「アポカリプスの砦」コミック1巻のあらすじ・ネタバレ・感想 〜ゾンビ化する世の中で少年たちの未来は?〜 | VODの殿堂

電子書籍

「アポカリプスの砦」コミック1巻のあらすじ・ネタバレ・感想 〜ゾンビ化する世の中で少年たちの未来は?〜

   
 

タイトル:「アポカリプスの砦」第1巻
作者:原作 蔵石ユウ、漫画 イナベカズ
登場人物:前田 義明、吉岡 正文、岩倉 剛、山野井 満
観覧した電子書籍:マンガボックス

こんな事が現実に起こるのか?冤罪で矯正施設に入ることなった前田少年。
普通の高校生だった前田にとってはそれだけもあり得ない事ですが、更にあり得ない現実がやってくるのです。
感染者に噛みつかれる事でゾンビの様になってしまうという現実。
松嵐学園で同じ部屋になる仲間達がどの様な存在となり、この極地を生き抜いて行くのか?
そして、今までの様な平凡で普通の日常は取り戻せるのか?分からない事が多すぎます。
謎多き漫画ですが、謎が多いからこそ手にとってしまうのかもしれません。

スポンサーリンク

【あらすじ】

Chapter 1 SOON CRAZY

警官が護送中の男にパトカー内で首などを噛まれ出血多量で死亡、と言う事件がテレビのニュース番組で流れています。

千葉県K市、昭和23年設立、千葉県房総半島の東京湾沿いにある青少年矯正施設松嵐学園。
そこには、収容者123名と刑務官20名が生活をしています。
そこに1人の少年、前田 義明が124番目の収容者としてやって来ます。
彼の罪状は殺人という事ですが、学園長にその事を確認されると「自分はやってない、事件現場を目撃しただけで冤罪です」と訴えるのですが聞き入れてもらえません。

警察も裁判所でも信じてもらえなかったのです。

前田は、家族や学校の友達のことを思い出します。
そして、関東中の不良が集まるこの松嵐学園で過ごさなくてはならない事に大きな不安と絶望を覚えます。
前田が案内されたのは4号室。
まず始めに会ったのが、この部屋の室長でもあるイケメン風長髪の吉岡正文 18歳です。
吉岡は前田に、何をしてここに来る事になったのか?質問します。
前田は、学園長に言ったように「自分は何もしていない」と冤罪であると主張します。
「何もしてないのに来るはずがない」と少しキレたように言う吉岡に前田は「学校帰りマンションの踊り場で死体を見つけ、犯人らしき人も見た」と反論します。
そこに、同室者の他の2人が帰ってきます。
ひとりは身体が大きな岩倉剛 17歳。
彼の身体には、銃で撃たれたような跡が幾つが見られます。
もうひとりは眼鏡をかけたインテリ風の山野井満 、年齢は不詳ノイマンとも呼ばれています。
山野井は冤罪を訴えている前田に「いくら冤罪を訴えても再審請求が受け入れられる可能性はほぼゼロ、役人はメンツを守るためにテコでも動かない」と冷静に言います。
そして「宜しく頼むよ前田くん」と右手を差し出し握手を求めるのです。

場所は変わり東京都鑑識医務院では、パトカー内で犯人に噛まれ亡くなった警察官の司法解剖が始まろうとしています。
検死を始めようとした矢先、突然死体が起き上がります。
また、別の場所では、警官に噛みついた犯人を取り押さえる際に協力した男性が自身の妻をかみころしています。
このような異常事態があちらこちらで起こっているのです。

松嵐学園では通常の生活が流れています。
食堂にあるテレビは故障中のようで、矯正施設の外で起こっている異常事態を知ることすらありません。
食堂では新入りの前田と4号室の仲間が他の部屋の者から因縁をつけられ、ケンカになります。
そこに刑務官たちが現れケンカに参加した者たちに罰として屋外を走るよう指示します。

とばっちりを受けて走らされる事になった前田は空に沢山のカラスが飛んでいる事を気にしています。
次の瞬間、カラスが咥えていた物が足下に落ちてくるのです。

落ちてきたものが人間の耳である事におどろき、立ち止まっている前田に大沼教官は「サボろうとしているのか」と怒りながらやってきます。
突然、前田達の側に護送用の車両が突っ込んで柱に衝突するのです。
タイヤが側溝にはまっているため、大沼教官が前田たちに車を持ち上げるように指示します。
その時、護送車の後部座席から血まみれの男が降りてきます。
大沼教官は、その男を医務室に連れていくと肩を貸します。
運転をしていた警察官も血まみれで運転席に倒れこんでいます。
そして、医務室に行ったはずの大沼教が肩を貸した男に噛み殺され、更に食べられていると言う光景を前田達は目にし驚くのです。

Chapter 2 UNDEAD RIOT

その場にいた少年たちは信じられないおぞましい光景を目にし、その場から逃げるのですが、前田は恐怖のあまり腰を抜かしてしまいその場から動くことが出来ません。
すると、大沼教官を噛み殺した男が前田の方に向かい進んできます。

前田が「殺される」と思った瞬間、4号室の身体の大きな岩倉がその男を殴り、更に頭突きをして助けます。
しかし、首の骨が折れた状態であるにも関わらず、その男は動き出し追いかけてくるのです。
護送車の運転席で死んでいたはずの警察官も、車から降りて追いかけてくるのです。

イケメンの吉岡は大沼教官に襲われそうになっていた少年を助ける為に、教官の背中にナイフを刺したのです。
状況が飲み込めないまま、取り敢えず前田や岩倉、その場にいた少年たちは実習が行われている木工室に逃げこみました。

授業中の教室に逃げ込んだ前田は教官に「大変だ」としか言うことができません。
教官は「ふざけるな」と怒鳴るのですが、血まみれの状態の岩倉の姿を見て、只事では無いことを悟り教室を後にします。

教室にいた少年たちは、4号室の前田は外で何が起きているのかを説明するのですが、信用していないようです。

ざわつく教室の窓を叩くのは、吉岡が背中からナイフで心臓を突いたはずの大沼教官だったのです。
窓を開けようとする少年に吉岡は「やめろ」と止めるのですが、少年は言う事を聞きません。
怒った吉岡は、窓を開けようとする少年の腕をつかみ「窓を開けんじゃねえ、離れろ」と怒鳴り、机の上に少年の手をつかせナイフで手の甲を刺しました。

尋常で無い吉岡の行動に、何も知らない少年たちは引き気味に言う事を聞いたのです。

次の瞬間、大沼教官が窓ガラスを割り、窓の近くにいた少年、高田の首元に噛みつきました。
「はい、みんな動かないで」とやってきたインテリの山野井は手に拳銃をもっています。
次に大沼教官の額に銃口を押し付け撃ち殺すのです。
山野井は警察官から拳銃を奪ってました。
そしてその場にいる少年達に、大沼教官は狂犬病のような感染症を発症し精神撹乱を起こし人を襲っていると思われ、そして襲われた人間も咬傷や引っ掻き傷から病原体が侵入し感染・発症し、人を襲うようになると推測で説明します。
説明が終わると、山野井は大沼教官に噛み付かれた少年高田に向かい「つまり君は感染した…なので死んでもらう」と銃殺するのです。
高田の友達達は山野井に怒りを露わにしますが、山野井は冷静に「僕はこれ以上感染が拡大しないよう冷静な判断をしただけで異論があるのか?」とその友達にも銃を向けます。
そして「世界のルールはとっくに変わっているよ」というのです。

そんな中、感染しゾンビ化した人たちが教室に入ってきます。
吉岡に手の甲を机にナイフで刺され、その場から動けない少年を置き去りにすることができない前田は、必死になってナイフを抜こうとするのですが、中々抜けません。
刺した本人である吉岡は「そいつにはここで奴らの足止めをしてもらう」と、助ける気はありません。

必死にナイフを抜こうとしている前田を「バカが」と言い吉岡は教室を後にします。
そこに岩倉が現れ、ナイフを抜き「逃げるぞ」と前田に一言だけいうのです。

恐ろしい現場を目撃し暴徒化した少年達は、この建物内に居ては危険だと感じ、正門に向かって逃げ出します。
何も知らない刑務官は、少年達の脱走を止めようとしますが、誰かが正門の扉を開けるスイッチを押すのです。
門が開いた途端、外には無数の感染されたと思われる人々が、松嵐学園に入ってこようとします。
少年たちは慌てて正門を閉じるのです。
そんな中、前田達4号室の4人は屋上避難しているのでした。

屋上からは見る街並みは、燃え上がる炎の海です。
その光景を見た吉岡は「地獄のようなこの施設から一日も早く抜け出して外に出たいと思っていたが、外は溢れる化け物と燃え盛る街並みで本物の地獄じゃーないか」と声を荒げます。
すると、山野井は「世界にルールの変更があっただけ、全人類がどこかで願って居た世界の本当の終わりを目撃できる可能性ができた」と言うのです。

「いずれにせよ、短時間で伝染する病気だとしたら、ここに居た方が安全かもしれない」と岩倉が言います。
前田は、彼らの言葉を聞きながらこんなところで生き抜く事なんて不可能であると絶望するのです。
この時点で、矯正施設松嵐学園収容者124名中死者11人、刑務官20名中死者6人、残り127人となっています。

Chapter 3 HIGHWAY XXX REVISITED

屋上にいる4号室の4人はそれぞれに、この状況について考えています。
イケメン室長の吉岡は「いつまでも気持ちよく絶望感に浸っている場合ではない」と言ったのです。
屋上にも感染した人たちが現れました。
吉岡は手にした鉄パイプで感染者を叩きのめしています。
闘っている吉岡の背後にきた感染者に岩倉が気付き助けますが、吉岡は助けて貰ったにも関わらず「余計な事をするな」と言ったのです。
インテリ山野井は、岩倉が持っていた避雷針を使い襲ってくる感染者を感電させます。
それぞれが、それぞれの方法で戦うのです。

4人は教官室に行き、感染してない人たちに向けて山野井が「ゾンビ化した彼らは、ウィルスに感染したことにより人間ではない生物に変化したのかもしれない、彼らは筋力はあるが俊敏性は極めて低いため、何人かで対応し頭部を破壊すれば倒すことも可能だ」と館内放送を使い自論を説明します。
そして、咬傷から感染すると考えられる為、噛まれた人は感染の疑いがあるという事で独居房に隔離するよう指示するのです。

この様な状況に、家族が心配で自宅に電話をする前田に吉岡は「こんな田舎の矯正施設まで化け物がやって来たという事は町に餌がなくなったって事で、今頃は全員喰われて化け物の仲間入りをしてる」と言います。
その言葉を岩倉が制止しようとするのですが、吉岡は「本当のことを言っただけ」と続けます。
前田の持つ受話器の向こうで母親の声がします。
「そっちは大丈夫?」という前田に母親は「こっちは大丈夫、お前の方はどうなの?」と聞き返しました。
母親の声を聞いた前田は、安心したのか涙が止まらなくなります。

しかし急に電話の向こうで大きな音がし、母親が何も言わなくなり前田は慌てるのです。
パニックになりそうになる前田に、吉岡が「なぁ、母ちゃんに直接会いに行っちゃわね?」と言い出します。
前田、岩倉、山野井、吉岡の4人は施設にある車で前田の自宅に向かうのです。
前田の家には、既に感染した家族がいました。

感染しながらも、本人達はそれを知らず普通に生活を送っているのです。
落ち込む前田に岩倉が「ここに残り、襲われて化け物になって家族と一緒に暮らすか?」と聞きます。
前田が答える前に吉岡が「くだらない、命より家族が大事なのか?バカくさい」と答えました。
前田の家を去り、車を走らせていると、少し先の道の真ん中に山が見えます。

道路工事なのかとも考える4人ですが、近づいて山の様なものが動いている事に気付くのです。
それはゾンビ化した人達が群がり出来たもので、頂点には裸の長髪の人らしき姿が見えるのです。

4人が矯正施設から出てきている現時点で、松嵐学園は収容者124名中死者46人、刑務官20人中死者18名、残り80名となっています。

まとめと感想

私が若かりし頃であれば絶対に手にする事は無かった漫画ですね。
おばちゃんになってからは、こう言った非現実的で気持ち悪さもあるような物を好んで読むようになってきました。
この、アポカリプスの砦はネットで紹介されているのをみて読みたくなったものです。

主人公の前田くんは、本当に気の弱く、殺人なんて出来るはずがない少年なのに、冤罪で松嵐学園という矯正施設に入ることになりました。
そもそも、そんな簡単に冤罪になってしまうのか、なんて言う疑問もあるのですがそんな細かいことは気にしてはいけません。
そして松嵐学園で出会った仲間と、これからゾンビ化した感染者の中でどう生き抜くのかという所が大きなポイントである事は間違いないと思いますね。

秀才肌の山野井、イケメンで世の中をうまく渡り歩きそうな吉岡、口数は多くはありませんが1番頼りになりそうで人間的な岩倉の3人が前田とどう関わっていくのか気になります。

ゾンビ化した人たちが、普通の人間に戻る可能性はあるのか?とも思いますし、そもそもこの漫画がどのような展開になっていくのか…想像もつかないというのが、正直な感想です。
結末がどのような着地点であるのか?という事か絶対に見届けたいと思ってしまいます。
多くの漫画がどのような話の内容になってどう進んでいくのか、というのはある程度想像がつきます。
特に、恋愛漫画ではそうですからねー。
アポカリプスの砦は、本当に分からないとしか言いようがありません。
1話の最後に登場する、裸の長髪の人は男なのか女なのかも不明ですし、悪者なのかすらわかりません。

とにかく、矯正施設の少年たち、家族も全員ゾンビ化してしまった前田くんのこれからを最後まで見届けようと思います。

スポンサーリンク
 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

この記事も読まれています

PAGE TOP