人気コミック『ママレード・ボーイ』が実写映画化!光希と遊の恋の結末は!?(ネタバレありの感想) | VODの殿堂

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人気コミック『ママレード・ボーイ』が実写映画化!光希と遊の恋の結末は!?(ネタバレありの感想)

   
 

監督:廣木隆一
脚本:浅野妙子、廣木隆一
原作:吉住渉『ママレード・ボーイ』
製作:松橋真三、北島直明、里吉優也
出演者:桜井日奈子、吉沢亮、佐藤大樹、優希美青、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂、寺脇康文、他
音楽:世武裕子
製作会社:映画『ママレード・ボーイ』製作委員会
公開:2018年4月27日
視聴したVOD:hulu(2019年9月13日時点で視聴可)

あらすじ

両親が旅行から帰ってきた途端「パートナーを交換して再婚する」と告げられた光希(主人公)はあまりの出来事に驚く暇もないまま、もう一組の夫婦の間には光希と同い年の遊という一人息子がいることを告げられ、さらにルームシェアをするはめに…。
常識破りな両親に振り回されるもひとつ屋根の下で暮らす遊に惹かれていく光希。
果たして光希は自分の気持ちを遊に伝えることができるのでしょうか?

大人気コミックが実写映画化!

漫画家である吉住渉原の代表作のひとつであり少女漫画誌『りぼん』で連載され、テレビアニメ化も果たした『ママレード・ボーイ』。
長い時を経て2018年、ついに実写映画化することが決定し、今もっとも注目されている俳優が起用され話題となりました。

豪華キャストが映画を彩る!

この映画の見どころといえば、なんといってもキャスト陣の豪華さではないでしょうか。
主演の光希役に抜てきされたのは多数のドラマやテレビCMに出演している桜井日奈子さん。
そして遊役を務めるのは朝ドラ『なつぞら』、映画では『銀魂』や『キングダム』などのヒット作に出演する、引っぱりだこの人気俳優・吉沢亮さんです。

そして忘れてはいけないのが二人の両親役。
ここになんと筒井道隆さん、檀れいさん、谷原章介さん、中山美穂さんという華やかな顔ぶれがずらりと並びます。
『ママレード・ボーイ』をこれだけの役者さんたちが再現するのかと思うとワクワクしますよね!

桜井日奈子さんの初主演作品!

今回、桜井日奈子さんと吉沢亮さんという、まさに美男美女のお二人がW主演を務めています。
桜井さんは「キュンキュンときめいて、本当に一人の男の子に恋する感覚に陥りました」と、吉沢さんは「やっぱり、可愛いな。そう思って、キュンキュンしていました」と初共演を振り返っています。

ちなみに桜井さんは今作が初主演映画
人気ドラマ『ラストコップ』の劇場版(2017年公開)が映画出演が初だったとのことですが、その翌年である2018年に主演をするなんて本人も思いがけなかったでしょうね。

また『ママレード・ボーイ』はコミックスだと全8巻(完全版は全6巻)で、アニメは全76話分が放送されていました。
漫画の巻数で見ると「意外とあっさり完結する感じ?」と思われそうですが、両親の突然の離婚と再婚、新たな出会い、そして思春期ならではの恋愛…と沢山の要素がそこらじゅうに散りばめられているんです。

原作を知っている著者としては、どのシーンを強調して出してくるのか、あのキャラは登場するよね!?など気になることばかりでした(笑)

『ママレード・ボーイ』(映画)配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu 視聴ページ
dTV 視聴ページ
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。

素敵な映画だったけど、少し物足りない?

『ママレード・ボーイ』の映画を観た率直な感想を一言で表すと、「よかった!でもなんか物足りない…」です。
よかった部分は、原作を再現されている部分や、光希・遊の両親の豪華さですかね。
筆者も実は『ママレード・ボーイ』世代で、小学生の頃に劇場版アニメを友だちと映画館で観た記憶があります。
遠い昔の話ですが、数十年経って映画を見ても、ストーリーがどんどんよみがえってくるんです!
「あ、このシーンあった!」「そうそう、このあとはこうなって…」
こんなふうに思うところがありました。

そして、光希と遊の両親の豪華さにはやはり興奮いたしました!
桜井日奈子さんと吉沢亮さんの両親なら納得ですね(笑)

ただ、物足りなかったと感じる部分もあったのは事実。
原作とは違う設定になっているところもあったし、あれだけのストーリーを無理やり2時間に詰め込んでいるような印象も受けました。
あらゆる原作シーンを詰めこみすぎて肝心な光希の感情の変化が省かれていたように思います。


この方の感想にとても共感してしまいました…。
全体的に、時間の流れや感情の変化がつかみづらかったんですよね。
原作をなんとか頑張って再現しようとしているのは感じられたけど、それが原因で一つ一つのシーンがとても短いように思いました。


こんな感想も見かけました。
原作を知っていると「あれ?」って思うところが多く、楽しめなかったという人も多いみたいです。
原作ファンにとっては実写版ってやはり期待してしまいますからね…。
原作を知らない人の方が見終わったあとの満足度は高いかもしれませんね。

ここから先はネタバレになります。問題ない方は読み進めてください。

映画『ママレード・ボーイ』のここに注目してほしい!

ここからは映画の『ママレード・ボーイ』についてネタバレを加えながらお話していきます。
この作品の見どころについて筆者なりにまとめてみましたのでご覧ください。

原作をしっかり再現できているところに注目!

感想を述べた前章でも少しお話しましたが、原作の再現度が高いなぁと感じたところに特に注目してほしいです。
一番に思いつくのは遊の再現度の高さ
吉沢亮さんのヘアスタイル(カラーもばっちり!)はもちろん、ルックスそのものが本当に“遊”でした。
遊についてはまさしく原作通りで評価も高かったようです。
誰にでも優しく明るいように見えて、実は心の中に闇を抱えている…。
そんな遊を吉沢亮さんが見事に演じきってくれました。

そしてもう一人、光希の幼なじみ・須王銀太もとても原作のキャラにあっていました!
銀太を演じたのは、EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーの一人、佐藤大樹さんです。
佐藤大樹さんも遊役の吉沢亮さんと同じく銀太そのもの!でしたよ。

他にも光希の親友・秋月茗子(優希美青)は原作通り学校の先生と恋におちていたところが再現されていたし、光希が遊のことを「遊ってママレードみたい。」と例えるところもばっちり入っていました。
遊の元カノ・鈴木亜梨実(遠藤新菜)も映画に登場します。

あなたもぜひ、原作と同じ部分を映画本編から探し出してみてください!

テニスをしているシーンに注目!

光希や銀太はテニス部に所属、さらに遊も転校前の学校でテニスをしており、なんと県大会で優勝するほどの腕前を持つという設定です。
映画の中でも彼らがテニスをするシーンが映し出されるのですが、とにかく皆さんめちゃくちゃ上手いんです!
撮影前にかなり練習したのではないかと思いますが、本当に大会に出ていてもおかしくないほどのプレイ(素人から観た感想ではありますが…)をこの作品で見ることができますよ。

気になって調べてみましたが、桜井日奈子さんはバスケットボールを、佐藤大樹さんはサッカーをされていたそうです。
吉沢亮さんは剣道で二段の腕前をもつほどで、仮面ライダー作品にも出演していたことから運動神経はバツグン。
もちろん、佐藤大樹さんはEXILEメンバーですからダンスパフォーマンスのプロなわけで、やはり皆さん体を動かすことが得意なんでしょうね^^

迫力もあるしとてもかっこいいので、ぜひ注目してみてください!

吉沢亮さんの目で訴える演技力がすごい!

吉沢亮さんといえば大きな目が印象的な俳優さんですよね。
そんな彼の“目の演技”に注目してほしいのです。

人物の感情の変化が読みとりづらかった、という話を先にしていますが、吉沢亮さんに限ってはそうでもありませんでした。
吉沢さんはセリフもない短いシーンの中に目の演技をしっかりと入れこんでいましたよ!

『ママレード・ボーイ』はひとつ屋根の下で暮らすことになった光希と遊が少しずつ心を惹かれあっていくというラブストーリーですが、遊の感情が動いたところは吉沢さんの演技でよく伝わってきました
光希への熱い思いが遊の視線から伝わってきてとてもよかったです。

真っすぐで初々しい恋愛がまぶしい!

まさにこの作品は王道ともいえる青春ラブストーリー。
(親同士がパートナー交換するという設定はぶっ飛んでますが…)
主役が高校生ということもあって初々しく、キラキラと輝いて見えました!

特に物語後半で光希と遊のラブラブシーンが満載になるわけですが、純粋な二人のやり取りがとてもいいな~と思いました。
キュンキュンするというよりは心が温かくなるような印象でしたね。

二人で北九州を旅行するシーンでは観光名所でお互いに写真や動画を撮りあいます。
そのやり取りがちょっと多すぎるようにも感じましたが(笑)、若さゆえといいますか、なんだか微笑ましかったです。

涙なしでは観られない、感動のラスト

光希と遊は互いに惹かれあい、恋人同士になります。
そんな中、遊は偶然にも両親たちの昔の写真を目撃してしまうのです。
その写真には若いころの両親たちが再婚後の今のパートナー同士で仲むつまじく写ってしました。

「旅先で偶然出会って意気投合し、パートナー交換することになった」とはじめに聞かされていた光希と遊。
遊は、父親である要士と血がつながっていないと思っていたため、その写真を見たときに“自分の本当の父親は光希の実父・仁だったんだ”と悟ります。

遊は自分と光希が血縁関係にあることを知り、許される恋ではないとして、無理やりにでも光希と距離をとって離れようとしました。
しかし、光希はそんな遊を追いかけて再びよりを戻し気持ちを諦めずに貫くことを決意すします。

二人はこの関係を反対される覚悟で両親たちの元へ帰りますが、このときに“全て遊たちの勘違いだった”ことが分かったのです。
遊は要士と血がつながっており、光希と遊は血縁関係ではありませんでした。

真相を確かめるべく両親に思いをぶつける光希、そして全ての真実を知ったときに流れた遊の大粒の涙。
役者さんたちの迫真の演技に、思わず筆者も涙を流してしまいました。

ラストは涙なしで観られないと思います。
ぜひご自身の目で確かめてみてください!

まとめ

原作を好きな上に出演している役者さんのことも注目している筆者にとって、期待しかなかったこの作品。
しかし、原作を知っている筆者にとっては少し物足りなさを感じてしまいました。
恋愛にフォーカスした作品は気持ちの移り変わりや心の中の複雑なモヤモヤを描いてこそかなぁ、と思います。
そこがなかったのは残念ではありましたが、『ママレード・ボーイ』のちょっと変わった家庭事情や恋愛が実写化されて、それを映画で観ることができたというのはやっぱり嬉しかったです!
ハッピーエンドだったので観終わったあとは心もスッキリしていましたよ^^
「気になっているけどまた観ていない」という方は、ぜひ観てみてくださいね。

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