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目次
作品概要
監督:橋本一
脚本:古沢良太、須藤泰司
原作:東直己『探偵はひとりぼっち』(ハヤカワ文庫)
製作: 白倉伸一郎、平城隆司、木下直哉、日達長夫、畠中達郎、鈴井亜由美、香月純一、村田正敏、樋泉実、岩本孝一、山本晋也、大辻茂、笹栗哲朗、早川浩
出演者:大泉洋、松田龍平、尾野真千子、ゴリ、田口トモロヲ、波岡一喜、池内万作、安藤玉恵、松重豊、渡部篤郎 ほか
音楽:池頼広
製作会社:東映東京撮影所
公開:2013年5月11日
視聴したVOD:hulu(2019年9月27日時点で視聴可)
あらすじ
大人気映画『探偵はBARにいる』シリーズの第2作目!
探偵の友達である、ゲイバーで働くマサコが殺される事件が発生。
探偵と相棒の高田が独自に調査を開始して、徐々にわかるマサコの本当の姿。そして突然現れる謎の女。
この事件の裏には大物政治家の影が……。
マサコを殺した犯人は誰なのか⁉
ファン待望のシリーズ2作目!!
キャストもスタッフもほとんど変わらず
『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は、2011年に公開された『探偵はBARにいる』の続編です。
1作目の反響がすごかったため、公開の1週間後にはこの2作目の制作が発表されていました。
もちろん舞台は札幌ススキノで、メインキャストやスタッフはほぼ同じメンバーが集まり、前作よりもさらにパワーアップした展開となっています。
1作目とは少しだけテイストが変わり、前回よりコミカルでギャグシーンが多くなっているのが、賛否両論分かれるかもと感じています。
前作を踏まえ、より良いものへと試行錯誤がされた結果なのでしょうが……。
ただ、主人公の探偵と相棒の高田は相変わらずなキャラのままですのでご安心を。
もちろん今回も高田演じる松田龍平に鼻血ブーでしたよ!(生粋の松田龍平ファン)
ますますパワーアップしたアクションシーンは必見ですよ!
そして、今回ヒロインとなるのは尾野真千子です。
彼女は謎のヴァイオリニストとして登場し、この作品で第37回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を取っています!
ぜひ演技に注目して観てみてくださいね。
ほかにも素晴らしい俳優陣がキャストを固めているので、どのシーンも見ごたえ抜群です。
1作目を見てなくても大丈夫なストーリー展開!
“探偵はBARにいるシリーズ”は1話完結のストーリーなので、今回の『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』も、前作を見ていなくても十分ストーリーを楽しむことができます。
ただし、ところどころに1作目の小ネタが挟まれています。
例えば探偵の宿敵である、花岡組の佐山(波岡一喜)が登場して、今回も鼻血を出していますよ(笑)
2作目からデビューした方は突然の登場に頭が?になってしまう可能性はありますが、わからなくても笑って見過ごせる範囲です。
また、探偵と高田の掛け合いは相変わらず面白いですが、前作を見ているからこそ二人の絆の強さや、パワーアップの仕方を感じることができます。
時間に余裕のある方は1作目から視聴することをおすすめします!
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実際に観た感想と周りの評価
今回もしっかりと笑わせて泣かされました。
「おもしろかった?」と聞かれたら、間違いなく「YES!」と答えます。
しかし1作目を観た者からすると、それだけの感想では終われないなー、というのが本心ですね。
これは良くも悪くもなのですが、1作目とは少しテイストが変わっています。
高田の強さが爆発するアクションや、探偵が恋に落ちてフヌケになっている間のエッチなシーンなんかは、めっちゃパワーアップしてる!と素直に楽しめたのですが、それゆえギャグ感が強くなってハードボイルド感は薄れています。
そして何よりも残念なのは、ストーリーの盛り上がりはトーンダウンしてしまったかもという印象が残っているところですね。
テンポも良くコミカルに進んでいきますが、メリハリが少なく、推理要素はますます低くなった感じです。
1作目の公開後、すぐに制作が始まった2作目。
原作があるとはいえ1作目よりは構想を練る期間が短かったのか、あっさり薄味なストーリーとなってしまいました。
さらに1作目の問題点を改善しようとした結果、パンチが弱くなったのかな……と推察しています。
しかし雰囲気が少し変わった2作目の方が良いという声も多いですし、好みの問題というところでしょうか。
私はやっぱり1作目のときの印象が衝撃的で、ハードボイルド感強めの設定が好きでしたので、今回は1作目を超えられなかったかなと感じています。
実際に観た周りの方々は、どのような感想を持ったのかチェックしてみましょう。
@chami9999 探偵はBARにいる2を観てきました。パート3を期待したくなる映画でした!これ以上はネタバレ注意ということで ^^; イメトレ通りに本も買いました。予想以上に厚い本なのでしばらく楽しめそうです ^^
— Shin (@tyokusenikki_20) May 18, 2013
私は原作未読なので、イメトレ用に購入を検討しようかな。
映画との違いを楽しむのも、良いですよね!
「探偵はBARにいる2」
エンターテイメントですねえ!このTV的な感じのベタな作りがいいです。大泉洋さんと松田龍平さんのゆるーいコンビと、すすきのの雰囲気がマッチしていると思います。前作と同様に楽しめる作品でした。— 夢作 (@ts_dreammaker) May 18, 2013
TVの2時間ドラマでも良いのでは?なんてコメントもなくはないのですが、やはりこのアクションと緊迫感は映画ならではだと思います。TVと映画のいいとこどりという感じです。
「探偵はBARにいる2」決してつまらない訳じゃないけど、前作のカラーを期待しちゃうと何か違わない?って思ってしまう。今後シリーズ化されるならやはり1作目のノリの方が観たい。今回のはサービス精神旺盛すぎてつんのめってる気がする。#映画 #eiga
— ノラネコの呑んで観るシネマ (@noraneko285) May 13, 2013
まさに私は、この方の意見に激しく同意します。1作目のテイストがもう少し残っていた方が、癖が強く印象深い映画になったのではないかな。
ネタばれありの感想
ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。正義とは何か?を考えさせられる
マサコ(ゴリ)の元カレが大物政治家の橡脇(渡部篤郎)とわかってから、スキャンダルを隠すために橡脇、または橡脇陣営の誰かが、マサコの殺害を行ったのではないかとして話は進んでいきます。
途中、マスクをかけた集団に探偵たちは襲われ激しいアクションシーンが繰り広げられますが、これも橡脇の指示だと思っていました。
しかし、実際橡脇に詰め寄ってみると意外にもあっさりとマサコとの関係を認め、そのうえで自分が犯人ではないと言い張るのです。
そして、「もしも橡脇陣営に犯人がいたとしても、それを公にするのは“脱原発”を実現させるまで待ってくれ」と頼みます。
探偵は困惑の表情を浮かべていましたが、それもそのはずです。
自分を襲ったマスク集団は、誰に指示されたわけではなく、橡脇を守るために自発的に動いていたごく普通の市民たちだったのです。
それほど支持され、多くの市民が彼の掲げる政策の成功を願っています。
それを実現するためにマサコが殺されて良い訳はなくても、政策実現が遠のいたらどれだけの人が傷つくのだろう……。
探偵にとってはマサコを殺した犯人を捕まえることが1番の正義ですが、橡脇たちは市民のために政策を第一に考えることが正義なのです。
正義とは何か。
非常に難しい内容で、考えさせられました。
犯人はまさかのあの人!
あと少しで犯人が分かりそうなのに、捕まえようとしたら真実がするりと逃げていく。
そんな展開に、観ているこっちも歯がゆさを感じましたね。
どう考えても橡脇が怪しいのに、マサコを殺してないと言う橡脇の言葉は真実のように思える……。
探偵も高田も答えが出ずに途方に暮れているところ、街でばったりと客引きの学生(近藤公園)に会い、一緒に飲みに行くこととなります。
絶対橡脇が犯人だと言い張る学生でしたが、酔った勢いで、犯人か警察しか知りえない事実をこぼしてしまいます。
探偵がそれを言及すると学生はマサコの殺害を認め、マサコのことを妬みさげすんでいたことを、ぺらぺらと悪びれる様子もなく暴露し始めます。
これは本当に衝撃的なシーンでした。
同じ街の仲間だと思っていた人が犯人で、しかも心の内ではマサコをバカにし、簡単に殺してしまうなんて。
憎む理由が明確ならまだ理解ができる感情ですが、ただうまくいかない自分の人生の八つ当たりでしかなく、怒りのはけ口として殺されたマサコが不憫でなりません。
人は心の奥底に何を抱えているのかわかりませんね。
そういえば序盤に学生が、「オカマなんて、所詮真っ当な生き方してないんすよ」というセリフがあったことを思い出し、さりげなく伏線が張られていたのかと気がつきました。
探偵の説教もむなしく、学生は反省もせずに逃げ出すのですが、この後トラックに轢かれて即死します。
正直なんとも後味が悪かったですが、彼はこの先も改心することはなく、死が1番正しい判決だったということなのでしょうか。
弓子とマサコについて
登場からずっと気になっていたのが、探偵が調査を進めているときに出会う、人気ヴァイオリニストの河島弓子(尾野真千子)です。
マサコが熱狂的に応援していたヴァイオリニストでもあり、弓子の方も大切なファンだったマサコの死の真相を探っていました。
弓子は、腕は確かなヴァイオリニストでしたが気が強く破天荒な性格で、世間でもその奇行が話題になるような女性でした。
この設定が尾野真千子にぴったりで、美人なのにコテコテのきつい関西弁が印象的です。
誰もがまずいというナポリタンを、おいしいと言っておかわりするシーンもとってもキュートでした!
そしてマサコのために身を粉にして調査する姿はとても健気なのですが、いちファンに対する対応とは思えず初めから違和感があります。
「きっとマサコの親族だろうな」と鈍い私でさえ思っていましたが、案の定その通りで逆に驚きます(笑)
そもそも弓子が出てくる前、マサコの遺品から弓子のCDがたくさん出てきていた時点で「ん⁉」と思いましたもん。
そんな分かった展開でも、親に捨てられバラバラに親戚に預けられた生き別れの兄弟という設定は、どうしても心を動かされてしまいます。
マサコはおかまホステスでしたがマジックが得意で、まじめな性格からどんどん腕を上げ、マジックの全国大会へ出場できるほど上達していました。
しかしそのとき「有名になったら、迷惑かける人が出てくる」として、積極的に踏み出せないシーンがあります。
これは途中までは元カレの橡脇のことかと思っていましたが、実際は妹の弓子のためだったのですね。
そのことを知ったときは胸がギュッと締めつけられました。
マサコは弓子がヴァイオリニストとして独り立ちできるまで、稼いできたお金を弓子にすべて送っていたんです。
若い時のマサコの稼ぎ口は、客を取って体を売ること。
この行為は世間ではほめられたことではなくても、弓子にとってマサコは正義のヒーロー以外の何ものでもなかったでしょう。
そして、こんなに良くしてくれた実の兄を殺した犯人へ復讐することが、弓子の正義となってしまったのです。
それに加え、おかまホステスをやっているマサコを本当の意味で受け入れていなかった自分への罰であり、使命でもあったのでしょうか。
ちなみにゴリはこの役のため、全身の毛を剃ったそう!
本物のおかまホステスにしか見えず、その体を張った演技が素晴らしかったな。
絶妙にキレイじゃないところが、100点満点です(笑)
「探偵は依頼人を守らなきゃいけないんだよ」に痺れる!
橡脇が犯人だと思っている弓子は、橡脇に復讐するためナイフを持って襲いに行きます。
しかし探偵がそれを見つけ、まさに橡脇に襲いかかろうとする弓子の前に立ちはだかり、身を挺して止めるのです。
ナイフが探偵のお腹に刺さった感触で弓子は我に返りますが、探偵は苦悶の表情。
しかしここで騒げば弓子が犯罪者になってしまいます。
探偵は「探偵は依頼人を守らなきゃいけないんだよ」と言って弓子を抱きしめるのです。
こんなカッコイイ大泉洋見たの初めて!素敵すぎる!
松田龍平から乗り換えようかな、なんて思うほどです(笑)本当に痺れました。
そして無事に回復した探偵は、弓子のコンサートに行きます。
弓子はマサコの遺品である花飾りを身につけ『亡き王女のためのパヴァーヌ』を弾きながら、涙を流すのでした。
とてもきれいなラストで、真犯人が迎えた結末の後味の悪さを上手に描き消していたなと思います。
原作者が登場している⁉
ちょっとした小ネタですが、探偵が入院している病室の隣で、こっそり酒を飲んでいる患者がいたの、覚えていますか?
実はあれ、原作者の東直己さん本人なんです!
ほんとにちょっとだけですが、レアキャラみたいな存在ですので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
今回はテーマが少し重く、「人を信じることは大切だけれど、信じすぎてもいけないな」とか、「見る角度が変わると、正義って変わってしまうんだな」とか、哲学的な感情になってしまいました。
もちろんスタッフ・キャストともに安定感は抜群ですので、最後まで楽しめほろりと泣けちゃう映画なのは間違いありません。
映画の登場人物も大変魅力的なので、それぞれに感情移入しても良いし、過激なアクションシーンを楽しんでも良いし、楽しみ方がいろいろあるなとも思いました。
私は事件よりも、探偵と高田の日常をもっとたくさん見たいと思うほど二人が大好きなので、NG集とかも観たいなーなんて思います。
ということで、この2作目までを踏まえ、第3作目がどのようになるのかかなり楽しみです!!
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ドラマも映画も、魔法のドアです。楽しいとき、悲しいとき、現実世界からちょっとだけ抜け出したいそんなときに、いつだって私を連れ出してくれたエンターテインメントでした。気分に合わせたドラマや映画をご紹介できる案内人として、あなたに寄り添う素敵な情報をお届けします!
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