「ものすごくうるさくてありえないほど近い」のあらすじ・感想・ネタバレ~大好きだった父の残した鍵の秘密を探る少年の成長物語~ | VODの殿堂

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「ものすごくうるさくてありえないほど近い」のあらすじ・感想・ネタバレ~大好きだった父の残した鍵の秘密を探る少年の成長物語~

   
 

タイトル:「ものすごくうるさくてありえないほど近い」
公開:2011年
監督:スティーブン・ダルドリー
出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックスス・フォン・シドー、ヴィオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト 他
閲覧したVOD:dTV(2018年9月11日時点では視聴可)

ジョナサン・サフラン・フォアの小説の映画化です。

世界中を震撼させた9.11同時多発テロで父を亡くした少年、オスカー。
偶然見つけた父の遺品の「鍵」の鍵穴を探しニューヨーク中を駆け巡ります。

オスカー役に本作がデビューとなったトーマス・ホーン、父親役にトム・ハンクス、母親役サンドラ・ブロックが共演。

どこかミステリアスに進行する物語は最後に感動の結末をむかえます。
あらすじと感想をまとめてみましたのでご覧ください。

『ものすごくうるさくてありえないほど近い』配信先一覧
動画配信サービス 配信状況 見放題 配信先
U-NEXT 視聴ページ
hulu
dTV
Amazonプライム・ビデオ 視聴ページ
※配信状況は2019年12月1日(日)時点のものです。
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【あらすじ】

『プロローグ~死者用の地下高層ビル』

今、生きている人は人類の全死者数より多い
死んだ人の数は増えていく、だから、いつか人を埋める場所がなくなる
じゃ、死者用の超高層ビルを下に向けて建てたら?
生きてる人用の高層ビルの下に建てるんだ
地下100階分に埋葬できて、完全な死んだ世界が生きた世界の下にできる

父、トーマス(トム・ハンクス)の葬儀で、11歳のオスカー(トーマス・ホーン)はそんなことを考えた。
棺桶は空っぽで靴さえ入っていない、まるで葬儀ごっこじゃないか。
死者用の地下高層ビルがあれば、エレベーターでいつでもパパを訪ねてゆけるのに…

『大好きな父』

NYには6つ目の行政区があったが川に流されてしまった、と父は言っていた。
オスカーはいつも父と一緒にその第6区を見つける「調査探検」をやっていた。
地図を広げ、第6区が存在した証拠を調べる調査探検はオスカーにとって最高にワクワクするゲームだった。
調査探検は地図上だけではなく、街での探検も行う。
父はオスカーの名刺を作り、街での聞き込みをするよう仕向けた。
それは、人と話すのが苦手なオスカーのためであり、調査探検は父の愛情だった。
アスペルガー症候群の疑いがあるオスカー、周囲から浮くこともあり苦手なものが多い。
そんな自分を対等に扱い、いつも興味深い調査を提案してくれる父。
オスカーは、ユーモアと優しさに溢れた父、トーマスのことが大好きだった。

ある夜、重大なヒントだと新聞を読み上げるトーマス。
「公園のブランコの裏側で1枚のメモが発見された、そのメモが書かれたのは第6区だった」という新聞記事だ。
オスカーは「メモの内容は?」と聞くと「素晴らしい質問だ、確かめてみよう」と新聞を見るも「無いな、かかれていない」という父にオスカーは新聞を見せて!と言うが、父親は後ろに隠して見せてくれない。
二人は新聞の取り合いをしながらじゃれあう。

幸せな、いつもの夜ー

しかし、これがオスカーが父と過ごした最後の夜となった。

『父の死、そして新しい調査探検』

翌日、9月11日。
オスカーが学校から帰ると家の留守番電話に父からの伝言が届いていた。
事故があったが、パパは大丈夫、心配するな、そんな内容のメッセージで始まり、次第に緊迫した模様のメッセージは続く。

9.11アメリカ同時多発テロ事件、世界貿易センタービルの崩壊に巻き込まれて父、トーマスは死んだ。

父が死んだあと、オスカーは調査探検をやめていた。
しかし、トーマスの死後から一年後、オスカーは父が何か残していないか調べ始める。
最悪の日以来、初めて訪れる父のクローゼット、ここは母も手付かずのままだった。
父の背広の袖に顔をうずめ、ほおずりをするオスカー。
そして、背広のポケットを探ると新聞記事の切り抜きが出てきた。
記事の赤く囲んである言葉「探すのがやめない」は以前、父が読んでいたものだ。
さらに調べようと、クローゼット上のカメラを取ろうとした時にうっかり青い花瓶を落として割ってしまう。
その花瓶の中から封筒に入った一本の鍵が出てきたのだった。

オスカーはすぐさまトランシーバーで向かいの家に住む祖母に鍵の事を訪ねた。
父の生前、祖母とは一緒に調査探検をしておりいつもトランシーバーで連絡し合っていた仲間だ。
しかし、祖母は父が隠し持っていた鍵のことは知らないと言う。
オスカーは双眼鏡で祖母の家を覗きながら話していたが、祖母の部屋以外の窓のカーテンが動くのが見えた。
「間借り人は帰ってるの?」と聞くと「彼はいつも遅いわ」と答える祖母。
祖母が父の死から3週間後、部屋を一つ人に貸していたのだ。
オスカーが祖母の家を訪ねても間借り人の部屋はいつも閉まっている。
祖母は間借り人に会っても話してはいけないよ、と忠告しており、オスカーにとって謎の存在だった。

翌日、オスカーは鍵屋で鍵を調べてもらった。
貸金庫か郵便局の私書箱の古い鍵であることはわかったが、それがどこにあるのかまではわからない。
鍵屋から、鍵が入っていた袋に書かれてある「ブラック」という名前、この人物なら知ってるんじゃないか?と言われブラックなる人物を調べることにした。
NYの電話帳を片っ端から調べると、ブラック性の人物は472人いることがわかった。
これは新たな調査探検?鍵には必ず鍵穴がある、名前には必ず人がいる!とオスカーは一人でこの調査探検をやり遂げると決めたのだった。

いよいよブラック捜索の旅を始めるオスカー。
リュックにサバイバル道具と祖父のカメラを詰め、胸には謎の鍵をぶらさげて、母のリンダ(サンドラ・ブロック)に嘘をつき勢いよく出かけた。
「誰が止めてもやり抜く!」と固い決意をし一人目のアビー・ブラックなる人物を訪ねるため出発したものの、苦手なものが多いオスカーにとっては試練があちこちに転がっている。
苦手なもの、それはあの最悪の日以来さらに増えた。
公共の乗り物は苦手なので電車もバスも乗らずに走って行く。
他にも、歳を取った人、走っている人、飛行機、高いビル、閉じ込められること、うるさいもの、オスカーの苦手なものは数え上げたらきりがない。

そして、一番苦手な橋の上で立ち往生し、生前の父との会話を思い出した。
公園で父が子供のころに好きだったブランコの話をし、オスカーにも乗って遊ぶように勧める。
しかし、オスカーはブランコのチェーンがきしむのが怖くて拒絶する。
「ぼくにガッカリしないで!」と叫んでしまうオスカーに父は無理強いはしなかった。
「なんでもやってみなくちゃわからない」その時に父が言った言葉を思い出し、オスカーは勇気をふり絞ってアビー・ブラックの家にたどり着くのだった。

ちょうど夫と諍いの最中であったアビーは突然訪ねてきたオスカーに迷惑そうだったが家に上げる。
アビーの辛そうな心情を察したオスカーはなんとか慰めようと試みる。
しかし、アビー・ブラックと言う女性は父とは無関係だった。

『すれ違うオスカーと母』

オスカーは、最後の父の留守番電話のメッセージを一人部屋で聞いていた。
父のメッセージを聞く時、必ず自分の体を強くつねってしまうため痣だらけになっている。

あの日、父のメッセージを聞いた後、怖くなってベッドの下に潜り込んだまま出てこられなかったオスカーを祖母が慰めにやってきた。
しばらくして母のリンダも慌てて帰宅したが、トーマスと連絡が取れないとパニック状態だった。
パパから電話は無かった?留守電にメッセージは?と聞く母にオスカーは首を横に振りウソをついしまう。
その夜、トーマスはこっそり家を抜け出し、家電屋で同じ電話機を買ってきてすりかえ、留守番電話の録音された電話機を自分の部屋に隠した。
これで、「あれ」を誰にも聞かせずに済むと…

オスカーはブラック捜索を続けた。
うちを出ると父に近くなったようで靴が軽くなる。
しかし、母が遠くなると思うと靴が重くもなるのだった。
リンダとオスカーは、トーマスの死後、心に距離ができてしまっていた。
何も言わず度々出かけるオスカーを心配そうに見つめるリンダ。
オスカーは「どうしてそんな顔をするの?責めているみたい」と言い、出ていく。
しかし、ドアの向こう側から小さな声で「愛してるよ」と呟くと、リンダは泣き出してしまうのだった。

オスカーはブラック一人当たりにかける時間は6分と決めていたが、毎回必ず長引いた。
訪ねる人はみんな、オスカーが亡き父の鍵の秘密を探しているという話に同情しむやみに励ましてくれ、また自分の話も聞かせたがった。
父になかなか近づけないことにオスカーは失望していく。

ある夜、オスカーは寝ている母を起こしてこう言った。
「僕が死んでも埋めないで。埋めないって約束して~僕のこと愛してる?」
オスカーのただならぬ様子にリンダは「話し合わないと。どうして私と話さないの?」と聞く。
オスカーは「気づかない?ママは寝てるか、起きてもぼんやりしてる。法律で言う「不在」いないのと同じだ」と答える。
そして「パパは真実を愛した!あんな空っぽの箱を埋めて…ママはうそつきだ!」と物を放り投げ荒れるオスカー。
リンダが必死に諭しても無駄で「ママなら良かった、あのビルにいたのが」とオスカーは言ってしまう。
すぐに「本心じゃない」と言い直すが、リンダは「本心よ」と悲し気に言うのだった。

リンダはあの日のことを思い出していた。
会社を早退しようと急いで身支度をしているリンダにトーマスから電話がかかってきた。
今、ワールドトレードセンターの106階にいると聞き、青ざめるリンダ。
今すぐ帰ってきて、と頼むも「今、待機している、大丈夫、君をメチャクチャ愛している、またすぐかけ直すよ」と言って電話は切れた。
煙をあげているワールドトレードセンターを見つめながら交わした最後の電話、リンダはずっと忘れることができずにいるのだった。

『オスカーと間借り人』

母と喧嘩のあと、オスカーは祖母を訪ねていき、初めて間借り人と遭遇する。
間借り人は声の出ない老いた男だった。
出かけているという祖母を待つため、しばし間借り人と二人になるオスカー。

間借り人と筆談を交えて話してるうちに、オスカーは苦しい胸の内を語り始め感情が爆発していく。
色んな人にあって怖い思いもして、でも調査探検はちっとも進展しない。
鍵の秘密がわかれば、パパが知らない人に殺されたことも納得できると思ったのに!
パパが残したものがわかれば生きていけるのに!
なにより、オスカーはこの調査探検で乗り越えたかったのに、最初と何も変わらない自分にあがいていた。
今でもドアを開けるのが怖い、ますますパパが恋しくなる自分…

そんなオスカーの叫びを聞いて間借り人は「良かったら一緒に探す?」と調査探検の協力を申し出るのだった。

間借り人とオスカーの二人の調査探検が始まった。
いつものように歩いていこうとるすオスカーに電車で行こうと誘う間借り人。
電車は危険だ!とオスカーが反対しても「恐怖に立ち向かうことも必要」とさっさと行ってしまう。
仕方なくオスカーはサバイバルグッズの中からガスマスクを着用して電車に乗りこむ。
しかし、電車の中でオスカーは間借り人と言葉遊びを始めすっかり楽しくなってきた。
声は聴けないが、パパの死後、初めて話し相手ができた気がした、とオスカーはいつのまにかガスマスクを外していた。

間借り人はその後も橋を怖がるオスカーを誘い、トラウマだった橋を渡らせた。
そして、バーに入り自分の身の上を語って聞かせた。
子供のころ、防空壕で両親を亡くしたという間借り人に「その時にしゃべるのをやめたの?」と聞くと「答えなくないこともたくさんある」と返された。
オスカーが「ずっと一緒に探して」と頼むと間借り人は、肩をすくめて笑った。
それは父と同じ肩のすくめ方、オスカーが大好きな父のしぐさと同じであった。

間借り人と一か月かけて37人のブラックに会った。
しかし、進展はなくオスカーはどうしようもなく苛立ってくる。
間借り人に「この鍵は何かを開ける?」と問うと、「イエス」と言ってくれた。
しかし、鍵穴は見つかる?と言う問いには「ノー」だった。

オスカーは間借り人を自宅に招いた。
聞かせたいものがある、と父のメッセージが入った電話機を持ってきた。
誰にも聞かせていない父が残した6件のメッセージを一件ずつ聞かせるオスカー。
そのメッセージはだんだん緊迫したものになっていき、オスカーも涙を流している。
最後の一件を前に間借り人は「やめろ、聞きたくない」と制止する。
そして「もう探すのもやめなさい」とメモを残して帰っていった。

その夜、間借り人は祖母の家から出て行ってしまう。
オスカーが慌てて止めにきたが「君を助けたかったが、傷つけている」という間借り人。
オスカーは「行けばいい!おじいちゃんなんだろう?礼を言うよ、パパは世界一の父親だった。最低の父親のおかげでね!」と叫び、間借り人を乗せたタクシーは去っていった。

『鍵の秘密』

おじいちゃんが行ってしまいオスカーはまた一人になった気がした。
ベッドの下に潜り込み、父が持っていた新聞記事を眺めた。
記事の裏面には「探すのがやめない」以外にも赤く 囲んである箇所があった。
「遺品セール」とかかれた記事の電話番号を囲んであったのだ。
オスカーはすぐにそこへ電話をかけると、なんと一番最初に訪ねたアビー・ブラックの電話番号だったのだ!

オスカーはすぐにアビーの家に向かった。
「遺品セール」は、アビーの別れた夫ウィリアムがやったものだと、ウィリアムの会社へ連れて行ってくれた。
オスカーはをウィリアムと対面するが、父のことは知らないと言う。
しかし、オスカーが鍵を見せると「驚いたな、これを探していたんだ。一年以上」と呟く。
あの9.11の事件で亡くなった父の遺品で、この鍵穴を探している、と言うオスカーにウィリアムも「僕も2年前に父を亡くしたんだ」と言う。

ウィリアムは2年前に余命2ケ月と宣告された父の遺書をどうしても読むことができなかった。
そして、父の遺品セールを先に行い、父の死後にやっと遺書を読んだ。
そこには「おまえに伝えたいことは貸金庫の中を見ればわかる。青い花瓶の中に鍵を入れてある」と書かれてあったのだ。
青い花瓶は、遺品セールですでにある男性に譲ってしまっていた。
その男性こそがオスカーの父、トーマスだったのだ。

名前も聞いてなかったので、ビラを貼って花瓶を譲った人を探したが、ちょうどテロ事件の直後のことで街には人探しのビラが沢山貼られていたためビラの効果はなく諦めていた。
オスカーはウィリアムに鍵を渡し、一緒に貸金庫の中身を確認しないか?と誘われたが断った。
すっかり落胆しているオスカーを「大丈夫?」と気遣うウィリアム。
オスカーは「誰にも話してないこと聞いてくれる?」と語り始めた。

あの日、父の6回目の電話がかかってきた時、オスカーは家にいた。
電話のコールが鳴ったが、怖くてでられずにいると留守番電話に切り替わった。
父は何度も「いるのか?」と聞き、それは9回も繰り返された。
「パパは誰かいるのか?とは聞かなかった。僕がいるのがわかって、僕一人に呼び掛けていたんだ。勇気を出すようにって…」
しかし、最後の言葉の途中で電話は切れ、その直後テレビに映し出されていたワールドトレードセンターが崩壊した。
その瞬間、オスカーもその場に崩れ落ちてしまった。

全てを話したオスカーは「許してくれる?誰にも言えなかったこと」とウィリアムに聞く。
ウィリアムは「もちろん、許すよ」と優しくオスカーの頭を撫でた。
オスカーは「話して気が楽になった。あなたの探し物を見つけて」と言うのだった。

『母は知っていた』

鍵の秘密はわかったが、父のものでは無かった。
自分の調査探検が徒労だったとオスカーは虚しくなりパニックになる。
帰宅し、今までそろえた資料や地図など全てを壊し始めて暴れ出す。
すっかり興奮してしまったオスカーを「大丈夫、落ち着いて」となだめるリンダ。
ようやく、少し落ち着いたオスカーは「すぐよくなるから きっと普通になる」とリンダに謝る。
しかし、母は「そんな必要ない、今のままがいいわ」と言い聞かせる。

もう無理ってありえないほど努力した、というオスカーに母は言う。
「知ってるわ、ちゃんと知ってる。パパも誇りに思ってるはず、探し続けたこと」
驚くオスカーに「ママがあなたから目を離していたと思う?危険な目に遭わせると思う?」と言うのだった。

リンダはオスカーの部屋の調査探検の資料を見て計画を見抜いていたのだった。
オスカーに内緒で計画を立てて、オスカーが訪ねる前にブラック宅に先回りして事情を話し息子が訪ねてくることを 予め伝えていたのだった。
訪ねた沢山の人達それぞれに人生があり大切な何かを失っていた、オスカーとリンダはお互いに訪ねたブラックさん達の思い出を語り合う。
「僕、これからもっと愛してるって言うね」というオスカーに「もう、言ってるわ」とリンダは微笑むのだった。

オスカーは今回の調査で訪れたブラックさんたち全員に手紙を送った。
鍵は本来の持ち主の元に返ったこと、何も結果がでないよりも失望するほうがずっといい、と綴り、「パパがいなくて絶望してたけど、なんとかやっていけそうです」と書かれた手紙を読み、みんなが温かい気持ちに包まれた。
オスカーはおじいちゃんにも戻ってきてと手紙を書き、祖父は祖母の家に帰ってくるのだった。

調査探検のレポートをオスカーは一冊の本にまとめていた。
オスカーが名付けたタイトルは「ものすごくうるさくてありえないほど近い」
その本を手に取り、オスカーの成長と息子だけの宝物を感じるリンダ。
最後のページには、高層ビルに人間が飛び乗る仕掛けがあり、リンダは泣きながらもう大丈夫だと安心するのだった。

『エピローグ~父の残したメッセージ~』

オスカーはセントラルパークのブランコへ向かった。
父と一緒に以前来た公園、そのブランコの裏に1枚のメモを発見する。

「おめでとう、オスカー。
驚くべき勇気と年齢を超えた知恵で調査探検を無事に遂行したね。
君は第6区が存在したこと、君自身のすばらしさを見事に証明した。
第6区の人達もどこかで君を讃えているだろう。
パパもだよ。さぁ、家へお帰り」

父と最後の夜に話した第6区の重要な手がかりのメモはこれだった。
ブランコを怖がる自分がいつか勇気を出した時のために父が残してくれてたのだ。
オスカーはブランコに乗り、懸命に高く高くこいだ。

もう、怖くなかった。

感想

これは…すごく良い映画で「ヤバい!」と思ってしまいました。
全く予備知識なく、タイトルを気に入って本当になんとなく選んだ作品、こんなに当たりだったとは!

この映画は、いろいろな立場の人の心に強く響くなと感じました。

大切な人を予期せず亡くした人。
親子関係が上手くいっていない人。
子どもの発達で悩む人。
社会とうまく馴染めず生きづらい人。
そして、9.11同時多発テロによって今も心を痛めている人達。

本当に観て良かったなと思いました。
オスカー役のトーマス・ホーンの演技、すごくすごく良かったです。
これがデビュー作なんて本当に信じられない!

同時多発テロからもう17年経つのですね。
遠く離れた日本からでも本当に衝撃を受けた事件。
被害に遭われた方、その家族たちのことを改めて考えて本当に胸が締め付けられました。
決して風化させてはいけない、繰り返してはいけない歴史ですね。

また、自分の子どものことを信じ認めてあげることの大切さも考えさせられました。
親子の愛の描き方が、父親の場合と母親の場合の違いを見事に表現していると思いました。

原作が小説のようなのですが未読なので、ぜひ読んでみたいと思いました。
本当に観終わった後も余韻に浸れる、素晴らしい映画でしたね。

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