『銀魂2 掟は破るためにこそある』のあらすじ・ネタバレ・感想~さらにパワーアップした奴らが戻ってきた!!~ | VODの殿堂

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『銀魂2 掟は破るためにこそある』のあらすじ・ネタバレ・感想~さらにパワーアップした奴らが戻ってきた!!~

   
 

タイトル:銀魂2 掟は破るためにこそある
公開年:2018年
監督: 福田雄一
キャスト:小栗旬菅田将暉橋本環奈
視聴したVOD:dtv(2018年12月25日時点で視聴可)

2017年、アニメを除く邦画興行収入ランキングで1位を獲得した実写版【銀魂】が、更なるパワーアップを経て帰ってきました!

今回の物語は、坂田銀時・志村新八・神楽の万事屋メンバーではなく、真選組がメインで活躍するお話です。

こちらの映画では【真選組動乱篇】がベースとなり、真選組の崩壊を狙う敵との戦いを描いた作品となっています。
真選組鬼の副長を務める土方十四郎がヘタレになったり、1番隊隊長である沖田総悟がますますイケメンになったり、局長である近藤勲が情けないけどかっこいい姿を見せたりと、ハラハラする展開が続く面白い作品に仕上がっています。

まさかまさかの第2弾!!
さらに華々しく成功を収めた『銀魂2 掟は破るためにこそある』を紹介します。

『銀魂2 掟は破るためにこそある』配信先一覧
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※配信状況は2019年10月10日(木)時点のものです。

あらすじ

プロローグ

新八「いや~やりましたね。銀魂実写版第1弾が大ヒットで、なんと第2弾ですよ。」

神楽「でも日本アカデミーショー、かすりもしてないアル。」

銀時「誰なんだよ、主演男優賞とったやつわ。」

神楽「菅田将暉って奴アル。」

新八「ええ!?なんで!?」

冒頭から、なかなか切り口が鋭いトークがさく裂します。
この後、「菅田将暉の私服がダサい」とか、「CDデビューとかして、ミュージシャン気取り」などと銀時と神楽に蔑まれたり、「小栗旬はこれだけ頑張っても日本アカデミー賞にかすりもしたことがない」と神楽が哀れんだりと、面白いトークが続いていくのですが、あまりの面白さに私は映画館でコーラを軽く噴き出してしまいました。
実はいうと、この後しばらくは、飲み物を口に含むのは大変危険な行為だったりします(笑)

桂「劇場内で映画を録音撮影するのは犯罪だ。しっかりと目に焼き付けて心で持ち帰るのだ。」

新八「おいー!!さっき本物さん観たから!さっさと本編初めてー!!」

ここでようやく、本編がスタートするのですが、まさか2段構えでこういった演出を用意しているとは思いませんでした。
私は、先ほど万事屋のトークが終わった後、「初めから飛ばしてるな」と思いながら、ここで再びコーラを飲んでしまい、大惨事になりかけたのです。
ほぼ公開が終了する頃に映画を見に行ったので、だれにも迷惑をかけませんでしたが、なかなか飲み食いしづらい映画だと、このあたりで感じ始めましたね。

バイト

【侍の国。僕らの国がそう呼ばれたのは、今は遠い昔。】

20年前、突如現れた宇宙人【天人(あまんと)】によって江戸は征服され、幕府は傀儡と成り下がった。
しかし、天人に屈服することなく立ち向かった攘夷志士たちにより、攘夷戦争が勃発したのだが、数多くの犠牲者を出したのちに敗れ、更なる蜂起を恐れた幕府によって侍は廃刀令によって刀を奪われ衰退していったのである。

「んなことは知ったこっちゃねぇんだよ!!金がねえなら腎臓でもたま金でも売って金作らんかおんどりゃー!!」

「駄賃ごときでうるせえんだよ、うんこババア!この前スマホでやりてえやりてえ言ってたゲームインストールしてやったじゃねか!それでチャラだろう!!」

大家であるお登勢に対して、銀時はそう主張するが、その程度の仕事で家賃がチャラになるわけもない。
結局銀時はお登勢にボコボコにされてしまい、ボロボロの状態で万事屋で待つ新八のもとへ戻っていったのである。

「バイトしましょう。」

新八はここ1か月万事屋としての仕事がないことから、バイトをしようと進言するが、銀時は「お前には男のプライドはないのか!」と言って聞かない。
しかし、家賃をどうにかする前に食事をしようとしたところ、神楽が残っていたお米をすべて食べてしまっていたのである。

「バイト!バイトしかないですよ、銀さん!!」

「い~や~で~す~!!」

食べるものすらなくなってしまったことから、新八はより強くバイトをするように銀時に詰め寄るが、肝心の銀時は決してバイトをする気はない様子。

「わかった。昨日から私の手下になったやつらにバイトさせるアル。」

「手下?神楽ちゃんの手下って?」

「おい~!お前ら~働け~!!」

神楽の声を合図に、ふすまが勢いよく開けられる。
そして、その中にいたのは明らかにミニ〇ンズだ。

「バイトバイト~♪」

「「ぎやぁぁぁぁぁ!!」」

まさかまさかのミニオンズ登場でしたね(笑)
モザイクが、第1弾の問題シーンである局長の局部よりもきつくかかっていたので、初めて映画を見たときは気づかなかったのですが、2回目に劇場へ向かった時は落ち着いて映画を見ることができたので、ここがミニオンズだと気が付きましたよ。

その後、新八から連絡をもらった妙の紹介で、銀時たちはキャバクラの店長からある仕事を依頼されることに。

なんでも幕府のお偉いさんが来ることになっているのだが、NO.1キャバ嬢である妙を除いて、全員風邪で倒れてしまったそうなのだ。

このシーンでは、明らかに供給過多と言わざるを得ない佐藤二郎のアドリブに噴き出してしまいます。
それは観客だけではなく、キャラになりきっているはずのキャスト陣にも言えることで、万事屋を演じている三人は爆笑こそしなかったものの、顔を隠して何度もキャラを入れなおしている姿を見ることができるのです。
しかし、まさか第1弾では敵の重要キャラである武市変平太を演じていたのに、同じ作品でまったく違うキャラを演じるってなかなかない光景ですね。

店長は、あと3人ほど女の子が必要だと銀時に要請。
すると、いつの間にか顔を白塗りにした神楽が背後に立ち、「これであと2人アルな。」と言葉を発する。

そして、タイミングよく、銀時のストーカーである始末屋のくのいち、猿飛あやめが銀時の攻撃によって天井から落ちてきたのである。

「ちょうどいい。おいこら、立てストーカー。今夜お前はキャバ嬢だ。」

「やだやだ!触らないで!」

「触ってねえよ。」

「紅桜編だから何だか知らないけど、実写版第1弾ではほんの一瞬も出番なし。やっとパート2で出番が来たかと思ったらキャバ嬢になれ?くのいちの私にそんなの…そんなのって…興奮するじゃないの!!」

猿飛あやめは思いっきり来ていた衣類を脱ぎ捨てる。

「どこまで私のツボを押さえているのよ、銀さん。」

その姿は、もはやキャバ嬢とは言い難い姿ではあるが、時間もないことから店長はOKを出すことに。

「これであと1人アルな。」

「あと2人か…。」

「泣くぞ…そろそろ泣くぞ。」

あくまでも神楽を無視する一同に、さすがの神楽も落ち込んだ様子でソファーへ向かっていく。

「御免、表の張り紙を見てまいったのだが。」

現れたのは、攘夷浪士の桂小太郎とエリザベス。
彼はキャバクラの入り口に貼ってあった【可愛い女の子募集】の張り紙を見て来たそうだ。

「この桂小太郎、こう見えて化粧をすると可愛い女子に見えないこともないのだ。」

つまり彼は、資金調達のために女装をして、キャバクラで荒稼ぎをしようとやってきたのである。

「無茶苦茶ですよ、桂さん。あなたがいくら端正な顔つきだから…。」

「メイクしてきてください!!」

「えー!!」

新八は桂の強行を止めようとしたのだが、すでに幕府のお偉いさんが来る時間が近くなったことから、店長は桂に女装させることを決断。
そして、ソファーで泣いている神楽も店に出るように告げたのである。

「店長ー!!一生ついていきますぅぅぅぅ!!」

そして店には、妙、あやめ、桂、神楽の四人がメイクした状態で並ぶ。

「案外いけたね。」

「案外いけた。案外いけたけどね。」

店長は並んだ4人のうち、2人、もしくは3人はすぐにチェンジを言い渡されることを懸念。
そこでやはりあと2人ほど補充したいというのだが、すでにタイムリミットまであと30分を切っていたのである。

「お願いだー!かなりの上客なんだー!!」

「知ったこっちゃねえやー!!」

そして、ついに幕府のお偉いさんがやってくる時刻となる。
店に現れたのは、徳川幕府警察庁長官、松平片栗虎だ。

「いらっしゃいませー。」

やってきた松平に頭を下げたのは、銀時と新八だ。
あと2人見つけることができなかった2人は、桂同様に女装をしてその場を凌ぐことにしたのである。

しかし現れた幕府のお偉いさんとは、真選組のことだったのだ。

((げぇぇぇ!!))

(よりによって真選組?幕府のお偉いさんって言ってたじゃん!こんなのばれたら馬鹿にされるどころか、詐欺で捕まる可能性だってあるぞ!銀さんどうしよう!)

新八は助けを求めるように、銀時のほうに視線を向ける。
すると、そこにいたのは顎をしゃくらせた銀時だった。

(銀さん!?まさか、変装しているつもりなのか?それでいけるつもりなのか!?おいぃぃぃ!!)

「しゃくっとけ。とりあえずしゃくっとけ。しゃくっとけば、間違いなくばれねえ。」

新八はそんなことでごまかせるわけないと心配するが、神楽や桂もすでにしゃくっているうえに、真選組に正体が露見することはなかったのだ。

ちなみに、真選組は飲みに来たわけではなかった。
彼らは松平に連れられてやってきた、征夷大将軍徳川茂茂の護衛としてやってきていたのである。

今回の映画で、一番笑えるのは間違いなくキャバクラのシーンです。
1000年に一度の美少女と歌われた橋本環奈の白塗りや、原作同様美しい女装姿を披露した岡田将生にはじまり、小栗旬と菅田将暉の女装や、このシーンの後にスタートする将軍様ゲーム(王様ゲーム)は必見です。
まだまだ映画は始まったばかりですが、局部のモザイクシーンもあるので、とにかく笑いたい人はキャバクラシーンだけでも見てほしいです!

不穏な気配

キャバクラの外では、真選組による物々しい警備体制が敷かれていた。
幸い、近藤が妙の名前を叫び続けているので、将軍が来ていることには気づかれていないようだが、攘夷浪士を警戒した土方は一人で見回りに行くことに。

その時、監察方の山崎はそのあとに続こうとしたのだが、沖田によって止められてしまったのである。

そして、一人見回りに出た土方の首に何かが撃ち込まれた。
彼は突然首の後ろに痛みを感じ、首を傾げるが、詳しく調べる前に真選組に恨みを持つ攘夷浪士に囲まれてしまう。

「そらみろ…やっぱり大げさすぎたんだ。」

彼は将軍を守らなければいけないことから、すべての攘夷浪士を切り伏せようと刀に手をかけ走りだすが、寸でのところで膝をついたのである。

「すいませーん!!」

(あれ??なんだこれ。な、なにやってんだ、俺。)

「すいませーん!!命だけは、命だけは助けてください!草履の裏でもなんでも舐めますんで!!」

(口が勝手に!!)

真選組鬼の副長のヘタレた姿に、攘夷浪士たちは大笑い。
土方は笑う奴らを威嚇するように、再び刀を構えたが、刀は決して鞘から抜けることはなく、これまでの恨みを晴らすようにボコボコにされてしまう。

「おい!」

(見慣れた制服…見慣れた太刀筋…。)

土方を救出した隊士は、あっという間に攘夷浪士を切り伏せた。

「お前は…。」

「真選組隊士が浪人ごときに襲われていると思い駆けつけてみれば…こんなところで何をやっている。土方君。」

その男の名は、伊東鴨太郎監察方。
真選組に入った1年ほどの新参者でありながら、近藤からは先生と慕われ、参謀の地位を与えられた切れ者である。

そして、同時に土方とは、互いに「いつか殺してやる」と宣言するほどの犬猿の仲であった。

土方さんが、とにかくかっこいいです。
第1弾でもかっこいいと思っていましたが、第2弾はさらに土方十四郎という役を掴んできていると感じました。
そして、第2弾で初めて登場した伊東鴨太郎は、今回のキーパーソンです。
原作よりも若干イケメン感が増していますけど、三浦春馬もなかなかはまり役をもらったなと思いましたね。

バイト2

キャバクラの騒動から、派手な仕事は危険と判断した万事屋が次に受けたのは床屋の留守番。

銀時は免許を持っていない人間が、床屋の留守番をすることに難色を示していたが、近くにカリスマ美容院ができたことで、客足はめっきり減ってしまったので大丈夫だろうと、店主が万事屋に依頼したのである。

しかし、そこへ再び土方と沖田が現れたので、銀時たちは変装をしてその場をしのぐことに。

「ははは、どうも。」

「どうもどうも、お疲れ様です。」

土方と沖田は万事屋の変装に気づくことなく、その場を後にする。
万事屋一同は、その不審な行動に首を傾げていると、そのすぐ後に松平片栗虎とほっかむりをした男がやってきたのだ。

「結ってくれるか?世のマゲも。」

この後、万事屋の3人は将軍のマゲを結いなおすことになるのだが、頭を剃っているときにマゲを切り落としてしまい、一波乱起こるのである。
キャバクラシーンに引き続き、万事屋の見せ場であり、かなり笑えるギャグシーンとなっているので、こちらもなかなか見どころがある演出となっています。
ただし、お食事中には見ないほうがいいシーンもありますので、お食事が終わってからゆっくり観覧することをおすすめします。

異変

一方、先ほど床屋を除いていた土方と沖田は近くの喫茶店で待機していた。
民の生活を見てみたいという将軍の意向で、こっそり護衛することになったのである。

「どうしちまったんですかい、そんなもん見て。」

「え……うおっ!!」

土方がジッと見ていたスマホの中では、可愛らしいアイドルたちが歌って踊っていたのである。

どうやら、土方の様子は昨日からおかしくなっているようだ。
自らが定めた局中法度を破り、アニメの話で盛り上がったという理由で浪人を釈放したり、さらには昨日の失態も隊員たちに伝わっていたのである。

「あの野郎がしゃべらねぇわけがねぇ。ふと気づくと別の人格に入れ替わってやがる。いや…あれは別の人格なんかじゃねぇ。人がだれでも持っているヘタレた部分が、何かがきっかけで目覚めてるんだ。」

「フッ…、何言ってんですかい。土方さんもともとヘタレでしょ。」

「そうなんだよね…僕なんか…もともと、ヘタレなんですよ!」

しかし、土方にはこうなってしまった原因に心当たりがあった。
昨日虫か何かに首を刺されてから、どうにも調子が悪いのだ。
そして、土方の指摘通り首の後ろが妙に膨らんでいる。

「護衛は俺に任せて、お前は帰れ。あんまり一緒にいると、伊東に目を付けられるぞ。」

「…じゃあお言葉に甘えて。」

沖田はそのまま荷物を持ち、喫茶店を出ようとする。

「あ…土方さん、ちょいと頼みてぇことがあるんですが。」

このシーンは、なんといっても鬼の副長土方と、ヘタレな土方さんが混合しているのが面白いです。
人格が切り替わる瞬間がすごくよくわかるので、見ていると「おお!」と感激してしまいます。

策略

「遅いな、トシの奴。」

真選組では、重要な会議の予定が入っていたのだが、副長である土方がまだ来ていなかったのだ。
伊東はもちろんこの瞬間を逃すことはなく、土方を糾弾し、局中法度を軽んじる彼に処罰を与えるように進言。
しかし、これまでずっと土方と真選組を支えてきた近藤は「待ってくれ。」と伊東を止めようとするが、タイミング悪く土方が会議室へ乱入する。

「遅れてすみません、沖田さん!!」

彼の手には、先ほど沖田が勝ってきてほしいと頼んだゲームが2本と、コミックが一冊握られている。
どうやら会議に遅れたのは、それらの品を探すのに時間がかかったせいなのだが、それはすべて沖田の策略だったのだ。

(こいつら…組んでやがった!!)

彼は伊東と手を組み、土方を真選組から排除したのである。

一方、真選組でそのようなことが起こっているとは知らない銀時は、どこへ行っても将軍がやってきそうで、どこにもバイトに行けないとソファーで横たわっていた。
そこへ神楽がやってきて、新八が寺門通の新鋭隊長として、ひきこもりやニート問題を話し合うテレビ番組出るので、録画しようとDVDデッキを操作し始めたのである。

しかし番組冒頭で、ヒートアップした新八が引き金となり、二次元オタクと三次元オタクの見にくい争いの場に変わり果ててしまう。
銀時は「オタク同士の醜い争いなんてみたくない。」と顔をしかめるが、その番組の中で顔見知りを発見。

「あれ…もしかしてこいつ…。」

その頃、土方を排除した真選組では、伊東と沖田が密談を交わしていた。
伊東は沖田を土方派だと考えていたため、自分のほうについたことに驚いているようだが、沖田にしてみれば派閥があることすら気が付いていなかったらしい。

「賢い男だ。望みはなんだね。」

「もちろん…副長の座でさぁ…。」

沖田は自分の望みを告げ、部屋の出口へ足を進める。

「その望み…果たすと約束しよう。」

沖田が去ったあと、伊東の腹心は「副長の座を約束してもいいのんか?」と苦言を呈すが、伊東自身の望みは副長の座などではない。

「君も僕を理解しえないか、篠原君。武士にとって最大の不幸はなんだろ思う?それは理解されないことさ。」

いくら優秀でも、その優秀さを理解され、それに見合う評価をされなければ意味がない。
彼は学問所や剣術道場、さらには攘夷浪士とも関わりをもったが、誰も彼を理解することはなかった。

「それがまさか、こんなところで出会えるとは。しかし…僕にとっての最大の不幸は、最大の理解者が敵だったということだ。」

伊東は立ち上がり、居住まいを正す。

「土方は消えた。となれば、近藤勲を暗殺し、この真選組を我が物とする。」

(やはりあの男…副長に…早く副長に知らせなければ。)

監察方として、山崎は伊東の動向を探っていた。
しかし、それにすら伊東は気が付いていたのか、山崎のほうに視線を向け不敵に笑みをこぼしたのだ。

史実と同じく、伊東鴨太郎は真選組を乗っ取るために暗躍をしていましたね。
ここの見どころは、土方さんを陥れたときの沖田のゲス顔と、トッシーと化した土方さんでしょう。
第1弾の時は、ただのイケメンだった二人ですが、第2弾はまさにこの二人の役者として成長した姿がたくさん見られてうれしいですね。

ヘタレ

テレビ番組の収録を終えた新八は、土方を連れて万事屋へ戻っていた。

「すみませんでした。まさかあんなところにあなたがいるなんて…土方さん。」

「いいんだよ。この限定物のフィギュア、香西そのかスーパープレミアムシリーズ1/8スケールフィギュアが無事だっただけでもよしとするさ。」

「え?おたく…本当に土方さんですよね?」

明らかに様子がおかしい土方に、銀時は訝しげな視線を向けながら問いかける。

「何をいってるんだよ、坂田氏!」

「坂田氏!?」

「このとおり!正真正銘、土方十四郎でござる。」

「ござる!?」

土方は真選組の証明書を提示するが、普段の土方と正反対の姿に万事屋は動揺が隠せなかった。
さらに衝撃は続き、土方は真選組を辞め、現在はニートのような生活を送っているらしい。
急変した土方は手に負えないと判断した銀時は、そのまま彼を平賀源外のもとへ連れていくことに。

「なるほどじゃな。首元、この首元じゃな。そこの首元にチップが埋め込まれている。えっとね…ヘタレオタクタイプって書いてある。」

そのチップは、一昔前に天人が研究開発していたものだった。
この国の民を操るために作られたのだが、すべての人間分のチップを用意するとなると数が多いため、殺したほうがいいという結論になり、その研究は凍結。
しかし数年前、そのチップがいくつか盗まれたらしく、土方に埋め込まれたチップもその一つだろうと源外は語る。

「それはさながら、ルパンが若かりし頃カリオストロの城に侵入し、ゴート札を盗み出し、銃で撃たれてクラリスに助けられたごとしでござるか!?」

「うん、うん、うん…何言ってんのこいつ?」

「ね、うざいでしょ?」

銀時は源外に掴みかかった土方を座らせながら、原因のチップを取り除いてほしいと頼むが、チップは背骨にくっついているため、その他神経に問題が起きるため難しいと断られてしまう。

「なんか手はないの?ヘタレを治す手は。」

「う~ん…では、あれをやるしかないな。」

源外が取り出したのは、ヘタレ矯正装置。
VRでエヴァンゲリオン風の世界を体験できるものであった。

ヘタレを治すには最適な装置らしいのだが、チップの効果は絶大で結局土方は情けない声を上げて使徒に敗北してしまったのである。

「これ絶対、庵〇さんに怒られるやつだよね。」

しかし、ここで土方に変化が現れる。
おもむろに煙草を取り出し、吸い始めたのだ。

「え、たばこ?ってことは土方さん戻った!」

「やったアル!じじいの治療が聞いたアル!」

新八と神楽は喜びの声を上げるが、すぐに土方本人によって否定されてしまう。

「いや…自分でもわかる。こいつが最後の一本だ。」

彼の意識はすでにチップに浸食されており、たばこを一本吸う程度の時間しか残されていないことを自覚していた。

「まぁいい、こいつが最後だ。藁だろうがなんだろうがすがってやらぁ。」

煙草の煙を噴き出した土方は、万事屋に視線を向ける。

「いいか、時間がねぇ。一度しか言わねぇ。てめぇらに最初で最後の頼みがある。」

そう言って、彼は床に膝をつく。

「頼む。真選組を、俺の、俺たちの真選組を…守ってくれ。」

銀魂2が公開されると知り、一番心配したのは【柳楽優弥はトッシーを演じることができるのか】という点でしたが、まさにトッシーの痛々しさが演じられていて最高です。
そして劇中に登場したフィギュアですが、パロディなのか、オマージュなのかわからない代物になっていますね。
大元は、ラブライブというアニメの高坂穂乃果をモチーフに、同監督作品の勇者ヨシヒコシリーズに登場した学園アイドル香西そのかをフィギュア化して登場させたことになるようですが、もうごちゃごちゃ過ぎてそこが笑えますね。
さて、ここから物語は、ギャグよりもシリアス、アクションが多くなってきます。
土方さんの願いを万事屋は聞き届けるのか、ドキドキしますね。

動乱の始まり

一方、伊東の狙いを知った山崎は土方に伝えようと走るが、その道中で【人斬り万斉】の異名を持つ河上万斉と対峙し負傷。

万斉は鬼兵隊に所属しているらしく、伊東は敵と手を組んでこの国を乗っ取ろうとしていたのだ。
伊東はそのまま、負傷してもなお前進し、土方に伝えようとする山崎に止めを刺すように指示を出し、その場を後にする。

「君には、攘夷浪士と戦い討ち死にした名誉の殉職を与えよう。よかったな、君たちの大好きな士道とやらが通せるんだ。上司たちにもしっかり伝えておくよ…いや、必要ないか。彼らもすぐに君のところへ行くのだから。」

その頃、完全にチップに洗脳された土方を連れた万事屋一行は、今後のことを決めかねていた。
真選組に何かが起きていることは明白だが、首を突っ込んでもろくなことにならない。
しかし、あの土方十四郎が万事屋に頼み事をしたのは、異常事態であることに間違いなかった。

そんな話をしているところへ、土方を探す真選組隊士が乗ったパトカーがやってきて、山崎の死を伝える。
そして、土方に一度屯所へ戻るように言い、無理やり連れていこうと腕をひくが、その隊士たちこそ、彼を暗殺するためにやってきた伊東派の者だったのだ。
そのことに気が付いた銀時は、土方の首根っこを退いて江戸の町を走る。

「あいたたたた!坂田氏!シャツが体に食い込んでる!!さながらジオン軍の戦いで追い込まれたガンダムのように腕と首がちぎれそうだー!!」

「うるせぇぇ!!てめぇは黙ってろ!!」

無意味に叫び続ける土方を連れて逃げるが、相手はパトカーで追いかけてきているため、あっという間に追いつかれてしまう。

しかし、神楽がパトカーを強引に止め、銀時が乗車している隊士を排除し、パトカーを使って逃走することに。

そしてその車内で、彼らは真選組で何が起きているか知ることとなる。
伊東は土方を排除した後、箱根にいる将軍の護衛に向かうと嘘をつき、彼を列車内で近藤を暗殺するという計画を立てていたのである。

箱根に向かう列車の中には、すでに近藤と伊東、そして伊東派の隊士たちが乗り込んでいた。

「この列車、武州を通るよな。あそこは俺やトシや総悟が生まれ育った土地でね。どいつもこいつも喧嘩ばかりしている荒れたところだった。」

近藤は「やっていることは今も変わらんな。」と笑った後、陽気な表情を一変させる。

「たまに不安になる。俺はあのころから、ちったぁマシな奴になれたのかって…少しは前に進めているのかって。」

「君は立派な侍だ。僕は君ほど清廉な人物にあったことがない。無垢…とも言うのかな。君は白い布のようなものだ。何者も受け入れ、何色にも染まる。真選組とはきっと…その白い布に皆がそれぞれの色で想いを描いた御旗なのだろう。」

伊東の顔をジッと見つめながら、近藤はその話に耳を傾ける。

「比べて僕の色は、黒だ。何者にも染まらないし、全てを黒く塗りつぶしてしまう。近藤さん、すまないね。君たちの御旗はもう真っ黒になってしまったんだよ。」

その言葉を合図に、周囲を固めていた伊東派の隊士が近藤に刀を向ける。
しかし、近藤に動揺した様子はみじんもなく、むしろ声を上げて笑ったのだ。

「さすがは先生、面白いことを言うな。俺たちが真っ黒に染まった‽なるほど、俺が白い布だとすると、確かにそうかもな。だが、俺なんざいいとこ、縮れ毛だらけのふんどしってとこかな。」

「白い布に、それぞれの想いを描いた御旗…そんなあまっちょれぇものじゃないさ、奴らは。先生の周りにいる奴らは知らんが、奴らが違う。」

近藤は周囲を固める隊士に視線を向けた後、再び伊東に顔を向ける。

「奴等は色なんて呼べる代物じゃねえ…赤だよ。洗っても洗っても落ちねえ、染みついた赤だ。」

しかし、他人に汚くみえるものでも、近藤にとっては愛着のある御旗だ。

「汚れも寄せ集まって年季が入るうちに見られるようになってね。いつの間にやら立派な御旗になってやがった。学もねえし、思想もねえ。理屈よりも感情で動く連中だ。何を考えてるかわからん、得体のしれない連中だ。」

「先生、あんたの手には負えない。奴らは何色にも塗りつぶせないし、何者にも染まらん。」

伊東は近藤の言葉に何も返すことはなく、席を立ち近藤に背を向ける。
そして、話の途中で車両に入ってきた沖田に視線を向けた。

「沖田くん何をやっている。君は見張りのはず。」

「…てめぇがなにやってんだ…。てめぇが何やってんだって聞いてるんだ、クソ野郎。」
沖田は隊士に拘束された近藤を救出するため、前に進み出る。
その途中で伊東の腹心が邪魔に入るが、彼は容赦なくその男を切り伏せた。

「その手を放せって言ってんだ!!」

「…沖田くん、やはり君は土方派。僕に近づき、その動向を探るためのスパイ。土方を裏切ったのも、僕を欺くための芝居だったのか。」

伊東はそう推察したが、沖田は真っ向から否定。
彼にとって、土方も伊東も排除する対象に過ぎなかったのだ。

「土方は消えた。次は…てめぇの番だよ、伊東先生。俺はてめぇの下にも土方の下にもつくのはごめんだ。俺の大将はただ1人…そこをどけ!!」

「近藤の隣は、俺の席だ!」

「ククク…ッとんだ性悪だ。土方を消すために僕を利用し、用済みとあらば僕をも消すか。例のチップはずいぶん高くついた。こうなると、君に代金を払ってもらわないとね。」

列車の中には、近藤と沖田を除き、すべて伊東派の隊士で固めている。
伊東はすぐに二人の排除を命じるが、沖田が仕掛けた爆弾によって背後の列車にいた隊士は重症の傷を負うことに。
そして、爆破の衝撃で解放された近藤を連れ、沖田はそのまま前方車両へ逃走したのである。

一方、パトカーで逃走を続ける万事屋も、近藤暗殺の計画を聞き、どうするか考えていた。
銀時の脳裏には、土方が必死に頭を下げる姿が浮かびあがり、大きなため息をついた後、神楽に無線を本部から全車両に至るまで繋ぐように指示を出す。
そして、近藤が暗殺されそうになっていることを、土方の名で告げたのである。

「ふ抜けたツラは見飽きたぜ。ちょうどいい、真選組が消えるなら、てめぇも一緒に消えればいい。墓場まで送ってやらぁ。」

「冗談じゃない。僕は行かない。」

土方の情けない言葉に、銀時がキレる。
運転席から後部座席に身を乗り出し、土方の胸倉を勢いよく掴む。
ちなみに、ハンドルはとっさに神楽が握ったので、車が横転することはなかった。

「勝手にケツまくって、人様に厄介事押し付けてるんじゃねぇぞ、コラ!てめぇが人にもの頼むタマか、てめぇが真選組、他人に押し付けてくたばるタマか。くたばるんならな、大事なもんの傍らで、剣振り回してくたばりやがれ!それが土方十四郎だろうが!!」

「痛ぇな…痛ぇって言ってんだろうが!!」

ここで一旦一区切りです。
第1弾ではカッコいいけど、お笑い要素が強かった近藤勲が、すごく局長らしい姿を見られる貴重なシーンですね。
真選組動乱編は、万事屋よりも真選組がメインのお話なので、カッコいいのは当然なのですが、中村勘九郎さんの渋い演技がビシッと決まっていて、ずっとこんな人ならお妙さんもなびいてくれるのにと思ってしまいました。
さて、いよいよ真選組の動乱に万事屋も参戦です。
最後に土方さんが復活の片りんを見せていましたが、いったいどうなるのでしょうね。

動乱

先頭車両まで逃げた沖田は、伊東の策略で土方を排除してしまったことを悔いる近藤をそこへ閉じ込めることに。

「総悟、何やってるんだ開けろ!!」

「近藤さん、大将の首を取られたら戦は負けだ。ここは引き下がっておくんなせえ。」

しかし、そんな言葉を近藤が聞き入れるわけもなく、扉を開けようとドアに力を込め続ける。

「近藤さん、だから何度も言ったでしょう。あんたの悪いところは、人がよすぎるところだって。誰でも彼でも信じて疑おうとしてねぇ…あげく、あんな狐まで懐に抱え込んじまうたぁ…ま、いずれはこうなると思ってましたがね。」

沖田はそう言うと、そばにあった列車の連結装置を触り、先頭車両を切り離す。

「何やってる…おい、やめろ!!総悟!!」

近藤は必死に叫ぶが、沖田は置き去りにされる後方車両に飛び移る。

「だが、そんなあんただからこそ、俺たちは集まったんだ。そんなあんただからこそ、一緒に戦ってきたんだ。そんなあんただからこそ、命はって守るかいがあるのさ。」

沖田はそのまま車両の中へ。
そして、再び伊東と対峙する。

「沖田君、君はもっと利口な人間だと思っていたが、我々全員を、一人で相手するつもりか?」

沖田の敵は、車両の中にいる伊東派の人間だけではない。
列車の外には、近藤を暗殺するためにやってきた鬼兵隊の車が複数台確認できる。

「わりぃね、伊東さん。実は俺も一人じゃねぇ。」

その言葉を証明するように、鬼兵隊の車両が一台爆破される。

「馬鹿な…あれは…。」

それは真選組の制服をまとった万事屋と、鬼の副長、土方十四郎その人だった。

「なぜ奴があんなところに…。」

伊東は土方の復活を警戒したが、決して彼はヘタレが治ったわけではなかった。

「こわい~!!」

「てめぇ少しはかっこつけてらんねぇのか!!仲間の士気高めんのに、副長健在見せつけなきゃだめだって言っただろう!!俺殴るときだけ復活して、すぐヘタレに戻りやがって!!」

銀時は車両にしがみつき、悲鳴を上げる土方の尻をバズーカーで殴りながら叱咤する。

「無理無理~!!拙者には無理でござる~!!坂田氏、まかせた~!!」

「目ざわりなのが付いてきやがったな…だが、奴らつぶすには軍隊一個あっても足りないぜ。」

「フッ…土方か。今更来たところで何ができる。近藤もろとも、全員消してくれる。」

伊東は隊士たちに「奴を粛正しろ。」と指示を出し、車両の外へ。
彼はこれから、鬼兵隊の車に乗り込み、近藤を追いかけるのだ。

「真選組一番隊隊長として、てめぇらに最後の教えを授けてやる。圧倒的に力の差がある敵を前にしたとき、その実力差を埋めるには数に頼るのが一番だ。呼吸を合わせろ、身体共に気を練り、最も充実した瞬間…一斉に切りかかれ!!」

「そして…死んじまいな。」

同じころ、川を流れる屋形船には高杉晋助と河上万斉の姿があった。

「計画通り、江戸の警備はからっぽだ。」

「伊東鴨太郎…なかなかできる男でござるな。」

「絶好の機会だ。殺ってこい、将軍を。」

一方、外で鬼兵隊と戦っていた万事屋のパトカーは、伊東よりも先に近藤のもとへ。
銀時のバスカーにより、多少近藤がケガをすることはあったものの、無事合流することに成功。

「つか、なんでお前らとトシが一緒にいるんだよ。ありえなくね?前らが俺らの肩持つとか。」

「遺言でな。」

銀時は、土方がなぜヘタレオタクになったのか、何を万事屋に頼んだのかを簡単に伝える。

「面倒だから、てめぇでやれってここまで連れてきた次第だ。俺たちの仕事は終わりだ。ギャラはたんまりいただくぜ。」

しかし、銀時の言葉を近藤が遮る。

「万事屋。俺もお前らに依頼がある。これも遺言と思ってくれていい。」

「え、ギャラの件は無視?」

「トシ連れて、このまま逃げてくれ。こんなことになったのは俺の責任だ。戦いを拒む今のトシを、巻き込みたかぁね。」

近藤は、伊東に注意しろという助言を拒み、敵の思うままに土方を排除してしまったこと、その土方はヘタレオタクに変えられたにも関わらず、犬猿の仲である万事屋に頭を下げてまで託したことを知り、後悔の念と共に謝罪の言葉を口にした。

「全車両に告げてくれ。今すぐ戦線を離脱しろと。近藤勲は戦死した。これ以上…仲間同士で殺り合うのはたくさんだ。」

近藤がそう言うや否や、後部座席で縮こまっていた土方が無線機を手に取った。

「あー…大和の諸君。我らが局長近藤勲は無事救出した。勝機は我らの手にある。局長の顔に泥を塗り、受けた恩をあだで返す不貞の輩、あえて言おう…カスであると!!今こそ奴らを月に変わってお仕置きするのだ!」

『おい誰だ!!気の抜けた演説してんのは!!』

「誰だと?真選組副長、土方十四郎なりぃぃぃ!!」

そう叫んで、土方は無線機を叩きつける。

「近藤氏、僕らは君に命預ける。その代わり、君に課せられた義務がある。それは、死なねぇことだ。」

土方は真選組の局長として、恥辱に塗れようとも、隊士がどれだけ殺されようとも、生き残るようにと言葉を紡ぐ。

そしておもむろに煙草を取り出し、火をつける。

「近藤さん…あんたは真選組の魂だ。俺たちはそれを守る剣なんだよ。」

「一度折れた剣に、何が守れるというのだ!」

後ろから近藤を追ってきた伊東が、土方に向かって叫ぶ。

「大きな出費をして、君にヘタレオタクになってもらったが、ここまで来たからには、決着をつけねばならないようだな。」

「てめぇが…てめぇが俺をこんなことに…。」

「さぁ!抜けるもんなら抜いてみろ!」

土方は傍に置いていた刀を手に取る。

「土方さん!!オタクだって、やるときはやるって、見せつけてやってください!!」

運転先から、新八は心の先から叫ぶ。

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

しかし、刀は一向に鞘から抜けない。
業を煮やした銀時が、「さっさと抜きやがれ。」と声をかけた。

「黙りやがれ!俺はやる、俺は抜く!!世界中の元気玉よ~!!おらに力をぉぉぉぉ!!」

土方は後部座席に窓を割り、そのまま車外へ。

「万事屋!!」

「なんでしょー。」

「聞こえたぜ、てめぇの腐れ説教。偉そうにべらべら語りやがって、てめぇに一言言っておく!ありがとうよ!!」

「おいおい、またトッシー出たのか?またトッシーなのかー。」

「俺は…俺は土方十四郎だ!!近藤の首を取りたくば、この俺を倒してからにしろ!!」

「何人たりともここは通さねぇ…何人たりとも俺たちの魂を汚がさせねぇ。俺は近藤勲を守る最後の砦!!真選組副長、土方十四郎だぁぁぁ!!」

「こいぃぃぃぃ!!」

土方はパトカーを飛び出し、そのまま伊東に向かって切り込んでいく。
その瞬間、彼を操っていたチップが砕け散ったのであった。

一方、キャバクラ遊びに出かけた松平と将軍は、高杉に将軍暗殺を命じられた万斉と鬼兵隊に囲まれる。
万斉の姿を確認した松平は、特に慌てた様子もなく、真選組を呼び出すのだが、その無線に応じるものは誰もいない。

「真選組は箱根に温泉旅行でござる。」

「…なら俺が相手してやる。」

松平はタクシーの荷台からバズーカを取り出し、鬼兵隊に向かって発砲した後、タクシーに乗り込み逃走。
万斉と鬼兵隊はそれを追って、江戸の町を走りだしたのである。

ここはまさに真選組の見せ場なので、外せないシーンがすごく多かったです。
まず沖田さんが、尋常じゃないほど美しいし、かっこいいので、大きなスクリーンで見たときは鳥肌が止まりませんでした。
私は土方さんが好きだったので、今回の映画で沖田さんは割とノーマークだったため、心臓へのダメージが半端なかったです。
そして、土方さん完全復活しましたね!
トッシーから土方さんに戻る瞬間は、何度見ても迫力がありますし、胸を打ついいシーンですから、ぜひ映像で見てほしいです。

真の狙い

列車の中では、沖田と伊東派隊士による戦いが続けられていた。
沖田の強さは他を圧倒するほどではあったが、いかんせん連戦の影響で、体力は底をつきつつあった。
しかし、銀時たちと別れた神楽の救援もあり、残った隊士たちを薙ぎ払っていく。

一方、パトカーに移動した銀時は、新八と共に「鬼兵隊に囲まれちゃいました。」という松平からの無線を聞いていた。

「おいおい…そういうことかよ、高杉の野郎。」

高杉の狙いをしった銀時だが、将軍を守ろうにも、この場はすでに鬼兵隊で囲まれている上に、江戸からずいぶん離れた場所まで来てしまっていた。
しかし、この場にいる鬼兵隊については、高杉の勢いを削ぎたい桂が加勢することになる。

そして、銀時にはスペシャルなタクシーが迎えに来ていたのである。

「銀の字~!!これに乗れ、風のごとく江戸に戻れるぞ!」

それは明らかにネコバスに乗った源外の声である。

「ねぇこれ…大丈夫なんですか?」

新八が信じられない物を見るような目で、源外を見つめる。
「何がじゃ、これはアライグマじゃ。見ろ、リンゴを洗っとるじゃろう。」

そんな話をしている間に、銀時はアライグマバスへ。

「絶妙な塩梅と尊敬を込めて。」

「早く!早くメイちゃんのところへ!!」

「メイちゃんって言っちゃった。」

そして2人は「となりの(ピー)」と歌いながら、江戸城へ取って返す。

「これだめだろー!!」

そう叫ぶ新八の背後には、沖田が切り離したはずの車両が後部動力を使って追いかけてきていた。

「ってこっちもだめー!!」

列車に挟み込まれパトカーは大破したが、新八は近藤と共に間一髪で迫ってきた車両へ移動。
そこには、伊東派をせん滅した沖田の姿があった。

「ちょっと働きすぎちまった…残業代でますよね?」

一方、江戸城には万斉と鬼兵隊が侵入。
そこでは待ち構えていた松平から、将軍を連れまわして攘夷浪士を一網打尽にする計画が語られる。
しかし、その計画の根幹である真選組が不在となり、いろいろ予定が狂ってしまったようだ。

「すんばらしい作戦考えたじゃねえか、褒めてやるよ。」

松平の背後には、徳川お抱えの忍が現れる。

「主人からの言いつけは将軍の暗殺。そいつらを皆殺しにしてでも、その首持ち帰るでござるよ。」

「さすが、千人斬りの万斉だ。楽しもうじゃねえか。」

ここからは、江戸城、列車内外と視点がころころ変わるアクションシーンが続きます。
江戸城内は狭い廊下が多いので、派手なアクションはあまりありませんが、トリッキーな動きがメインの演出が多いです。
列車のほうでは、土方さんと伊東の死闘が繰り広げられます。
第1弾でも殺陣を習っているせいか、土方さんの剣には重みがあって、今回から参戦した三浦春馬は大変だっただろうなとしみじみ感じました。
ここまで笑いあり、シリアスありで映画が展開していたたため、アクションシーンが唯一の小休止かもしれません(笑)
決して見どころがないわけではなく、ここまで感情の起伏が激しかったので、ホッとしてアクションを見てしまうという奇妙な体験ができますよ。

本物と影武者

江戸城の最上階にたどり着いた万斉は、そこで待つ松平、そして将軍と対峙。

「江戸城の裏はこのようになっていたでござるか。天人たちのビルと繋がる、傀儡政治の慣れの果てでござるな。」

「よーし、最後はこのダンディおじさんが相手だ。」

そう言って松平は刀を構えるも、その構えは明らかに野球のバッドを振るうポーズだ。
万斉は容赦なく剣を振り上げたが、寸でのところで銀時に邪魔される。

「どんだけ強いか知らないが、おじさんの敵う相手じゃねえよ。」

銀時は真選組の制服と、ここまで働かされた請求書を差し出す。

「あんたんとこの奴らにさんざん働かされたから、ここにたんまりギャラ振り込んどけ。」

しかし、松平は老眼を理由に請求書の額を確認しようとせず、逆に銀時に「キャバにいたしゃくれ女と似てるな。」と言葉を返したのだ。
もちろん、銀時はすぐに「人違いだ。」と否定する。

「どいてな。人斬りさんは俺が片付ける。」

「そう目の色変えてムキになるんじゃねえよ。影武者だ。」

「だろうな。本物連れて街をぶらぶらする警察庁長官なんか、即刻クビだろう。」

松平はおもむろにチャンネルを取り出し、本物の将軍と中継をつなぐ。

『どうかな、イメチェンとやらをしてみたのだが。』

本物は、箱根の温泉に避難させていたのである。
しかし、今江戸城にいる将軍は影武者だが、銀時がキャバクラや床屋で会ったのは本物の将軍だった。
さらに、全てのネタばらしを終えた松平は、銀時に後を任せ、影武者と共にキャバクラへ出かけてしまう。

この日が影武者だった理由って、もしかして銀時たちがそり落としたマゲのせいだったんじゃ(笑)

欲しいもの

松平と影武者を見送った銀時は、仕切り直しとばかりに万斉に声をかける。
しかし万斉はヘッドフォンをしたまま、銀時の話をまるで聞いていなかった。

「坂田銀時…いや、白夜叉。お主がなぜ真選組にいるのでござるか?」

「てめぇ聞こえてんじゃねえか!あの伊東って男、真選組の実権握らせてどうするつもりだ?ついでに将軍暗殺まで企てて…てめぇらいったい何がしてぇんだ。」

しかし、万斉の口から語られたのは衝撃の事実だった。
彼らは背信行為を平気でやる者を仲間にするほど寛容ではなく、またそういう者のもとへ人が集まらないことも知ってるため、伊東鴨太郎はあくまで駒の一つに過ぎなかったのである。
そのため、真選組の乗った列車は、谷にかかる橋が鬼兵隊の仕掛けた爆弾によって爆破される手筈となっていた。

爆破の影響で気を失っていた伊東は、高杉と対面した時のことを思い出している。
その時、彼は高杉に「お前はただ、一人だっただけだ。俺にはお前が求めてるものがわかるぜ。」と告げられたのだ。

そんな夢から覚め、伊東は遠くで倒れる土方を見て勝利を確信。
しかし、実際には自分の左腕はなくなり、谷底へ転落しつつある列車の中で、釘一本に引っかかった服にその命運を託す立場であることに気が付き、絶望することに。

さらに、鬼兵隊のヘリによって、伊東の命はさらに危険にさらされることとなった。
銃弾の雨から身を交わそうと体をよじった時、命綱であった釘が外れ、彼は谷底へ向かって転落していく。

(やめてくれ、僕はこんなところで終わる男じゃない。やめてくれ…僕はもっとできる男なんだ…もっと…もっと…。)

走馬灯のように、彼の脳裏に幼い時のことが思い浮かんでくる。

彼は非常に優秀な子供だったが、残念ながら次男坊。
双子の兄は病弱で、両親は「弟が全てをもっていってしまった。」と陰口をたたく日々だった。
さらに同じころの友達も、優秀すぎる伊東を邪険に扱い、彼は誰かに認めてもらいたい一心で努力するに比例して、どんどん孤独な人生を歩むことになったのだ。

(僕を一人にしないでくれ…隣にいてくれ…隣にいて…この手を握ってくれ…。)

谷底へ落ちていく伊東の手を握ったのは、彼がこの手で殺めようとした近藤勲。
その後ろには、沖田、新八、神楽の姿もある。

「謀反を起こされるのは大将の罪だ。無能な大将につけば兵は命を失う。これを斬るのは罪じゃねぇ。」

近藤は、伊東鴨太郎という人物の上に立つ者として、自分が足りない人物であることを自覚していた。
しかし、彼は兵隊ではなく、友人として伊東鴨太郎にいてほしかったのだ。

「まだまだいろんなことを教えてほしかったんだ…先生!!」

(僕の欲しかったものは…地位や名誉、成功でも才能でもなく、自分を認めてくれる理解者でもない。)

再び鬼兵隊のヘリによる攻撃がはじまる。
しかし、倒れていたはずの土方が列車からヘリに飛び移り、その羽を切り落としたして撃墜。

(僕がほしかったものは…。)

伊東の脳裏に、真選組で過ごした楽しい日々が浮かびあがる。

(とっくの昔にそこにあった…僕は絆が…絆がほしいだけだった…。)

神楽は一気に男たちを引き上げる。
そして、ヘリに飛び移っていた土方も、爆風に乗じて列車へ飛び出し、その手を今度は伊藤が掴んだ。
「土方君、君に言いたいことが一つあったんだ。」

「奇遇だな、俺もだ。」

「僕は君が嫌いだ。」

「俺はお前が嫌いだ。」

「「いずれ殺してやる。こんなところで死ぬな。」」

しかし、残念ながら2人の願いは叶わなかった。
再び現れた鬼兵隊の攻撃から守るため、伊東はその身を盾に使ったからだ。
ヘリは遠くからエリザベスに乗って飛んできた桂によって撃退されたが、伊東は腕の傷もあって瀕死の状態である。

「先生!!」

「伊東…伊東!!」

倒れた伊東を近藤と土方が支えるが、伊東は副長として指揮を執るように参謀として命じる。
敵の大将はすでに瀕死となり、烏合の衆となった反乱分子を収めるのであれば今が好機と訴えた。

ここまで「伊東っていやな奴!!」って本当に思っていました。
しかし、今回の映画で幼少期の話をされてしまうと、やるせない気持ちになりましたね。
時代が時代なので、長男びいきは仕方ないにしても、もう少し優秀な次男坊が活躍できる場を親が用意できれば、と考えてしまいます。
そして、そんな伊東がようやく絆を見つけたのに、真選組を守って瀕死となってしまうとなると、王道の展開とはいえ感情移入してしまいますね。

守りたいもの

一方、江戸城で繰り広げられている銀時と万斉の戦いも佳境に入っていた。
斬り合いでは太刀打ちできないと判断したのか、万斉は迎えに来たヘリに飛び乗りつつ、ワイヤー入りの弦で銀時を拘束する。

「さぁ白夜叉。このヘリで地獄へお連れするでござる。」

「ふざけんなぁぁ!!」

銀時はヘリに引っ張られないように、手足に力を込める。

「白夜叉!!貴様は何がために戦う。何がために命をかける!!もはや侍の世界の崩壊は免れぬ。晋助が手を下さずとも、この国はいずれ崩れ落ちる!主一人が足掻いたところで変わりはせん!この国に守る価値などもはやない!!」

万斉は、天人の傀儡となり、食いつくされることをよしとした国に引導を渡してやることこそ侍の務めであると主張。

「死にたきゃ…一人でひっそり死にやがれ…。」

「主の守るべきものなどもうありはしない。亡霊は、帰るべきところへ帰れ!!」

万斉はさらに弦を締めるが、逆に銀時によって引きちぎられてしまう。
鋼鉄の強度を持つ弦が切られたため、万斉はヘリに乗る人間に銃を乱射するように指示。

「耳の穴かっぽじってよーく聞け!!俺は安い国なんぞのために戦ったことは一度たりともねえ!!国が亡ぼうが、侍が滅ぼうが、どうでもいいんだよ!!」

体を拘束する弦を無理やり引きちぎり、銀時はヘリに乗る万斉と正面から対峙。

「今も昔も…俺の守るもんは何一つ!何一つ!!」

銀時の脳裏に浮かぶのは、吉田松陽や桂、高杉、そしてこれまで出会った人々との思い出。

「変わっちゃいねぇぇぇぇぇ!!」

弦が巻き付いたままの木刀を大きく振りかぶり、ヘリはそのまま江戸城へ激突。
万斉との戦いに、決着がついたのだ。

ようやく回ってきた銀ちゃんの出番ということで、もっとアクションシーンについて解説したかったのですが、ストップモーションというのでしょうか、古い映画で例えるとマトリックスのような演出でアクションシーンが続いていたので、文字で表現することを諦めました。
でもマトリックスが分かる人なら、「なるほど!」とうなづいてくれるでしょう(笑)

「腐れ縁…そんな形の絆もあるんだな…知らなかった…いつだって、気づいた時には遅いんだ。ようやく見つけた大切なきずなでさえ…自ら壊してしまう…。」

すでに立つことすらできない伊東を、真選組の隊士たちが捕らえにやってくる。
新八と神楽は、すでに伊東が死に瀕していることから、連れていかないように隊士たちに告げるが、「それはできない。」と断られてしまった。
伊東によって多くの隊士が死に、処断しなければならないという真選組の判断に、神楽は噛みつこうとするが、それを共に伊東の言葉を聞いていた近藤が、涙でぐしゃぐしゃになった顔で制した。

「ほっといたって、奴はもう死ぬ。だからこそ…だからこそ、斬らなきゃならねぇ。」

真選組は中央に土方と伊東を置き、取り囲むように円になる。
そして、死にたいの伊東に刀を投げ、最後の一騎打ちに興じるのだ。

「最後は武士として、仲間として、奴を死なせてやりてぇんだよ。」

一騎打ちは、もちろん土方が制す。
しかし死ぬ間際、伊東は近藤や沖田、ぐるりと囲んだ隊士、そして土方と繋がる光の線を見る。

「あり…がと…。」

エピローグ

伊東鴨太郎による動乱は終息し、真選組屯所では名誉の殉職を経た山崎の葬儀が行われていた。
しかし、山崎はその心意気を万斉に気にいられた結果、とどめを刺されることはなく、生き残っていたのである。

そして土方は不祥事の責任を取るため、謹慎の延長を申し出ていた。

「全部背負って前に進まなきゃならねぇ。地獄で奴らに笑われねえようにな。」

そう言って去る背中を見つめつつ、銀時は今回の騒動に関するギャラをもらっていないことを思い出す。

「どうするんですか!今朝銀行にいったら、1円も入ってませんでしたよ!」

「それまずいじゃん。家賃どうすんの?」

「うりゃぁぁぁぁ!!家賃払え!!」

「やべぇ!!逃げろぉぉぉ!!」

鬼婆の形相でやってくるお登勢から逃げるため、万事屋一同は走りだしたのであった。

感想

銀魂2は前半にギャグを集中させ、後半にシリアスを持ってきていたので、なかなかあらすじとして紹介するのは難しい作品でした(笑)
ギャグシーンはとにかくセリフのテンポが速いし、雰囲気で笑う部分も多いので、ここだけでもいいので映画を見てほしいと思います。
私は初めて劇場へ足を運んだ時、キャバクラのシーンでコーラを飲むのを諦めました。
そのくらい、休む間もなく笑いが起こるシーンがあるので、シリアスなシーンに突入したことには頭がすごく疲れていたことをよく覚えています。

第1弾からいろいろ進化している部分も多く、第2弾を見てから第1弾を見るとウィッグがかなりきれいに作りこまれていたり、アクションシーンをそれぞれのキャストがトレーニングしたことがよくわかるので、ぜひ第2弾を見た後は第1弾をもう一回見てほしいです。

さて、こちらの作品は実写映画としては大成功を収めたといってもいいのではないでしょうか。
興行収入も35億円を突破していますし、10月にほぼすべての上映が終了したにもかかわらず、11月末にダウンロード版の先行配信、円盤も12月末に発売されていますから、まだまだ評判が上がる作品だと思います。
さすがに銀魂3はないかもしれませんが、できれば3もみたいと思える素晴らしい作品だと思いますので、皆さんもぜひ銀魂2を見てください。

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コメント

  • コメント (1)

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  1. アバター
    • 復習した
    • 2019年 8月 28日

    ありがとうごぞちました
    影武者と本物のくだりわからなかったのですけど、
    髪の毛切ってしまったことを言ったんですね

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