのかな…
記憶を消しても自分は自分だし、やっぱり同じ人を好きになってしまうのかも。

恋愛は痛いけど、でも愛しい。とても、とても素敵な映画でした!

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