約束のネバーランド 10巻のあらすじ・ネタバレ・感想~最悪のシナリオ~ | VODの殿堂

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約束のネバーランド 10巻のあらすじ・ネタバレ・感想~最悪のシナリオ~

   
 

タイトル:約束のネバーランド 10巻
作者:白井カイウ
登場人物:エマ、レイ、ルーカス、レウィウス、他
閲覧したVOD:U-NEXT

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ルーカスとともに『ゴールディ・ポンド』にやってきたエマは、そこでミネルヴァさんの真意を知ります。
ふたりは、改めて猟場を終わらせることを決意。
また、ノーマンが『Λ(ラムダ)7214』という農場で生きていることも判明します。
そしていよいよ、食用児と鬼の戦いのスタートです。
さっそくレビューしていきますよ!

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約束のネバーランド 9巻のあらすじ・ネタバレ・感想~知性鬼vs食用児~

あらすじ

狂気のノウス

ノウマを撃破したソーニャとサンディ。
あとはノウスを倒して任務完了、というところでまさかの事態が発生します。
なんとノウスがノウマを食べたのです…。
恐ろしすぎる出来事に絶句しながらもヴァイオレットが後方から射撃しますが、先ほどとは比べ物にならないスピードでノウスが矢を放ちます。
「俺の愛しいノウマを返せ!!」
そのとき、エマとレウィウスが話をしていました。
彼女は、ルーカスからの伝言を伝えます。
「僕の腕は美味かったか?大公、今一度ゲームをしよう。あの日のように」

バイヨン卿の奇襲と捨て身のナイジェル

ルーカスたちがゴールディ・ポンドで反乱を起こした15年前のあの日、レウィウスは全く同じことを彼に提案していました。
そのことを思い出して、レウィウスは高笑いします。
とてつもなく不気味です…。
そのとき、ルーチェを仕留めて仲間の援護に回ろうとしていたナイジェルとジリアンのもとにやってきたのは、バイヨン卿。

奴はレウィウスの次に厄介な知能鬼で、反乱軍のなかでもトップを争う実力者であるペペとザックが討伐を担っていたはずでした。
しかしそのふたりの姿はなく、バイヨンは血の付いた槍を掲げています。
最悪の結果を想像したナイジェルが考えたのは、自分を犠牲にしてニーチェを逃がすこと。
「ジリアン、二手に分かれよう」と提案します。

狙いは『ルーカス』

ナイジェルの提案に賛同したジリアン。
しかし彼女は、ナイジェルが犠牲になろうとしていることに気が付いていたのです。
二手に分かれるふりをして、捨て身でバイヨンに正面から挑みます。
彼女を見殺しにできるはずがないナイジェル。
ふたりで戦うことになりますが、ここでバイヨンが話しかけます。
ルーチェを殺したことを褒めたたえると「案内してくれるかな。君たちの首謀者のもとへ」と言ったのです。
彼の狙いは、首謀者であるルーカスを排除してこの反乱を鎮めること。
ひとまず逃げようとしたその瞬間、なんとジリアンはバイヨンに捕らえられてしまいます。

犠牲になったジリアン

背中を深く切られ、致命傷を負ってしまったジリアン。
バイヨンは「この娘の命か、首謀者の命か。どちらか選びなさい」と迫ってきたのです。
そのとき、何を思ったのかナイジェルはジリアンに銃を向けます。
そう、後ろからやってきたペペに気が付き、バイヨンの意識を逸らせるためです。
彼が投げた煙幕のおかげで、ジリアンを救い出したふたり。
「策がある、ついて来い。あの怪物討ち果たすぞ!!」と言い、バイヨンを地下の本拠地におびき寄せます。
しかしバイヨンは、彼が背後から近づいていることも、彼らが自分をおびき寄せようとしていることにも気が付いていたのです。

フェアな『狩り』

ナイジェルたちが死闘を繰り広げている頃、エマはレウィウスと交渉をしていました。
「15分のフェアな『狩り』。最初の10分、あなたは私を攻撃しない」
レウィウスはこの交渉の裏を読んでいました。
しかし、これが時間稼ぎであることに気が付いていてなお「よかろう、待つとしよう」と提案に乗ったのです。
「ただし、待つからには来てもらわねば困る。私は今、とても昂っている。もし10分後、ここに君の仲間が誰も現れなかったら、その時は君ひとりで存分に楽しませてくれよ、エマ。」

決死の奇襲作戦

ナイジェルたちの後をつけてきたバイヨンは、とある木の前にたどり着きます。
幹を切り落として中に侵入しますが、さすがに地下壕があるとは考えていなかったようで、驚いたような様子。
「小童め」と忌々しそうに思い浮かべているのは、ミネルヴァさんのことでしょうか。
そのとき、物陰に潜んでいたナイジェルたちが奇襲を仕掛けます。
仕留めたかと思われた矢先、高笑い始めたバイヨン。
奴は、狙いをルーカスに定めたようなのです。

最悪のシナリオ

突然響いた銃声。
それは、間一髪のところでルーカスを庇って前に飛び出たオリバーのものでした。
幼いころルーカスに助けられたオリバーは、捨て身で彼を助けたのです。
彼の腹部には、バイヨンの手が深々と刺さっていました。
バイヨンを倒したものの、あまりの犠牲者の多さに焦るルーカス。

しかもそのとき、ノウスと戦っていたソーニャたちも最悪の状況でした。
ノウマを食べて取り込んだことで恐ろしいほど強くなったノウスにやられ、ヴァイオレット以外が全滅してしまったのです。
目の前でいたぶられ続ける瀕死のサンディを見て、恐怖で動けないヴァイオレット。
しかし、そんな彼女の背後から誰かが肩をたたきます。
なんと、レイとオジサンがやって来たのです…!

オジサンの実力

レイたちの服装を見て彼らが味方であると分かり、状況を説明するヴァイオレット。
レイは瞬時に状況を把握し、オジサンはルーカスが生きていると知ります。
そしてオジサンは「まどろっこしい。ガキどもは下がってろ」と言い、ひとりでノウスに銃口を向けたのです。
一瞬で気配を消すその動作に、思わず息をのむヴァイオレット。
なんと彼は、ノウスを一撃で仕留めたのです。

冷酷なレウィウス

レウィウスがエマの提案を受けて10分が経とうとしていました。
エマの仲間が誰一人現れていないことに言及しますが、彼女は「でもあなたの仲間も誰ひとり現れていないよ」と強気。
しかしレウィウスは笑うと「だがそれは当然だろう。皆もうこの世にはいまい」と言います。
奴は、ほかの知能鬼のことを『仲間』だなんて思っていなかったのです。
そしていよいよ、10分が終わるカウントダウンが始まります。

争うしかない

現在、エマたちの近くにはナイジェルが応戦に来ていました。
しかし、彼ひとりだけです。
『最悪の状況』を理解したエマは、レウィウスに予想外の提案を持ち出します。
「殺す以外にないのかな?戦わない道はないのかな」
しかし、その問いを一蹴するレウィウス。
「解り合おうなどと考えるな。我々は争うしかないのだよ」
そして、とうとう最後の戦いが始まります…。

行方不明のアダム

本拠地には怪我人が溢れ、満足に戦える者はもうほとんど残っていませんでした。
そんななか、右腕に重症を追ってもなおエマたちの後援に回ろうとしたペペは、武器庫の門番であるアダムがいないことに気が付きます。
彼はどこへ行ったのでしょうか?
そしてエマたちは、当初の予定である『レウィウスの面を壊すこと』を実行に移します。
まずすべきは罠で奴の動きを止め、そこを狙撃すること。
そのために、エマは家の中にレウィウスを誘い込みます。

町全体を使った『罠』

エマが家の中で待機するなか、レウィウスは予想外の行動に出ます。
なんと彼女たちの作戦を読んだうえで、あえてペペのもとに向かったのです。
焦った彼は、思うように動かない手で銃を乱射。
それもレウィウスには当たらず、スプリンクラーが壊れただけです。
悲鳴を上げながら逃げ惑うペペ。
レウィウスはそのあとを追いかけます。
しかし、これさえもエマたちの作戦だったのです。
エマは、水をかぶった奴の体に思い切り電気を流します。
そしてその隙を狙い、面を壊すための特製弾を発射。
その弾はレウィウスに命中…するはずでしたが、なんと奴はそれを手で弾いたのです。

レイとオジサンが合流!

レウィウスの手がエマに伸びたそのとき、どこからともなく2発目の銃声が響き渡ります。
その弾は見事面に命中し、倒れこむレウィウス。
エマが後ろを振り返ると、屋根の上にはオジサンとレイの姿があったのです!

「久しぶりだな、レウィウス」

感想

食用児と鬼の戦い、予想以上の惨さですね…。
この10巻は、今までの巻と比べても圧倒的に犠牲者が多く出たのではないかと思います。
特に怖かったのは、ノウスとノウマ。
食べて取り込むなんて、思わないですよ…。
ただ、ノウマが殺されたときにノウスが泣いているシーンを見て「鬼にも悲しむ心があるのか」と少し同情してしまいました。
もちろん奴らは食べるために子供を何人も殺しているわけですから、同情の余地なんでこれっぽっちもないんですけどね。
泣きながらノウスがノウマを食べるシーン、本当に不気味でした。

犠牲者は多いですが、残っている知能鬼はレウィウスのみとなりました。
果たしてここからエマたちがどう動いていくのか…。
『裏を読む』ということがここからのポイントになってくるような気がします。
敵ながら、レウィウスの『裏を読む』能力は物凄いですよね。
果たしてエマたちは、奴が裏を読む前に仕留めることはできるでしょうか…。
しかし、猟場にレイとオジサンがやってきたことで事態は少しましになったような気がしています。
ノウスを一撃で仕留めたオジサン、本当にかっこよかったです。
ちなみに本編で一度、バイヨンがオジサンの本名を言うシーンがあるのですが、重要な部分が黒く塗りつぶされているんですね。
果たして私たちが、そしてエマたちがオジサンの本名を知るのはいつになるのでしょう…。

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