若手演技派女優、二階堂ふみが演じている役柄は千差万別!体当たりな演技と妖艶な魅力の彼女を楽しめる作品はコレだ!【動画情報あり】 | VODの殿堂

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若手演技派女優、二階堂ふみが演じている役柄は千差万別!体当たりな演技と妖艶な魅力の彼女を楽しめる作品はコレだ!【動画情報あり】

   
 

演技派として数々の話題作に出演し高い評価を得ている女優、二階堂ふみさん。

若くして、鬼才と呼ばれる監督たちのさまざまなジャンルでの”クセのある役”を見事に演じています。

二階堂さんが人見知りせず好奇心旺盛ですぐに行動するタイプなのは、芸能界向きなのかもしれません。

どんな役柄もこなすので、ジャンルやイメージが定着しないのは彼女のスゴイところ。

さまざまな作品に出演して多くの賞を受賞し、実力ある女優として確固たる地位を築いています。

演じる役柄によって全く異なる顔を演じることができる二階堂ふみさんについて、見ていきましょう。

二階堂ふみの略歴

12歳のときに、「沖縄美少女図鑑」に掲載されたグラビアを見たマネージャーにスカウトされ、芸能界入りを果たします。

その後、小中高生に人気のファッション雑誌「二コラ」の専属モデルとして活躍し、13歳のときにドラマ『受験の神様』で女優デビュー。

幼いころから映画好きな母親に連れられてよく映!画を観に行き映画女優を志していたという二階堂さん。

着実に女優への道を歩んでいった二階堂ふみさんの芸歴を見てみましょう。

・2009年:役所広司さんの初監督作品である映画『ガマの油』でヒロイン役に抜擢され映画デビューし、「ポスト宮崎あおい」として関係者の注目を集める

・2011年:映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』で映画初主演を果たす
同作で、第3回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞と第26回高崎映画祭 最優秀助演女優賞を受賞する
同年、映画『ヒミズ』が第68回ヴェネツィア国際映画祭に出品され、最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を染谷将太と共に日本人初の受賞をする

・2013年:映画『ヒミズ』『悪の教典』で、第36回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞する
映画『脳男』『地獄でなぜ悪い』『四十九日のレシピ』では、第35回横浜映画祭および第56回ブルーリボン賞の助演女優賞を受賞する

・2014年:映画『私の男』で、活躍が期待される若手俳優に贈られるニューヨーク・アジア映画祭ライジング・スター・アワードを受賞する

・2015年:将来有望な俳優に贈られるエランドール賞新人賞を受賞する

芸能界入りしてすぐに銀幕デビューを果たし、さらには数々の賞を総なめにするほど活躍している二階堂さん。

”何にでもなれる”演技力の高さは、業界でも有名です。

2012年には大河ドラマ『平清盛』に出演を果たし、2018年の大河ドラマ『西郷どん』では西郷隆盛の二番目の妻を好演し、主演の鈴木亮平さんに「感性のバケモノ」と賞賛されました。

2019年に公開された映画『翔んで埼玉』では日本アカデミー賞主演女優賞に選ばれされ、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』では助演女優賞に選ばれています。

翔んで埼玉』でのぶっとんだ演技と『人間失格 太宰治と3人の女たち』での妖艶な演技の対比がスゴイですよね~。

また、バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』では、「グルメチキンレース・ゴチになります!」に2016年から2年間レギュラー出演するなど、活動の幅を広げています。

その他にも二階堂さんは、いくつかのファッション誌や「小説新潮」で連載を持つなどの文筆活動を行ったり、写真家デビューもしている多彩な才能の持ち主。

多忙な女優業をこなしながら、興味あることをとことん追求するハングリー精神を持っているのがわかりますね。

きっと、古い映画や写真などへの深い造詣と知識が彼女の魅力を増幅させ、二階堂さんの活躍に貢献しているのでしょう。

代表的な出演作品

デビュー以来、個性豊かな女性を数多く演じてきた二階堂ふみさん。

10代から堂々と女優として活躍し、多くの作品に出演してさまざまな役柄を演じているため、まだ20代半ばとは驚きです。

体当たりな演技で過激な一面を見せる一方で、キュートさも併せ持っているのが彼女の魅力。

本当に役によってコロコロとイメージが変わります。

そんな彼女の代表的な出演作品について紹介します。

ヒミズ(2011)

「ヤングマガジン」で連載されていた古谷実の漫画を『新宿スワン』の園子温監督が実写映画化した作品です。

原作漫画とは設定が異なっており、震災後の日本を舞台に、ごく平凡な少年と少女がある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへ激変する様子を描くストーリー。

普通に生きることを願っていた主人公の祐一を染谷将太さんが、祐一に恋心を抱くヒロイン景子を二階堂さんが演じています。

染谷さんは園監督が好きで、二階堂さんは原作のファンということで、二人ともオーディションに合格しての出演となりました。

殴り合ったり罵り合ったり、水濡れや泥まみれなど過酷なシーンが多かったにも関わらず、撮影以外ではキャストやスタッフとほのぼのした雰囲気で過ごすことができたそう。

「体の傷や痛み、寒さなどは役に体を貸している以上、気になるところではなかった」と語る二階堂さん。
さすがの女優魂!根性座ってますね。

「自分が強く変わり、女優としての覚悟が決まった」という本作。

ワンランク上のステージに上がることになった二階堂さんの分岐点となる作品です。

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※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。

私の男(2013)

直木賞作家である桜庭一樹さんのベストセラー小説を『夏の終り』の熊切和嘉監督が映画化した作品です。

第36回モスクワ国際映画祭 コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞し、第69回毎日映画コンクール 日本映画大賞を受賞したR15指定作品。

震災で孤児になった少女花と花を引き取って育てる男が、空虚な心を抱えながらも寄り添いながら生きていく姿を描いた物語。

二階堂さんは15歳で原作に出会い、”運命の役”と言うほど思い入れが強い少女花を熱演し、父親を浅野忠信さんが演じています。

二階堂さんが18歳になるのを待ってクランクインし、父親役である浅野さんと濃厚な濡れ場に挑戦しています。
18歳で…すごい度胸ですよね。

実の父親だと知りながら近親相姦を繰り返す歪んだ関係に殺人事件が絡んでくる衝撃の展開に、目をそらしながらも嫌なもの見たさに釘付けになってしまう作品です。

濡れ場だけでなく、スタントやCGなどは使わず極寒のオホーツク海に3度飛び込み臨場感を出したという二階堂さんの女優魂、必見です。

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※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。

ふきげんな過去(2015)

前田司郎さんが脚本・監督を務めたオリジナルストーリーで、二階堂さんと小泉今日子さんが母娘役でW主演している作品です。

18年前に死んだとされていた母親の未来子が、高校生の果子の前に突然姿を現すことから始まるひと夏の物語。

二階堂さんは、日常を死ぬほど退屈に感じている果子を等身大に演じています。

思春期独特の「なんかイライラする」という果子の感情は自分も通ってきた道であり、自分の過去と向き合うような役柄だったと二階堂さんは後に語っています。

そう、果子は過去にかかっており、未来子は未来にかかっている…という伏線。
忌み嫌う実母は、果子の未来の姿なんじゃないかな。

撮影中、小泉さんのことを本当のお母さんだと感じる瞬間がたくさんあったという二階堂さん。
取っ組み合いとか話の掛け合いとか、本当に母娘に見えるからスゴイ!

教訓めいたものはなく、ちょいちょい台詞で惹きつけられる不思議な世界観が広がる作品。

人によってそれぞれの解釈ができる正解のないお話だなと筆者は感じました。

終始不機嫌な二階堂さんの表情がかわいいですよ(笑)

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※配信状況は2020年4月30日(木)時点のものです。

何者(2016)

朝井リョウさんの直木賞受賞作を『愛の渦』の三浦大輔監督が映画化した作品です。

就活中の5人の大学生が、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励み、本音や自意識によって人間関係が徐々に変わっていく様子を描いたストーリー。

自分が「何者」か模索する5人の大学生には、二階堂さんの他に主役の佐藤健さん、菅田将暉さん、岡田将生さん、有村架純さんと豪華な面々が勢揃い。

クランクイン前にキャストの皆で、実際の就職活動の流れに沿ってエントリーシートを書いたり、筆記試験、集団面接、グループディスカッション、最終面接を経験したとのこと。

二階堂さんは、就活において模範生の”意識高い系”女子をリアルに演じています。

学生なのに名刺を作ったり肩書を名乗ったり、自分の意見を押し通すプライドの高い女の子を演じているのですが、「いるいる!」とどこか寒いキャラクターなんです。

これから就活する人は見ない方がいいかも…と思うほど、リアルで生々しい就活が描かれている本作。

友達の内定を心から喜べず、「一番頑張っているのは私なのに!」と体からじわじわ溢れ出てくる二階堂さんのリアルな演技、必見です。

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※配信状況は2020年1月1日(水)時点のものです。


蜜のあわれ(2016)

室生犀星が1959年に刊行した幻想小説を『ジャニダールの花』の石井岳龍監督が映画化した作品です。

あるときは少女あるときは金魚の愛くるしいヒロインと老作家の同居生活に怪しげな過去の女が加わり、不思議なストーリーが繰り広げられる文芸ファンタジー。

二階堂さんは自分のことを「あたい」と呼び、金魚でもある少女の赤子を演じ、「おじさま」と呼ばれる老作家を大杉漣さんが演じています。

妖精のようなかわいらしさから大人っぽいニュアンスまで幅広い女性像を要求される役柄を、二階堂さんが見事に演じ切っているんです。

高校時代に原作を読んだ二階堂さんが「ずっと思い続けていた作品」だという本作。
出演を熱望していただけありますね。

小悪魔的でコケティッシュ、生意気だけど無邪気な金魚の赤子がとにかくかわいい!

笑って、怒って、泣いて、踊って…コロコロ変わる表情が観ていて楽しくなります。
きっと赤子は二階堂さんにしかできない役だろうなと思ってしまいました。

昭和の文豪の作品を平成生まれの二階堂さんがエロティックにかわいらしく魅せてくれています!

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※配信状況は20209年4月30日(木)時点のものです。

その他の出演作品

二階堂ふみさんが出演している作品を集めました。
見放題配信している動画配信サービスをまとめて紹介します。

・王様とボク(2012)
U-NEXTHuluAmazonプライムビデオ

・悪の教典(2012)
U-NEXTHuluAmazonプライムビデオ

・地獄でなぜ悪い(2013)
U-NEXTHuluAmazonプライムビデオ

・四十九日のレシピ(2013)
Hulu

・渇き。(2014)
U-NEXTdTV

・東野圭吾「変身」(2014)
U-NEXTHulu

・日々ロック(2014)
U-NEXTHuludTV

・終戦69年ドラマ特別企画 遠い約束~星になったこどもたち~(2014)
Hulu

・この国の空(2015)
U-NEXT

・SCOOP!(2016)
U-NEXTAmazonプライムビデオ

オオカミ少女と黒王子(2016)
AmazonプライムビデオdTV

・がっぱ先生(2016)
Hulu

・しあわせの記憶(2017)
U-NEXT

・フランケンシュタインの恋(2017)
Hulu

・ドラマSP 探偵物語(2018)
U-NEXTAmazonプライムビデオ

10代から難しい役柄を演じてきた二階堂さんですが、最近はめっきり色っぽさが増し大人の女性としての魅力が出てきましたよね。

そして、2020年度前期の朝ドラ『エール』で朝ドラ初出演をすることが決まりました!

なんと、二階堂さんはオーディションの応募者2,082人の中から主演の窪田正孝さんの相手役であるヒロインに選出されたんです。

二階堂さんクラスの女優さんでもオーディションを受けるんですね~。

映画『何者』でのインタビューで二階堂さんが「自分の仕事はオーディションを受けて決まるから、一生就活中です」と語っていたのを思い出しました。

いろんな賞を取ろうが人気者になろうが、おごり高ぶらずに常に挑戦していく人なのでしょう。

「この作品に携わりたい」と思ったら新人の中に入ってでもオーディションを受けそう(笑)

出演したい映画の監督に対して逆オファーもしたというエピソードもあるくらいですからね。

そんなハングリーな女優魂を持っている二階堂さんの今後の作品も楽しみですね!

まとめ

ものすごい勢いで女優の道だけでなく、文筆活動や写真家などの仕事も行ってきた二階堂さん。

ゆずの楽曲である「守ってあげたい」のMVでバレリーナを熱演したり、多忙のため一浪して慶応義塾大学に合格するなど、努力の人でもあるんです。

昔の映画を観たり文学作品を読んだりと常に学びを忘れない前向きな姿勢は、彼女の演技にかける熱量のスゴさを表しています。

二階堂さんの現在に至る活躍は、天性の感性と努力の賜物なんですよね。

20代にしてすでに演技派女優として認識され、大物女優としての貫禄を持っている二階堂さん。

まだまだ計り知れない魅力が引き出されていくであろう今後の活躍にワクワクが止まりません!

二階堂ふみさんがヒロイン役に!NHK連続テレビ小説『エール』についてはこちら



 

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