2019年11月6日、ユーキャン新語・流行語大賞のノミネート語が発表されました。
今までは「そんな言葉流行したっけ？」というものがちらほら見られたのですが、今年はどれでも聞いたことがある印象ですね。
10月にラグビーW杯で流行語を量産したような気もしますが（笑）

『あな番（あなたの番です）』『翔んで埼玉』がドラマ・映画からノミネートされましたね。
ドラマ中の決めゼリフなどからノミネートされることもあるのですが、今年は本当に少ない…。

『あなたの番です』はhuluで配信中。
『翔んで埼玉』はU-NEXTとdTV、Amazonプライム・ビデオで配信されています。
そして流行語大賞に合わせたわけではないと思いますが、12月28日夜8：00よりWOWOWで独占初放送されます！

年末までに少しお話をおさらいしておきましょう。

原作はパタリロの漫画家【魔夜峰央】

『パタリロ！』の漫画でおなじみ、魔夜峰央さんが原作の作品です。
しかし未完のギャグ漫画なので、漫画で結末を知ろうと思っても無理なのであります。

二階堂ふみさんとGACKTさんのW主演で、GACKTさんはこんなギャグ漫画に出演しちゃうの？って話題になりましたね。
二階堂さん、相変わらずお美しい…、と思っていたら、れっきとした男性役なんです！
GACKTさんと恋をする相手役（BLだけど）を探そうとしたら、女性を持ってこなければ釣り合わなかったかも、と筆者は思ってます。

出演者のメイクが派手なのは、原作がパタリロの作者ということことを考えれば納得できます。
あー、あのタッチを表現しようとしたら、このメイクになるよねー、って。
40歳オーバーの人にはわかってもらえる世界観かもしれません。

埼玉県民大喜び！徹底的に埼玉をディスる！

「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ！」
こんな衝撃的なセリフが、『翔んで埼玉』の予告では繰り返し流れていました。

関東に住んでいない筆者は、テレビの中でしか関東圏のマウンティングのことを知りません。
それでも「こんなこと言ったら埼玉県民怒るんじゃないの…？」と思っていました。
きっと製作者側もそのあたりは心配していたのではないでしょうか？

しかし上映されると大ヒット！
特に埼玉では熱狂的に盛り上がり、現在でも放映中の映画館があるそうです。

徹底的に埼玉をディスった内容なのですが、埼玉の人はもちろん関東圏の人にも”あるある”と思わせることが多数盛り込まれています。
そしてヒットした理由は、ただの悪口でなく“愛のあるイジリ”だったからではないでしょうか？

埼玉のことばかりでなく、東京に対する千葉や神奈川の立ち位置をうまく表現しているんです。
「通行手形」の存在が、この作品のキーポイントでもあると思うのですが、それが現在の県民感情に似たものを感じるのかもしれません。
筆者は群馬に人が立ち入らない理由というのも、結構納得してしまったんですけどね（笑）

関東にゆかりがない人でも「関東の力関係ってこんな感じなんだ」という視点で見ることができると思います！

頭空っぽにしてガハハと笑って年納めとしよう！

12月28日なんて年末の忙しいときに放送なんて！と筆者は思ってしまいました。
でも考えようによっては、仕事納めは前日に終わっているだろうし、難しいことを考えずに笑って年末過ごすには、ピッタリの映画と思うのです。

新語・流行語大賞にノミネートするくらい話題になった映画を見ずして年は越せません（笑）
ギャグ漫画に抵抗ある人でも、映像として見るとまた変わってくると思うので、この機会に【魔夜峰央】ワールドを楽しみましょう！

監督：武内英樹
脚本：徳永友一
原作：魔夜峰央
製作：若松央樹、古郡真也
出演者：二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌、竹中直人、京本政樹
音楽：Face 2 fAKE
製作会社：FILM
公開：2019年2月22日

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