「阪急電車 片道15分の奇跡」のあらすじ・感想・ネタバレ~それは片道15分の電車内での出逢いが起こした小さな奇跡達~ | VODの殿堂

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「阪急電車 片道15分の奇跡」のあらすじ・感想・ネタバレ~それは片道15分の電車内での出逢いが起こした小さな奇跡達~

   
 

タイトル:「阪急電車 片道15分の奇跡」
公開:2011年
監督:三宅喜重
出演:中谷美紀、戸田恵梨香、南果歩、谷村美月、宮本信子、有村架純、芦田愛菜、勝地涼、玉山鉄二、鈴木亮平 他
視聴したVOD:dTV(2018年10月31日までは視聴可)

阪急電鉄が運営する兵庫県の「阪急電車」。
片道わずか15分の、そのローカル電車に乗り合わせた乗客たちの偶然の出逢いがそれぞれの運命を少しずつ変えていきます。

有川浩の人気小説の映画化。
主演の中谷美紀をはじめ、戸田恵梨香、宮本信子、と華やかな出演者が心に染みる演技を魅せてくれる心温まる物語。
出演者の多くが兵庫県出身者であり、ローカルな風景に自然に馴染んでいます。

あらすじと感想をまとめてみましたのでご覧ください!

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【あらすじ】

『それぞれの日常、そして悩み』

阪急電車、片道わずか15分のローカル電車。
そこに日々乗り合わせる、一見何の繋がりもない乗客たち。
しかし、皆それぞれのやりきれない気持ちを抱えている。
そんな自分だけの日常が、些細なことで繋がると小さな奇跡が起こるのだ。
電車内で出逢うこの8人の物語は、どう繋がっていくのだろう?

高瀬翔子(中谷美紀)、32歳、OL。西川口駅在住。
美人で頭がよく、しかしその気の強さゆえに幸せを逃しやすい。
三年付き合った婚約者を会社の後輩に寝取られてしまう。

萩原時江(宮本信子)、65歳。逆瀬川駅在住。
伴侶に先立たれ、今は一人暮らしをしている。
度々、孫の亜美の子守りを頼まれ、犬好きの亜美と一緒に電車に乗ってドッグパークへ行く。

森岡ミサ(戸田恵梨香)、21歳、大学生。逆瀬川駅在住。
イケメンのカッコいい彼氏が自慢だが、彼は些細なことでキレる男。
暴力的な彼に疑問を感じるも、カッコいいし、普段は優しいし…と無理やり言い聞かせている。

門田悦子(有村架純)、18歳、女子高生。甲東園駅在住。
進路を希望しているのは、子どもの頃からの憧れの大学「関西学院」。
しかし、担任からはギリギリだと言われ、一か八か受けても滑り止めが必要だと言われていた。

伊藤康江(南果歩)、42歳、主婦。西宮北口駅在住。
優しい旦那と素直な息子と暮らしている、平凡で庶民的な主婦。
PTAの繋がりで、派手なグループに度々高級ランチに誘われるのが悩み。

小坂圭一(勝地涼)、19歳、大学生。甲東園駅在住。
パンクな容姿で、同級生達から完全に浮いている。
おまけにかなりの軍オタ、地元の方言もあり、学校ではいつも一人だ。

権田原美帆(谷村美月)、19歳、大学生。甲東園在住。
地味で清純な、野草大好きの女子大生。
方言と自分の厳つい名前がコンプレックスで、派手な友人達とはいまいちしっくりこない。

樋口翔子(高須瑠香)、8歳、小学生。小林駅在住。
学校の帰り道、憂うつそうな顔をして帰る少女。

『怒る女』

翔子は今、人生で最大に怒っていた。
同僚である彼氏と婚約をしていたが、結婚準備中のこの時期に浮気をされたのである。
しかも、相手は彼の子を妊娠中!
相手の女は職場の翔子の後輩で、いつも何かにつけ翔子を頼ってきた女だ。
彼は、翔子と別れてその女と結婚すると言う。

「俺には責任があるんや!」と妙に胸を張って言う彼。
「私が悪いんです」とわざとらしくうなだれる後輩の女。
翔子は怒りがおさまらず二人にまくしたてるが、彼に「お前は大丈夫やろ?泣かへんし。彼女は俺がおらんとダメなんや」と言われてしまう。
結局、翔子は二人の結婚を認めるが、一つだけ条件を出した。

『お嫁さん』

~10月、往路~

宝塚駅から、孫の亜美を連れて時江は電車に乗ろうとしていた。
しかし、そこに騒々しく乗車しようとする派手な中年女の団体に唖然としてしまう。
その集団は電車内でもけたたましいお喋りを止めず、周囲も迷惑そうだ。
その中の一人、康江は愛想笑いをしながらも居たたまれなかった。
康江はため息をつき、ふと電車の窓の外を見ると、駅のホームに真っ白なドレスを着た美しい女性が立っていた。

その女性は、彼氏を寝取られた翔子。
裏切った二人に出した条件、それは自分を結婚式に呼ぶことだった。
結婚式に、翔子はウェディングドレスさながらの真っ白なドレスを選んだ。
頭にはティアラまで飾り、元々美しい翔子は輝くばかりの姿で結婚式に乗り込んだ。
式場では周囲からも注目、好奇心で質問してきた新婦の友人達に翔子は答えた。
「新郎、寝取られて、子供まで作られて、これくらいの嫌がらせ許されるでしょう?」

新郎新婦が入場し、笑顔の二人は翔子のテーブルで足が止まった。
「お幸せに」そう言って、美しく微笑む翔子を見つめる新郎。
引きつった顔で慌てて新郎を引っ張り歩く新婦。
私の勝ちだ、討ち入りは成功した。

帰りの電車の中、翔子は負傷兵の痛痛しさで窓際に佇んでいた。
すると、時江と一緒にやってきた亜美が翔子を見て言った。
「お嫁さんだ!綺麗だね、お婆ちゃん」
その言葉に、翔子の涙は溢れたのだった。

『討ち入りの後は』

亜美の言葉に泣き出した翔子に、時江は話しかけた。
「討ち入りの成果はどうったの?」
驚く翔子に、更に続ける時江。
「良かったら話してみない?野次馬に話したら気が楽になるかもよ」

翔子は時江に事の顛末を全て語って聞かせた。
そして、二人の結婚式を人生最高の日になんてさせない!呪われた日にしてやる!と自分が実行した黒い計画も赤裸々に話したのである。
「昔からいるのよね、そういうちゃっかり女。でも、いい気味」と、話しを聞いた時江は笑った。
そんな時江の反応が意外だった翔子。
普通だったら、こんな話を聞いたら「そんなことしても自分が惨めになるだけだ」、とかなんとか説教されるはずなのに・・・。
しかし、時江はそうは思わないと言う。
「こういうことするのは覚悟がいるもの。あなたは自分が傷つくことをわかった上でやったんでしょう?」
翔子は、その言葉に涙が止まらなくなり、時江は優しく慰めた。
そして、「気が済んだら会社はやめなさい、自分のためにね」と忠告をした。
さらに、次の小林駅で休んでいきなさい、あそこは良い街だから、とすすめられ、翔子は素直に従った。

『いい恋愛とは?』

同じ車両に、ミサは恋人のカツヤと一緒に乗っていた。
二人で同棲するための部屋を探しに行くこところだ。
ミサはカツヤに「さっきの女の人凄かったな」と翔子のことを言った。
意味がわかっていないカツヤに、引き出物下げていたの結婚式帰りという事、ゲストが白いドレスを着るのはタブーである、という事を説明した。
「なんでだよ?」とカツヤは不機嫌に言ったが、ミサは構わず「男の人って、ホンマそういうこと何にも知らんのやなぁ」と続けてしまった。

その言葉にカッとなったカツヤは、電車のドアを叩いてミサを大声で怒鳴りつけた。
その声に泣き出した亜美にまで「うるせぇ!」と怒鳴りつけたのだ。
頭に血が上ったカツヤは次の駅で降りてしまい、追いかけてきたミサを突き飛ばして一人で行ってしまった。
同じ駅で降りた時江は、ミサに絆創膏を差し出す。
さっきのカツヤの非礼を詫びるミサに、あなたが謝ることじゃない、と言う時江。
そして、「くだらない男ね、やめといた方がいいと思う」と言って去っていった。

カツヤは通りすがりの人から見ても、くだらない男なのか・・・。
ミサの心は揺れ、カツヤ宛のメールを打った。
「もうウンザリです。さようなら。」
しかし、なかなかそれを送信することが出来ない。

そこに女子高生たちが楽しそうに笑いながらやってきた。
盛り上がっている内容は、その中の一人、悦子という子の彼氏の話だ。
その彼氏は年上で社会人だが、かなりバカらしい。
夜中に「アイロンかけられへん」と電話がかかってきて、「素材は?」と聞くと「素材ってなに?」、「タグに書いとるやろ?」と聞くと「タグって何?」と、何にも知らない彼氏。
挙句、タグに書いてある「絹」の 漢字が読めず、「糸に月?」と言ってきたというオチに、聞いていたミサまで笑ってしまった。
しかし、そんなアホ彼氏だが「体の関係は悦子が大学に受かってからだ!」と律儀に宣言し待ってくれている、と嬉しそうに話している。
「私よりいい恋愛してるわ・・・」と、ミサはその悦子という女子高生を羨ましく思った。
笑いながら帰っていく彼女たちの後ろ姿に「浪人するなよ!彼氏のためにも!」と声をかけ、ミサはさっきのメールを送信した。

『恋の始まり』

甲東園駅は、悦子の憧れの「関西学院」があるので、そこに通う学生が一気に乗り込んでくる。
悦子は、そんな学生たちを羨ましそうに見ていた。
小坂圭一と権田原美帆も、その大学の学生だ。
彼らも同じ電車に乗っており、ドア近くに立っていた。
美帆はずっと上空を見上げており、後ろにいた圭一は何を見ているのか気になっていた。
するとプロペラの音がして、圭一はドアにかけより見上げる。
軍事ヘリが並列飛行しており、興奮する軍オタの圭一。
その姿を美帆はポカンと見つめ、それに気づいた圭一はそそくさと背を向けた。

「パンクで軍オタ」とまたバカにされているのだろう、と圭一は思ったが、美帆の方から「何か事件ですかね?」と聞いてきた。
報道用のヘリコプターと勘違いしているようなので、圭一は意気揚々と軍事ヘリについて説明する。
美帆は圭一の知識に素直に感動し、「今日はすごいもん見れてラッキー」と微笑む。
圭一は嬉しくなり、自分の名前を名乗って「君は?」と聞くが、美帆は表情を変えて黙ってしまった。
調子に乗ってしまった・・・そう思った圭一は美帆に謝り、また背を向けてしまった。

電車を降り、圭一が階段を登っていると、美帆が呼び止めた。
さっき答えられなかったのは、権田原という苗字を言うのが嫌でためらったのだと弁解する。
大学デビューしたかったのに、やっぱり権ちゃんって呼ばれて、田舎者だし、周りからも浮いていて・・・と懸命に自分のことを話す美帆を圭一はたまらなく可愛いと思った。
「よろしく、美帆ちゃん」
圭一にそう言われて、美帆は嬉しそうに微笑み、二人は一緒に階段を登っていった。

『ミサの恩返し』

3月~復路~

西宮北口駅から電車に乗り込むミサの姿があった。
あの時、カツヤにメールを送信し別れる決意をしたミサだったが、カツヤはなかなか応じてくれなかった。
暴力をふるい、アパートまで押しかけ大声を出して暴れたり、どうしようもなくなったミサは幼馴染の親友、マユミに相談したのだ。
ミサとカツヤ、マユミとマユミの兄の四人で話し合いの場を持ち、マユミの兄がカツヤにきっぱり別れるように言い、マユミは最後にカツヤの携帯を真っ二つに割った。
そうして、ミサは無事にカツヤと別れることができたのだった。

その時のことを思い出して晴れやかな気分のミサの耳に、けたたましいお喋りの声が入ってきた。
派手な中年女性のグループがドヤドヤと電車に乗り込み、ミサの前の席を陣取った。
そして、ミサの隣の空いていた席に、なんと自分のバッグを放り投げて席取りをしたのだ。
ちょうど、その席に座ろうとしていた女性はビックリして立ち止まった。
その女性は翔子、呆れたようにミサと顔を合わせ、薄く微笑んで別の車両へ移った。
後からやってきた康江に、バッグを放り投げた女性が大声で言う。
「伊藤さん、席とっておいてあげたわよ!」
周囲の白い目に、康江は状況を察知して恥ずかしそうに座る。
隣のミサは聞こえるように「おばちゃんって最低!」と呟き、康江はいたたまれなくなった。

しばらくすると、隣の康江が胃をおさえて苦しんでいるのにミサが気づいた。
しかし、連れの女性たちは「これからランチやのに」と康江よりもランチの心配をしている。
ミサはそんな女性たちを睨みつつ、康江に付添って次の駅で降りた。

康江は、言葉と態度こそそっけないが、自分を気遣ってくれるミサの優しさがわかった。
「なんで親切にしてくれるん?」と聞くと「なんかこの電車に恩返ししたくて」とミサは言った。
そんなミサに、康江は本当はあのグループに居たくないこと、家族にはありあわせのチャーハンを作って、自分はあの人達と5千円のランチを食べに行くことが申し訳なくて辛いことを話した。
ミサは「価値観の違う人とは辛いと思ううちに離れた方がいいねん。無理に合わせて一緒におったら自分もそっち側の価値観になってしまうから」と康江に言った。
「頑張ってな!」笑って帰っていくミサに「ありがとう、頑張ってみる!」と康江は勇気をもらった。
そして、家族に「今から帰る!」と電話して足取り軽く歩き出した。

『悦子のアホ彼氏』

悦子は甲東園駅に近づくといつも顔を曇らせていた。
しかし、今の悦子は関西学院の学生を見ても笑顔でいられる。
それは全部、アホ彼氏のおかげだ。

ある日のデート、悦子は彼氏に「もう、今日でいい、どこでもいい」と投げやりに言った。
二人はホテルに行ったが、悦子の態度に彼は「何があったんや?」と聞く。
悦子のことが大好きで大事にしたいから、もっと「今日がいい、ここがいい」ってそういう時にしたいんや!と言う彼に悦子は泣きながら事情を話し始めた。

進路指導の先生から「滑り止めの学校受けて、関西学院もダメ元で受けてみろ」と言われた悦子。
しかし、自分には受験を控えた弟が二人おり、滑り止めで大学受けて受験料や入学金を無駄に親に出させたくないと悦子は悩んでいたのだ。
しかし、複数の受験を迷う悦子に先生は「闘わんと逃げるか。お前はやっぱりあかんなぁ」と言われてしまった。
泣きながら「私って間違ってる?あかん子?」と言う悦子を彼は優しく抱きしめた。
「間違うてへん!悦子はええ子や、最高や!世界一や!」と慰めてくれた。
しかし、バスタオル一枚の姿の悦子に「服きてくれたら、もっとええ子やけどな」と限界ギリギリな様子の彼に、悦子は笑顔を見せた。
自分を見失いそうだった悦子は、彼のおかげでもう大丈夫だと思えた。

『二人の翔子』

圭一と美帆の交際は順調だった。
電車の中でも、仲睦まじい二人はラブラブそのもの。
そんな二人は、12月のクリスマスに初めて結ばれたのだ。
そのクリスマスを思い出し、幸せそうににやける圭一は軍オタ改め権オタ。
権田原美帆オタになったと言う圭一に、美帆は感動してしまうのだった。

翔子は、以前時江にすすめられて降りた、小林駅の周辺に引っ越しをしていた。
時江の忠告通りに仕事も変え、新しい人生をスタートさせていたのだ。
小林駅に降りた翔子は、何やら様子のおかしい小学生の少女たちに気づいた。
どうやら、同級生の一人を仲間外れにしているようだ。
遅れてやってきた一人の少女に、わざとらしく「みどりちゃんは先に帰ったよ」と言う彼女たち。
その、みどりという女の子は影に隠れており、こっちの様子をうかがっている。
いじめられている、翔子はそう勘付いた。
しかし、その当の少女は「聞いてもいないのに、教えてくれてありがとう」と毅然と言ってホームの端まで歩いて行った。
「お見事」翔子は一人そう呟き、少女に興味を持った。

そして、少女に近づき隣に座ってもいいか?と聞く。
不審がる少女に翔子は言った。
「カッコよかったわよ、今のあなたは。私は好きよ」
それを聞いた少女は耐えきれず涙をこぼした。
翔子は続けた。
「あなたは私に似てる。あなたみたいな子はこれからきっと損をすると思う」
でも、この世界にはあなたのことをちゃんと見てる人もいるから、私みたいにね、とエールを送った。

少女は翔子に「お姉さんは幸せですか?」と聞いた。
翔子は、いっぱい失敗したけど、必ず幸せになる、と笑って答える。
「綺麗な女は損をするのよ、私やあなたみたいにね」と、翔子は少女の名前を確かめようと名札を探す素振りをした。
すると、少女は笑って言った。
「翔子です」
なんと、少女の名前も翔子だったのだ。
二人の翔子は一緒に頑張ろうと、肩を寄せ合って笑った。

『そして、終点』

時江と亜美が逆瀬川駅から乗り込むと、中年女性たちのグループはまだ車内で騒いでいた。
うんざりする時江に亜美が言う。
「大人やのに、なんで電車の中でうるさいの?」
幼稚園で教わった、電車はみんなのものだから静かにしなさい、って。
それを聞いて、女性の一人が「子どもにどういう教育をしているのだ!」と突っかかってきた。
時江は、今まで何度もこの女性たちに遭遇し、その度堪えてきたが、もう我慢の限界だ!
ここぞとばかりに、説教を始め、女性たちや周りの乗客も時江の講釈を静かに聞き入った。

電車は終点に到着し、女性たちは逃げるように電車を降りた。
車内でその模様を見ていた圭一と美帆は、時江の雄姿を拍手で讃えた。
時江は、清々しい顔でにっこりと笑った。

小林駅で降りたミサは、翔子に再会した。
お互い、なんでまだここに?なんで一本遅い電車に?と不思議がって声を掛け合った。
ミサは笑って「人生の機微を味わってまして」と言い、翔子も「実は私も人生の機微を味わっておりました」と、二人して笑い合った。
なんだか、友達になれそう、二人はそう言い合って連れだって歩き出した。
阪急電車は、今日も沢山の人生を乗せて走っていく。

感想

原作の小説が面白くて、映画化されたものを見る、というパターンが多い私ですが、この映画はまず原作を読まずに観ました。
一見、関係のない人達が少しずつ繋がっていく物語、というものは面白いものです。
この映画も、そんな人生の不思議と人の温かさを存分に堪能できるお話でした。

映画が良かったので、後から原作を読んだのですが、映画では原作に出てくるエピソードが登場人物ごと切られています。
原作では結構キーパーソン的なのに、面白いな~と思いました。
でも、それ切って正解だと思いましたね。
カットされた登場人物の要素は、圭一と美帆にミックスされて(カップルだったので)自然に話は繋がっていました。
ただでさえ、登場人物が多いしエピソードも多いので切ることで映画として観やすくなったと思います。

悩みって、自分ではどうしようもないこと、もうどうにもならないことを、全く無関係の他人が救ってくれることってあります。
日常でも、カリカリしていたのに店員さんが感じ良く笑ってくれただけで、気持ちが軽くなることありますよね。
他人は、自分のことをよく知らないので「それはあんたの悪い癖!」なんて指摘しないし(笑)
自分の人間性を深く知られていない分、他人は客観的に意見を言ってくれます。
それが、時に人生を大きく変えることも。
「人生、捨てたもんじゃないな」って思える、素敵な出逢いの奇跡が詰まった映画でした!

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