「亜人」コミック11巻のあらすじ・ネタバレ・感想 〜本当の最終バトル開始される〜 | VODの殿堂

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「亜人」コミック11巻のあらすじ・ネタバレ・感想 〜本当の最終バトル開始される〜

   
 

タイトル:「亜人」第11巻
作者:桜井画門
登場人物:永井 圭・海斗 ・戸崎 優 ・下村 泉・田中 攻次 ・佐藤・オグライクヤ・中野 攻・曽我部
観覧した電子書籍:マンガボックス

佐藤との戦いに勝つ事が出来なかった永井ですが、戦いから逃げるという選択肢はなかったようです。
それでこそ永井ですよね。

10巻で母親との関係性が分かったことで、永井の本当の性格というのが分かったのではないでしょうか。
知れば知るほど永井の事が好きになってしまうのは、私だけでは無いはずです。

11巻では佐藤が言う最終ウェーブに突入する訳です。
佐藤の作戦はどのようなものなのか?気になります。
敵ながら、よく考えるなぁと感心してしまいますからね。
何はともあれ、結果オーライであることを願い11巻に手を伸ばそうと思います。

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【あらすじ】

FILE:49 スティープ ロード

永井は出産時低酸素状態で生まれ、医師が蘇生を行うも死んでしまいます。
が、次の瞬間生き返るのです。
永井の亜人としての始まりは新生児からと言うことのようです。

戸崎はコウマ陸佐に「対亜人特選群」の出動依頼をします。

しかし、陸佐の答えは「ノー」。
陸佐自身も、上官から対亜人特選群を創設、指揮の命令を受けた際に困惑した事を話し出す。
「極秘の部隊と言われていた筈の部隊に、上官から、対亜人特選群とデカデカと書かれたワッペンが届きユニフォームにつけろと言われた時に、国は現実にこの部隊を活用する気は無いと分かった」と言います。
そんなコウマ陸佐に戸崎は「だからといって、あなたは訓練に手を抜く人でない」と言うのですが、陸佐の答えは変わりません。
戸崎は「自分の行いで、いろんな人を地獄に落としてきたがそれに対して自省の念も後悔もない」といいその場を立ち去ります。

永井は1人、銃を撃つ練習をしています。
そこに現れたのは、平沢の仲間の1人で病院から抜け出してきた真鍋でした。

「報酬は出ないが、一緒に来ますか?」という永井に「辞めるよ、死なないからっていのちを粗末にするな」と言いどこかへ向かうのですが、やはり戦うという選択をするのです。

佐藤たちと亜人管理委員会の会談場所は、永井が生まれ育ち死んだ場所、入間市に決定します。

FILE:50 約束の地

佐藤たちも会談場所である、入間市市民体育館に向け出発をします。
田中の車の後を佐藤たちの車が付いていくようです。
佐藤たちの隠れ家に残る仲間の1人奥山は、車に乗っている佐藤に「本当にやるんだね?」と再確認するように問います。
佐藤の答えは一言「やるよ」です。

オグラは永井たちに、2つの条件でごく稀に現れるとされる「フラッド」には気をつけろと忠告します。
「フラッドで作り出されるIBMは平均10~15体、発現の発端となったシンプルな感情に従い行動し続け、さらに氾濫状態となりコントロールが効かない」とオグラは説明します。
「ごく稀な事なんでしょ?」と心配をしない永井にオグラは「永井のIBMは平均の3倍は濃い為、フラッドを起こせば氾濫状態のIBMが20体ではきかない」といいます。
しかし、危険であるといいながら永井のフラッドを見てみたいとも言うのです。

体育館の警備室で戸崎と下村が、モニターを見ています。
そこに曽我部が入ってきます。
体育館前には、田中の乗る車がやって来ます。
遠くからその様子を見ている永井と中野、そしてモニター室から見ていた戸崎たちも、佐藤や他の仲間がいない事に焦りをみせます。

永井が突然何かを思い出したようです。
今日の日付を自分自身で確認し思い当たる事があるようです
そして中野に「走るぞ」と声をかけます。

FILE:51 フューリー

田中は佐藤たちが道に迷っていると勘違いしている様子。
とりあえず、1人で体育館に入り「話し合いに来た」と、大臣の前に立つのです。
佐藤が居ない会談などあるかという大臣に佐藤は「お前らが話し合うべき相手は俺だろうよ」と声を荒げるのです。

その様子をモニターで下村は1人みています。

永井は体育館内のテレビをつけます。
毎年この日に自衛隊入間基地で行われる「基地祭」がある事をニュースで確認するのです。
永井は、この場所で佐藤が何らかの行動を起こすと確信します。

その頃、入間基地では佐藤似の男性が、荷物検査の列に並んでいて止められます。

佐藤似の男は、即座に確保され拘束し隔離されます。
その報告を3尉が1尉である上官にすると、人違いであった場合を考え拘束を外せと指示します。

中止した方がいいという、部下の言葉には耳を傾けることもなく、その男が佐藤かどうかの確認をしろといいます。
拘束されている佐藤似の男は、自分は似ているだけで佐藤ではないといいます。
3尉は自身の部下に佐藤似の男とデータベースにある佐藤の指紋とを照合するよう指示します。

基地祭では多くの人の前で、総理が挨拶を行なっています。
総理の背後、はるか先に人影が見えます。
一般人が規制線を超えて、侵入すると言う異常事態がテレビで流されます。
テレビに映し出されたのは、亜人の佐藤です。

その様子を、それぞれが違う場所で知ることになります。
佐藤は突如、総理や周りの人間たちに襲いかかります。
佐藤は戦いながら、バツ印の付けられた複数のバックを人混みに投げ込みます。

田中はその時、自分だけが裏切られたことに気づくのです。
佐藤が田中を切ったのは「ノリが合わない」という理由です。

FILE:52 When Where Who

3尉は佐藤がどのようにして侵入したのか考えいます。
すると、拘束室に1尉である上司がやって来ると
拘束されている佐藤似の男を見て、今すぐ拘束を解くよう指示します。
会場に佐藤が現れたため、佐藤似の男を避難させるといいます。
1尉は佐藤の目的は総理の暗殺といいますが、3尉は「違います、基地への攻撃です」と反論します。
1尉は「不服従で停職処分にする」と反論する3尉に告げ、佐藤似の男を拘束から解放し、連れて行くのです。
3尉の部下が「停職ですが…」といいかけますが、3尉はそれがどうしたと、佐藤の侵入経路を探る指示をします。
1尉は他の部下たちと共に、佐藤似の男を「最高セキュリティレベルの建物」への移動を始めます。
3尉は、モニターに映る屋外の不自然な佐藤の動きを見て本物ではないと確信します。
そして、先ほど指示を出していた3尉の部下が「佐藤の指紋が佐藤似の男の指紋と一致した」と報告に来ます。
同じ頃、屋外の佐藤は偽物で、佐藤が自身を断頭しIBMに断頭した頭部を付けさせたものである事が判明します。

そんな事が起こっている事を知らない1尉達でしたが、彼らも自分たちと一緒にいる佐藤似の男が本物の佐藤である事に気づくのです。
3尉は部下に緊急警戒態勢をとるよう、個人の判断での発砲を許可する指示を出します。

FILE:53 コンヴィクション

田中は麻酔銃により眠らされます。
大臣は、何を企んでいるか聞き出すため田中を拘束するのです。
口を割らせる手段は問わないと部下に指示します。
その様子を見ていた下村は警備員室から立ち去ります。
下村は永井に、佐藤に裏切られた田中を助けに行くといいます。

佐藤たちの作戦かもしれないと言う永井に「違う、私には分かる」と下村は断言します。

話があると言い、曽我部が戸崎を食堂に呼び出します。
曽我部は「亜人管理委員会の極秘データが全て不正に持ち出された形跡があり、あなたがやったのですね?」と戸崎に言い「目的は分からないが、貴方をここから出すことはできない」と銃を向けます。
戸崎は、近くにあった包丁を手にし曽我部を刺殺します。

曽我部は苦しみながらも、手に触れたアイスピックで戸崎の脇腹をひとつきするのです。
戸崎は曽我部が死んだことを確認すると、永井たちの元へ行きます。
永井は、下村が田村を救出に行くことを快諾し、中野に下村と一緒に行くよう促します。
そこに戸崎が現れ下村に「君が亜人である記録が保管してあると言ったのはウソだった、だから今全て投げ出しても…」と最後まで言い終える前に下村はなんとなくわかっていた事、そして今度は最後まで逃げないと伝えるのです。
戸崎は「ありがとう」と礼を言います。

田中の救出に向かう下村と田中を見送りながら、戸崎は「亜人でなければお前もこんな所でこんなことはしていなかっただろうのにな」と永井に言います。
永井は「亜人でなければ僕はあの日トラックに轢かれた時点で全て終わっている、亜人になってから経験ことはやってられない事ばかりだった」と言います。
そして「でも、自分が亜人だったこと自体を恨んだことは一度だってありませんよ」と戸崎を見つめ言うのです。

そして、それぞれの場所へ向かうのです。

まとめと感想

本当の本当に最終の戦いに突入するようですね。
永井は、生まれてすぐに死亡し復活したと言う事ですから、亜人である期間が長いと言う事になります。
だからこそ、他の人とは違う力を持っていると言うことのようですね。

国という大きな組織になればなるほど、自分たちの利益しか考えていないと言うのは、本当に悲しく情けないと思ってしまいます。
逃げ腰ってのが、丸わかりですからね。

佐藤たちに裏切られた田中を助けに行く下村は、田中の人間的な部分を分かっていたのだと思いますね。
はじめての戦いの際に、田中が下村にとどめをささなかった事でも何か感じとっていたと思うのです。
きっと、この先田中の存在というのは、永井たちの戦いの勝敗に関わることは間違いないと思いますね。
田中を捨てた佐藤たちの計画も、進んで行きますが何を考えているかわからない佐藤の恐ろしさを感じます。
今回の作戦でも自分自身の断頭を行なっているわけですからね。

曽我部は、戸崎を国の力で殺害しようとします。
戸崎は自分の事よりも、下村の過去を知っている曽我部を生かしておく訳にはいかなくなったようですね。
登場人物それぞれのこれからも、目が離せませんね。

次巻が最終巻になってしまうのでしょうか?
早く佐藤たちをやっつけて欲しい気持ちは大きいのですが、まだまだ続きを読みたいと言う思いもありますね。
最終巻であって欲しいのと、そうでないのと…そういった人は多いのではないでしょうかね。

 

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