監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト
原作:『アラジンと魔法のランプ』
製作:ダン・リン(英語版)、ジョナサン・アイリヒ
出演者:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミスなど
音楽:アラン・メンケン
製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
公開:2019年5月24日(米)、2019年6月7日(日)
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目次
あらすじ
アグラバー王国の市場で盗みを働いていたアラジンと相棒のアブー。
ある日、市場で国民に扮した王女ジャスミンが店から取ったパンを子供たちに渡してしまい、お金を持っていないことにより店主から泥棒と騒がれてしまう。
騒ぎを駆けつけたアラジンによってその場を逃れることができた二人は国に対する思いを打ち明けたことで惹かれあっていく…。
しかし、二人の間には「身分」という大きな壁がそびえたっていた。
果たして二人は結ばれるのでしょうか?
イメージがピッタリすぎたキャスト陣だが…
実写映画「アラジン」に出演した俳優陣ですが、特にアラジンとジャスミンは誰だ?と予告映像を見てはハテナが浮かんだものです。
そこで少し調べてみました。
アラジン:メナ・マスード
主な出演作品:ドラマ『ニキータ』、ドラマ『Open Heart』、ドラマ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』
ジャスミン:ナオミ・スコット
主な出演作品:ディズニーチャンネルUKドラマ『Life Bites』、映画『パワーレンジャー』
ジーニー:ウィル・スミス
主な出演作品:映画『メン・イン・ブラック』シリーズ(※3まで)、『コンカッション』、『幸せのちから』
実写化されたジーニーを見たときは「いや、青く塗ったウィル・スミスやん(苦笑)」と思うばかりでしたが、数々の有名作品に出ていることもあり俳優名などに疎い私でも顔と名前が一致しましたね。
ですが、もっとも重要なアラジンとジャスミンにいたっては全くもってピンとこず…。
出演作品を記載しましたが、どれも知らない作品ばかりです。
ナオミ・スコットは映画に出演したことで名前が広がったようですが、メナ・マスードにいたってはほぼ無名に近い存在といえます。
「そりゃ、知らないわ」と思ってしまうのも無理ないですよね、ね?
しかし、アラジンはもちろんジャスミンもかなりのハマり役だったとしか言いようがありません!
またメナ・マスードとナオミ・スコットは完全にアラブ系の方だと思ってたのですが、出演者のほとんどがアラブ系以外の俳優だったとのことです。
「アラジン」の舞台はアラビア地方なので、てっきりキャストも合わせたのかと思いきや、とんだ勘違いでした。
ガイ・リッチー監督が復活!
今回メガホンを取ったのは映画監督であるガイ・リッチー。
彼の代表作の中には映画『シャーロック・ホームズ』、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』、『コードネーム U.N.C.L.E』、『キング・アーサー』があります。
『シャーロック・ホームズ』の映画監督だったことに驚きましたが、『コードネーム U.N.C.L.E』も公開当時に観に行った作品です。
ミステリー作品が元々好きだというのもあるんですが、ガイ・リッチー監督作品を観に行っていたことにビックリしました(笑)
ちなみに『アラジン』の前作にあたる映画『キング・アーサー』は制作費をかけたにも関わらず赤字を出してしまったそうな…。
これまでの興行収入でいうと『シャーロック・ホームズ』、続編である『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が興行収入が過去最大を記録していたそうですが、映画『アラジン』はさらに上回り全世界興行収入10億4,555万ドル、全米興行収入は3億5,453万ドルとなったそうです。
日本円でいうとおよそ1,150億円…。
凄い金額ですよね(汗)
見事に前作の『キング・アーサー』での汚名を返上することができたのですから、ガイ・リッチー監督的にも自信を取り戻るきっかけとなったのでは?と勝手ながら思った次第です。
ランプの魔人は100%フルCG!
アラジンの中でもかなり濃いキャラクターであるランプの魔人ジーニー。
ディズニーアニメでは体の色は青く逆三角形のマッチョな姿であり、ありとあらゆる姿に変化するキャラクターですよね。
そんなジーニーを演じたのはウィル・スミス。
第一印象については先ほどお伝えしたので割愛しますが、実は作中に出てくるジーニーはフルCGだったそうです。
フルCGと言っても演じてるのはウィル・スミスに変わりなく、彼の動きにあわせてCG処理をしての撮影。
また今回ジーニーを演じるにあたり、以下のように語っています。
1992年に公開されたアニメーション版では、亡くなったロビン・ウィリアムズさんがジーニーの声を担当しており「誰もが愛するアイコンを壊してしまうんじゃないかと、不安や恐怖を覚えた」
「だからこそ、ロビンにオマージュを捧げつつ、新しいジーニー像を作り上げることを意識した」
ジーニーは陽気でお茶目な一面もありますが、ウィルの言う通り世界中の人から愛され続けているキャラクターですよね。
国内ではアニメ版を吹替で見ている方がほとんどだと思いますが、ジーニーの声は?と聞かれれば日本を代表する声優である山寺宏一さんしか想像できないはず(笑)
もちろん吹替ではアニメ版と同様に山寺さんが担当しており、『アラジン』ファンの方は最低でも2回(字幕と吹替)観に行ったのではないでしょうか?
私もできることなら吹替版も劇場で観たかったです…。
感想と周りの評価
もうですね、最初の”アラビアン・ナイト”はもう鳥肌ものでした!
商人が子供たちに冒険の話を聞かせるところから始まるんですが、歌唱力と映像の美しさに惹かれてしまいましたね。
さらにディズニー映画だからこその歌と踊りの数々は必見^^
今回の実写化にあわせてオリジナルソングも入っていることもあり、どのシーンも盛り上がってばかりです。
また字幕派のため吹替を見ることなく終わってしまったのですが、やはり山ちゃん(声優:山寺宏一)による”フレンド・ライク・ミー”は劇場で聞きたかったですね…。
映画『アラジン』観に行ってきました!
めちゃ良かった!!!!!
これは映画館で見るべき!
迷われてる方是非!!!!!https://t.co/m0V6qasLTu#アラジン#映画#ミュージカル#斎藤洋一郎#オマール#出演中— 斎藤准一郎 (@saitoshunichiro) July 5, 2019
映画公開されるってなってから予告動画を色んな所で観かけて、実写版やしどんな感じになるんかなって気になっとって、やっと行けました🌼
原作見た記憶無くて、アラジンに関して何も知らない状態でも、クスッとなるとこもあれば、感動するシーンもあって、凄く楽しめました🎈オススメ!
— 末廣 春菜 (@Suehiro_hrn) June 27, 2019
アニメ版のアラジンを知っている人でも知らない人でも楽しめたようですね^^
紹介しているツイートの他にも「映画館でみるべき!」という声がとても多かったです!
『アラジン』は現在、以下の動画配信サービスで見ることができます!
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作中には色々な秘密が満載!
実写映画『アラジン』に登場するキャスト、そして監督について紹介してきましたが、ここからは映画をさらに楽しむための裏話という名の注目ポイントをお伝えしていきます!
ポイント1.露出を控えた衣装
アニメ『アラジン』の服といえば上半身裸にベスト一枚にズボン、ジャスミンであれば肩全体を出しており尚且つへそ出しスタイルがという印象がありました。
しかし実写版では「ファミリー向けの映画だから、注意が散漫しないように衣装による露出を避けた」とのこと。
確かに映画を見たとき「あれ?」とは思いましたが、『アラジン』の世界観を崩すことなく最後までストーリーに集中できたのは事実ですね。
ポイント2.砂のお城はシンデレラ城がモチーフ!?
作中で魔法の絨毯が砂を使いお城を作るシーンが出てくるのですが、そのお城のモチーフはディズニー作品であれば必ず登場するシンデレラ城なんだそうです!
一瞬といえるくらい短いシーンなので気になる方は一時停止をオススメします(笑)
ポイント3.地図の地名に注目!
アラジンが本来の身分を隠しつつ、ジャスミンと対話するシーンにて架空の国を地図で見せるシーンがあります。
その際出てくる地図の地名にはなんとディズニーランドのマップでお馴染みのファンタジーランド、トゥモローランド、アドベンチャーランド、マジック・キングダム(アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある4つのディズニーパークの内の一つの名称)の名前が書かれています。
これはまさにディズニー作品ならではといったポイントでですね。
ポイント4.なんとアノ王国も登場している!?
アニメ版『アラジン』でももっとも有名なシーンである魔法の絨毯で空を飛ぶシーンで、なんと映画『ライオン・キング』の舞台である”プライド・ランド”が登場しているんだとか!
実写映画の公開にあわせての演出だったと言われています。
ここでは映画『アラジン』の注目ポイントを紹介しました。
私が映画を見ている最中に気がついたのは「地図の地名」だけで、映画『ライオン・キング』にあわせての演出には全くと言っていいほどわかりませんでしたね(苦笑)
しかしながらストーリーだけでなく、細かな演出に注目することで『アラジン』をより楽しむことができます。
すでに見た方もまだ見ていない方もぜひ注目してくださいね!
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以下、映画『アラジン』を見た著者による全貌のネタバレ紹介になります。
大丈夫な方のみ進んでください。
魔法の洞窟現る
ダイヤの原石呼ばれる者以外踏み入れることができない、魔法のランプが眠っている洞窟。
洞窟の前には魔法使いのジャファーが手下を使い、洞窟へ入ろうとしていた。
しかし、ダイヤの原石ではない者が入ったことで洞窟はあっけなく口を閉ざしてしまいます。
ちなみに原作であるアニメ「アラジン」ではトラの顔で描かれていいますが、今作ではライオンの顔となっています。
もしかしたらこのシーンも映画「ライオン・キング」にあわせた演出なのかもしれませんね。
民を思いやる気持ち
盗みを繰り返し生計を立てていたアラジン。
いつものように盗品を引き換えに手に入れた食べ物をアブーに渡し自分も食べようとするのですが、横にはお腹を空かせている子供の姿が…。
心優しいアラジンは「しーっ」と口元に指を添えて子供に分け与えます。
そして、一方では町娘に扮した王女ジャスミンがお腹を空かせている子供達にパンを与えるのですが、お金を持っていないため泥棒扱いを受けてしまうことに。
騒ぎに駆けつけたアラジンによって窮地を脱出しつつ、二人はアラジンの住む家へと向かうのでした。
場面は違うのに同じことをするアラジンとジャスミン。
生まれも立場も違うのに民を思やる気持ちは同じなんだなぁ、と始まって間もないのに二人の共通点を感じることができるシーンですよ。
また逃走劇でのアラジンとジャスミンによるアクションシーンは必見です!
犯人は誰だ!?
アラジンの家からアグラバー王国を見渡していた二人ですが、市場では他国の王子がジャスミンに求婚するために王宮へ向かう姿を見かけます。
自身を王女の侍女だと言い「宮殿へ戻らなきゃ」と、預けていたブレスレットを返してもらおうとするジャスミン。
しかしアラジンの手にはブレスレットはなくジャスミンは「泥棒ね」と言い放ち、宮殿へと戻っていきます。
その後、家に帰ってからブレスレットを盗んだのはアブーだと発覚。
「盗んでいいときと悪いときがある」と呆れたアラジンでしたが、ジャスミンの元へ返しに行くことを思いつきます。
映画の冒頭でもあるこのシーンは、盗人ではあるが本当の自分を見てほしい、というアラジンの素直な気持ちが凄く伝わってくる場面です。
アラジンは幼い頃から貧困の生活を虐げられてきた一人。
生きるためとはいえ窃盗は許されることではないですが、アラジンの心だけはキレイなままなのです。
再会した直後…
賢い頭で強度な警備を誇る王宮の中を切り抜け、ジャスミンの部屋に辿りつくアラジン。
母の形見であるブレスレットをジャスミンに返すも、次に会う約束を果たすためワザと髪飾りを外します。
思わず「もういいからくっつてくれよ」と言いたくなるくらい、アラジンとジャスミンのいちゃつきシーンでもあるんですが、ひとまず置いておきます(笑)
次の約束もできホッとしたのも束の間、アラジンはジャファーの手下によって捕まり、砂漠へと連れ出されます。
ジャファーはアラジンの賢さとジャスミンを想う気持ちを利用することでアラジンを魔法の洞窟へと向かわせることに成功するのです。
ジャファーは本当に嫌なやつですね。
まさか自分が騙されているなんて疑わないまま、魔法のランプを求め洞窟の中へと進んでいくアラジン。
どんだけ素直なのか…。
洞窟内にはこれまで見たこともない宝の山が四方を埋め尽くしていて、誘惑に勝った者こそダイヤの原石であり、魔法のランプへと辿りつくことができます。
目の前にお宝を見せつけられたら誰だって触りたくなりますよね。
しかし、誘惑に負けないよう頭をふりながら進んでいくアラジン。
その姿は決して目の前の欲に溺れることのないキレイな心の持ち主ということを、改めて認識させるシーンだなぁと感じました。
魔法の絨毯がカワイイ!
洞窟を進んでいる途中、魔法の絨毯が石にの下敷きになっているところを助けてやります。
この時の絨毯の動き、実はアニメ『アラジン』とほぼ一緒!
どこか人懐っこい、まるで犬のような仕草は愛らしくて仕方ありません。
アラジンはというと、ついに魔法のランプが鎮座している山のふもとにつき、魔法のランプを取りに行くことに。
しかし、ランプを手にすると同時にアブーが上から落ちてきた宝の一つを触ってしまいます。
宝の山々は崩れ、マグマがアラジン達に襲い掛かって来ました。
魔法の絨毯によってなんとか出口まで辿りつくも、魔法のランプを渡した瞬間ジャファーに蹴落とされ洞窟内に閉じ込められてしまうことに…。
魔法のランプを手に入れたジャファーですが、洞窟が閉じる直前アブーによって盗まれていたことに気がつきます。
この時ジャファーが「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」と大声で叫ぶんですが、私は「ざまぁみろ!」と心のなかで叫びましたね(笑)
ランプの魔人ついに登場!
魔法の絨毯によって助かったアラジン。
アブーはジャファーから取り返した魔法のランプを渡し、みんなで出口を探しますが、そのような箇所は見当たりません。
その時、魔法の絨毯がランプを指さします。
(指というか、絨毯の先っぽで)
ランプをどうすればいいのかわからないまま、こするアラジン。
もくもくーっと青い煙とともにランプの魔人”ジーニー”の登場です!
唖然とするアラジンに対し、自分が何者なのかを話すジーニー。
魔法によって歌とダンス、さらにはラップを交えながらジーニー(という名の青いウィル・スミス)が自己紹介が始まります。
そう!「アラジン」の名曲のひとつ、”フレンド・ライク・ミー”です^^
そしてジーニーが叶えられる願い事は3つまでと知ったアラジンは頭を働かせ、まずは洞窟から脱出したいと告げます。
この時アラジンは言葉巧みにジーニーを少し騙すのですが、これが後に重要なポイントとなるのでひとまず置いておきましょう。
王子の姿が素敵すぎる
洞窟を抜けたものの、アラジンは自分の願い事がなにか思いつかずジーニーに「自分なら何を願う?」と問いかけます。
ジーニーは「自由になりたい」と答え、アラジンは3つ目の願いごとでジーニーを解放することを約束します。
そしてジャスミンを振り向かせ、求婚するため「王子になりたい」とジーニーに願うのです。
ジーニーは魔法を使い見事アラジンを架空の国”アバブア”の王子アリに仕立てあげ、アグラバー王国へと向かいます。
アグラバー王国に到着するやいなや、ド派手かつ大人数によるアリ王子の入国パレード。
今まで受けたことのない視線にアリ王子もウキウキのご様子。
ちなみにジーニーの魔法により白い衣服をまとったアラジンの姿は二割、いや三割増しに見えるんですが、急にチャラい印象も受けます。
演出なので仕方ないことですけどね(汗)
庶民の服装ももちろん似合っていましたが、イケメンは何を着てもイケメンですよね。
ジャスミンとの再会
パレードを経て王宮の中へと招かれるアラジンとジーニー。
アラジンは慣れない言葉使いのせいでジャスミンに誤解だけでなく、不快な思いをさせ怒らせてしまいます。
みかねた国王は「もう一度チャンスを」と言い、収穫祭への参加を促します。
収穫祭に参加したアラジンだったが、ジャスミンに上手く近づくことができずにいました。
そこでジーニーは「姿は王子にしたが、中身は君そのものだ。」と告げるも、アラジンは自分から動こうとしません。
王子になったことでジャスミンと結婚できると思っていた手前、アラジンにとっては大きなミスとなってしまったシーン。
本当の気持ちとは裏腹に出てしまった言葉による誤解も解くことができればいいのに、と内心ハラハラしっぱなしで落ち着きませんでした。
秘密のデートで急接近
収穫際でジャスミンと踊ることになるもジーニーの魔法によって、少しやりすぎてしまったアラジン。
「もう少し、話ができたら」とジーニーを友人として相談を持ち掛けます。
そして、王女と二人で話をするためジーニーには侍女を外へと連れ出してもらうことに。
部屋ではアバブアの国がどこにあるのか、ジャスミンが地図とにらめっこしている最中でした。
ジーニーの魔法によって地図上にはアバブアが記されます。
ジャスミンは地図や書物でのみ世界を知ることができないとアラジンに伝えると「時には冒険をしなきゃ」とアラジンは魔法の絨毯に飛び乗ります。
ジャスミンに手を差し伸べる際に放つ「僕を信じて」という優しい口調…。
この時ジャスミンの表情で「アリ王子の正体に気づいた?!」と察したと思うのですが、私は「あーーーーーっ!(ニヤニヤ)」と、ジャスミンの心境よりも乙女心がMAXに!(笑)
「こんな言葉言われてみたい!」とか思ってしまったせいか、口元はゆるゆるだったんだろうなぁ。
そして名曲”ホール・ニューワールド“は圧巻!
魔法の絨毯から見る景色も最高でしたが、アラジンとジャスミンの歌唱力に鳥肌ものです。
まさかの展開
魔法の絨毯に乗りお互いのことを話した二人はそれぞれの部屋へと戻ります。
ジャスミンはアラジンをコソ泥ではなく本物の王子として信じ、アラジンは本当の自分を告げずに進むことを決めました。
その翌日「機会をみて本当のことを話そう」と決めたアラジンだったが、ジャファーに正体がバレてしまい再び捕まり、海に投げられ溺れてしまいます。
しかし、アブーと魔法の絨毯によって魔法のランプが投げ込まれ、ジーニーの魔法により助けられます。
意識を取り戻したアラジンはジャスミンに起きたことを話し、王様のところへ行き、ジャファーこそが王位の座を狙っている張本人だと伝えます。
しかし催眠をかけられている王様はアラジンに敵意をあらわにし、追い出すよう命令。
すかさずアラジンがジャファーの手にある杖を壊し、王様にかかっている催眠を解き、ジャファーは牢屋に入ります。
ジャファーがこのまま黙っているわけがないですよね。
彼の目的は魔法のランプ…表情から悪いこと考えてるなぁと簡単に推測できます。
友情に亀裂が…
王様とジャスミンの信頼を得ることができたアラジンは「君がいなければ僕はやっていけない」とジーニーに伝え、約束は果たせないことを告げます。
ジーニーにとっては自分との約束よりもアラジンの心の様が変わってしまったこと、アラジンはこれまでの主人とは違うと信じていた心を裏切られたことを嘆きランプの中へと戻っていきます。
物語の中盤あたりからアラジンの心境が変わっていたのは明確ですが…。
やはり特別な力を使えるようになると「欲」には逆らえなくなるのでしょうか?
自分のことを後回しにし、まわりの人を思いやる優しいアラジン…カムバーック!!(泣)
ランプが魔の手に
ジーニーの言葉を聞いても「僕の中身は変わっていない」とイラつきを見せるアラジン。
そんな中、自宅へと向かう途中で町人とすれ違います。
実はこの時すれ違ったのは変装していたジャファー。
ジャファーはアラジンから魔法のランプを盗み、こすります。
ジーニーは頭をぶつけたことに文句を言いつつ、自分を呼び出したのがアラジンではないことに気がつき、ジャファーは高笑いをします。
そうだよ、ジーニー!
頭ぶつけたくらいで怒ってる場合じゃないのよ(苦笑)
そんなことも知らずに自宅に帰ったアラジンは「彼女と離れることになっても真実を伝えなければ」と考え直します。
アラジンが本当にやらなきゃいけないことに気がつきました!!
この時のアラジンの悲しそうな顔…。
嘘をついて欲しいものを手に入れても誰も幸せになんかなれないんだよ…。
ジャファーが国王に!?
一方、王宮ではジャファーが玉座の前に座りこみ、王様達を待ち構えます。
国王は「終わりだ、ジャファー」と告げますが、ジャファーの手には魔法のランプが…。
こすられたランプから出てきたジーニーに「私を国王にしろ」と告げます。
ランプの魔人であるジーニーは逆らうことができません。
この時のジーニーの顔…。
悪いやつだとわかっていても命令には逆らうことができないなんて、辛すぎるよね。
ジーニーの魔法によってアグラバー王国の国王になったジャファー。
それと同時にアラジンは魔法のランプがないこと、すれ違いざまジャファーに盗まれたことに気がつきます。
国王になったジャファーは兵隊長であるハキームにジャスミンの母の故郷”シラバード”への攻撃命令、衛兵にジャスミンを投獄するよう言います。
しかし、家族であるトラのラジャーによって衛兵はジャスミンから離れることに。
さすが、ずっと一緒に過ごしてきたラジャー!
こんなに懐いてくれるトラがいたらどれだけ嬉しいか、と思いながらジャスミンを守ろうとした姿に惚れ惚れします。
しかし、ジャファーの命により衛兵に連れていかれることになったジャスミン…。
これまで「王女」という名があっても女であることで、意見も何も言えず「国の飾り」としか扱われて来なかった彼女は自分の気持ちを吐き出します。
国のために世界のことを学び、国を知るため力をつけようと奮闘していたジャスミン。
にも関わらず、アラジンと出会うまでは王様目当て、つまり国王の座を狙う者からの求婚ばかり…。
彼女も境遇は違えど、誰も本当の自分を見てくれない、見てほしいというアラジンと同じ願いを持っていたんですね。
そして、そんな風に自分を扱う者に決して負けない、という強い気持ちを痛いほど感じたのか、気が付いたら号泣していました…。
挿入歌”Speechlres”(スピーチレス)の動画はこちら
ハキームの決断は…
連行されようとしていたなか、ジャスミンは兵隊長であるハキームに話しかけます。
ハキームは子供の頃から王宮で育ち、国のなかで最も信頼できる衛兵。
ジーニーの魔法でジャファーは国王になったものの、まわりの人の気持ちは魔法では変えられません。
ジャスミンはハキームに決断させます。
「ジャファーが国を潰すのをただ黙って見ているのか、アグラバーの民を守るのか」
王女というよりも、もはや女王のような威厳を見せるジャスミン。
その姿に国王も娘の成長を認めているような視線を送ります。
国王の顔を見ると今にも泣き出しそうな表情。
子供はね、親が思っている以上に成長するものなのですよ(泣)
そしてハキームはジャスミン、国王に向かい詫びの言葉を伝えジャファーを捕まえようとします。
当然、衛兵が従わないからと諦めるような男じゃありませんけどね…。
最低最悪な男ジャファー
ジャファーは国王ではダメならとジーニーに「最強の魔術師にしろ」と命じ、反抗したハキームやラジャーを消していきます。
その時、玉座の近くにはアラジンの姿が!
タイミングを見計らって魔法のランプを取り戻そうとしますが、オウムにより存在がバレ、動きを封じられしまいます。
ジャファーはアラジンにかかっている魔法を解き、「こいつは嘘をついていた、詐欺師だ」とジャスミン達に伝えます。
アラジンは謝りますが、ジャファーの魔法によって遠い雪山へと飛ばされてしまうことに…。
アラジンを消したジャファーは国王に魔法で苦痛を与えながら、自分が国を支配すると言い放ちます。
さらにジャファーは自分が国王になるためジャスミンに求婚し、認めるまで国王を苦しめます。
力でしか従わせることができない、私利私欲のことしか頭にない国王なんて誰も望んでいないものの、ジャスミンは国王を助けるため承諾することに…。
自分の力では何もできないくせに自分の欲求を満たすためなら手段を選ばない、ジャファーのやり方は極悪非道でしかないですね。
ついに最終決戦!
結婚式を挙げ、誓いの言葉を言う瞬間ジャスミンの視界に魔法の絨毯が入ります。
そして、ジャファーの目を見つめながら魔法のランプを取り、飛びおります。
驚く国王達でしたが、魔法の絨毯によってジャスミンは助かり、ランプはアラジンの元に!
しかしジャファーの魔法により怪鳥になったイアーゴに追いかけられます。
また作中の中でアブーと魔法の絨毯が大活躍するシーン!
魔法の絨毯はアラジンとジャスミンを乗せつつ、アブーは市場の中を走り回ります。
そしてついに魔法のランプを取り戻したかと思いきや、イアーゴによって再びジャファーの元へ…。
ジーニーを再び召喚したジャファーはジャスミンたちを魔法の中に閉じ込めてしまいます。
「私は最強だ」と言うジャファーの横には何とも言えない、悲しい顔をしているジーニーの姿。
ただただ見ているのが辛くなりました…。
さらに追い打ちをかけるようにアラジンを魔法で苦しめるジャファー。
本当にこいつはぁ!(怒)と怒りを抑えながら、もう目が離せません….。
アラジンは苦しみながらも「最強と言いながらも、お前の力はジーニーのものだ」と伝えます。
その通り、ジャファーが世界最強の魔術師になれたのは魔人であるジーニーの力によるもの。
「永遠で二番目だ」と言われたジャファーは怒りに我を忘れ、ジーニーに「宇宙最強の存在にしろ」と命じます。
これぞアラジンの思惑通り!
ジャファーは魔人の姿となり、主人がいない魔人は強制的にランプの中へ戻ることに。
吸い込まれていくジャファーの姿は最高にスカッとしますよ(笑)
最後の願い事
ジーニーよってジャファーのランプは魔法の洞窟に飛ばされ、ジャスミン達にかかっていた魔法も解かれます。
そして、ジーニーはアラジンの3つめの願い事、つまり最後の願い事を叶えようとします。
戦う王子の姿にする、国の法律を変えてジャスミンと結婚できるようにするなどなど…。
しかし、アラジンはこう願います。
「君を自由に」
驚きながらも自分にかかっていた呪縛が解き放たれ、人間の姿になったジーニーは「何か頼んで」とアラジンに伝え「ジャムを出して」と言われるも「自分で取ってこい」と言い返します。
心の底から「ありがとう」と言い、抱き合うアラジンとジーニー。
作品のクライマックスに差し掛かる直前のこのシーン、もう涙なしでは見ることは不可能ですよ!!
国王による始めての命令
国王は妃を失ってから娘であるジャスミンを失うことをとても恐れていたことを告白します。
しかし、自分の娘の成長と共に勇気と強さを感じた国王は次期国王をジャスミンに託すことにしたのです。
王宮を去ろうとしたアラジンを国王になったジャスミンが止めます。
「国王?何か問題でも?」と聞き返すアラジンに対し「私が捕まえた」と、二人はキスを交わします。
いや、なにそのセリフ!(照)
キスを交わしながら映画はそのままエンディングへと進み、二人の結婚式パーティが始まります。
最後の最後でジャスミンがアラジンを捕まえにくるのは卑怯だと思ったのは私だけでしょうか?(笑う)
まとめ
今回この記事を書くにあたり、実写映画『アラジン』の見どころだけを伝えるつもりでした。
しかし、作中の全シーンに対して思ったことが多く、気がつけば冒頭から最後まで全部書き出していたんです(笑)
また先日アラジンがU-NEXTで配信されると聞き、探してみたらアニメ版しかなかったんです。
「あーアニメって見たことあったかなぁ」と思いながら試しに見始めてみたところ、最後のシーンで号泣…。
実写版と比べると展開が早く、少し違うなぁと思った箇所もありましたが、概ねよく再現されているなぁと感じました。
まぁ、真のアラジンファンからすると認められないという声もありましたけどね(笑)
そして、紹介してきた実写映画「アラジン」ですが、レンタル開始と共に動画配信サービスでも10月9日より配信スタート!
忙しくて観に行けなかった、もう一度すぐに見たい!という方は是非お試しを^^
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ただのアニメ好きから毎日アニメイトに通うオタクへと進化した人。最近のマイブームは聖地巡礼です。
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